「大事な会議!」

March 10 [Thu], 2011, 23:09
まず色々と注意点がwwwwwwwww

・ギャグテイストで書いてみました。玉砕です。
・会話多めにしてみました。文章崩壊しました。
・オチがイメージと変わりました。gdgdです←
・なり茶の雰囲気がとても楽しかったのでああいう感じを再現できればーと思ったのですが。
…頭まわんねw
・出ない人がいます、ごめんなさい><
・喋る人としゃべらない人がいます。これもゴメンナサイ><
・瑠衣が転校してきたのは二学期。でもお話の時間は春w進級?卒業?そんなのサザエさん時間だよね★
・カプとか片思い要素を入れてみたんですが、めっちゃ偏りまくりでホントすみません(´・ω・`)
・誤字脱字、キャラズレのご指摘お気軽に!




てな感じで、どぞー。





大事な会議!




麗らかな春の陽気。
穏やかな風に乗って桜の花弁がひらり、ひらりと舞い落ちる。
春光に照らされる桜の大樹は6分咲きと言ったところだが、今一歩などとは到底思えないほど、その枝振りは見事である。




「ごめんね、手伝ってもらっちゃって」

段ボール箱を抱える璃久は前を歩く瑠衣に申し訳なさそうに声をかける。
手にファイルを数冊、輪ゴムで止められた紙束をいくつか持った瑠衣は、振り返ることなく溜め息交じりにその言葉に応えた。

「良いよ、別に。あれは俺も悪かったし。ってか、気をつけろよ。コケるぞ」


偶然だった。
放課後、職員室に呼ばれた瑠衣は所用を終えると、寝不足続きだったためか眠さに耐えかね欠伸を噛み殺す。
これは早々に帰宅して寝てしまおうと思っていた、そんな矢先にどん、と軽い衝撃。直後にバサバサと何かが落ちる音がした。
何だと思って見てみれば、両手に荷物を抱えた生徒が一人。両腕で抱えた段ボールの上に置いていたのかファイル数冊と紙を簡単に束ねたものがいくつかあり、見事に床に散らばっていた。
すみません、と慌てて謝り、荷物を置いてしゃがみ込むと散乱したをもの集め始める。

「あ、璃久か。悪い」
「え?あ、瑠衣!」

瑠衣が転校してきてからというもの呆れるくらいに話しかけてきたクラスメイト。
その特徴的な水色の髪を見間違えるはずもなく、その荷物の量を見れば溜め息しか出なかった。
璃久はと言えば上からかけられた声にはっとして顔を上げると驚いたようにその名を呼んだ。

「前をよく見てなくて、ごめん、大丈夫だった?」
「別になんとも。――貸せ。持ってくから」
「え?いいよ、帰るとこだったんだよね?大丈夫だから―」
「コレどこ?生徒会室?ったく、こんなにあんなら手伝ってもらえよ。康太とか会長とか、暇だろ?」

先ほどと同じ様に段ボールの上にファイルを乗せて、その上に紙束を置く。
明らかに不安定だった。
面倒だとは思いつつも放っておくのも気が引けて、璃久が荷物を全て乗せ終えたところでその上半分を手に持った。
瑠衣はファイルと紙束を抱えるとさっさと階段を下り始める。

「あ、もう、待ってってば…っ」



折角の好意なので素直に受け取っておくことにした璃久は、連れ立って歩く道すがら先ほどの質問に答えていた。

「会長と康太は生徒会室にもうそろそろ来てるはずだよ。今日は会議があるから」

瑠衣はふぅん、とまた何度目かの欠伸をしながら相槌を打つ。
別に生徒会の会議の進行などには全く興味はないがなんとなく疑問がわいたので聞き返す。

「会議?璃久出なくていいのか?」
「それが、マーカーがなくてね。備品を取りに言ってたんだ。でついでだったから嘆願書と議題ファイルも持ってきちゃおうと思って。始まる前だったから、揃えといた方がいいかと思って」

それ、と視線を瑠衣の手の内へと送る。
ガチャガチャと音を立てる段ボールの中には何色ものホワイトボードマーカー、イレイサー、ノートや筆記用具など恐らく生徒会室で使うのであろう備品が詰まっていた。
そして瑠衣が手に持つファイルには、よく見ると過去の決算書類や委員会等の人事、予算編成など様々なカテゴリーに分けた表記がしてあり、無造作に束ねられた紙には色々な筆跡、印刷文字を見てみれば確かに嘆願署と書かれていた。
神閃学院と言えば、生徒が決定権を持つ珍しい学校だと転校時には聞いていたし、実際入ってその事実を目の当たりにしたわけだがやはりこういった作業はあるものなのだと変な実感が湧くのだった。

「―なんか、大変だな」
「仕事はたくさんあるけど、楽しいよ?」
「まーらしいっちゃ、らしいけど」

編入直後は訳の分からない世界観に戸惑い、自衛策として距離を置いていた瑠衣だったが、今ではそんな空気もなくなりすっかり神閃学院に溶け込んでいた。
生徒会を中心としたクラスメイトにうざいほど日々構われ、つっけんどんな態度を取っても、気にする風もない彼らとその先輩たちのおかげなわけなのだが、如何せん苦労が絶えなかった。



そして嵐がやってくる。



「――んだとぉお!?そんなの認めない!認めないったら認めない!」
「いいだろ!狭い常識にとらわれちゃnon non!!絶対こっちの方がいい!」

扉の開けられない璃久の代わりに瑠衣が開けると、突然何やら大声で叫びあってはテーブルを挟んで睨みあう二人の姿。
バァン!と両手で机を叩いて選挙時の政治家の如く力説するのはチャラすぎる生徒会長、千石遊人。その表情は何時になく真面目でどうしたことかと首をかしげる。
対するは3年の仮面ライダーだの何だのといつも騒いでいる手嶋健太。こちらも何か譲れないことがあるのか真っ向から反論していた。
広い室内を見てみれば遊人側の端には呆れた表情で流れを見守っている副会長こと志木咲紺がおり、また反対側に視線を送れば弟の康太が兄を応援するように椅子の背を前に楽しげに二人を見ていた。

「何々?どうかしたの?」

中を窺おうと横から顔を出したのは瑠衣の後ろにいた璃久。
幾分身長差がある上、扉を開けてから一歩も動かないため中の様子が分からなかった。
何か揉めているのだけは分かったが気になって中を除くとやはり不思議そうに首をかしげていた。

「さぁ、なんか揉めてるみたいだけどな。珍しいじゃん?会長があんな顔してんの」

入るに入れない雰囲気で立ち往生していると、紺が気がついて声をかけてくる。
その表情を見る限り、深刻な問題ではないということが分かるものの何が原因でもめているのかが気になるところだった。
それが分からなければ止めるに止められない。
紺に続いて璃久と瑠衣も中に入れば、持ってきた荷物を端の机に置いた。
そして紺に向き直り尋ねる。

「紺先輩、一体何があったんですか?」
「ん、まぁ、心配するな」

璃久の心配そうな表情を見て僅かに笑みを浮かべるとぽふ、と一度頭に手を置いた。
どうもこれ以上は教えてくれなそうな紺。
ちら、と時計を見てそろそろか、と呟けば毛を逆立てて威嚇する猫のような二人の元へと歩みを進める。
璃久は何がなんだか分からずに瑠衣を見やるが、余程眠いのか欠伸をしてはぼうっと成り行きを見守っていた。

「さて、ももが戻ってきたことだし会議を始めるぞ」

明朗な声が室内に響く。
一瞬にして空気が変わるもののそれに臆する二人ではなく、すぐに喚き立てる。

「紺!会議とこっちと、どっちが大事だと思ってるんだ!!」
「会議に決まってる」
「そうだ!meとゆーとの戦いが終わるまで会議は待ってくれ」
「駄目です。そんな事に時間を割いてる場合じゃないんですよ」

食い下がる二人をいっそ見事なまでにバッサリと切って捨てる。
あんなに真剣に言い合っていたが紺にとっては些細なことのようでもうすでに会議の準備に入っている。
しかしそれで諦めないのがこの二人だった。
言い合っていたのが嘘のように今度は肩を組んで声を張る。

「そんなこと!?この重要な問題をそんなことだって言うのか、紺!?」
「oh my god!!!分かってない、分かってないよ!この問題は地球の平和を守るのと同じくらい重要なのに!」

それはそれは意気込んでいう二人。対して呆れを全く隠さない紺。
お菓子を食べている康太はそろそろ飽きてきたらしく、椅子をまわして遊んでいた。
心配するなとは言われたものの、どうにも重要なことを話し合っているらしく璃久は気が気ではない。
ふと瑠衣を見てみればいつの間にかソファに座ってぼうっと流れを見ているようだった、とても退屈そうな表情で。

「あの!―何があったんですか?」

思い切って声をかければ紺が言っていたにも拘らず今まで戻ってきたことにも気が付いていなかったらしい、遊人と健太が向き直る。
そしてぱっと顔を輝かせると二人同時に尋ねてきた。


「璃久!!やっぱりだし巻きだよな!?」
「りっくん!甘いのがNo.1だよネ!」

二人の剣幕にきょとんとするが、少し間をおけば徐々に何のことか察しがついてくる。
意見が真っ二つに分かれたからだろう、組んでいた方を瞬時に話すとバチバチと火花を散らしていた。

「それってもしかして…」

恐る恐る璃久が口をはさめば、二人ともがこちらを向いて大きく頷く。

「「そう!卵焼きについてだ(ヨ)!!」」

バンッ!と移動式のホワイトボードを叩く二人、ごちゃごちゃと落書きがしてある中に黒の太字ででかでかと「議題、卵焼き!!!」と書かれていた。
背後でソファーの縁で頬杖をついていた瑠衣が、ずるりと滑ったのを見ていたのは何人いただろうか。
キッとさも重要だと言わんばかりに口をそろえる二人に、紺は溜め息をつくと。

「そんなことは会議を終えてからにしてくれ。今日は予算組みと嘆願書の整理があるんだ、このままじゃ終わらないぞ」

どさりとファイルと嘆願書の山をテーブルに置くと、二人を見る。
あまりに真剣ににらみ合っていたために、余程の事があるのかと思ったが、まさか卵焼きについてだとは思いもしなかった。
事の次第を知らない璃久と瑠衣は正直、なんとコメントしていいやらと考えあぐねているところだった。

「それはそーだけど、明日で良いじゃん!だって桜もうすぐで満開だぜ!?お花見やらないでどーすんだよー」
「そうそう!Japaneseはサクラを眺めて酒を飲むんデショ!?ご飯とかお菓子食べて歌って踊るんデショ!?」
「…手嶋先輩、それ間違ってないすか?」
「花見をやるのは別に否定はしていないだろう?それはいいが、まずは会議だ。予算の提出期限は明後日だぞ?」
「だーかーらー。明日でも間にあうわけだろ?いいよいいよ、明日できるんだし明日やろうぜ!で、まずはお花見のお弁当だろ!」
「そう!お弁当と言ったら、卵焼き!勿論…」


「甘いの!」
「出し巻き!」



また意見が割れては唸りながら向き合う遊人と健太。
璃久と瑠衣はなるほどとやっと状況を理解すれば苦笑した。

「ちなみに紺先輩はどっち派ですか?」
「俺はだし巻きだ。遊人がだし巻き派だからな」

サラリと言ってのける様子にクスクスと笑いながら、愚問でしたね、と返す。

「俺は絶対甘いの!甘くないのは物足りないしー、ケチャップ書けたらオムレツじゃん?オムレツ食べるならオムライスがいいしー」

康太らしい意見になるほどと納得すれば瑠衣にも尋ねる。

「俺んちは塩派だから、だし巻きでも甘くもないな」

そうなんだ、と少々驚きながらも家によって違うんだねぇとしみじみした様子で頷く璃久。

「そういうももは?」と康太に問い返されれば、にこりと笑って答える。

「だし巻きって卵焼きとは別だと思ってた!だし巻きも好きだし、甘い卵焼きも好きだよ。だから、両方入れればいいじゃないですか」

ね、と遊人と健太の二人に視線を送り、あ、と思いついたように手をポンと打つと瑠衣に向き直る。

「甘いのと、しょっぱいのと、出し巻きの3種類作ればいいよね!そしたらみんな喧嘩しないで食べられるよ。そういうわけで、会議、始めましょうか!僕、紅茶淹れてきますね」

解決解決、と上機嫌で奥に姿を消す璃久を見送る面々。
発端の二人はそれでいっか、と納得したのかホワイトボードの文字を消し始める。





消えない。



「あ。これ……油性ペンだ」

「は?」

遊人の言葉に一斉にそちらを見る。

そして瑠衣があー、と何かを思い出したように言葉を発した。
そう言えば璃久が、とここに来る羽目になった時のことを思い返す。

「マーカーがないから会議前に備品取りに来たとか言ってたっけ」

「消えねぇ…どーしよう、紺ー」
「仕方ないな。手嶋先輩、梅沢先輩に除光液借りてきてもらえますか?」
「うぇ、俺が行くの?」
「どこの誰のせいで時間が押してるんですかね?」
「2号よ、書いたのはゆーとだぞ」
「遊人にはこれからたっぷりと仕事があるので。両成敗ですよ」

「「うぇええ…」」

「あのー俺、帰っていいすか?」

「そーいやるいるい。なんでいんの?」
「あ、そうそう俺も思った。瑠衣、職員室に呼ばれてたんじゃないっけ?」

「あんたらが璃久に重たいもん持たせて下らない話してるからだろうが。呼び出しなんかとっくに終わったよ」




そんなこんなで、今日も生徒会は平和です☆




終わり☆
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