今回の郵政民営化賛成の理由のひとつに、公務員給与の削減というのがあります。郵政事業を民営化することによって、それに携わる公務員の給与を税金から支出しなくてすむので、『小さな政府』を実現できるというものです。
しかし、これは間違いです。現在、郵政公社職員の給与は郵政三事業(郵便事業・簡易保険事業・貯金事業)の収益でまかなわれています。したがって、郵政を民営化したところで、税金には何の影響も与えません。
テレビの報道番組では、郵政民営化に反対すると
「では、大きな政府で良いんですね?」
と、キャスターや評論家がこぞって言いますが、このような発言は論点のすり替えにすぎません。
このような間違った論議で、今回、郵政民営化法案に反対票を投じた衆参両議員のみならず、それを支援する有権者までもが『郵政民営化反対=小さな政府反対』として、改革を止める悪者としてのレッテルを貼られてしまっているのです。