ニンニク入れますか?(113)ー『野郎ラーメン 新橋駅前店』 

December 27 [Tue], 2016, 20:00
日曜出社をした際、オフィスへ行く途中の昼食をどこにしようか迷っており、通勤で使う京浜東北線から見えて気になっていたこちらを選んだ。二郎を食べて15年以上になるが、インスパイア系はほとんど手出しをしていない。だが今回、明らかに二郎を意識してそうなこちらの店を選んでしまった。



インスパイアであることに敬意を表し、「豚骨野郎」を選択する。ほぼ満席の店内を仕切る店員は全て中国人のようで、応対に少し難がある。野菜は「炒め」と「茹で」が選べるようで、素直に茹でを頼む。
妙に時間を要して到着したのは、小ぶりな器。いや、二郎が異常なだけか。
気を取り直して食べると、歌舞伎町二郎のようなパスタ麺。だが鹹水のせいか黄色さが目立つ。ニンニク臭もあまりしないが、ギトギトのスープに豚骨臭はある。しかし、モヤシばかりの野菜が多くてうっとおしい。少しくらいはキャベツが欲しいのだが・・・
所詮はインスパイアか、と思ってスープを一口飲むとこれが酷い。ギトギトではなく、脂分でドロドロ。脂を飲んでいるようだ。二郎の特色はしっかりとした醤油に脂が浮いているもの。こちらはただの脂だ。気持ち悪いので一口で止め、席を立つ。単なるラーメンとしても、これはダメだろう。

【住所】港区新橋2-9-7
【最寄駅】新橋駅SL広場口すぐ(ニュー新橋ビルの裏)
【営業時間】10:00〜27:00
【定休日】無休

ニンニク入れますか?(112)ー『北海道らぁ麺ひむろ 秋葉原店』 

December 25 [Sun], 2016, 23:06
早朝、高崎近郊で鉄道写真を撮る「朝練」を済ませ、他に用事もないので在来線でぶらぶらと東京へ戻ると、11時を回った。上野から秋葉原まで歩き、朝が早かったので空腹感を覚えて暖簾をくぐる。
開店間もないため、一番乗りとなった。だから、普段どれくらいの支持がある店なのかわからず、賭けに似たところがある。だが、北海道各地のラーメン(函館塩、旭川醤油、札幌味噌)を出しているのは気になる。



頼んだのは「特製味噌ダレつけ麺」(880円)。大盛り550gは追加料金なしなので、うっかり大盛りにしてしまう。早速味噌ダレにつけて食べるが・・・塩辛い!
ちょっとびっくりしてしまった。醤油や味噌をそのまま舐めるくらい塩気が好きであるが、少し角が立ちすぎてはいないだろうか。無論、塩気の後にほんのりと出汁が香るのではあるが、どうしても塩辛さが目立ってしまう。このメニューだけで判断するのは申し訳ないのだが、隣のキッチンジローで揚げ物を食べた方がよかった、と思ってしまった。

【住所】千代田区外神田3-12-2
【最寄駅】秋葉原駅から徒歩5分
【営業時間】11:00〜23:30
【定休日】無休

ニンニク入れますか?(111)ー『四海楼』 

December 12 [Mon], 2016, 20:00
ラーメンとは別物と思っているが、今回は11月の長崎旅行で食べた「ちゃんぽん」を紹介。
大浦天主堂の近くにあるここは、なんでも「ちゃんぽん」発祥の地とのこと。圧巻の建物(是非現地で確認を・・・)で食べるのが「ちゃんぽん」というのも面白い。



普段は食べないのだが、クリーミーで塩気の少ないあっさりとしたスープが美味い。野菜も摂れるように工夫されているとのことだが、野菜が箸休めのようでいい塩梅。あっという間に食べ終えてしまった。さすが本場であるが、「ちゃんぽん」の庶民性を考えると900円は割高な印象。


【住所】長崎県長崎市松が枝町4-5
【最寄駅】路面電車 大浦天主堂下すぐ
【営業時間】11:30〜15:00、17:00〜20:00L.O.
【定休日】不定休

ブックレビュー(294)ー『ひとり旅』 

December 10 [Sat], 2016, 20:00
吉村昭氏最後のエッセイになる。これまで新聞や雑誌に書かれた短編をまとめたもので、「茶色い犬」では著者の優しい眼差しを、「『桜田門外ノ変』創作ノートより」では小説であっても史実にこだわる厳格な姿勢を感じることができる。また、長崎との縁などは小説からは読み取れない興味深い点だ。

桜田門外の変については雪の止んだ時刻を資料から突き止め、生麦事件については本当に馬上の英国人を斬ることができたのかを鹿児島県に剣の達人を訪ねて確認するなど、著者の徹底した探究心には感服するしかない。これがドラマのような記録文学を生む原動力なのだろうし、他の追随を許さない点なのだろう。
小説の裏側を知ることができる、貴重な本。吉村作品を読んだ人にはオススメしたい。

ニンニク入れますか?(110)ー『九代目けいすけ』 

December 08 [Thu], 2016, 20:00
休日出社をしようとオフィスへ向かう途中、「腹が減っては戦ができぬ」とばかりにラーメン屋開拓を兼ねて立ち寄る。オフィスは有楽町なので、東銀座まで足を伸ばすことは無く、名前は知りながらも機会がなかった。
15時過ぎと昼食にしては遅い時間だったせいか、先客は数名で寿司屋のような白木のテーブルはガラ空きだった。券売機前で悩むが、「鰹重ね鴨つけそば」(920円)とする。


しばらくして登場したのは、店内同様に美しい容器に美しく盛られた麺。神保町にある『つじ田』もそうだが、落ち着かない。中太麺を汁につけると、鼻腔内に出汁の香りが漂う。とろみはあるがしつこくない塩気で、上品な味わい。そして鴨肉がジューシーでこれまた美味。二種類のネギを取っ替え引っ換え入れて、汁も最後まで頂く。確かに美味いのだが、値段も高い。釣り合っているとは思うが、常用は難しいのが事実。さすが銀座。


【住所】中央区銀座6-12-15 いちご銀座612ビル 1F
【最寄駅】東京メトロ・都営地下鉄東銀座駅徒歩3分
【営業時間】
平日:11:00〜L.O.14:45、17:30〜L.O.22:45
土曜:11:00〜L.O.22:45
日曜・祝日:11:00〜L.O.21:45
【定休日】無休

ブックレビュー(293)ー『海の史劇』 

December 06 [Tue], 2016, 20:00
だいぶ更新をサボってしまったので、順番は前後するのだが吉村昭氏の小説を立て続けにご紹介したい。
本書は、日露戦争で最も有名な戦闘「日本海海戦」について、ロシア太平洋艦隊(バルチック艦隊)の動きを中心として描いた記録文学である。吉村氏の丁寧な取材もさることながら、その情景が目に浮かぶような巧みな筆で、ドラマのように再現されている。

ロシア艦隊はヨーロッパ側から、ケープタウンを通過してマダガスカルで足留めをされつつ、7ヶ月を要して日本海へ到達した。司令官のロジェストヴェンスキー提督は、中立国の冷たい対応、慣れぬ赤道の気候、部隊の士気低下、上級司令部の遅い判断、祖国での不穏な革命の動きに苦しめられ、自らも神経を病みながら戦闘に臨んだ。通説ではロシア艦隊の無能さと、日本艦隊の優秀さが言われるところも大きい。だが、ロシアは決して無能ではなく、また長い航海の果てにようやく祖国のために戦えることで士気は高かった。むしろ日本側が悲壮な決意のもと、猛訓練だけではなく、各地での情報収集や海上の哨戒網を用いて勝利をつかんだと言った方がよいだろう。そして、その後の講和条約に関しても、これ以上の戦争継続が国力上困難であることをよく理解し、国民世論に惑わされずに妥協点を見つけたと思う。

日露戦争については、学校の授業で学ぶよりもこの本を読めばスッと頭に入ってくるだろう。講和条約の交渉を描いた『ポーツマスの旗』とあわせて読みたい。小国日本の限界を知り、政治家は決断し、軍人は自制を保つこと。それが重要なのだと改めて思う。


ブックレビュー(292)ー『戦史の証言者たち』 

December 04 [Sun], 2016, 22:59
このところ吉村昭の記録小説にはまっているのだが、幾つかの作品の基になった証言をテープ起こししたものが本書である。そこでは小説に書かれなかった証言者たちの思いが反映されている。

特に心を打つのは、1944年に訓練中の浸水事故で沈没・着底した伊33号と、1953年の引き上げ作業に携わった関係者の証言。小説としては『総員起シ』に収録されているが、更に詳しく解説されており、生きたままのような姿で見つかった乗員の写真も、わずかだが掲載されている。吉村氏は戦史を取り扱う中で、完璧な事実に基づき書くべきであると考え、丁寧に取材を行うのをポリシーとしていた。その愚直な事実探求の様子がよくわかる。


ニンニク入れますか?(109)ー『龍華亭』 

October 31 [Mon], 2016, 20:00
弥彦線開業100周年イベントで臨時列車が走ると聞き、土曜午後から新潟へ行くことに。
着くと夕方なので、宿泊地である燕三条駅からほど近いここで夕食にする。三条ラーメンは新潟五大ラーメンの一つで、工場へ配達する際に冷めるのを防ぐため、背脂を多く入れているのが特徴だそうだ。



土曜19時前なので家族連れで混んでいるかと思いきや、自分だけ。しかし、後から続々と人が入って来て賑やかになる。登場したのは、「たまねぎ中華」(750円)と「餃子」(550円)。餃子は手作り感漂うへたり具合であるが、餡がしっかりしていて美味い。ビールが欲しくなる。
肝心のラーメンは、濃いスープの色から信じられないくらいあっさりした飲み口。背脂も気にならない。玉ねぎのシャキシャキした甘辛さが程よい刺激だ。うどんのようなもちもちした麺にスープがよく絡み、食べ応えもある。
東京なら行列ができてしまうのだろうが、のんびりとした感じが心まで温めてくれる。


【住所】新潟県三条市須頃1-22
【最寄駅】JR燕三条から徒歩7分
【営業時間】11:30〜14:30、17:30〜21:00
【定休日】月曜

ブックレビュー(291)ー『ポーツマスの旗』 

October 28 [Fri], 2016, 20:00
日露戦争の講和会議と言えば条約の名前にもなったポーツマス会議。そこに日本政府全権として派遣されたのが小村寿太郎、近現代史を知っていればすぐに思い浮かぶ名前であると思う。だが、その人物像とポーツマスでの激しいやりとりについて知っている人は少ないだろう。歴史の流れも大事であるが、時折立ち止まってその細部に目を向けるのも楽しい作業だ。

記録小説で右に出る者はいないと思う吉村昭が、小村寿太郎を取り上げてこの会議と背景にある日本の情勢を生き生きと描いている。国民の怨嗟を覚悟しながらも、国力の限界に達していた日本を救うために大きな譲歩をして会議をまとめた胆力のある外相を、高潔な人物であると思い込んでいた。だが、実像はかなり偏屈な人物であり、また家庭的にも決して恵まれた環境に居たとは言えない人物であることを初めて知った。
だが、世論工作など様々な手を尽くして米国を味方につけ、一方で日本国内と連携して妥協点を模索しつつ、必要な要求を貫き通そうとする。その姿は、ハロルド・ニコルソン『外交』に描かれているような、外交交渉の現実である。

吉村は現地の気候から食事の様子まで、簡素にしかし情景が目に浮かぶような巧みな筆で会議の流れを追っていく。最後にどうなるか、結末を知っていても手に汗握るようなやりとりを味わうことができる。


ニンニク入れますか?(108)ー『ラーメン二郎 新潟店』 

October 25 [Tue], 2016, 20:00
一ヶ月前の話になってしまうが、新潟へお目当ての鉄道車両を撮影に出掛けた際、ちょうどお昼であったから新潟駅近くにある二郎へ寄ることにした。いま一番新しい店舗、ということで楽しみでもあるし、首都圏以外の二郎がどのような状況なのか気になったところでもある。会津若松駅前店はかなり繁盛していたが、日本海側最大の都市である新潟もさぞや、と考えていた。


雨がぱらつく中、駅前の大通りを万代橋方面へ歩いていくと大きな交差点に差し掛かるそこから右へ曲がって古い街並みが残る地区の入り口に、店舗はあった。

かなり広い店内にはテーブル席どころか、待ち用の椅子が並んでいる。だが、13時過ぎながら並びはなく即座に着席できた。高いカウンターに「小」(700円)の食券を置き、ややあって丼登場。ヤサイマシを頼んだのだが山が崩れてしまい、元松戸店主は丁寧に再度盛ってくれる。


太めの麺に乳化したスープが美味い。豚の塩気も良い具合で、スープと絡めて食べると癖になりそう。量は本店と変わらないかやや少ないくらいだろうか。日本海側に二郎布教活動を確実に進めていくであろう、有力店であると思う。


【住所】新潟県新潟市中央区万代5-2-8
【最寄駅】JR新潟駅から徒歩10分
【営業時間11:00〜14:00、17:00〜22:00(土日は10:00〜16:00)
【定休日】月・第3日曜・祝日

★『二郎レビューリンク』
三田/目黒/歌舞伎町/品川/環七新代田/荻窪/上野毛/関内/神保町/ひばりが丘/立川/大宮/中山/新橋/赤羽/会津若松駅前/JR西口蒲田
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:さのってぃ
  • アイコン画像 性別:男性
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  • アイコン画像 趣味:
    ・映画-主に戦争映画
    ・旅行-公共交通機関を使っての国内旅行
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