深淵を見る恐怖
2009.08.31 [Mon] 16:23

僕は、小さな頃から、異常な程に怖がりだった。
火薬がチカチカする戦車のおもちゃにビビって、母に笑われていた。
けんは怖がりだ、と言われて、悔しかった。
暗闇も怖く、ひとりで眠るのは、かなり苦手だ。
恐怖のあまり眠れず、家族皆や、友達が先に眠り、いつも冷汗かいていた。
恋人には、先に眠らないでとお願いしていたりした。本当は、高い所でも足は震えていたし、怖い人に出会うと、手足がガタガタしていたりした。
ただ人に出会う事すら、恐くて逃げたくなる。
そんな自分を、少しでも、自分が理想とする、男になるため、人間になるため、演じていたら、現在にいたり、嘘は、少しは真実になり、どんな姿に見えてるか、わからんけど、強くなれていたりもする。
ただ真の心は、やっぱり、恐怖だらけで、異常に人を観察しているから、嫌われたり、憎まれたり、悲しませたり、自分が傷つきそうな瞬間には、敏感だ。
人を傷つける事に、鈍感なクセにだ。
そんで、最近はもう、演じてみる事すら、困難で、ビビっている。
僕の虚勢は続く。
笑顔に甘えるか。
たった一音の声の振動によっては、愛しいものに怯えている僕に、何が想像出来るんだろ。
ほらほら、かかってこいよ痛くしてくれたら、何にも恐れない。
見放すくらいなら、殴りあっちまおうよ。