一止羊大(いちとめ・よしひろ)著「学校の先生が国を滅ぼす」
November 23 [Mon], 2009, 17:27
本書は、著者が、大阪府の公立学校の校長だった3年間に、国旗・国歌の問題をめぐり、馬鹿な先生たちと対峙した壮絶な戦いの記録である。
それにしても、本書に描かれている先生たちの行動は目に余る。校長と一般教師という立場の違いも理解できず、自分たち教師が多数決で決めたことは、校長でも守らないといけないと考える、変な民主主義的な考えに染まった教師たち。学校運営の最終責任を負っている校長という組織の長の指示に従うというような、社会人として極めて当たり前のことすら理解できていないのだ。話し合いといっても、他人の意見に耳を傾けることもなく、自分たちの主張だけを壊れたレコードのように何度も何度もただ繰り返すだけ。そんな人間が、まともな教育ができるとは思えない。
たしかに日の丸、君が代の問題については、人それぞれ違う考え方もあるだろう。しかし、公立学校の校長は、法律や学習指導要領にしたがい、学校を適切に運営していく責任があるわけで、国旗掲揚・国歌斉唱に関しても、教員は、最終的に校長がこうすると決めた方針にそって動く責任がある。しかし、本書に出てくる教員たちは、何度校長に指示されてもその通りには決して動かない。一般の会社であれば、解雇されてもおかしくない振る舞いだ。
本書を読んでいると、馬鹿な先生の言動に、本当にはらわたが煮えくりかえる。自分でも、よく脳卒中にならずに最後まで読めたと感じているくらいだ。
著者の一止氏は、あまりのストレスのせいで、次の学校に転勤後、体の不調のため、定年退職を待たずして退職されている。一止氏がよく命を落とさずに、こうして荒廃している教育現場の実情を白日の下に晒してくれたと、感謝の気持ちで一杯になる。それと同時に、こういった教師に教育された子供たちで溢れていく日本の未来に対し、暗澹たる気持ちになった。
昨今、授業中に先生の注意を聞かずに歩き回る生徒がいて、教育崩壊などと騒がれている。しかし本書を読むと、校長の指示をきちんと守らない教師の言動をみて育った子供が、やがて親になり、さらにそういった親に育てられた子供が、教師の注意など聞かずに自分の好き勝手をやって構わないと思って行動しているのが原因だとわかる。結局はこれまでそういう行動を取ってきた先生たちの自業自得であると言えよう。
先生たちが個人的に被害を被るのは構わないが、そういった学校に子供を預けなくてはいけない親にとっては迷惑な話だ。公立学校に子供を通わせている方は、絶対読むべき本だ。読んだら、学校の先生を加えずに、クラスの親だけで集まって話をしてみたらどうだろうか。
参考記事
●「学校の先生が国を滅ぼす」 公立校の陰湿な舞台裏明かす本出版
http://sankei.jp.msn.com/life/education/091120/edc0911202253001-n1.htm
●『学校の先生が国を滅ぼす』 元校長の一止氏に聞く
http://sankei.jp.msn.com/life/education/091115/edc0911151822000-n1.htm
学校の先生が国を滅ぼす

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たしかに日の丸、君が代の問題については、人それぞれ違う考え方もあるだろう。しかし、公立学校の校長は、法律や学習指導要領にしたがい、学校を適切に運営していく責任があるわけで、国旗掲揚・国歌斉唱に関しても、教員は、最終的に校長がこうすると決めた方針にそって動く責任がある。しかし、本書に出てくる教員たちは、何度校長に指示されてもその通りには決して動かない。一般の会社であれば、解雇されてもおかしくない振る舞いだ。
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●「学校の先生が国を滅ぼす」 公立校の陰湿な舞台裏明かす本出版
http://sankei.jp.msn.com/life/education/091120/edc0911202253001-n1.htm
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