平清盛【第20回】NHK大河ドラマ

May 23 [Wed], 2012, 17:09
前夜の決断 

「清盛…、お前とわしの間に…、絆など…、はなっからないわ…」by平忠正(豊原功補)。

叔父上…、叔父上ぇぇ…、叔父上ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!
泣いた…、泣いた泣いた泣いちゃった…。号泣しちゃったわよ〜〜〜〜〜っ!!!よもや「平清盛」で泣かされようとは夢にも思わなかったわ。しかもコント要員平氏劇団だとばっかり思っていた平氏一門のくだりで泣かされるとは…。

この忠正叔父上の決意とつぶやきがなければ、後白河帝(松田翔太)の大博打なセリフをピックアップセリフにしようと思っていたんですが、忠正叔父上に軍配が上がりました。
いやだってさ、ホントにさ、頼盛(西島隆弘)の言うとおり「清盛の兄上は、平氏に災いするを、誰よりも危ぶんでこられた叔父上」が、まさかまさか清盛との絆を持ち出すとは…。あぁもう忠正叔父上…。もちろん平氏が滅亡することをなによりも避けるための忠正叔父上の決断だってことはわかっておりますが、なによりも平氏の絆を大事にしている清盛(松山ケンイチ)に「絆」を持ち出して悟らせるとは…。いくらおバカな清盛とはいえ、忠正叔父上の意志はきっと伝わったと信じたいです。

いやさ、清盛は「我ら平氏は、いずれにもつかぬ。これは戦のあとのことを考えてのことじゃ。帝方も上皇方も、平氏の武力を喉から手が出るほど欲しいに違いない。こうして待たせることにより、戦のあとの恩賞を釣り上げるのじゃ」なんて言っていましたけど、前回崇徳上皇(井浦新)に剣を突きつけたときに腹は決まっていたんですよね。
そんな清盛の腹の内を後白河帝はお見通しだったと。清盛を呼びつけて「我らはともに、白河院の血を引く者同士ではないか。おもしろいものでな、帝となってよりこちら、朕は、知りたいことはなんでも知ることができるようになった。はははっ!!!平清盛、災いをもたらす者と言われ、父である白河院に命を狙われ、母を殺された。そして、平忠盛にもらわれた。忠盛は、平氏の家格を、武家では抜きんでるところまで高め、正四位の上までのぼったが、公卿になること、叶わず、そちを棟梁と、定めて死んだ。忠盛の残した志など、叶わぬぞ。どれだけ答えを先延ばしにし、どれだけ恩賞を釣り上げ、どちらぬついたところで、行きつく先は同じじゃ。たとえ勝っても、そちの思い通りになどならぬっ!!!朝廷の番犬としてこき使われたまま、志半ばで死んでいくのじゃ。忠盛と同じように。わかったか、清盛。わかったら、つまらぬ策など巡らせておらず、賽でも振ってさっさと決めよ」なんて恫喝ともいえることをニヤリとしながら言ってのける後白河帝に、私もちょっとニヤリとしちゃいました。さすが大天狗と呼ばれるだけのことはあります。やっぱり後白河帝の方が一枚も二枚も上手なような気がしちゃいました。ここで「あっそうですか、じゃぁ崇徳上皇側に付きます」なんて清盛が言わないこともすべてお見通しだったんですね。いいよいいよ〜後白河帝いいよ〜。
そんな後白河帝に「平氏は、必ず勝ってみせまする。この戦に。あなた様との勝負にも」ときっぱりと言い放つ清盛がようやく平氏の棟梁に見えました。いつもなにかっていえば叫んでいるだけのアホンダラをようやく返上したみたいです。これからもこういう清盛であってほしいと切に願っている次第です。「我ら平氏は帝方につく。帝は、お見通しであられた。オレや父上の志を。どちらにつきどちらが勝とうとも、武士の地位は変わらぬと、くぎを刺された。されど、オレはそのとき悟ったのだ。あのお方は、帝はオレを煽りながら、オレにのぼってこいと仰せなのだと。ご自分と互角に渡り合えるところに、のぼってきてみよと」なんて解釈できるようにもなったみたいです。頼盛には「思い上がりもたいがいになさりませ」なんて突っ込まれていましたし、侍大将の伊藤忠清(藤本隆宏)にまで「戦は、博打ではござりませぬ。戦は常に、生きるか死ぬか、今このときを、戦うことに、一心に打ち込まぬ者は、命を落としまする」なんて言われてましたけども…。どうでもいいことですが、このシーンとこのセリフ、「ガラスの仮面」で北島マヤがスキャンダルに巻き込まれ芸能界追放なんてことになったとき、誰一人としてマヤに見向きもしなかったのに、自分のところに這い上がってこられるのはマヤひとりだと信じていた亜弓さんだけが「待ってるわよ」とマヤに握手を求めたのを思い出しちゃいました。果たしてマヤは亜弓さんの信じた通り、亜弓さんと同じところにまで登りつめたのでしたっ!!!って、果てしなくどうでもいいですね。ま、そんなこともあって後白河帝のセリフをピックアップセリフにしようと思っていたわけです、ハイ。うんでも忠正叔父上にやられまくっちゃったわけです、ハイ。
イヤだって忠正叔父上、あれはないわよ…。ずっとずっとそりゃもう第1話から清盛を毛嫌いして非難しまくってきたんですもの、それがここにきて、あんな憂いを含んだ顔であんなこと言われちゃぁ、そりゃ涙もちょちょぎれるってもんですよ。忠正叔父上の最期を考えるとますます涙も出ちゃうってなもんですよ…。あぁ忠正叔父上ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!←しつこいよ。

コント要員の平氏がこんな素敵シーンを見せてくれたわけですが、殺伐要員である源氏も負けてはいませんでした。
為義(小日向文世)もなんともにくいことしてくれるのよ…。義朝(玉木宏)とずっと一緒にいた正清(超a和)を義朝のところに行かせようとしていたのよね…。だから通清(金田明夫)に「通清、厩は混み合うゆえ、そちたちはここで待て」なんて言ったのよね…。でもって通清も、「返す返すも若君は、愚かな道を進んだものじゃな。そもそも若君には浅慮なところがおありになる。東国では、上総の御曹司などと呼ばれいい気になっておいでだったようだが、それは、八幡太郎義家公のご威光あってのこと。ご自分では強うなったと思い込んでおいでなのだろうが、なんのなんの、こたびの戦では、殿に逆ろうたことを悔やみながら戦うことになろう」なんてわざと義朝の悪口言ちゃって、正清の本音を引き出したのよね…。土壇場になって義朝のもとへ馳せ参じる決意をした正清に「正清、厄介な殿を見捨てられぬは、わし譲りじゃの…」という通清に涙しちゃいましたわよ…。あぁここにも別れ別れになる父と子が…。
そして常盤御前(武井咲)に女としてのお株を奪われちゃった由良御前(田中麗奈)ですが、おたおたウジウジどうしようどうしようとしている常盤御前とは違い、「殿、今こそ、お志を遂げるとき。存分に、お働きくださりませ」なんて言って刀を差し出すあたり、武士の女房としての心構えが違うなと思っちゃいました。

さて、今回の悪左府頼長様は…、崇徳上皇に「この世は狂うておりまする。私ほど国のことを考え、働いてきたものはほかにおらぬというのに…。政の場から追い出されてしまいました。畏れながら、上皇様もご同様と存じまする。まことなら、治天の君は上皇様。私には財がござりまする。上皇様の後ろ盾をを持ってすれば、人を集め、賛同を得、いずれ天下の権を奪い返すこともできましょう」と恨み節&唆しを言ってみたり、為義に「きっと勝て」としか言えないような状況になってます。悪左府頼長様、完全に追い詰められちゃってます…。
次回はかわいがっていたオウムと逃げ惑うようなシーンが予告で流れていたわけで…。それはそれでちょっと楽しみだったりなんかして。

保元の乱ってさ、朝廷も藤原氏も平氏も源氏も入り乱れての戦なわけで、学校で習った歴史の授業では、天皇側と上皇側の勢力図かなんかでとにかくわけもわからぬまま必死こいて暗記しただけだったんですが、大人になっていろんな小説やら文献やら読んでみて、そういうことだったのねなんて改めて思えたわけで、ドラマとして映像で見るとそれがよりわかりやすくて、それぞれの人たちの心の向き方もわかったりして、いつだってどの時代だって人は熱いんだよなぁなんてしみじみ思っちゃいました。そりゃそうよね、歴史の上っ面暗記しただけじゃなにもわからないのよね。いろんな人のそれぞれの決意は歴史の教科書じゃわからないのよ…。
あれ、なにが言いたいんだ、私…。
保元の乱って、戦そのものもそりゃもう親兄弟分かれての入り乱れ合戦ですが、戦のあとの方がより辛い展開なのよね…。あぁ…、崇徳上皇…。あぁ…、悪左府頼長様…。あぁ…、忠正叔父上ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!!あぁ…、為義…。

崇徳上皇に井浦新をキャスティングしてくれているんですから、流罪にされてはいおしまいってことは絶対にないわよね。大怨霊と化す崇徳上皇というか井浦新の怪演にかなり期待しちゃってます。

いや今回はよかったわ、うん、よかったわよ。最初からというか第1回見たときは、こういう大河ドラマになるはずだって期待していたんですが、なんだか主人公のアホっぷり炸裂に別の方向に行っちゃってて、もう見る気も失せてきたよなんて思っていたところに、またも復活の兆しが見えてきました。そりゃね、息抜きのようなコントシーンもあっていいのかもしれませんが、こういう真面目な男の戦な大河ドラマが見たいのですよ。なんてったって大河ドラマですから。大河ドラマなんてロクに見ていないんですが、だからこそ大河ドラマってのは真面目でしっかりしたストーリーっていうイメージがあるのです。

次回、いよいよ保元の乱です。どこまで見せてくれるでしょう。





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