「自分には価値がない」の心理学 

March 25 [Sat], 2017, 19:13
 無価値感が強いと、いろんな場面で他の人と自分とを比べてしまう。優劣が自分の存在価値に直結するからである。確かに、競っても仕方がない人と自分とを、定まらない評価軸で比較してしまいがちです。
 私たちは誰でも自分に価値があると思いたい。しかし、思いが挫かれる体験に出会い、自分は無価値だと思ってしまう人がいる。本書は無価値観とは何かを理解し、抜け出る対処法を述べている。本当の安心、しっかりとした自己価値感は、自分を成長させ、幸福な人生を築こうとする誠実な努力を積み重ねるうちに形成されるのである。アスリートが「あれだけ練習したんから大丈夫」と思えるまで苦しい練習を繰り返すように、心も同じで、練習しないですぐにできるわけがない。「できた!」という体験を積み重ねることで、自己信頼に到達できるのである。

 「自分を自分として成長させること、それにより、自分の内にある力を実感すること。こうした体験を積み重ねることで、無価値感は自ずと乗り越えられていくのである。」根本先生は、自分を成長させるために夢や目標が必要だと仰る、確かに(私も含めて)無価値感に悩む人は、夢をあきらめ、目標を見失っているのだろう。自分が好きなことに素直に向き合い、夢を思い出すとともに、何らかの目標を立てることが必要なのだろう。

 >内面自己としての価値とは、自分の人格的な側面であり、努力家、忍耐強い、誠実、優しい、配慮、献身、共感、自制力、公平、勇気、ユーモアなど…いずれも、他者から評価を受けたからと言っても、自分を納得させることができにくいことです。自分の努力で、自分に刻み込まなければならないようなことです。


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幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 

March 25 [Sat], 2017, 19:00
 私は、自分に対して誠実に生きることができることが「幸せ」なのではないかと思います。心安らかに生きるため、悪夢に苛まれず眠るためには、自分に対して誠実であることが不可欠なのではないかと思うからです。 

 >人間の価値を生産性で見るようになったのは、人をものと見るようになったからである。「ものと見る」というのは、人を何かのものを生産する機械のように見なすことだ…岸見先生の言葉に、幸福感を感じにくい現代社会の病が見え隠れする。傍から見たら恵まれているようにしか見えない人でも「今より豊かに、より幸せに」と、他者との関係の中で常に競争を強いられ続けているような時間の中で暮らしているのではないだろうか?たとえどんな状況にあっても、ささやかな幸福以外に幸福はない。どうしたらそれを素直に感じることができるのだろうか?

 岸見一郎先生、根本橘夫先生、アービンジャー・インスティチュートの本を読んできて、私の心を不安定にしてのは、私の嫉妬心であったり、その嫉妬心からくる競争心なのではないかと考えています。今は、他者がどうであろうと、自分自身の夢や目標に邁進することや、目の前の他者と決着のつかない競争をするよりも過去の自分を越えて行こうとする努力が、結果として自分を鍛えてくれるのではないかと思っています。まだ、岸見先生と根本先生の本が数冊残っているので、楽しみです。


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「満たされない心」の心理学 

March 19 [Sun], 2017, 7:22
 2017年3月18日
 「自分には価値がない」の心理学を手に入れたことを切っ掛けに再読した「満たされない心」の心理学でした。誰にでもすすめられる本ではありませんが、’10/10/5に読み終えた時より、今の自分に無くてはならない内容でした。

 世の中はアドラーブームですが、もう少し自分を客観的に見て、何とか立直る切っ掛けを得たいと思っている人には、根本橘夫先生の本がオススメです。私も2冊目なので、偉そうなことは言えませんが、構成がとても良いので、読む歳によって、得るものが違います。

 アドラー心理学は「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」としていますが、この本を読んで「私の悩みは、自分自身を信頼できていないこと」に起因していると確信しました。この時期に再読してかったと思える内容でした。

 自分を信頼できなくなってしまった理由は、私が「にせ自己」と「真の自己」に分離したためです。その原因は、私が、まだ若い時に自分の可能性を見切り「真の自己」の夢を捨て「にせ自己」で社会と接してきたことによる報いだと思われます。もしかしたら、心が折れてしまう人たちは、社会に適合するために、自分を押し殺しているのかもしれませんね。それに気づいたことで、立直ることが出来るかな。

 多くの方は、「にせ自己」と「真の自己」を巧みに使い分け、社会と自己に適合しているように見えますが、世の中に生き辛さを感じている人は、社会に適合しようとする「にせ自己」と素直な自分である「真の自己」とに引き裂かれているのではないでしょうか?そして、そのような人は、適合しているように見える人の自己欺瞞に敏感なのではないかと思います。

 電車の中でゲームに没頭している人を見るたびに、RPGゲームをクリアするために昼休みに攻略本を読んでいた頃(20年ぐらい前の働き盛りの頃^^;)を思い出します。あの頃、私は、目標を見失っていることを誤魔化すために、自分を成長させてはくれないけれども、刹那的に集中できることに、時間を浪費していたのだと思います。

 2010年10月05日には、こんなことを書いていました。まだまだ余裕?がありますね。

 不安は、逃げようとするほど大きくなるが、面と向かって対処すれば、小さくなる。まず、行動のリストを作り、避けられないこと、単純な行動から手をつけ、完璧を期さない。人の心は自転車のように、ある程度のスピードで走って、初めて安定する。行動しない人は、止まっている自転車と同じである。

 私達の行動は、不安を解消し、自信を持ち、勇気を出すために行われる。 行動しない人は、不安が解消されず、自信も持てない、勇気も出ないという悪循環に陥る。それを断つためには、不安を突き止め、どうすれば自信が持てるのかを考え、行動すること。

 この本を読んだ私の結論「満たされない心」から脱出する方法は「目標を立て、その達成に向けて行動を起こすこと…」そしてその目標は、他者から社会的に認められることを目指す「間接的に自己を満たすもの」ではなく「自らの自然な欲求を満たすもの」であることが望ましい。「ありがとう」のためではなく、自分が生きているという事実に感謝できるような、自分の人生に価値を見出せるものが望ましい。


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「普通がいい」という病 

March 05 [Sun], 2017, 16:57
「普通がいい」心の叫びを抑圧する人は、一見、従順な人に見える。自分の心の叫びを抑圧しないで、社会に適応する方法は、「怒り、哀しみ」を誰にも見せないノートに書くこと…

 P111「感情の井戸」図5-1を見た時、私は、岸田秀さん+伊丹十三さんの共著『哺育器の中の大人』のP179〜187「自我の領域」図1〜14を見た時以来の驚きを感じました。それは、確かにそうだ!と日頃感じている疑問をスッキリ腑に落とす明快さがあったからです。この本には、心理学などに馴染みのない人でも心の構造をザックリつかむことができる図が多く、急激に変化する現代社会のなかで、多くの人が感じている窮屈さなどの問題が、どのように生まれたかを示唆するとともに、読者が自分の課題として問い直すことを可能にしています。

 この本の凄さを255文字で表現することができなくて、廃盤でマイノリティ!?しか読んでいない?『哺育器の中の大人』との比較に頼った感想・レビューを書きましたが、ぜひ激しく移り変わる社会に窮屈さや取り残された感じを味わっている方に読んで欲しいと思いました。もしかしたら貴方は他人から押し付けられる価値観や効率至上主義のマニュアルに疑問を感じる過敏な人なのかもしれませんから…

 もしかしたらネット社会も「普通がいい」という病に拍車をかけるシステムなのかもしれませんね。色々な意味で恵まれているひと、そうでないひと、普通のひとの生活が分かり、他者がどのようなことを考えているを知ることができる社会(でも、ネットに参加しているひとがマジョリティであったり、オピニオンリーダーであったりするとは限らないんですけどね…)は、他者の表に出ている面と自分のすべてとを比較してしまいがちなのかもしれません。

 この本には多様な分野の専門書からの引用が書かれています。この本の説得力は、泉谷先生ご自身が、正解のない問いに立ち向かうために反芻した本の数と親身になってクライアントに寄り添う姿勢から生まれているのだと思いました。

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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉 

February 18 [Sat], 2017, 12:01
 市井コンサルタントとして社会人生活を積んでこられた小倉氏が、
 平易な言葉使いやシンプルな意味解釈により、
 私たちを照らす灯になるようにと執筆された本。

 小倉氏は、30歳で課長になったものの、チームをまとめることが
 できずに、うつ病を発症。「上司としていかにあるべきか」
 「人間としていかに生きるべきかと常に模索し続けていたそうです。

 この本に書かれていることは、岸見一郎先生の本と重複していますが、
 そんな小倉氏が抽出した部分や、付け加えたエピソードの部分は、
 アドラーが提唱していることを、滑らかに腑に落とすための潤滑剤に
 なっています。

 ◆ 他者に認められるために行動すべきではない
 私だけではなく、誰もが、良い行動をした時は、それを認めてもらいたい、
 と思っているのではないでしょうか?しかし、アドラーは、他者に
 認められるために行動するべきではない、と言っているそうです。

 確かに、認められることが目的になってしまうと、
 他者が見ているところでは、良い行動をし、見ていないところでは、
 良い行動をしないということになってしまうかも(・・?

 ◆ありのままの子供を認める
 「子供は、勉強で一番になれない、と思った時、運動で一番になろう。
 ダメならば、芸術で、それでもダメならば……。最後は非行で注目を
 集めようとする。人は正しいことをして注目されないと、時に
 『負の注目』を集めようとする。」

 世間の価値観が一元化し、流れに乗れない子供や人が負の注目を
 集めようとするならば、世の中はどんどん荒んでしまいますよね。
 皆が子供に人にそのような傾向があることを知る必要があるのでは
 ないでしょうか?

 ◆現実を受け入れ、そこにポジティブな意味を見つけていく。
  それはだれにでもできることなのです。

 岸見先生の本では、「大切なことは何が与えられているかではなく、
 与えられているものをどう使うかである」と書かれていることだと
 思うのですけれども、自分が持っているスキルを徹底的に
 使い倒すことで、道が拓けるのかもしれませんね。

 ◆原因論ではなく、目的論
 アドラーは「すべての行動には(本人も無自覚な)目的がある」
 そして「感情が人を突き動かす」のではなく、人は目的のために
 「感情を使用する」と言ったそうです。
 私は、激情に駆られることが少なくないので、典型的な「目的のために
 感情を利用する人」なのだと思います。カッコ悪いです。

 ◆本当に自信がある人はそれを誇示する必要がありません
 私は、自分の努力を他者に認めてもらおうという気持ちからなのか、
 何かとアクションがオーバーになりがちでした。これからは、
 誰も認めてくれなくても、自分が良いと思うことは影日向なく
 行動したいと思います。

 平穏に暮らしている時は、心に響かないかもしれませんが、
 著者の小倉広さんがそうであったように、「答えの出にくい問題」が
 壁として立ち塞がった時、きっと私たちに示唆を与えてくれるのが、
 アドラー心理学なのだと思います。

 私は、岸見一郎先生の『嫌われる勇気』『アドラー心理学入門』
 『アドラー心理学実践入門』『人生を変える勇気』を読み進めてきた
 ことによって、徐々に自分自身を客観的に観察する力が芽生え、
 悩みの原因も少しずつ明確になってきたような気がしているので、
 更に視点を変え課題に真正面から立ち向かう勇気を得るために、
 ここに書かれている言葉を心と体に刻み込みたいと思います。


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幸せになる勇気 

February 18 [Sat], 2017, 11:58
 読み進めるに従って「哲人の言葉に自尊心を抉られ、罵声を浴びせることで応戦しようとする青年の姿が、徐々に自分自身と重なってくる」という苦しさを感じました。

 私は、未だ20代だった頃、岸田秀さんと伊丹十三さんの対談『哺育器の中の大人』を読むことによって、岸田秀さんの精神分析に出会いました。岸田秀先生は、独学でフロイトの精神分析を学び、『哺育器の中の大人』では、伊丹十三さんの巧みな質問に促され、分かりやすい解説を繰り広げてくれました。

 私は、『幸せになる勇気』を読むことによって、『哺育器の中の大人』を読んだ40年も前になろうとするときに感じたような、真の自分を客観的に見ることの辛さを再び感じました。それを直視することは、『嫌われる勇気』を振り絞ることよりも勇気のいることでした。しかし、そのプロセスを経ず、自分を信頼できるようになることはありませんし、自分を信頼できない者は、他者を信頼して「私たち」を主語に愛の課題に踏み出すことも出来ないのです。

 この本を読むと、否が応でも、58歳にもなった自分の中に、まだ自立しきれていない幼児が隠れている(たぶん他の人からは丸見え@_@;)ことを思い知らされます。表面的には自分より恵まれているように見える人に嫉妬し、持っている宝物の輝きに気がつかない自分がいます。先ず、その宝物の汚れを拭わないと…

 些細な部分を指摘する方もいますが、この本が与えてくれる果実を得るためには、この本を道具として使い、真の自分と対峙することが必要なのだと思いますので、価値を感じられた人は、『真の自分と対峙する勇気』を持てた人、些細な部分が気になった人は、『真の自分と対峙する勇気』を持てなかった人なのではないでしょうか?

 自己中心性を捨て「わたし」から「わたしたち」へ主語を変換せよ。という提言は、今までの岸見先生の書籍に見つけられなかった新しい導きですね。「愛とはお互い見つめあうことではなく、共に同じ方向を見つめることである」というアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの言葉にも通じる概念であると思いました。

 些細な部分を指摘する方もいますが、この本が与えてくれる果実を得るためには、この本を道具として使い、真の自分と対峙することが必要なのだと思いますので、価値を感じられた人は、『真の自分と対峙する勇気』を持てた人、些細な部分が気になった人は、『真の自分と対峙する勇気』を持てなかった人なのではないでしょうか?

 自己中心性を捨て「わたし」から「わたしたち」へ主語を変換せよ。という提言は、今までの岸見先生の書籍に見つけられなかった新しい導きですね。「愛とはお互い見つめあうことではなく、共に同じ方向を見つめることである」というアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの言葉にも通じる概念であると思いました。


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アドラー心理学入門 

February 18 [Sat], 2017, 11:51
 私たちは民主主義が自殺することがないように絶えず気を配り、誰かに強制されたり与えられたものを正しいものとして無条件に受け入れるということなく、自分で正しい判断をしていかなければなりません

 岸見先生からのメッセージ「私たちは民主主義が自殺することがないように絶えず気を配り、誰かに強制されたり与えられたものを正しいものとして無条件に受け入れるということなく、自分で正しい判断をしていかなければなりません。私たちのしていることは何らかの形で全体に繋がっていきます。

 私たちに何ができるのかを考えて生きていくと少しは何かが変わるかもしれません。一人の力は意外に大きい、と考えて自分ができることから何か始めて欲しいのです。アドラーが提唱しているような生き方を選んで実践していけば、私たちの人生は変わります。」

 岸見先生が『嫌われる勇気』で書かれている「課題の分離」の部分を読むと、スティーブン・R・コヴィー博士が『7つの習慣』の「真の自立を達成することによって、効果的な相互依存の状態ができあがる」という部分を、「相手の課題に関与する前に、先ず自分自身が真の自立を達成せよ!」と言われているようにも理解できる。

 民主主義の目的は、私たち人間が存続し成長するための活動を統治することではないでしょうか?そのためには、個々も短期的な欲望に突き動かされるのではなく、長期的に何を目的に活動してゆけば良いのか理解しておかなければなりません。

 どのような状態が自分にとって快適な状態なのか、自分が引き継ぎ子孫に引き継いでもらわなければならない社会は、どのようになって行けば良いのか、時々立ち止まって真剣に考える機会が必要でしょう。そしてそのような環境をつくるために、需要のある人を目指すことが大事なのだと思います。


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嫌われる勇気 

February 18 [Sat], 2017, 11:38
 わたしたちの力は計り知れないほど大きく、わたしたちが変われば世界が変わってしまいます。世界とは、ただ、わたしたちによってしか変わりえないのです。

 人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでおり、自分の主観から逃れることはとても難しいことなのです。しかし、われわれが自分自身や世界の見方を変えれば、今までは八方塞の暗闇のように感じられた世界だって、光に溢れ希望に満ちた世界に変えることができます。

 人は変われます。のみならず、幸福になることもできます。わたしたちの力は計り知れないほど大きく、わたしたちが変われば世界が変わってしまいます。世界とは、ただ、わたしたちによってしか変わりえないのです。

 確かに、わたしたちが暮らしている世界を認識しているのは、わたしたちそれぞれの意識なのですから、人それぞれの認識の仕方によって、世界を変えることができるのだと思います。そして世界を変えるためには、わたしたちそれぞれが置かれている境遇を受入れ、与えられていないものに目を向けるのではなく、与えられているものに注目し、それを最大限に活用することを考えなければならないのです。

 2015年1月2日追記
 自分の人生が閉ざされているように見えるのは、自分の視点に原因があるのであって、自分のアクションを変えるのではなく、自分の視点を変えることによって、結果的に世の中の感じ方や、自分のアクションを変えることができると書いているような気がしました。


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日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則 

February 18 [Sat], 2017, 11:32
 相手に良く思われようと考えてる時、私は相手より自分に関心がある…自分が相手からどう見えるかではなく、相手に関心を寄せ求めている結果を得るために貢献することが相手との関係を良くする方法なのだと思います。

 おわりにより「どんなことが起きても、箱には入らないで、それらと向き合えたらと思います。それが、一番、自分を楽にさせる方法だと信じています。自分が変われば相手も変わるものです」確かに、変わって欲しい様な相手に対しても、尊敬する人とか、自分の人生にとてもいい影響を与えてくれた人に接する様にすると、相手との関係が変わる様な気がします。しかしこれは「相手が変わった」と言うよりも、自分が「箱」から出られた瞬間なのだと思います。先ず自分から変わるということではなく、自分が変わることによって世界の見え方が変わるのです。 

 自分にとって都合の悪い問題が起こった時、人のせいにして心を乱していると、何時まで経っても負のスパイラルから逃れることはできませんよね。スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』に書かれている「関心の輪」ではなく「影響の輪」に働きかけることも、まさに「箱」から出る(自ら変わる)ことなのではないかと思いました。

 自分が箱に入って(いる状態で)接していると思う人が経験しているだろうと思われる障害、重荷、苦痛を考えてみる。自分が(その人に)加えたと思われる障害、重荷、苦痛を書き出す。大きい小さいにかかわらず、その人を不正に扱ったり、見下してみたことはないか…これらのことを踏まえて、(自分が)その人にすべき(いますぐにでもできる簡単な)ことは何か…実は、自分が受けていると思っている障害、重荷、苦痛は、自分が相手の障害、重荷、苦痛を理解しないことによって生じているわけですね。

 「自分が感じたことをするか、裏切るか」例えば、駅などの公共の場所に手袋が落ちていた時、拾って駅員さんに預ければ、落とした人が取りに来るかもしれない…そんな小さなことができないと、「落としたことを気づかない人に非があるんだ。」というように、誰かに責任を押し付けなければならなくなります。それってちょっと悲しいですよね。


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自分の小さな「箱」から脱出する方法 

February 18 [Sat], 2017, 11:29
 あなたは自分自身について、もっと知りたいですか?そして自分自身の能力を活かしたいと思いますか?もしそうだとしたら、この本を読むことをお薦めします。
◆人間は、相手が自分のことをどう感じているか察知して、それに対して反応する。つまり人間は、相手が自分をどう思っているのかを感じることができる。
◆自分が相手に関心を持っていることをわからせようとしているとき、自分は相手より自分に関心がある。
◆対人関係では不器用であっても、他の人間を献身的な気持ちにさせたり、仕事に積極的に関わろうという気持ちを起こさせたりさせられる人間が存在する。

 本文より…対人関係では不器用であっても、他の人間を献身的な気持ちにさせたり、仕事に説教的に関わろうという気持ちを起こさせたりできる人間が、存在する。彼らは、ものを作り出す。そしてそれだけでなく「ものを作り出すよう」周りの人を励ますことができる。
 あなたの周囲に起こる問題を、あなたが解決できないとき、あなたは『自分の小さな「箱」に入っている』可能性がある。

 目先の利益を得るために、自分自身の信念や原理原則を欺いてしまったことが無い人はいないと思います。しかし、自分自身の信念や原理原則を欺くことは、自分自身の心を必ず蝕んでしまいます。蝕まれた心のままでは、清々しく生きることはできないし、人生の最後に自分を褒めてあげることが出来なくなってしまうのではないか?と思うのです。

 私は、この本を読んで大きな衝撃を受けました。まさに自分が小さな「箱」に入っている。と思ったからです。ほとんどの人は、自分の利益のために、自分の本心を欺いて生きています。でも、そうしてしまうと、自分の心を蝕んでしまうという、最も自分にとって不利益な状況になってしまうのです。

私は、他人に対して誠実になる前に、自分自身に対して誠実に生きないと、決して幸せになれないのだと、この本を読むことで気づくことができました。その人が嘘つきかどうか?ということは、意外と周囲にわかってしまいます。自分自身の気持ちに素直に生きているかどうかは生き様そのものだと思いますが、それは自分自身にしかわかりません。「自分自身に誠実に生きること」それは極めて難しいことですが、1mmでも近づこうと努力することが大切だと思います。

 私も、そしてあなたも、間違いなく自分の小さな「箱」に入っています。その自分の小さな「箱」とは、いったい何なのか? 自分がその、小さな「箱」に入ってしまっているとしたら、どうしたら脱出できるのか? それを知りたい人は書店に急いでください。

 2017年02月11日(再読)
 この物語の舞台であるザグラム社がそうであるように、トップが、「箱」に入っている場合には、社員は「箱」に入らざるを得なくなるでしょう。「箱」に入っているトップは、管理職にも「箱」に入るように促し、部下たちやサプライヤーを追い詰めていくという構造になってしまいます。
 そして商品やサービスには魂が入らなってしまいます。しかし、顧客は節穴ではありません。モノを買いサービスを受ける時、どの企業の「箱」が最も軟らかいかを嗅ぎ分けているに違いありません。組織の「箱」が硬いか軟らかいかは、入っている者には見えなくても、外からは丸見えだからです。

 丁度6年前、この本に出合った時も、非常に大きな衝撃を受け、ブログやツイッターに書評をアップしたことを思い出します。あれから少しだけ成長しているはずの自分が行き詰り、ルー、バド、トムと同じように、自分を正当化するための手段を講じています。
 しかし、その結果は、仕事に集中できなくなるような混乱を招くだけ…やはり先ず自ら「箱」から脱出することが(極めて難しいのですけれども)先決なのかもしれませんね。

 再読時の感想・レビューをアップするのは、あまり好きではないのですけれども。今回『2日で人生が変わる「箱」の法則』と『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を最初に読んだときよりも丁寧に読んだので、迷わず投稿しました。前回の感想を忘れてしまったのか、自分が成長したからなのか、「箱」は違って見えました。

 この本があまり話題にならないのは、自己啓発書を読もうとする人の目的意識とタイトルがアンマッチだからでしょうか?また、最近は最初に結論がある書籍が多い中で、徐々に確信に近づいて行くという構成が読了を阻むためでしょうか?しかし、もう10年以上も前の本なのに、再読しても色あせた感じがしない『自分の小さな「箱」から脱出する方法』です。

 幸せになるということはもちろん、成功するためにも、「自分だけが良ければいい」という姿勢は、得策ではないんですよね。自分のところに幸運を呼び寄せるためには、家族なら信頼が、仕事なら信用が大事です。無償の愛、約束を守ること…挙げればきりがありませんが、とにかく先ず「箱」をできるだけ軟らかくすること、できれば「箱」からでることが大事ですね。

 岸見一郎先生のアドラー心理学関係の本を読んだ後、「箱」の法則、脱出する方法の順で再読したのですが、自分の心の平穏を妨げていたのは、自分自身の自己欺瞞であるという結論です。幸せになるためには、相手を信用・信頼し、私たちを主語で語ることが必要です。
 
 アドラー心理学を学んで!?いる時にも感じたことですが、私が「箱」に入る(自己欺瞞に陥る)時は、「嫉妬」に苛まれている時です。もちろん、女性をめぐっての嫉妬ではなく、他人の才能や能力、与えられている(獲得した)立場や権限に対する嫉妬です。私はそれを克服するために、読書をして得た知識を元に「優越の箱」に入るのです(^^;


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