原作はイギリスの著名な作家であるジェーン・オースチン。大学の英文科の授業では恐らく必ず取り上げられるほど有名な作品だと思うが、自分の場合は嵐が丘などの作品で知られるブロンテ姉妹と同年代くらいの作家の作品というくらいの認識しかなった。なので、この映画の封切の頃にCMを見た記憶はあるが、映画館に足を運ぶには至らなかった。今回見ようと思ったのは、先日見たラブ・アクチュアリーに出ていたキーラ・ナイトレイが主演している作品と知ったから。正直なところ「パイレーツ・オブ・カリビアン」のシリーズもただの海賊映画とバカにして見ていなかったので、ナイトレイがしっかりと出ている作品としてはこれが初めてである。
あらすじは、今更書く必要がないかもしれないが、キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスが、陰気でプライドが高そうなダーシーという金持ちに、最初は偏見を抱き拒絶しながらも、やがて自分の気持ちに気がつき好きになり、最後はめでたく結ばれるという、よくありがちな恋愛小説である。オースチンの作品自体は、その時代においては非常に優れた人物描写がなされた作品として評価されており、この作品の前にも有名なものだけでも4回も映画化されている。日本で言えば信長ものや秀吉ものが次から次へとドラマ化 されるのと同じで、作品自体に人気があるので、恐らくイギリスではTVでもきっと何度もドラマ化されているのではなかろうか。だとすると、製作者の意図としては、ナイトレイを主役にすることで、こ れまでにない形で作品の魅力を引き出せると考えたからに違いない。残念ながらそれが成功しているか は他の作品を見ていないので分からないが、心の強さ、賢さ、美しさを兼ね備えた女性をナイトレイが期待にこたえて見事に演じていると思った。(ただし時々周りから浮いたような妙に明るい表情を作っているところが少し不自然に感じなくともないが、目をつぶるとしよう。)
またこれも興味のない人にはそれまでだが、個人的に価値があるのは、作品の中でロケに使われている豪邸の数々。中でも一番立派なのは、エリザベスが好きになるダーシーの屋敷の外観やエントランスホールなどの撮影で使っている、ダービーシャー州にあるチャッツワースというお屋敷。日本からのツアー旅行でも湖水地方にいく途中でよるツアーもあるので、行ったことのある人もいるかもしれない。自分も以前行ったことがあるが、その当時の上流階級と言われる人の金持ちぶりを肌で感じることができる貴重な場所だ。ヨーロッパの観光で建物見物というとやはり教会が一番だが、イギリスのお屋敷はフランスやドイツの城と違い、比較的最近まで人が住んでいたものが多いので、 その当時の上流階級の人々の生活の雰囲気が感じられるのが魅力だと思う。なかでもチャッツワースはそのようなお屋敷の代表格の一つなので、ロンドン以外を回る時間が十分取れるなら訪れる価値はあるだろう。
(チャッツワースのHPはこちら。)
ちなみに、「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイの主演で、この作品の原作者であるジェーン・オースチンを描いた映画(Becoming Jane)が昨年3月にイギリスで公開されており、日本でもようやく4月に公開されるとのこと。こちらも楽しみだ。
お勧め度:★★☆
あらすじは、今更書く必要がないかもしれないが、キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスが、陰気でプライドが高そうなダーシーという金持ちに、最初は偏見を抱き拒絶しながらも、やがて自分の気持ちに気がつき好きになり、最後はめでたく結ばれるという、よくありがちな恋愛小説である。オースチンの作品自体は、その時代においては非常に優れた人物描写がなされた作品として評価されており、この作品の前にも有名なものだけでも4回も映画化されている。日本で言えば信長ものや秀吉ものが次から次へとドラマ化 されるのと同じで、作品自体に人気があるので、恐らくイギリスではTVでもきっと何度もドラマ化されているのではなかろうか。だとすると、製作者の意図としては、ナイトレイを主役にすることで、こ れまでにない形で作品の魅力を引き出せると考えたからに違いない。残念ながらそれが成功しているか は他の作品を見ていないので分からないが、心の強さ、賢さ、美しさを兼ね備えた女性をナイトレイが期待にこたえて見事に演じていると思った。(ただし時々周りから浮いたような妙に明るい表情を作っているところが少し不自然に感じなくともないが、目をつぶるとしよう。)
またこれも興味のない人にはそれまでだが、個人的に価値があるのは、作品の中でロケに使われている豪邸の数々。中でも一番立派なのは、エリザベスが好きになるダーシーの屋敷の外観やエントランスホールなどの撮影で使っている、ダービーシャー州にあるチャッツワースというお屋敷。日本からのツアー旅行でも湖水地方にいく途中でよるツアーもあるので、行ったことのある人もいるかもしれない。自分も以前行ったことがあるが、その当時の上流階級と言われる人の金持ちぶりを肌で感じることができる貴重な場所だ。ヨーロッパの観光で建物見物というとやはり教会が一番だが、イギリスのお屋敷はフランスやドイツの城と違い、比較的最近まで人が住んでいたものが多いので、 その当時の上流階級の人々の生活の雰囲気が感じられるのが魅力だと思う。なかでもチャッツワースはそのようなお屋敷の代表格の一つなので、ロンドン以外を回る時間が十分取れるなら訪れる価値はあるだろう。
(チャッツワースのHPはこちら。)
ちなみに、「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイの主演で、この作品の原作者であるジェーン・オースチンを描いた映画(Becoming Jane)が昨年3月にイギリスで公開されており、日本でもようやく4月に公開されるとのこと。こちらも楽しみだ。
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