冷静と情熱の間 

December 19 [Tue], 2006, 1:17
先日、江國香織バージョンを読んだ。


順正とは違う、あおいのお話。


正直、自分には合わない
(それは現段階でという意味で、もっと時間がたって読めばまた変わるのかもしれないけれど)
本だった。




まず、話の展開が遅い。

というのも、すんごい周辺の情景描写が細かいから。
だから、いらいらしちゃうというか、集中力をそがれちゃってすぐに寝ちゃう。



次に、あおいの人柄。
なんだか自分をみてるみたいで、勝手に重ねちゃって、嫌だった。

週に3日、ジュエリーショップの店員のパートに出て、
他はお風呂と読書の生活。
特に何かにがんばることもなく、怠惰に毎日を過ごす。

優しいマーブに対して、歯には歯を、目には目を、優しさには優しさを

で、それなりの接し方をしているけれど、
心ここにあらず。

結局順正にもマーブにもホンネを言えず、
一人ドロップアウトする。




うん、間違いなく自分もおんなじ思考過程を通って
おんなじ行動に出るだろうなぁとおもってしまう。


なんだかすごくつまらない人間に見えて、
しかも自分と重なって
あー、自分てきっとこんなつまらない人間なんだぁって。



つまらなくない人間になりたいの?って言われたら
じゃぁ面白いってどういうこと???ってなって
どうどうめぐりだけれど、


なんだかうけつけない、うけいれられない、うけいれたくないものを感じた。


でも、やっぱり自分に似ているという感覚は否めなくて。

だから、また違う作品でも読むのは分析にいいかもしれない
(東京タワーとか、きらきらひかる、間宮兄弟とか)
なぁんて思う、
複雑に考えてしまう作品だった。

サヨナライツカ 

December 09 [Sat], 2006, 10:56
また辻仁成になってしまった!!!!

ココ最近自分の中で本を選ぶときにテーマがあって、
「男性作家の恋愛小説」
なんです。

本というと、信頼できるまーちゃんに尋ねたところ、
やはり辻仁成じゃないかということになりました。

確か村上春樹の「ノルウェィの森」も良いって言ってたなぁ…
また時間ができたら読もうっと!



この本のお話に触れておきます。

主人公の好青年は、旅行会社関係に勤める30歳手前。
30には結婚して落ち着きたいと思っている。
学生時に体育会系のサークルに所属しておりスポーツマンで、
かつ繊細な顔立ちをしていたものだから
かなりモテる。
本人もそのことをよく分かっていたし、それで身の処し方も選んできた。
そして周りからは「好青年」と呼ばれるようになる。

彼は常に女性と数人おいては結婚相手にふさわしい人を探してきた。
本人曰く、それは「浮気」とはちょっと違うらしい。
「自分にふさわしい人を見つけるためのつまみ食い」
都合いいなぁw

会社のつながりで重役の娘と結婚する。
と言っても、無理やりではなくて、
会って話してとてもステキな人だと思った相手。

彼女は頭が良く知的で、芸術関係のいろんな知識を持っている。
顔はとりたてて良いというわけではないが、
機転が利き、気配り上手で、
一緒にいてとてもおもしろい。
男性に対してあまり慣れていないところも好感的で、
主人公にとって、安心できる存在。
かわいらしい人。


出張のタイで好青年はある女性と知り合う。

彼女は流行りの服に身を纏い、スタイルも抜群、顔立ちもモデルばり、
常に自信に満ち溢れている。
ブランドものを持ち歩き、高級ホテルのスイートに一人暮らしする大金持ち。

彼女との出会いは会社関係の飲みでだったが、
そこで彼女が好青年を気に入ったらしい。
突然ある日彼女が彼の家に上がりこんできて、
そのまま服を脱ぎ始めて、それでそのままの勢いでことが進み…



甘え上手なかわいらしい妻と、
自信にあふれ決して弱みを見せない女性との間でゆれる自分。
壊れそうでもあくまで「好青年」としての自分の振る舞いを選ぶ自分。



「男女のかけひき」
がぐっちゃぐっちゃに散りばめられている。


最後に好青年の隣にいるのはあくまでかわいい妻。
でも好青年の心にいるのはキレイなお姉さん。


うーーーーん、一気に読んだんだけどね、
自分にはまだ早すぎたのか、うまい感想が見当たらないんだよ。
とりあえずいえることは、
何度か読んで、かけひきのお勉強しまーす☆☆☆
てこと。

DOLLS 

December 08 [Fri], 2006, 10:52
監督 北野武 
音楽 久石譲 
衣装 山本耀司
キャスト 菅野美穂  西島秀俊 

会社の社長の娘に気に入られ、婿養子になる松本。
しかし松本には佐和子という婚約までした、愛していた彼女がいた。
チャンスをものにしろという両親、流される自分。

身を引く佐和子、気にしないでといいながら耐え切れずに自殺を図る。
命は取り留めたものの、記憶を無くし、ものを考えられない状態になってしまう。

結婚式当日に佐和子の状態を聞いてしまった松本は、式を放棄し佐和子の元へ。
佐和子を見、彼女を傷つけてしまった自分のおろかさに呆然とする。

記憶がなくなり、ものを考えられなくなってしまった佐和子を連れ、
ひたすら二人で思い出の土地をさまよい歩く。
離れぬよう、赤い紐をお互いの腰に結いながら。



江戸期の有名な人形浄瑠璃と重ね合わせたお話らしい。
つまり、時代を超えて人にうったえかける「情」ってものがこの中にあるはずなんだ。
そう、それは相手に何も求めず一人傷ついて滅びようとする態度。

相手を大事に思って、丁寧な対応をすること。
大事にされているんだって実感。

かつての二人の婚約パーティを、今の二人が見るシーンがある。
記憶のないはずの今の佐和子が、当時指輪代わりにもらったペンダントを松本に見せ、
「今でもちゃんと持っている」と示して微笑んで、
そして泣くところが、
せつなくってかわいそうで悲しくってたまらない。
相手をせめずに悲しさを表現していて、それがすごい。
最初に微笑むところがポイント?

季節が秋から冬に変わっていくシーンで、
赤い紐にくっついてきた真っ赤なもみじが雪の上でとれていくところがある。
赤と白のコントラストがとってもキレイ。

人形がでてきたり、ひょっとこ、かざぐるまがでてきたり。
衣装は、赤、黄色、青などテーマカラーがあったりして、
映像がとても鮮やかでキレイ。
回想シーンの当時の二人はいつもお互い衣装の色がセットになっているのに、
今は全くばらばらになってしまっているところもポイント。


北野作品の特徴は言葉が少ないことと人が殺されることだ
っていってたけど、この静けさはとても魅力的。
不思議な空気、速さのなかで話が展開されていく。
それだけ鑑賞者は人の動きに集中させられるのだけれど、
菅野美穂の表情というか、目力でまんまと引き込まれる。

人はむやみやたらと死にすぎ。
親分が、親分になったときの話はあんまいらないと思うし、
あの部分はただ「殺人」の数を増やしただけに過ぎない。
温井さんもわざわざ殺す必要はなかったと思う。
目を自分で失明させただけで、鑑賞者に与える衝撃は十分でしょ。
鑑賞者に血の赤をイメージとして鮮明に焼き付けたかったんだろうけど
あれはいらない。

菅野美穂のけなげで透き通る演技に感無量!!!
後映像美と、雰囲気美。
芸術的な作品だと思った。

青い春 

December 04 [Mon], 2006, 10:49
松本大洋原作(ピンポンのひと)、松田龍平主演。
不良高校での閉ざされた生活。


屋上の端っこ、柵の向こう側。
手をたたいて、その後に柵につかまって落ちないようにするゲーム。
いくつ手をたたけるか。
この根性試しでこの高校の番長が決まる。

ワルのOBにヘコヘコし、仲間にでかい顔をする同級生。
そんな仲間に嫌気がさして刺し殺してしまう仲間。
びびっていた相手が皆いなくなることで調子づく仲間。
甲子園に惨敗し、行き場を失いヤクザになる仲間。
しめしがつかないと、下級生を締め上げようとする親友。
「番長」という役割にへどがでそうな自分。

これから進路はどうするんだろう、ココはとても居心地がいい、
学校は好きだ、好き?ううん、ここしか居場所がないのかもしれない。

常に見下されないように、バカにされないように
にらみをきかせた生活をしているのが馬鹿馬鹿しい。
親友青木と距離を置き始める九条。

裏切りに傷つく青木は、暴走し始める、リンチリンチの毎日。
ただ静かに授業を受ける九条は、
休み時間もひたすらひとりサッカーボールを蹴ることに没頭する。
仲間を殺して捕まったかつての仲間と植えた花に
毎日かかさず水をやる。

青木は黒のスプレーで自らを真っ黒にし、一日中屋上で静かに立つ。
そして朝。
彼は屋上から落ちて死ぬ。
助けようと思った九条は間に合わず、
青木がスプレーでなぞった自分の影を見つめる。



うーん、男子校ってこんな感じなのかなぁ。
とにかくケンカばっかして、学校の中だけの世界。
そりゃぁ距離も置きたくなるわけだ。
そこでばっかり考えてたらそれこそ盲目になっちゃう。
でもおおかれ少なかれ、誰もがそうなのかもしれない。
そこだけの世界で必死に生きている。

「枯れない花は無いですよね」
「でも、枯れる枯れないっていうより、花は咲く咲かないっていうもの。
そして、どんな花もいつか咲くんですよ、僕はそういう風に考えたい。」
先生の言葉。
まさにネガティブ思考じゃなくって、
ポジティブに考えなさいって言ってるみたい。

おもしろいなぁと思ったとこは2点ある。
まず、写真を撮るときのシーン、
ただみんながポーズ取ってるところを見せるんじゃなくて、
ポーズとってる姿の影だけを見せる表現方法にちょっとびっくりした。
こういうあらわし方もあるのかぁ。なるほど。
どんなバカな表情をみんながそのとき取ったのか、
想像させられるよね。

後、最後にひたすら青木が黒のスプレーでいろんなものを塗り捲るシーン。
始めに卓球のピンポンを黒に塗って、
次に自分の手を染めて、
屋上の床に映った自分の影をなぞって、さいごには自分の顔も塗りたくる。
真っ黒になった状態で、手をたたいて根性試しをする。
「幸せなら手をたたこう」
パイロットになりたかったなぁとつぶやく。

男の子じゃないから理解ができないのかな。
あいまいなのかな。
最後のシーンは胸に迫るものがあったんだけど
どう説明すればいいのかよくわからないや。


どうやら最後、青木が手をたたきながら落ちるシーンは、
自分がキングのまま死んでしまおうっていう意味らしい。
キングという頂点にたったまま、奪われることなく永遠でいたい。
九条はそうした青木の心情をすべて理解したから
見つけた瞬間すぐに走り出したんだろう。

いきがってるのに、
友達の心の変化にとても繊細に気づき動く九条と青木、
素直にゴメンという青木なんかはとてもかわいらしかったなぁ。

ジョゼと虎と魚たち 

December 03 [Sun], 2006, 10:47
妻夫木くんと池脇ちづるの物語。

妻夫木くんは福祉関係の勉強をする大学4年生。
セフレがいて、同じ学部のカワイイ女の子にもちょっと気があって、
うまく行けばラッキーって感じ。

池脇ちづるは身体障害者の役で、足が不自由。
施設から拾ってもらったおばあちゃんとの二人暮らし。
こっそり乳母車の中に隠れて、お散歩して、外の景色を見るのが唯一の楽しみ。

お散歩途中に出会った二人。
池脇はカワイイ顔なのにおばばくさいしゃべり方、声色で、
いろんなところにいすからダイブするから、もう驚きっぱなし。
なのにポルノ雑誌やら哲学やらなんやらと、いろんなことを知っていて、
意味が分からない。
そんな二人は惹かれていって・・・

で、つきあうんだけど、
妻夫木くんは親に紹介しようとするんだけど、
結局逃げちゃって、カワイイ女の子のもとに戻る。

おばあちゃんの死んでしまった池脇は孤独の中それでも生きていく。


「間」がとってもおもしろい。
妻夫木くんがチュッチュってする、キスがかわいい。

結局は世話がめんどうくさい人より、世間的にもまともな人間に
逃げるものなんだろうなぁ。
「結局人間は・・・」の汚い部分をストレートに重くならないように描いている。
セフレがいて、仲のいい女の子がいて、彼女がいる。
セフレと仲のいい女の子、どう違うんだろう。
恥じらい?見せない部分ってやつ???

好きだ、 

December 02 [Sat], 2006, 10:44


宮崎あおいと瑛太くんは高校の同級生、
好き同士なんだけどうまく相手に気持ちを伝えられない。

好きな人のお姉さんの体を心配する瑛太くん、
誤解するあおいちゃん。
彼のためを思って根回ししようとする。
ううん、どっかで自分に気持ちがあることも知ってる。
でもお姉さんの心配ばかりする瑛太くんに嫉妬して、ちょっと試してたんだ。
でも、瑛太くんは何も自分から言えない。
流されるまま、流されるまま・・・

好きが爆発して、思わずあおいちゃんはキスをする。
動転して逃げてしまう瑛太くん。
壊れてしまったものが確実にあって、あおいちゃんは泣いて、泣いて、泣く。
瑛太くんとお姉さんは会う約束をしていて、お姉さんはそこに向かうんだけど、
その途中で一瞬遠くに見える瑛太くんを、
死んでしまった恋人に重ねてしまい、
つい道路に飛び出して、事故にあう。
そのまま時は過ぎる。

14年後。
永作博美と西島さん。
ふいに出会う二人。
お姉さんは植物状態で、そんなお姉さんのことを尋ねる西島さんに、
永作博美は昔の気持ちがこみ上げて泣いてしまう。

西島さんは永作博美の勤め先を突き止めて、連絡をとる。
約束のその日、永作博美はなかなか来ない瑛太くんをずっと待つ。
瑛太くんは、来る途中通り魔に会い、刺されてしまう。

起きるとそこは病院、目の前に永作博美。
何がどうなっているのか良く分からない。
お姉さんのことと瑛太くんの事件が重なった永作博美は
耐え切れずにただひとこと、「好きだ、、、、」
ずっと押しとどめてきた言葉。
でも、今言わなきゃ。

ふっと笑って西島さんがひとこと。
「俺も好きだ」



あおいちゃんの表情の演技に脱帽。
あぁ、言葉がなくってもこんなに感情を人に伝えることはできるんだ。
もどかしくって、切ない。
彼が作っている曲、自分が知らないメロディーが、
おねえちゃんの鼻歌から聞こえてきて、
あぁ、いつのまにか曲が進んだんだと知る。
自分が知らない時間。場所。お姉ちゃんとヨースケ。

お姉ちゃんに、早くよくなってもらいたいなと思う。
ヨースケの話をすると、お姉ちゃんはなんだか楽しそう。
ヨースケは、若い子にありがちな「お姉さん願望」を持っている。
自分が身をひくことで、ふたりが幸せになれればなぁ。
でも、気持ちがついていかない。

道で拾った女の子。
「失敗して落ち込んだとき、どうしますか?」
西島さんは聞く。
「うーん、目をつぶって、自分の一番良かったときの姿、好きな姿を思い出す。」
同じ質問を永作博美に。
「笑う」

好きなものは、素直に好きって言いたい。
だって、いつ何時会えなくなるかわからないし、
好きな気持ちは相手を不幸にするものではないと思うから。
関係がダメになっても、それでも言えずに後悔するよりは、
好きって言葉でも伝えたいし、態度でも示したい。
一緒にいたいし、できる限り見つめていたいし、
笑いかけて、楽しい時間をあげたい。
素直にならなきゃだめだ!!!

アルバイト 

November 11 [Sat], 2006, 2:15
今日はとてもヒマだった。
とてもヒマだった。

つい、しゃべっちゃった。
店長に怒られた。
その後また怒られた。
さらにまた怒られた。

もう卒業する身にもなって
こんな幼稚な怒られ方するなんて、
やっぱりダメです。
自分にアマアマです。

じゃぁ、どんな風に変わればいいの?
自分に厳しく!!
しゃべらないってこと?
それはまた別。

なんだか難しいです。

冷静と情熱の間 

November 11 [Sat], 2006, 1:55
を今読んでいます。

主人公が空を見上げて立ちとまるシーンがあります。

一緒に歩いていた先生は、そんな主人公をみて
「思い出があるのね」
という。
主人公は
「約束があるんです。」
という。

「思い出は過去のこと。約束は未来のこと。
全然違うものですね。」

という。


何を思ったかというと。
あたしが先生の立場なら
この人はどうしてぼーっとしてるんだろう、今自分といることがつまらないのかな
と考えてしまう。
それはとても子供な思考なんだろうけど、
勝手に不安になってあせるんです。

人の行動には必ず意味がある。
ぼーっとしてるわけではない。
つまらないとかそういうことじゃない。

「思い出があるのね」
そんな優しくて思いやりがあるセリフがでてくるなんて、
なんてオトナなんでしょう。
いや、普通のことなんだろうか。

且つ、おしゃれ。

その一言で、
ステキな会話が繰り広げられる。

相手の小さな行動に目を向ける。
拾う。

私はいつも、相手の中にいる自分を探そうとするから
それを見つけられないでいると
から回りしたあせりでパニックになるんだろうか。
別にそんなに相手の中に自分がいつもいるわけないし、
それで悲しがる必要もない。

そんなゆがんだナルシストや期待をなくせたなら
そのとき、
相手とステキな会話を落ち着いて話すことができるんだろうか。

なんて考えてしまうのです。

小さいヒトコトから始まる
ステキな暖かい会話。
憧れます。

hi!hi!hi!hi!始めますよ♪ 

October 24 [Tue], 2006, 13:20
ミクシィじゃ書けないし、
でも日記でも書いて頭の中整理したいし。

というわけで、新しく日記でも書こう。
このまえのはあまりにもネガティブだったしね。

明るくなりたいなぎちゃに新しい日記なのれす。

えいおー!!
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