『浪漫風景』

September 24 [Sat], 2011, 18:55
川を流れる月と笹


今も昔に見劣らぬ

明治大正浪漫風景


宿が一つ二つ灯りを点けて 歩く町人心情を豊かにさせる

人力車を降りる貴婦人に思いを寄せたベレー帽の青年に親近感

万年筆を右手に持ったちょび髭メガネ 初老の詩人は柳の下の蛙のよう

着物美人が幼子を抱く あやし歌が微笑ましい ねんころねんころねんころよ

酔いだくれた袴の男を咎める憲兵さん 後ろの飲み屋で女将さんが呼んでますよ

無精髭の狂相に近寄る野良犬ころ 人は見掛けで判断出来ぬと教える 是また浪漫

逢い引き結構 川上の広場を歩く二人が手を握る 見ている此方は手に汗握る

今宵はそろそろ店仕舞い 和服の裾をひらりと返し 問屋の旦那もそそくさと


そんな景色も目を開けりゃ あられも人気のない平成浪漫 当時の町並みを残したただ中は車道もありて尚よろし 柳の下に車を停めて 眺めりゃ川を流れる月と笹

今も昔に見劣らぬ

明治大正浪漫風景
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