勇猛果敢、支離滅裂
October 31 [Fri], 2008, 23:00
航空幕僚長を更迭…論文で「わが国が侵略国家は濡れ衣」(読売新聞)
政府は31日深夜、持ち回り閣議で、航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長(60)を更迭し、航空幕僚監部付とする人事を了承した。
空幕長が懸賞論文で更迭とは「いやはや」な話ではあるが、肝心の内容を見てみると・・・
(APAの当該ページ ※PDFファイルなので注意)
確かに中国・朝鮮半島への日本軍駐留はそれまで得た権益に基づくものであるし、盧溝橋事件は中国共産党の劉少奇が指示した事、日本は朝鮮総督府に多くのコリアン(現在の韓国・朝鮮人)を登用した事、東京裁判が日本の主な政治家すら知らないGHQの主導で行なわれた事、インドネシアなどの”アジア諸国”では独立に貢献した事などは既に明らかな事実である。
読んで感じたのは、これらをただ羅列しているだけでそれに「日本はアメリカに追い込まれて戦争に至った」、「濡れ衣」である、という主観(特に前者は検証の余地がかなりあるのではないだろうか。戦争責任者、と呼べる人物が皆無であった点も含めて)が散りばめられており、稚拙な文に見せているという事。
どちらかというと、「航空自衛隊のトップが恥ずかしい文章を出しちゃった」というものであったように思う(笑)
航空自衛隊の体質を表した「勇猛果敢、支離滅裂」を思い浮かべてしまった。
そもそも自衛官が何を出来る訳では無い。軍部大臣現役武官制でもないし、その軍部大臣と首相が同列でもない。勝手な個人的見解を漏らしてしまっただけで、余り周囲の反応を窺うような姿勢はつけいる隙を与えるだけのようにも思ったが、韓国・中国とも特段外交問題にするつもりは無いらしい。野党とマスコミの目論見は外れ、細かいところを突いてきそうだ。
韓国、「歴史の真実ごまかし」と非難…前空幕長論文問題で(読売新聞)
「過去の過ちを謙虚に反省し、歴史の教訓にすることが善隣友好関係の根幹で、このような歴史歪曲(わいきょく)が繰り返されてはならない」と指摘した。ただ、声明は日本政府の責任には言及していない。
中国、前空幕長論文問題で「侵略美化に憤慨」と不快感(読売新聞)
「自衛隊の現役高級幹部が公然と歴史を歪曲し、侵略を美化したことに驚き、憤慨している」と強い不快感を表明した。その一方で、「日本政府の態度表明と措置には注意している。両国はともに努力して、中日関係の大局を守らなくてはならない」と述べ
中国・韓国の反応だけしか取り上げられないというのは、戦後民主主義の中で言われてきた「アジア諸国」というのが極めて狭い、これらの国に限られ、「アジア諸国が日本の侵略戦争の犠牲」というのもかなり誇大な表現である事の裏返しにも見える。確かに戦争が起き、犠牲者は出たのは動かし難い事実ではあるが、余りそれを強調し過ぎると「何故そのような事態に陥ったのか」という仕組みに目が行かなくなり、結果としてその仕組みが作動するのを防止する策を考えなくなってしまう。これは事故調査と同じではないだろうか。
前空幕長の論文「政府の責任」 民主・鳩山氏が批判(朝日新聞)
民主党の鳩山由紀夫幹事長は1日、千葉県印西市で街頭演説し、田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長が過去の日本の侵略行為を否定する論文を書いたことについて「諸外国、特にアジアの国々にどんな影響を与えるか、大変心配だ。将来また日本が何をするか分からないという恐れを(海外に)与えるなら、政府全体の大変大きな責任だ」と批判した。
結局たいした影響ではなかったのでは・・・
そして政府の責任とはなんだろうか。新たな言葉狩りが開始されるだけで、先の戦争を研究して学ぶという事には繋がらないようだ。上にも書いたが、物事の仕組みを理解する取組みがなされない事こそ、再発の危険があるのは常識。
政府は31日深夜、持ち回り閣議で、航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長(60)を更迭し、航空幕僚監部付とする人事を了承した。
空幕長が懸賞論文で更迭とは「いやはや」な話ではあるが、肝心の内容を見てみると・・・
(APAの当該ページ ※PDFファイルなので注意)
確かに中国・朝鮮半島への日本軍駐留はそれまで得た権益に基づくものであるし、盧溝橋事件は中国共産党の劉少奇が指示した事、日本は朝鮮総督府に多くのコリアン(現在の韓国・朝鮮人)を登用した事、東京裁判が日本の主な政治家すら知らないGHQの主導で行なわれた事、インドネシアなどの”アジア諸国”では独立に貢献した事などは既に明らかな事実である。
読んで感じたのは、これらをただ羅列しているだけでそれに「日本はアメリカに追い込まれて戦争に至った」、「濡れ衣」である、という主観(特に前者は検証の余地がかなりあるのではないだろうか。戦争責任者、と呼べる人物が皆無であった点も含めて)が散りばめられており、稚拙な文に見せているという事。
どちらかというと、「航空自衛隊のトップが恥ずかしい文章を出しちゃった」というものであったように思う(笑)
航空自衛隊の体質を表した「勇猛果敢、支離滅裂」を思い浮かべてしまった。
そもそも自衛官が何を出来る訳では無い。軍部大臣現役武官制でもないし、その軍部大臣と首相が同列でもない。勝手な個人的見解を漏らしてしまっただけで、余り周囲の反応を窺うような姿勢はつけいる隙を与えるだけのようにも思ったが、韓国・中国とも特段外交問題にするつもりは無いらしい。野党とマスコミの目論見は外れ、細かいところを突いてきそうだ。
韓国、「歴史の真実ごまかし」と非難…前空幕長論文問題で(読売新聞)
「過去の過ちを謙虚に反省し、歴史の教訓にすることが善隣友好関係の根幹で、このような歴史歪曲(わいきょく)が繰り返されてはならない」と指摘した。ただ、声明は日本政府の責任には言及していない。
中国、前空幕長論文問題で「侵略美化に憤慨」と不快感(読売新聞)
「自衛隊の現役高級幹部が公然と歴史を歪曲し、侵略を美化したことに驚き、憤慨している」と強い不快感を表明した。その一方で、「日本政府の態度表明と措置には注意している。両国はともに努力して、中日関係の大局を守らなくてはならない」と述べ
中国・韓国の反応だけしか取り上げられないというのは、戦後民主主義の中で言われてきた「アジア諸国」というのが極めて狭い、これらの国に限られ、「アジア諸国が日本の侵略戦争の犠牲」というのもかなり誇大な表現である事の裏返しにも見える。確かに戦争が起き、犠牲者は出たのは動かし難い事実ではあるが、余りそれを強調し過ぎると「何故そのような事態に陥ったのか」という仕組みに目が行かなくなり、結果としてその仕組みが作動するのを防止する策を考えなくなってしまう。これは事故調査と同じではないだろうか。
前空幕長の論文「政府の責任」 民主・鳩山氏が批判(朝日新聞)
民主党の鳩山由紀夫幹事長は1日、千葉県印西市で街頭演説し、田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長が過去の日本の侵略行為を否定する論文を書いたことについて「諸外国、特にアジアの国々にどんな影響を与えるか、大変心配だ。将来また日本が何をするか分からないという恐れを(海外に)与えるなら、政府全体の大変大きな責任だ」と批判した。
結局たいした影響ではなかったのでは・・・
そして政府の責任とはなんだろうか。新たな言葉狩りが開始されるだけで、先の戦争を研究して学ぶという事には繋がらないようだ。上にも書いたが、物事の仕組みを理解する取組みがなされない事こそ、再発の危険があるのは常識。
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