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気管支喘息の症状

気管支喘息とは、空気の通り道である気管支が、アレルギーや細菌・ウイルスなどによって炎症を起こし気道が過敏になって、何かの刺激で腫れたり痰がでたりして狭くなり発作的な喘鳴、咳などの症状が出る呼吸器疾患です。

気管支喘息は、普段は何の症状もなく暮らしていますが、何かのきっかけで発作的に咳が出たり、息を吐くときに「ヒューヒュー」、「ゼーゼー」といった音(喘鳴)が出たり、呼吸困難が繰り返して起こる病気です。また慢性的な咳や痰だけの人もいます。

発作と言っても、自分でもわからないような軽いものから死(喘息死)に至るような重症なものまであります。
発作を起こしやすいシーズンがあり、時間帯は夜間から朝方にかけて悪くなる人が多いのも特徴です。

発作が始まると、小児の場合の1回の発作は1日から4日ほど続きます。喘息の発作は、繰り返して起こすことが特徴で、中等症以上の喘息の場合、年間で平均20回前後の発作が起こるようです。

また、時間や体調、ストレスなどによって強い発作が出たり症状がなかったりしますので、体調子主治医にうまく伝わらず、カゼと間違われ診断が遅れることもありますので注意が必要です。発作時の症状を担当医によく説明するようにしてください。

気管支喘息の薬物治療法

気管支喘息の薬による治療を大きく分類すると、発作の時に使用する発作治療薬と継続的に使用する長期管理薬の2種類に分けられます。

発作治療薬(レリーバー)は、急いで気管支を広げる効果を持つ薬で、β2刺激薬、テオフィリン薬、アミノフィリン、ステロイド薬、吸入抗コリン薬、エピネフリン皮下注射等があります。

短時間作用性の気管支拡張薬は、効いてくるのに30分〜1時間程度かかりますが、吸入薬の場合は、すぐに効果が現れます。長時間作用性気管支拡張薬は、薬を服用あるいは貼付して数時間後に効果が出てきます。

発作治療薬(レリーバー)は早く効きますが、その反面、効果の持続時間は短いため使い続けると徐々に効果がなくなってきます。また、炎症を抑える効果はありませんので、長期管理薬(コントローラー)と併用する必要があります。

長期管理薬(コントローラー)は、炎症を押さえて、気道の過敏を起こしにくくする薬です。発作に対して即効性はありませんが、長期間使い続けることによって、発作の悪循環を断ち切ることができます。

同じ系統の薬でもどちらにも使用される場合があります、投与方法も直接気道へ吸入する方法と全身に投与する方法(経ロ的、経静脈的、坐薬)があります。

気管支喘息の予防と喫煙について

気管支喘息の予防は、一次予防といわれる気管支喘息そのものの発症の予防と、二次予防といわれるすでに罹患している患者に対しての発作の予防に分けて考える必要があります。

喘息の患者の多くは、アレルギー体質であり、発作の原因となるアレルゲンも人によりさまざまです。喘息の発作は、アレルゲン以外のきっかけで引き起こされることもありますが、アレルゲンになりやすいものは人によって異なり、ほこり・ダニなどのハウスダスト、花粉 ・卵・そば・牛乳・大豆・動物の毛などがあります。

したがって、喘息の発作を起こさないためには、これらのアレルゲンを身の周りから除去する必要があります。ほこりやダニなどのハウスダストを取り除くために、普段から室内の掃除をこまめに行うようにしましょう。

喫煙が、気管支喘息に悪影響を及ぼすことは以前からよく知られていますが、ステロイド薬やテオフィリン薬の効果を低下るようなので,気管支喘息治療の妨げとなるようです。

喫煙者が周辺に発するタバコの煙は、気道粘膜に刺激性がありますので、親の喫煙(特に母親)による受動喫煙の小児において気管支喘息のリスクが増大している報告が多くあります。

副流煙の方が主流煙よりも多くの有害物質が含まれ毒性が強いことはよく知られています。気管支喘息の予防と喫煙は、深い関係があります。