魔法を使う者にとって非常に快適な場所である、ということだ

May 22 [Wed], 2013, 10:38
魔法を使う者にとって非常に快適な場所である、ということだ
ただ、魔法で使われる魔力にも差はあるため厳密にいえば魔力の許容量だけでは比べる事は出来ない。
ちなみに、瞬が何気なく使っている『リアルメモリー』や『イージスの盾』は1回使うだけでも魔法を使える者を10人集めて1秒持続できるかどうかといったレベルであるが、『旅人』になる事によりその魔力は生み出し元である地球からの魔力供給を受け続けているためほぼ無尽蔵となっている。
姫がいればこういった説明もできたであろうが、今の瞬はそういった知識は皆無に近い状態であった。
話を元に戻そう。パチュリー 抱き枕
魔力の元の密度が高いということは、魔法を使う者にとって非常に快適な場所である、ということだ。
そこにいるだけで個人個人の魔力回復は早まり、より早く魔法を使う事が出来る。
魔法使いの組織としてはこれ以上ないほど拠点を構えるにはうってつけの場所だ。
そんなことなどつゆ知らず、瞬は空気を気にせずに素早く山を登っていく。
跳ぶように山頂にまで到達すると周りを見下ろしていると、ふと不自然に感じる場所を見つけ、すかさずその場所へと飛ぶ。
瞬が降り立った所は目の前に切り出した岩場が広がり、地面の土には車やバイクの通った跡に人が歩いた跡まで見られる。
瞬は扉の前に立つと手では抱えきれないほどのC-4(プラスチック爆弾)を作り出す。
粘土のように変形させ、粘土細工を楽しむように鼻歌交じりでペタペタと扉の表面につける。
つけ終わったところで屋上で姫に説明されていたのを思い出しながら小型の起爆装置を作り出す。
そして、装置をC-4に適当に取り付けた所で後ろに跳ぶと耳をふさぎながら遠隔装置のスイッチを入れた。
途端に爆音の大音量が辺りに響き渡り、木に止まっていたカラス達は一斉にその場から逃げるように飛び上がる。
扉は爆発により中に3、4回転しながら吹き飛ばされ、離れた所からでは見えないほど基地の奥にまで飛んでいった。
てっきり、扉が壊れて人一人分の入口くらい出来る位だと思っていた瞬だったが、予想外の結果に冷や汗をかく。
ランプ表示は行くべきはずの階層を通り過ぎ、最早表示すらされなくなった直後に下の地面へと激突する。
その直後、エレベーターが停止するはずだった階のドアが開かれ、顔を出した隊員達はシャフト内を覗き込む。
粉塵の舞うシャフト内部の下ではエレベーターがグシャグシャに潰れ、電気系統が壊れたのか火花も散っていたが中に乗っていた瞬の様子は外からでは分からない。
それだけ確認した隊員達は時限式のC4を放り込み、すぐさま顔を引っ込めてドアを閉める。
すぐさま足元が揺れ、巨大な爆音がドアの向こうから隊員達の耳にまで届く。
振動が治まり、ドアの隙間から黒煙が上がると隊員達はドアを開いてまた中を覗きこんだ。
爆発によってエレベーターは完全に破壊されているようだが、立ちこめる黒煙のせいで『旅人』がどうなったかを確認できない。
薄暗いシャフト内部をライトで照らしながら捜索していると一人の隊員がライトを下に落とす。
一体何をやっているのかと他の隊員が捜索しながらその隊員を目の端で見据える。
するとその隊員はどういう訳かその場に横たわり、呼びかけてみても反応が無い。
不思議に思って横たわる隊員を手で揺らしてみるとそれにつられて頭が動き、顔が見えた途端、その場にいた隊員達に緊張が走った。
倒れた隊員の頭には1本の針が刺さっていたのだ

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