金澤の寿司 華爛~まいもん気分でNewYear!~

2011年01月05日(水) 11時14分
昨年の12月というのは回転寿司店のオープンが相次ぎ、ファンにとってはうれしい限りだったが、その中から「金沢まいもん寿司」が経営する「金澤の寿司 華爛」を紹介したいと思う。



さてこちらの店、回転ではなく立ちの店。
玉川高島屋ショッピングセンター内にあるのだが、実は「珠姫」という同じくまいもんが経営する立ち寿司店も同施設内にある。



同じ施設に2店舗オープンとは景気の良い話だが、「華爛」の方は来年3月末までの期間限定店なのである。



でまぁ、立ち寿司の世界にもいろいろとあって、伝統的な江戸前寿司店の場合、純粋に寿司を楽しむ、ということで、アルコールは飲んでも2,3杯。
酒が飲みたきゃ酒亭に行け!というような方針の店も多い。
アルコールなぞを飲んだら繊細な白身の味やシャリの味の差違などがわからなくなる、ということだろう。

とはいえ、最近の寿司屋ではアルコールを飲みながらまずはつまみを楽しみ、〆に握りをいただく、というのが主流で、特に若手寿司職人の店では1万5千円くらいでつまみからにぎりまでワンセットになっている。

立ち寿司の中でも伝統的江戸前派新潮流的なおまかせ派、さらになんでもありの大衆派といったように異なる考えを持った派閥が生じている。
となれば、江戸前の伝統的な寿司文化というのは、「能」「狂言」「歌舞伎」などと同様、伝統芸能的な位置になるわけで、これはやはり一部のファンに支えられて脈々と受け継がれていくのだろう。
庶民にはやはり手の届かぬ存在ですね。

ちなみに私の場合、回転寿司店では宴会時をのぞき、アルコールはたしなみません。
やはり酔ってしまうといろいろな部分が見えなくなってしまいますからね。
で、立ちの店に行くときにはこれはもうOFFタイムなので、アルコールを楽しみに行っちょります。

ので、本日もまずはビールで乾杯。



なにはともあれ刺し盛りをいただきます。



すみいか、生サバ、金目鯛、甘エビ、梅貝などなど。

刺身にはやはり冷酒がぴったり。


能登飲みくらべ」(850円)
遊穂、池月、千枚田の能登の地酒3種です。

つまみにもう一丁、「くちこ」(1200円)


くちこといえばナマコの卵巣で能登の珍味として有名だ。
これ、高いんですよね。

でまぁ、この後、握りをいただくのですが、そこはほれ、アルコールが入っておりますゆえ、NO FHOTOということで。


金澤の寿司 華爛
東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋 南館9階
03-3708-1164
11:00〜23:00
無休

ありそ鮨し 〜羽田空港 江戸小路の高級回転寿司〜

2010年11月15日(月) 12時32分
そんなわけで、国際線旅客ターミナルができた羽田空港へとやってきたのである。
こちらには観光スポットとしても注目されている「江戸小路」というEDOを意識したショッピング施設がある。



予想通り、物見遊山の皆様であふれかえってます。

でまぁ、つらつらと店などを見ているとこんなTシャツ屋を発見!



EDO風というのはどうも浅草仲見世的な世界観になってしまうようだ。
やれやれ。

そしてこちらが江戸小路内にある「ありそ鮨し」。



福井の料理旅館が経営するという異色の回転寿司店だ。
青山でも高級和食店を経営しているが、回転寿司に参入するのははじめてとのこと。
どんな店作りをしているのか興味津々で訪れてみた。

店内はさすが新しい店といった、溌剌とした空気が流れている。



おすすめボードのようなものはないので、メニューを見る。



ふむ、まだオープンして間もないがすでに人気メニューベスト6があるとな。
と、軽く突っ込んでみますが、さすが空港価格といったいいお値段です。

我が子(3歳)はいつものように「マグロ!」と無邪気に言うが、メニューを見ると本まぐろしかなく赤身が驚異の480円!
う……い、いいネタ食べるね……ほ、本マグロは美味しいよ」となんとか平静さを取り繕ってみたりした。



いまのうちから本マグロを食べ慣れると将来がかなり不安ですが。

ちなみにまだメニューは40種弱と少なく、しばし、悩んだ末に羽田沖とあった人気4位の「こはだ」(480円)をば。



ふむ、まずまずの〆加減か。
悪くない感じだ。


岩のり味噌汁」(190円)はたっぷりと海苔が入っている。

次は店のイチ押し、地元、福井の「三国沖甘海老」(380円)。



北陸の甘海老らしい甘味を持っている。
ただ北陸ネタはこれだけというのはちょっと残念。

でまぁ、目の前にいるのが妙に愛想の良い江戸前な板さんなんですね。
ちょっと注文品が届くのが遅れたり、忘れていたりすると「ごめんね〜」(二度はかぶせない U字工事ではない)といいながら一貫サービスしてくれたりする。
ありがとございます。
かと思うと気合いの入った職人の方も居て、日本料理の上下のしきたりを感じさせる厳しいやりとりがあったりとか。
うちの穴子と甘海老を食べずに帰ってもらっちゃ困るね」なんて粋な台詞も出たりする。

ではその穴子をいただきましょう。


鶴見産「活あなご(一貫)」(280円)
江戸前の穴子とくれば小柴が有名。鶴見も同じ神奈川産ということで江戸前っすね。
ただ、味はそれなりにふっくらと煮られているが、「うん?」と首をかしげたくなるところもあり。
職人さんが思いっきりハードルを上げたこともあるが、期待させられていた分、がっかりさんということで。

マグロメニューから「ネギトロ」(380円)



おっ、こちらのレーンは「AiCAM」製だ。



AiCAMも元日本クレセントの社員たちが立ち上げた会社である。
さすがクレセント譲りの高級感ある店作りです。

〆にはカナダ産「天然本まぐろ三種」(1000円)



これまたビッグプライスの一皿。
ま、場所柄仕方がないことだが、回転寿司価格ではない。
赤身の旨みはいまひとつ、トロの脂もじゅわっとしすぎかやや水っぽい脂感でした。
ゴチでした。

おそろく、羽田空港国際線ターミナルという場所柄、海外へ帰る外国人客などがこれから増えていくことと思う。
はじめてこの店で寿司を食べる、回転寿司に触れる方も多いことだろう。
サービス満点の気持ちの良い応対をしてくれる職人さんもいて、回転寿司の楽しさも実感できることだろう。(安さも実感できるといいんですけどね(^_^;))
そういった方々に思い出と記憶を残せる店になるといいなぁ、と思った次第です。


ありそ鮨し
ジャンル 高級志向
東京都大田区羽田空港2-6-5 国際線ターミナル 江戸小路4F
03-6428-0444
8:00〜22:30
無休

皿の数 6皿
今日の一番皿 こはだ
今日のがっかりさん 活あなご

金沢まいもん寿司〜東急東横店に期間限定ショップ!〜

2010年10月30日(土) 11時29分
久しぶりにデパ地下ってやつにやってきた。
JR渋谷駅にある東急東横店だ。
平日の午後5時過ぎの店内は大混雑である。
チラと見て回るが、スーパーとは違って全国の名産品などもあり、見ていて飽きない。
最近の百貨店は地下の食品売り場で持っている、というのも頷けるところだ。

と、つらつら見物したところで「金沢まいもん寿司」が来月3日まで期間限定で出店している店へと訪れた。



こちらはテイクアウトとイートインのお店。



北陸ネタ中心の握りセットに押し寿司、巻物、三貫セットなどいろいろと揃う。
中でものど黒、北陸生甘エビ、富山白エビの押し寿司セットが面白い。
これはまいもん寿司でも出していない寿司だろう。



イートインのメニューはご覧の通り。



握りセットに三貫セット、さらにお好みで一貫から寿司が味わえる。

まずは三貫セットから「のど黒・ぶり・能登牛のいしる漬け炙り寿司(五郎島金時の黒蜜大学芋添え)」(1000円)をオーダー。



いしるというのは能登で愛用されている魚醤のこと。
普通の醤油よりも濃厚な旨みを有しており、漬けにすると魚の味わいがより強烈になる。
これを炙るのだから風味も良く、能登らしさがより際立つ。

能登牛はブ厚く、肉々しくジューシーな味わい。
のど黒は生よりも脂感どっぷりでこれもまたいける!
五郎島金時の黒蜜大学芋は寿司にはめずらしい付け合わせといったところでしょうか。
これ、まいもんのレギュラーメニューに加えて欲しいですね。

さらに北陸ネタをお好みで。
最近、北陸ネタで人気急上昇中の「がすえび」(250円)



ねっとりとした濃厚な甘味がなんともいい。
エビの中では一、二を争うほど好きなネタだ。

そして、富山湾の貴婦人富山白えび」(300円)



金箔がのった姿が何とも神々しい。
まさに貴婦人。
ちなみにこれ、で食べるのが通。
醤油でこの透き通った白さを汚してしまうのは罪だとさえ思う。
ゴチでした。

イートインというシチュエーションなので、買い物帰りのご婦人がふらりと寄って食べる姿が多く見かけられる。
ただ、東急側の告知不足の感は否めず、ポスターなどもほとんど見かけることはなかった。
やはり金沢フェアなどもう少し、間口を広げたイベントにしないと偶然通りかかった人しか入らないのではないか。
そのあたりがもったいないですね。

そんなわけで、テイクアウトで「」(2000円)をば。



がすえび、なめら、中とろ、ぶり、生うになど9貫入ったセット。
北陸の味が家庭で楽しめるとは幸せな時代だ。

「金沢まいもん寿司」の出店は来月3日まで!
お早めにどぞ!


金沢まいもん寿司 
東急東横店 東急フードショー地下1階
デモンストレーションキッチンにて
10:00〜21:00(イートイン11:00〜)

江戸前がってん寿司 六本木店 〜あぁ、青春の六本木〜

2010年07月11日(日) 14時54分
いきなりでなんですが、六本木にまつわる高校時代の思い出話なんかをさせていただきます。

六本木の地に初めて足を踏み入れたのは高校2年の夏休みだ。
当時、「kiss radio」(通称:キスレ)というサーファー系のディスコが流行っていて、丘サーファーな若者の支持を集めていた。
この「キスレ」と人気を二分していたのが渋谷にあった「ラ・スカーラ」(通称:ラスカラ)。
AMラジオで「ハタチになったら ラ・スカーラ」というCMがよく流れており、(文化放送の「青春大通り」でよく聞いた)そういう親近感も手伝ってか、ディスコデビューをする高校生の聖地と化していた。

ご多分に漏れず、私もディスコデビューは高校1年の時、「ラスカラ」で果たしている。
当時、応援指導部という硬派な部に所属しており、髪型などもまったくもってイケていなかったが、夏休みの間隙を縫って留学していた先輩に連れられていかれたのだ。

で、渋谷でディスコデビューは果たしたものの、六本木の地は敷居がまだ高く、応援指導部1年生の身ではとてもじゃないけど行くことが出来なかった。
この頃、丘サーファーはファーラのポッポサックジーンズフレッドペリーのポロシャツ(襟は立っている)、リーガルのローファーが必携のアイテム。
ティーラ(ファーラの偽ブランド。「F」のタグが「T」になっている)のパンツを履いていたいたいけな高校生には手が届かない聖地だったのだ。

といったわけで、はじめて「キスレ」に行ったときは「オレもついに六本木の男になったぜ!」と感涙にむせび泣いたものだ。
その後、大学生になりディスコパーティーが巨大ムーブメントになる頃にはすっかり六本木熱(ディスコ熱)が冷め、ここ10年は滅多に足を運ばない場所になってしまった。
なんというか、もう感性が全く合わなくなった異性との関係にも似ている。
すっかり客層も店も荒れ果ててしまったいまの六本木にはなんの魅力も感じない。
私にとっての六本木は高校時代の憧れの聖地のまま時間が止まっているのだ。

だが、である。
「がってん寿司」が立ち寿司店をはじめたとなると話は別だ。
現在発売中の「ブロガーおすすめのひとり飯」(成美堂出版)に私も3軒ほど紹介しているが、そのうちの1軒が昨年10月にオープンした「江戸前がってん寿司 六本木店」なのだ。


本は以下でチェック!
ブロガーおすすめのひとり飯 東京編 (SEIBIDO MOOK)

店は芋洗坂の入り口付近という絶好のロケーションにある。



プロデュースはTVチャンピオン回転寿司選手権二連覇の青木崇氏。



立ち寿司店でも「がってん寿司」らしい明るく気軽に入れる店作りとなっている。



とにかく寿司屋という場所が大衆からはどんどんと遠い存在になってきている今日この頃、手軽であり、しかも回転寿司のように敷居の低い寿司店の出現が心から待たれているように思う。

町の寿司店のほとんどは近所の常連客を相手に商売をしているのが実情。
しかも若い客の寿司店離れは著しく、このままではどうなってしまうのか?と心配になるくらいだ。
やはり、一見には厳しいのではないかといういままでのあり方やいったいいくら取られるのだろうという不安感。
扉を開けてみないとどんな店だかわからないという店構えなど、とにかく立ち寿司店をとりまく環境は若者や大衆に冷たくできている。

そんなわけで、最近は明朗会計を謳う明るい雰囲気の立ち寿司チェーン店が人気となっているようだが、その真打ちと言ってもいいのがこちらの「江戸前がってん寿司」ではないだとうか。
気軽に利用でき、財布に優しく、しかも美味という回転寿司のいいとこ取りをした本格派の寿司店なのである。

開放的な店なので中の様子がよく見えるのが安心感を与えてくれる。
店に入れば「がってん寿司」同様、元気な挨拶で迎えられるのも肩の力が抜ける演出だ。
回転寿司を卒業し、立ち寿司デビューを果たすには最高のシチュエーションだろう。

寿司の値段ももちろん、回転寿司価格。
一貫130円のメニューも豊富に揃っており、怖い者ナシで注文できるのは心強い。

で、私はカウンターに座ったら冷酒に刺身でまずきゅっと一杯いってみたい。


おまかせ3点盛り」(880円)
今日はマグロ、平目、アジの混成部隊だ。

ちなみにこちらの店、乾杯を盛大に執り行いたいときには乾杯ガールズ?が看板を持って盛り上げてくれる。



ここまでくると大衆居酒屋のノリに近いが、お祭りマンボな「がってん寿司」らしいところでもある。

木箱に盛りつけられる「GATTENサラダ」(980円)はいかにもの女性ウケしそうな一品。



ピリ辛豆腐と海藻のサラダ」(680円)も人気の一品だという。



そして、店の名物とも言える一品料理が「サーモンユッケ」(830円)



イクラとサーモンのハーモニーは回転寿司ではおなじみの組み合わせだが、それをユッケ風にアレンジしたのがおもしろいところ。
うーん、これは回転寿司のエッセンスが効いてる創作メニューだ。

もちろん、寿司もいただく。


〆サバ、中とろ、シマアジ」 それぞれ一貫130円
「がってん寿司」と比べれば小ぶりなサイズだが、いろいろと食べたい向きにはうれしいサイズだ。


活ホッキ」(280円)
うん、ほんのりとした甘さがいいっすね。

創作寿司もあります。


がってん軍艦」(280円)
ウニ、ネギトロ、イクラのトリオ部隊は回転寿司ではおなじみの組み合わせ。
回転寿司だとどうしても大きくなってしまい食べづらいのだが、これなら一口でぱくりといける。

〆には「ピリ辛ねぎ巻」(280円)



涙巻など刺激系巻物で〆るというのが私の定番です。
ゴチでした。

六本木という街はいまの私にとっては過去の存在ではあるが、近場で飲んでいたときなどふらりと足を向けたくなる深夜営業の店が出来たことはなんともうれしい。
寿司店のあり方もかわりつつあるのを実感した次第です。


江戸前がってん寿司 六本木店
東京都港区六本木6-1-3 六門ビル1F
03-6438-1950
月〜土 17:00〜5:00 
日曜 17:00〜3:00
無休

回転寿司 魚屋一代 〜北東京の実力派 地中海産本マグロ編〜

2009年12月20日(日) 17時00分
東京というところは日本で一番回転寿司店が多い場所だが、北東京、というか、埼玉県寄りの地域はグルメ系回転寿司店の盲点となっている場所である。
最近は銚子丸がってん寿司なども進出してきたが、それ以前は板橋サティ内にある「回転寿司 魚屋一代」がグルメ系の砦を守っていたといってもいいだろう。

さて、こちらの店、横浜南部市場で仕入れを行っている鮮魚店が経営しているとあって、質の高い魚が食べられる。



ショーケースを覗くと見慣れたネコのキャラクターがいた。



ソニープレイステーションの人気ゲームキャラ、トロである。
私も10月にトロの番組に出演させていただいたが、そんな縁もあってかなんだか親近感が沸いてくる。



店内はJAZZが耳に心地よく流れており、大人の空間を演出しており、
きびきびと動き回る職人肌の板前さんたちを見ているだけで身が引き締まる。



こんな場所に本格的な回転寿司店があるとは驚き、まさに穴場の店といえよう。

まずはその名も強烈な「ビッグ三昧」(800円)



ボタンエビ、ホタテ、ウニの大ぶりネタ3貫が並ぶ。
食べにくいほどデカイのが回転寿司のデカネタというもの。
お値段もビッグだが、満足感もビッグサイズだ。

お次は江戸前小柴産にこだわった「江戸前あなご」(400円)



ふっくらと煮揚げられた穴子に寿司屋魂を感じる。
ツメも甘すぎず、なかなかに良い。
ここ数年、穴子に力を入れている回転寿司店が目立ってきたが、ツメに問題がある店はまだ多い。
ネタにこだわるならツメにもとことんこだわって欲しいものである。

そして、店のオープンよりこだわりを持ているという地中海産「本まぐろ中トロ(一貫)」(350円)をいただく。



地中海産の本マグロは強い潮に揉まれて育つため、脂ノリの良さに定評がある。
地中海は畜養マグロの一大産地であるが、これからもっと注目を集めてきそうだ。

さらに地中海産「本まぐろ大トロ(一貫)」(400円)もいただく。



サシの入り方も良く、ねっとりとしたマグロの旨みを感じる。
ゴチでした。

これから商業施設に回転寿司店の出店は増えていくことが予想される。
それだけ回転寿司店の集客力が期待されているということだろう。
買い物ついでに回転寿司、あるいは回転寿司のついでに買い物なんてことが、気軽に出来るようになってきたことはある意味、感慨深い。


「回転寿司 魚屋一代」
ジャンル 高級志向
東京都板橋区徳丸2-6-1板橋サティ5F
03-5922-6621
月〜金   11:00〜22:00
土・日・祝 10:45〜22:00
無休

皿の数 4皿
今日の一番皿 江戸前あなご
今日のがっかりさん

廻鮮寿司 とろ一丁 町田店 〜デカネタ系本格寿司の老舗〜

2009年11月28日(土) 16時30分
首都圏で立ち寿司店系列の回転寿司店といえば、「寿司の美登利」が経営する「回し寿司 活」が有名であるが、神奈川にも有力な回転寿司店がある。
大乃寿司」が経営する「廻鮮寿司 とろ一丁」も美味しい寿司が食べられる店である。

訪れたのは町田店



週末のランチ時、店は活況を呈していた。



入り口の一角には土産物コーナーがある。



本日のおすすめはご覧の通り。



他にも旬のメニューが揃っており、メニューは豊富だ。

まずはおすすめの氷見産「寒ぶり」(350円)と本日のお椀から「ねぎま汁」(280円)をオーダーした。

待つこと10分
なにも出てくる気配はない。
注文忘れだ……
ちなみにお椀は目の前の職人さんが大声でホールの係りに伝えたようだったが、オーダーが通ったかどうかの確認作業は出来ていないようだ。
担当者に注文を振っておしまい、というのは危険なオペレーションである。

寒ブリに関しては「はい」と職人さんに受けていただけたが、混雑していることもあって忘れてしまったのであろう。
まぁ、よくあることである。
ので、あらためて頼みなおす。



ご覧のようになかなかにデカネタだ。
こちらはデカネタ系の店としても老舗の部類に入る、その筋では有名なお店。
ただデカいだけではなく、寿司としても美味である。
寒ブリも冬の回転寿司には欠かせないネタになってきた。



ねぎま汁」は出汁の旨みが際立っている。
あっさりとしている中にマグロの脂の濃厚なダシの旨みを感じる。
丁寧に作っていることが伺える。

お次は変わりネタから「さっぱりタコの吸ばんポン酢」(130円)



生タコの吸盤はプチッと弾ける食感と吸い付くような味わいがなんとも良い。
吸盤は捨ててしまう店も多いかと思うが、こんなにいけるネタを捨てるなんてなんともったいないことか。
一品料理では見かけることもあるが、寿司にしてしまうところが回転寿司の本領発揮といえるだろう。

店名に「とろ」と使っていることからもマグロへのこだわりは深い。
自慢の「本まぐろ赤身」(350円)をいただこう。



いい値段をとっているだけあって、さすがに美味だ。
ネタも大きく、握りもしっかりとしており、さすが寿司屋の回転寿司店だと納得する。
ちなみに「とろ」にちなんで毎月16日は「とろの日」ということで、自慢のマグロが安価で提供されている。
これはお得だ。



おすすめの貝から北海道産「ホッキ貝」(350円)を頼んでみた……が、こちらも残念ながら忘れられてしまった……一度目はまぁ、仕方がないとしても二度目となるとちょっと意識がどうなのかなと思ってしまう。



寿司が美味なだけにこのあたりの気配りがもったいない。

オリジナルロールも面白そうなネタが揃っていたので、中から「サーモンイクラロール」(400円)をチョイス。



サーモンを挟んだ裏巻きのロールにイクラをトッピング。
サーモンとイクラの親子といえば、軍艦が定番だが、ロールの世界でももちろんいける。

〆には「本まぐろ中トロ」(580円)にいってみよう。



こちらも食べで十分のデカネタサイズ。
ねっとりとした濃厚なマグロの味わいが口腔内いっぱいに広がり幸せな気分になれた。

と、普段ならこれでお会計となるのだが、自信満々のデザートがレーンに回っていたのでいただいてみることにした。


自家製杏仁豆腐」(180円)
甘さ控えめのさっぱりデザート。
寿司屋のデザートはしつこくないほうがいい・
ゴチでした。

さすが寿司屋経営の回転寿司店だけあって、本格志向の寿司がいただける。
活気もあり接客も悪くはない。
界隈では老舗の部類に入る人気店だが、もっと上を目指せるのではないかなぁと思った次第です。


「廻鮮寿司 とろ一丁 町田店」
ジャンル 高級志向系
東京都町田市木曾西4-35-1
042-794-1553
11:00-22:00
無休

皿の数 7皿
今日の一番皿 本まぐろ赤身
今日のがっかりさん ナシ

【閉店】回転寿司 北澤倶楽部 「サービス品から超高級寿司まで」

2009年04月29日(水) 10時00分
さて、回転寿司ファンなら首都圏以外に住む方でも「回転寿司 北澤倶楽部」の名前は聞いたことがあるのではないか。
ちょうど10年前にオープンしたのだが、その登場はあまりに鮮烈であった。
私もオープンすぐに訪れたのだが、メニューを見て目を疑った。
なんと一貫1500円もする皿があるのである。

な、なんということだ……
当時、回転寿司は第3次ブームが到来しており、グルメ志向の回転寿司店が次々とオープンしていたが、それにしても回転寿司の常識を覆す驚異の値段設定。
しかも、大間産本マグロ、天草産活天然車エビなどそれまでは回転寿司では使えなかったような超高級ネタに挑んできたのだから、これはもう衝撃としかいいようがなかった。

高級寿司店にも負けない素材勝負の回転寿司店」というこれまでになかった店の登場はやはりエポックメイキングな出来事ではないかと思う。

あれから10年、いまでは高級志向の回転寿司店もめずらしくはないが、その先駆けとしての功績は素直に評価したいと思う。

といったわけで、「北澤倶楽部」に関しては「高い店」というイメージが先行しているきらいがある。
なにせいまは一貫3000円の活車エビもあるくらいだ。
私がこれまで見てきた回転寿司店の中では日本一高いネタである。
誰がそんなバカ高いネタを回転寿司で食べるのだろうか?」と思う方も多いことだろう。
でも、そのネタが3000円を出しても食べる価値があると認める人は食べるのである。
そこには「回転寿司だから悪かろう」という概念はない。
ネタに対しても客からの信頼を得ているからこそ、この価格で提供することが出来るのである。

そんなわけで、店の前に立つと一瞬、マックではないかと見間違う。



よく見てもマックだ。



店内はアイドルタイムがないかのように様々な客層でにぎわっている。

店のシンボルはこのマグロだ。



このあたりからも大間産本マグロにこだわる姿勢が伺える。

今日のおすすめはご覧の通り。



400円台が並ぶため、やはり高いなぁという印象を受けるが、サービス品もご覧のようにある。



ちなみに皿の値段も実に細かく12段階にまで分かれている。



つまり、高い寿司を食べるも安い寿司を食べるもそれは客次第。
1000円で腹一杯になることができる店でもあるのだ。

今日は「サービス品から超高級寿司まで」ということでいってみましょう。

まずはサービス品の「カンパチ」(168円)
写真を取り忘れたが、きっつけの角がしっかりと立っており美味だ。
この値段の皿でも十分に「北澤倶楽部」の実力を堪能できることだろう。

さらにサービス品から「金目鯛」(420円)にいってみよう。



この時期の金目鯛は脂ノリが本当によい。
握りの形も美しい。

この店はグランドメニューなどは一貫握りで提供するのが特徴でもある。
2貫など高くて手が出せない、あるいはいろんな種類を楽しみたいという向きには本当にうれしいサービスだ。
このスタイルに関しては全国的に広まって欲しいと心から思っている。

といっあたわけで、一貫握りから「生本マグロ中トロ」(315円)をいただきましょう。



中トロのねっとりとした味わいがしっかりとしており、これは納得。

そして、店の実力が顕著に出る「煮大穴子」(315円)



うむ、ふっくらとした味わいでツメもしっかりとしており、これも本格的だ。
値段相応……ある意味、コストパフォーマンスがよい、といえるかもしれない。
このあたりも人それぞれの価値観ですかね。
そもそも、ここに来るお客さんというのは値は張っても美味しいものが食べたい、という考えであろうから、納得して注文しているのではないかと思う。

〆にはもちろん、「極上本マグロ大トロ(一貫)」(1470円)でいきましょう。



確かに見た目からも旨いであろうことは伝わってくる。
しかし、一貫1500円近くともなるとそう簡単に口には運べない。
じっくりとなめまわすように見る。
あー、この上におろしたての本ワサビがのっていれば幸せなのにとちょっと思う。
そして、おもむろに口に入れる……
おぉー、まさに極上の名に恥じぬとろけるような味わい……
たとえば、どうしても一貫に1500円も出せないという方はどこかの回転寿司店の大トロを3回我慢して、この一貫を食べるというのもありかもしれない。
そうでもしないと手が出しづらいのは確かだ。
ゴチでした。

高価なネタを存分に味わうも安価なネタで楽しむもそれは客次第……
ではあるが、目の前に美味しそうなネタがあると頼みたくなる……
安く上げるつもりだったのについ高価なネタに手を出してしまう、それもまた人生。
そんな欲望との葛藤が楽しめる回転寿司店なのではないだろうか。

※2009年10月15日閉店


「回転寿司 北澤倶楽部」
ジャンル 高級志向
新宿区西新宿1-17-1
03-5339-7515
11:45〜23:00
無休

総合評価 3
味 4
雰囲気 3
サービス 3
コストパフォーマンス 2.5
エンタメ 3


皿の数 5皿
今日の一番皿 極上本マグロ大トロ
今日のがっかりさん ナシ

沼津港本店 世田谷馬事公苑店 「食楽 1月号」の取材です

2008年11月23日(日) 22時00分
というわけで、今年の6月号に続き、12月6日発売の『食楽 1月号』で再び、回転寿司特集が組まれることになった。
なんでも前回の特集が好評だったとのことで、第2弾をやりたいとのことである。

回転寿司というジャンルが、食にこだわる雑誌で取り上げられるのはうれしい限りなので、今回も協力させていただいたが、ひとつ「うーん」と思うところがあった。

それは東京至上主義ともいうべき発想で、『食は東京に有り』という他の料理と一緒に考えられているところである。

確かに寿司はもちろんのこと、イタリアン、フレンチ、中華など他の料理の一流どころは東京に集中しているといっても過言ではない。

しかし、回転寿司に限ればこの図式はまったく当てはまらないのである。

東京にも素晴らしい店は何店かあるものの、全体的なレベルでいったら、神奈川、千葉にはとてもかなうものではない。
なにせ、向こうは相模湾や三崎港、銚子港や勝浦などの房総半島を持っている地域である。
いくら築地があるといえども、それら活魚を出されたら太刀打ちできないのが実情だ。

しかし、雑誌的には東京のページを多くし、神奈川、千葉はその後塵を拝するということになってしまう。
今回は東京8店、神奈川、千葉、青森で3店ずつ取り上げたが、神奈川、千葉でもっと紹介したい店があったのに、と思った次第である。

で、今回は対談というのを行った。
相手は元フジテレビアナウンサーの富永美樹さん。

詳しい内容はまた発売された頃に書かせていただくとして、今回いただいた寿司を紹介します。

対談の場所は「沼津港本店 世田谷馬事公苑店」ということで、素敵な寿司が期待できる。




まずは一品料理の数々。

地金目鯛の姿煮」(850円)



焼きタラバガニ」(1200円)



三陸産「生カキ



握り部門にいっていまの時期には珍しい「生しらす



白子軍艦



ホッキ貝



生タラバ



といったところ。

こういった豪勢な寿司をみると回転寿司の底力といったものが垣間見えるのではないかとおもう。

いやいやいや、回転寿司の進化はこれからですよ、といって、楽しい対談を締めくくった。


「沼津港本店」 世田谷馬事公苑店
ジャンル 高級志向・居酒屋系
東京都世田谷区上用賀2−4−18
03-5799-3093
11:00〜23:00
無休

こだわり廻転寿司 まぐろ人 銀座店 今日のテーマ「銀座で回転寿司」

2008年08月30日(土) 23時59分
さて、9月1日オンエアの「2時っチャオ!」(TBS系14:00〜)のロケの話の続きです。
今回もチャオ検定に出演していますが、このところ「すごい回転寿司屋って、たくさんあるんですねー」という声を良く聞くようになったことがうれしい。
今日紹介する「こだわり廻転寿司 まぐろ人 銀座店」もそんな店の一つである。



なんといっても日本全国寿司職人の憧れの地・銀座で、回転寿司で勝負しよう!という心意気が素晴らしい。
お店もその心意気に負けぬような素晴らしい造りだ。
最近の回転寿司ではめずらしくBOX席がなく、すべてがカウンターというのも銀座仕様か。
やはり、銀座では粋にカウンターで寿司をつまみたいものである。

「まぐろ人」は魅せる演出もうまい。



今日のポイントは特大のボタンエビですかね。
これはすんごく美味しそうだ。



ネタケースを見ても、銀座の寿司店に負けていない本格派だ。

このいい感じの雰囲気の中、銀座で寿司を食べられるというのだから、ついに回転寿司もここまで来たか、という思いを抱かずにはいられない。

正直、銀座というのは回転寿司にとって厳しい地域。
過去、いろいろな店舗が進出してきたが、成功した店舗というのは数少ない…
というか、「KAZU」という高級回転寿司の走りといってもいい店があったのだが、それも昨年に撤退してしまった。
だからこそ、いま東京で最も勢いがあるといってもいい「まぐろ人グループ」に銀座で成功していただきたい、という思いはすんごくある。

お店に方に話を聞くと、現在、ランチタイムは好調だが、夜はまだまだ厳しいということだった。
今年の2月オープンなので認知度がまだ足りない、ということもあるとは思うのだが、回転寿司店でも本格的な寿司屋のようにつまみながら飲める、というスタイルが浸透していないことも大きいと思う。

いまはですね、回転寿司店でも本当に美味しいつまみを食べながら酒を飲める店、というのはめずらしくはない。
私も若かりし頃には「いつかは銀座で寿司を食べてみたい…」とずっと思っていた。
敷居が高い銀座の寿司店に訪れるのは勇気が要ることでも回転寿司なら気軽に出来る。
「まぐろ人」が銀座で成功すれば、回転寿司ももうワンランク上の世界にいけるのではないかと思っているので、なんとか頑張っていただきたいものです。

というわけで、本日食べた魚を紹介します。



さきほどの「特大ボタンエビ」(682円)
いやー、身のプリップリ感がちょっと違う。
これだけの大きさにもかかわらず、身は締まり味も繊細。
たっぷりの卵といただくとなんともいえぬ幸せが口腔内いっぱいに広がった。



そして、ボタンエビの頭はからっと揚げて、パリパリッといただく。
頭のミソの味わいもよく、丁寧な仕事を感じた。

お次は新作の「活穴子の握り」(441円)



ポン酢と梅味が味わえる。
最近、活穴子の握りを出す店がポツポツと増えており、回転寿司の新たな世界が広がってきている。
いままで穴子は煮て食べるもの、という概念があったが、こういった新しいチャレンジこそが回転寿司の醍醐味でもある。

活サザエ」(514円)もにぎっていただきましょう。



上に乗った肝がアクセント
鮮度の良いサザエだけに肝に苦みはなく、サザエの味わいが増幅するような感じ。
壺焼きも捨てがたいが、サザエのこれでもかー、というコリコリ感を味わうなら、やはり刺身でいただくに限る。

ご存知、「関あじ」(441円)もいただきましょう。



いかにも身が締まっているというコリッとした歯ごたえに甘みと旨みが混ざり合い、なんとも上品な味わいだ。
いまは回転寿司店でも一年中、新鮮なアジが楽しめるが、やはり関アジは別格である。

ここでちょっと面白い「まぐろ人」のアイドルタイムのレーンをみてみよう。



お客さんが入り出せばもちろんのことレーンに皿を流し込むが、アイドルタイムはご覧のような感じだ。
それでも写真の出来が良いので、回転寿司のレーンの役割はしっかりと果たしているといえるだろう。
私の持論ではレーンは競馬のパドックと同じ。
要はレーンをじっくりと見て、食べたいものを注文すれば良いのである。

その他にも定番の「まぐろ人盛り」(682円)



ビックリネギトロ」(441円)もいただいた。



ゴチでした。

「まぐろ人」の店舗はどこもにぎわいをみせており、この銀座店もこのままで終わるとはとても思えない。
銀座という場所にふさわしい店造りで、一人でも2,3人でも十分に楽しめるだろう。
落ち着いた雰囲気の中、豊富に揃うお酒を飲みながら一品料理もつまめる回転寿司店。
そんな店が銀座にあることを是非、覚えておいていただきたいと思う。

この模様は9/1「2時っチャオ!」でお楽しみください


「こだわり廻転寿司 まぐろ人」 銀座店
ジャンル 高級志向&エンタメ
東京都中央区銀座3-8-4 新聞会館ビル1F
03-6883-1133
11:30〜22:00
無休

東京元気寿司DINING BAR 八重洲地下街店 今日のテーマ「スタイリッシュ空間でいただくスタイリッシュ寿司」

2008年08月15日(金) 15時01分
お盆ともなると回転寿司業界もかき入れ時で人気店は目の回るような忙しさである。
今年のお盆は原油高の影響からか車で帰省する人が少なく、列車が例年以上の大混雑だという。
普段ならばゆったりと新幹線内で駅弁などを食べている方も乗車率150%の車内ではそれも気が引けるはず。
長旅の前になにか食事でも、という時には駅地下のレストランが便利である。

もちろん、東京駅にも回転寿司店はある。
2001年には「オ・テル・ド・ミクニ」の三國清三シェフがプロデュースする「回転寿司 三九二」がオープンしたのをきっかけにオシャレ系回転寿司店が続々と登場し、数年前まで駅地下には5店舗ほどの回転寿司店があったが、いまは駅構内にある「うず潮」と今回訪れた「東京元気寿司DINING BAR 八重洲地下街店」のみとなってしまった。

急いでいてあまり時間のない旅客にすぐに食べられる回転寿司はピッタリのような気もするのだが、やはり店がたくさんあると生き残り競争も苛烈を極めるようである。
「東京元気寿司DINING BAR」は低価格チェーンの「元気寿司」「すしおんど」や高級業態の「千両」を展開する元気寿司が経営する店舗だが、元気寿司の他の回転寿司チェーンとは全く違ったコンセプトで作られた店だ。
生き残りの秘密を求めて店へと訪れた。

店は八重洲地下街の外れの方で、駅からは少し離れたところにある。
ご覧のようなスタイリッシュな店構え。



そのためか界隈のサラリーマン、そしてOLの姿も目につく。
どういうわけか、東京ではオシャレ系回転寿司店が定着しないが、このジャンルは絶対に『アリ』だと思っている。
そのためにはスタイリッシュな雰囲気だけではなく、味も本格派でなければならないのはいうまでもない。

店内も実にスタイリッシュな造りで、JAZZが低く流れ、とても駅地下とは思えない落ち着きがある。



旅行に行く前に寄る、というよりは、ゆっくりと腰を落ち着けて飲みながら、といった使い方をしたくなる店である。
今日のテーマは「スタイリッシュ空間でいただくスタイリッシュ寿司」ということでいってみよう。

まずはおすすめから「活〆かんぱち」(315円)からいただいてみる。



サクリとした食感がカンパチの持ち味。
なかなかに上品な味わいだ。

本日のおすすめ味噌汁から「青さのみそ汁」(189円)を。



青のりがふんだんに入っており、風味の良い味噌汁である。

さらにおすすめから「新さんま」(189円)を。



さっぱりとしてはいるがややトロリとした味わい。
これからはサンマにも脂がのってくるようになるので、このさっぱり味もそろそろ終わりか。

トロリとしたところで、もっとトロトロになってみたくなる。
本まぐろ中とろ」(420円)



中トロらしい濃厚なねっとり感が味わえた。
しっかりとした寿司である。

ここでスタイリッシュ店ではおなじみの創作系にいってみる。
炙りサーモン黒胡椒」(231円)。



サーモンの上にマヨネーズをかけ、さらに黒胡椒をまぶして炙ったネタだ。
黒胡椒を回転寿司で使うのはめずらしい。
黒胡椒というとどうしても風味も辛みも強いために刺身と食べるというのはちょっとどうかなと思うが、炙りネタとならば面白そう。
食べてみるとまずは黒胡椒の粒々とした食感に存在感を感じる。
マヨとのコラボを楽しんでいると最後にじんわりと黒胡椒の辛みが伝わってくる。
気がつくと額にうっすらと汗をかいていた。

〆にはこの店得意のロール寿司で。
裏巻テキサスロール」(231円)をいただこう。



レタスとマヨネーズ味が強いのだが、食べているとカルビの味わいがしっかりと漂ってくる。
やはりこういった洋風ロールは裏巻が気分である。

他にもドラゴンスケールロールやカラフルなヒラ・マ・サ・ロールなどオリジナルロール寿司が4種類ほどある。



洋風ロールは見た目の華やかさがなんといっても大事である。

回転寿司エリアの他にもテーブル席があり、こちらは平日にはランチ目当てのOLでにぎわいをみせている。
昼はランチ、夜はオシャレ酒屋としてつかわれることが多そうなスタイリッシュ回転寿司店。
雰囲気も良く、そして本格的な寿司をつまめるというのが、この店の人気の秘密か。
この業界では女性客をターゲットにした回転寿司店は成功しない、というジンクスがあるのだが、それもすべてが中途半端だったからに他ならない。
しっかりとしたコンセプトの元、しっかりとした寿司を提供することが大切であるのだとあらためて思った次第です。

「東京元気寿司DINING BAR」 八重洲地下街店
ジャンル 高級&エンタメ系
東京都中央区八重洲地下街中4号
03-5255-6606
11:30〜22:00 月〜土
11:00〜21:00 日・祝日
無休

元気寿司が提案する新感覚スタイリッシュ回転寿司店
総合評価 3
味 2.5
雰囲気 4
サービス 3
コストパフォーマンス 2.5


皿の数 5皿
今日の一番皿 炙りサーモン黒胡椒
今日のがっかりさん ナシ

こだわり廻転寿司 まぐろ人 吉祥寺店 今日のテーマ「“新”夏の寿司」

2008年07月29日(火) 23時15分
昨年発売の「おとなの週末」(2007年10月号)で『関東エリアの回転寿司20チェーンを採点』という企画があった。
1位に輝いたのは「まぐろ人」。
なるほど、といった感じの納得の1位か。
ちなみに2位以下は
2位 「すし銚子丸
3位 「沼津港
4位 「がってん寿司
5位 「びっくり寿司

となっていた。
これはライターによる調査ということだが、個人的には「へっ?」っていう感じではある。
ライターの方の基準やらがいまひとつピンとこないというのもあったが、私が選ぶとこうはならないですかね。
ちなみにカフェ部門で最下位にランキングされた「カフェ ベローチェ」は講談社を訴えている。
覆面ライターの調査ということだが、こういった調査・ランキングモノの企画の場合、ライターの信頼度というのがすごぶる重要になるはずだ。
「カフェ ベローチェ」側にしてみれば、どこの馬の骨ともわからんやつに好き勝手言われてブランドイメージを傷つけられたことに腹を立てたのだろう。
やっぱり、最下位ってのはイメージが悪すぎますからね。

ま、私も長いことグルメ系のライターをやっていたからわかるが、こういうのを担当するライターは別に回転寿司に詳しいわけでもカフェの知識が満載なわけでもないことが多い。
よって、関係者や専門家がみると「おいおい、なにやってんの?」となってしまうわけだ。
ラーメンランキングで石神秀幸氏大崎裕史氏が登場すれば、納得感があって、文句などでないものだが、そのあたりのやり方がどうっだのかなと。
大人だったらもうちとちがうやり方をしたんじゃないかと思うのだが。
「おとなの週末」なのにね。
私もオフィシャルHPの「回転寿司PARADISE」で毎月首都圏ランキングというのをやっているが、こういうのは責任もってやらないといかんですよね。

ま、それはおいといて東京は当然降り出した夕立が猛威をふるっており、皆、吉祥寺の駅前に釘付けになっていた。
その横をすり抜けて駅地下へと向かう。
こだわり廻転寿司 まぐろ人 吉祥寺店」は駅地下にあるのだ。



平日の夜だが、席はほぼ満席。
人気の高さが伺える。
吉祥寺は長らく激安系の回転寿司店しか存在しておらず、『天下寿司vs元祖寿司』といった図式があったのだが(「天下寿司」の方が人気があったと思う)、5年前に登場した「まぐろ人」がその図式をガラリと変えてきた。
なにせいまじゃ吉祥寺のみならず、東京で一番人気のある回転寿司チェーンにまで出世しているのだからたいしたものだ。

素晴らしい回転寿司店とはいつ行っても楽しみがあるモノだが、今日はどんな風に楽しませてくれるのだろう?



席に着くと「お飲み物かお椀はいかがでしょう??」というので、お椀のメニューを聞いてみた。
椀物は充実の5種類もあり、中から初体験となる「海ブドウのお椀」(441円)を注文した。
お椀が来てから注文しようかと思い、黒板のおすすめの品やレーンを見ながら本日の組み立てをあーだこーだと考えていた。
この時間が結構、好きなんです。
アミューズメントパークでなにから乗ろうかと考えるのと同じく楽しく、
そして野球日本代表の打順を考える星野監督のように悩みながら、その日の方針を決定するのだ。
今日のテーマは「“新”夏の寿司」ということでいってみよう。
どんなラインアップを考えたかというと……

まずは「新子」(514円)からいってみよう。



シンコといえば6月中旬あたりから初物が出回り出すネタで、コハダの幼魚のことをいう。
初物の頃は寿司屋でも一貫1000円くらいする超高級ネタではあるが、この時期になると少しは値も落ち着いてくる。
しかし、仕込みに非常に手間が掛かるために回転寿司店で見かけることは稀だ。
しっかりと仕事をしているという証でもある。
身が小さいので2枚付けで握られることもあるが、こちらはスモールな1枚付け。

上品で柔らかな歯ごたえがなんともいえないですね。
ちなみにシンコは小さなモノほど値段が高いといわれ、一ヶ月もするとシンコの季節は終わってしまう。
また来年のお楽しみだ。

ここでようやくお椀が来た。
注文してから5分以上はゆうに経っているからこちらも忘れかけていた。



ご覧のように海ブドウがたっぷりと入っている。
かなりいい値段なので手がだしにくいかもしれないが、お椀に入っても不思議と海ブドウのプチプチ感は楽しめた。
ほー、熱いお椀などに入ったら海ブドウもへたれるかと思ったが、意外と健闘しているようだ。
ちなみに最後の方になるとさすがぶ海ブドウもへたってきたが、それはそれでまた味わいが出てきた。
よく大衆食堂の味噌汁とかで、くたくたになったワカメや大根が入っているが、あのクタクタ感が好きなんですよねー。
そんなことをちょっと彷彿させる味だった。

続いても新シリーズで「新秋刀魚」(273円)。



サンマといえばその字の通り、秋の魚と思われている方も多いと思うが、初物のサンマは脂のりがうすくさっぱりとしており、刺身で食べるとすごぶる旨い。
夏の光り物には欠かせないネタですね。

続いては『当店おすすめ』と書かれていた「鯨の赤身」(336円)。



クジラというと鮮度が良くないものはクセがあり、苦手な方も多いと思うが、こちらの赤身はあっさりとしており、ショウガと共にさっぱりといただけた。
夏の寿司はやっぱりあっさりといきたいものだ。

お次は「茗荷の握り」(210円)を注文してみよう。



ミョウガのシャキッとした食感が楽しめた。
ミョウガの苦みのおかげで口の中がさっぱりとした。
口代わりにちょうどよいネタだ。

ここで恒例のレーンチェックです。
華やかな寿司がいろいろと廻ってきます。



〆には「づけ納豆巻き」(336円)。



漬けマグロと納豆の巻物である。
漬けのしっかりとした歯ごたえがアクセントになっており、納豆との調和がなかなかに良かった。
ゴチでした。

味に関してはさすがbPに選ばれる店だと思うが、ネタがちと小ぶりかなー。
板前さんのサービスも雰囲気もまずまず良いのだが、ゆったりとした気分になれないのがもったいないところ。
席の間隔がこういった高級店にしては狭すぎるんですね。
いい値段を取る高級業態の寿司店ならば、もうちょっとゆとりをもった席作りをしていただきたいと思った。
なにせ隣の人の使い古したぐちゃぐちゃのおしぼりが目の前にずっとあって、気になって仕方がなかった。
これはマナーの話だからあれですが、自分の使ったおしぼりはちゃんと丸めるなどして手元においておきましょう。
おしぼりをだらしなく放り出していることほどマナー違反はありませんから。
やっぱり回転寿司店でも粋に過ごしたいモノです。


「こだわり廻転寿司 まぐろ人」 吉祥寺店
ジャンル 高級&エンタメ系
武蔵野市吉祥寺南町2-1-31フレンテ吉祥寺地下1階
0422-76-8020
11:00〜15:00 17:00〜22:00(平日)
11:00〜22:00(土・日・祝日)

「おとなの週末」が選ぶ東京bP回転寿司チェーン
総合評価 3
味 3.5
雰囲気 2.5
サービス 3
コストパフォーマンス 2.5
エンタメ 3.5

皿の数 5皿
今日の一番皿 海ブドウのお椀
今日のがっかりさん なし

回転寿司 沼津港本店 世田谷馬事公苑店 今日のテーマ「ビール de つまみ寿司」

2008年04月30日(水) 23時51分
今日の道路は走りにくくて参った。
どこもかしこもガソリンスタンドの前は渋滞が起きており、そのあおりで道路にも渋滞が起きているといった状況だ。
ガソリンの値段はまた上がるようですが、寿司の値段も各地で上がりはじめているようだ。
今日訪れる「回転寿司 沼津港本店 世田谷馬事公苑店」も5月中旬に一部値上げをするという張り紙がされていた。
やはりマグロをはじめ、活魚の値も上がってきているだけに活魚を中心にした店ではこれも仕方がないことなのかなぁということで。



そんなわけで、本日も活魚はいただきつつも、同行者が運転してくれるというので、久しぶりにビールを飲みながら回転寿司をつまんでみようと思う。
今日のテーマも「ビール de つまみ寿司」ということでいきましょうか。

開放感があり、カウンターもゆったりとしているので、気分よく食事が出来る。
こういう店ではのんびりとアルコールも楽しめる。
まずは早速、ビールを注文。


(だいぶ飲んじゃいました)

おっ、ここは「キリンブラウマイスター」が置いてある。
個人的にはすっきりとした味わいのビールよりも麦芽の効いた濃厚味のビールの方が好きだ。
「スーパード○イ」が寿司屋で出てくるとちょっとがっかりします。

ビールを飲むときにはつまみでコイツをまずはいきたいところ。
カニサラダ」(150円)。



寿司とは口に入る限り、一口でパクリといくべきではあるが、ビールを飲んでいる時のカニサラダに限っては、邪道とも言われようとまずカニサラダだけをつまみにビールをいただき、最後にカニサラダのエキスが染みこんだシャリのみの軍艦をいただくというのがよろしい。
寿司ではネタを剥いで、醤油をネタに付けたりすることを『追いはぎ』といって嫌われる行為なので、ネタだけ先を食べてしまうのは言語道断。
ですが、カニサラダをつまみにビールを飲むのはやめられんです。
回転寿司では基本、何をやってもOKだとは思うので、これもありなのかなぁということで。

続いてもビールに合いそうな「塩レモン太刀魚」(350円)。



ふんわりとした太刀魚を塩とレモンでいただくという一品。
この時期、刺身の太刀魚ももちろんいいが、ふんわり味もなかなかにいける。
もちろん、太刀魚の味わいもしっかりとしており、ビールにも合う。

炙りといえばコイツにもいってみましょう。

炙りイワシ」(250円)。



こちらはトロリとした味わいで、いい感じでビールが進みますな。

あまりに幸せそうに飲んでいたからかもしれないが、板前さんに「ビールに合いますよ」とんことで「地ダコ刺身」(350円)をすすめられた。



もちろん、いただきます。
今日の地ダコは千葉産とのことだったが、これはいい!
いや、うまいですよ、まさに寿司屋のつまみですね、これは。
他にも一品料理類が充実しており、ここはアルコールを飲みながら、一品をつまんで、そんでもって寿司も食べられるという、寿司屋使いができる回転寿司店といえるだろう。

二杯目のビールをいただきつつ、「春野菜の天ぷら」(600円)もいただきましょうか。



ふきのとうやぜんまいなどの春野菜を塩と天つゆでいただいてみました。

そして、みるからに旨そうな「真アジ」(250円)。



うん、これは最近食べたアジの中では一番美味でした。

沼津港というくらいだから沼津の旬にもいってみますか。



生しらす」(300円)。
しらすは生に限りますね、ホントに。

〆には私のHP「回転寿司PARADISE」の殿堂ネタにも選ばれている「ジャンボエビフライ巻き」(350円)で。



サクッサクッとしたエビフライの食感もいいが、なんといっても酢飯との相性もいい。
うーん、満足です。

回転寿司店でも、美味なアルコールを飲みながら本格的なつまみをいただきつつ、寿司もつまめる、といった、寿司屋使いができるいい店というのが、増えてきている。
しかも寿司屋よりも安価で安心して楽しめるとあれば、このジャンルもさらに需要が増えてくるのではないかと思う次第です。


「回転寿司 沼津港本店」 世田谷馬事公苑店
ジャンル 高級志向・居酒屋系
東京都世田谷区上用賀2−4−18
03-5799-3093
11:00〜15:00、17:00〜23:00(平日)
11:00〜23:00(土・日・祝)
無休

一品料理も充実!小上がりもある回転寿司店です
総合評価 3.5
味 3.5
雰囲気 3.5
サービス 3.5
コストパフォーマンス 3
エンタメ 3.5

皿の数 6皿+一品料理2品
今日の一番皿 地ダコ刺身
今日のがっかりさん なし

ぴんとこな 今日のテーマ「外国人好みの西洋風ネタ」

2008年03月12日(水) 23時34分
東京で最も外国人が訪れる回転寿司店といえば、間違いなく「ぴんとこな」であろう。



六本木ヒルズ内にある、という立地のためか、ヒルズで働く外国人たちでにぎわっているのだ。
特にランチ時などは店内では英語がそこかしこで飛び交っている。
今日訪れたときも客の8割が外国人であった。
そんな事情も考慮されているのか、店の雰囲気からネタに至るまで外国人受けしそうな感じで作られている。
ぴんとこな』とは歌舞伎用語で“男らしい、キリッとした二枚目”という意味らしい。
店内も歌舞伎の世界をモチーフしたデザインとなっており、回転寿司店らしからぬ落ち着いた雰囲気が漂う店である。



思えば、六本木ヒルズのオープンと共にオープンしたのが、5年前。
活気のある回転寿司店が全盛の時代にバーのようにシックで静かな回転寿司店がオープンしたもんだと随分、話題になったものだ。
ヒルズらしいスタイリッシュな店で、提供される寿司も上品さをたたえている。
特にフォアグラ寿司は注目を浴びて、いろいろなメディアで紹介されていた。
もし、海外のガイドブックが回転寿司店を紹介するならこの店を取り上げるのではないだろうか?
ネタも英語表記書かれていたりもする。



ちなみに経営はあの永谷園だ。
永谷園は「かぶ吉」というやはり歌舞伎をモチーフにした回転寿司店を数店舗展開していたのだが、そちらは撤退してしまったようだ。
というわけで、今日のテーマは「外国人好みの西洋風ネタ」ということでいってみましょう。

まずは「和牛ローストビーフ」(350円)をオーダー。



ちょっとパサつき気味のロービーなので、寿司としてはバランスが悪い。
肉系の回転寿司ネタというのはこれからどんどんと開発されていくと思うのだが、値段と寿司として旨いかどうかがポイントになるだろう。
この肉ネタというのはこれからの回転寿司のキーワードになっておかしくないほど可能性を秘めていると思っているので、味にこだわった寿司を開発してもらいたいものである。
そういえば、以前、シーフードショーに行ったときに馬肉業者が寿司用に馬刺しの握りのバリエーションを20種類近く開発しているのを見た。
馬刺しの創作寿司などもあり、いかにも回転寿司ウケしそうなネタが並んでいた。
美味しい馬刺しの寿司が安価で食べられるようになる日もそう遠くないかもしれない。

続いては「本ずわい蟹」(450円)を。



カニ身の上にスープゼリーをのせた見た目も美しい一皿。
細かく砕かれたスープゼリーは宝石のように見える。
これは外国人でなくても思わず手に取ってしまいたくなる。

お次は「プレミアムサーモン握り」(450円)を。



普通のサーモンもあるが、こちらのサーモンはノルウェー産を使用している。
ノルウェー産のサーモンは北海道産よりもさっぱりとしていながらも甘みを感じる。
これは炙りには向かないと思うが、スモークにしたら面白そうなネタだ。
外国人にとっては中トロよりもポピュラーなネタであろう。

巻物からは「筋子巻き」(350円)をチョイス。



シャリに染みた筋子の味がいいですね。
筋子抜きでも筋子味のシャリだけでも食べたいくらいだ。

〆には前述の「フォアグラ」(650円)を。



写真を見ておわかりになるかと思うが、フォアグラはこんがり焼かれすぎてしまった……
食べたら炭の味が漂い、フォアグラの旨みは皆無であった……
これは焼き物係なのか女性が炙っていたのだが、私にはめずらしく思わず「やり直してください」と言いそうになってしまったほどだ。
安いネタならいざ知らず、一貫で650円もする超高級ネタでこの失態は猛省を促したいところ。

これからフレンチやイタリアンなどの技術やネタを用いた寿司というのは増えてくると思うが、大切なのはしっかりとした技術を持った人間が作るというところである。
本格派の寿司が求められているということをもっと深く考えていただきたいものである。
しかし、板前さんもこの炭のようなフォアグラをそのまま握るかな…
ま、いずれにしても残念な話です。

寿司のバリエーションや本日のおすすめなどはそれほどないものの、落ち着いた雰囲気の中でちょっとスタイリッシュな寿司を食べてみたい、という時にはよいかもしれない。

「ぴんとこな」
ジャンル 高級志向
東京都港区六本木6-4-1 ハリウッドビューティプラザB2
03-5771-1133
11:00〜23:00
無休

総合評価 2.5
味 2(フォアグラ分が大マイナスですので)
雰囲気 3.5(落ち着いてスタイリッシュな寿司を食べたいときにはおすすめ)
サービス 2.5
コストパフォーマンス 2


皿の数 5皿
今日の一番皿 本ずわい蟹
今日のがっかりさん フォアグラ

まぐろ人 銀座店 今日のテーマ「開店祝いだ!粋な寿司」

2008年02月06日(水) 23時17分
これまで銀座は回転寿司界にとって『不毛の地』と言われてきたが、ついに銀座にイケてる回転寿司屋が登場した!
浅草、下高井戸、吉祥寺などで大人気を誇る「まぐろ人」が銀座のド真ん中に店を出店したのである。
本日、オープンということで早速、お昼時に出掛けてみることにした。



いらっしゃーい!
おぉ、さすがオープン直後だけあって、威勢がいい。
最近、聞いた中ではピカイチ。
店内も異常なテンションで活気に溢れている。
いいです、この雰囲気。
なんだかお寿司を食べるのが楽しくなってくる。
先日もオープンしたての「がってん食堂大島屋」にいったが、まるで店内の活気が違っていた。
「がってん」の場合、バイトの数が多く、まだがってんの雰囲気ができあがっていない感じがしたが、「まぐろ人」は板場にベテラン勢を総動員して『明るく活気があり、楽しく食事が出来る』という「まぐろ人」のセールスポイントがしっかりと伝わってきた。ホールの女性も実に見事な接客を繰り広げており、この店に賭ける熱い思いが伝わってきました。
というわけで、今日のテーマは「開店祝いだ!粋な寿司」ということでいってみましょう。





店内にはご覧のようなデカイ水槽があり、飾り付けなどにも凝っている。
「まぐろ人」はこのあたりが実にうまい。

食べる前からこちらのテンションも相当に上がってきたので、いきなり「まぐろ人盛り」からいってみましょう!



こちらはお店イチオシのメニューでマグロの赤身、中トロ、大トロがのった三貫盛り。通常682円のところ、オープン記念で336円と超お得なお値段となっていた。
いいですね。
食欲全開になってきました。

続いては銀座店のみの提供となる「粋なづけ」(273円)にいってみましょう!



こちらはご覧の通りのマグロのづけとづけネタではめずらしい軍艦仕様の二貫盛り。
軍艦にうずらをのせることで見た目の美しさにもこだわっている。
づけの醤油にも工夫が見られ、つけダレからはいろいろな風味を感じることが出来た。
これを店の名物として売っていきたいようであるが、あとワンパンチ見た目の部分で工夫がほしいかな。マグロのづけに薬味等なにかを合わせるとさらに食欲が増すような一皿に仕上がりそうなんですがどうでしょう?
とはいえ、アイディアも面白く、値段的にもお得感はあります。
と、ここで取材に入っていたフジテレビの「スーパニュース」から声が掛かった。
「粋なづけ」の話を聞きたいとのことだった。
これは偶然ですが、3月に放送予定ということなので、良かったらチェックしてみてください。

お次は本日のおすすめネタから「活赤ナマコ軍かん」(336円)をチョイス。



活きのいいナマコの軍艦は美味ですね。
ナマコと寿司の相性はピッタリで最高にイケてます。

のり汁」(273円)を頼み、一品料理からちょっと気になった「たこ桜煮」(441円)を。



たこの桜煮は作るのに手間がかかるので、回転寿司屋で出してくるとは驚きだ。
しっかりとした技術を持った寿司職人がいる、という証でもある。
たこがほどよくやわらかく煮てあり、美味しくいただけました。



ここでヤリイカを捌く、というので、「活ヤリイカ」(514円)をいただきましょう。



目の前で手際よくイカを捌く様子を見ながら、待つのも楽しいものです。
捌きたてのイカは身が引き締まっており、噛みごたえも普通のものとはあきらかに違う。
イカの身にじわじわと歯が食い込んでいくような感触が味わえるのだ。

〆にはもう一丁、こいつで。



大とろ」(336円)
高額ネタは一貫盛りだと手が届きやすくなるので、回転寿司店でも臨機応変に一貫盛りを取り入れていただきたいものです。

新店オープンというのは店的にも当然のごとく、力が入るものだろうが、この店からは本当に「まぐろ人」の気合いが感じられた。
スタッフは熟練ばかりで手抜かりはなく、オペレーションの不備などもないだろう。
これまで銀座は回転寿司不毛の地であったが、この店の登場により勢力図は変わってくることは間違いない。
銀座で寿司を食べる、というと敷居が高い、イメージがあるが、回転寿司ならそれこそ気軽に食べることができる。
これこそが回転寿司最大の強みであり、その上、楽しく食事が出来るのだから利用価値は高いはず。

明るく、楽しく、気分良く
エンタメな回転寿司を楽しめる3拍子が揃った回転寿司界の寵児の快進撃を楽しみにしたい。

「まぐろ人」 銀座店
ジャンル 高級志向&エンタメ系
東京都中央区銀座3-8-4 新聞会館ビル1F
03-6883-1133
11:30〜22:00
無休

明るく、楽しく、気分良く。銀座で回転寿司が楽しめる店です。
総合評価 4.5
味 4
雰囲気 5
サービス 4.5
コストパフォーマンス 3


皿の数 6皿
今日の一番皿 粋なづけ
今日のがっかりさん なし

回転鮨 福松 今日のテーマ「イブは豪華に!」

2007年12月24日(月) 22時01分
クリスマスである。
世の中にはイブの日に回転寿司屋へ行くカップルも多いことと思う。
いつもは安価な皿で我慢させている彼氏が「今日はクリスマスだから、食べなよ」なんていいつつ、大トロや豪華三貫盛りなんかを彼女に手渡す……そんなジーンとくるような光景が日本各地の回転寿司屋で行われているかと思うと涙を禁じ得ません……って、行われてるか?
ちなみにサクッと調べたところ「クリスマスフェア」をやってる回転寿司屋ってのは見あたらなかった。
クリスマス用にローストチキン寿司やターキー寿司、寿司ケーキなんてものを流してみたら楽しいと思うんですがどでしょう?
ま、回転寿司LOVERとしてはいつの日か「クリスマスイブには回転寿司!」という習慣が定着することを切に祈る次第です。

という夢物語はともかく、イブでもなんでも回転寿司です。
もしや、クリスマスカップルがいるかもしれない……という淡い期待を抱いて、高級志向系の回転寿司店「回転鮨 福松」へといざ出撃!



この店の経営元はあの「松屋」である。
牛丼の大手チェーンと回転寿司とは奇異な取り合わせではあるが、松屋は昨年、「すし丸」というチェーン店を買い取り、回転寿司業界に進出してきた。
で、「福松」という高級寿司店の運営を始め、そのノウハウを元に高級業態の回転寿司屋を始めたというわけだ。

で、気になるカップルだが……えーと、いない……。
えらく着飾った若いカップルなんかがいたら面白いかと思ったんだが、そう都合良く事は運んじゃくれないのである。
むしろ100円寿司とかの方が、大学生のカップルかなんかがいたかもしれないな。
平成の神田川、みたいなシャビーな世界が展開されていそうだ。
というわけで、今日のテーマは「イブは豪華に!」でいってみよう。

落ち着きのある店内はまさに高級寿司店そのもの。
こういう店なら一人でもゆっくりと回転寿司を楽しむことが出来る。
高級志向の回転寿司屋でも規模が大きな店だとどうしてもあわただしい感じがしてしまうが、それほど大きくないということもあってくつろげる感があるのだ。

まずは定番の「まぐろ」から。



137円と思うとこれは安い!
さすが回転寿司だ。

続いては「上まぐろ」。



うむ、ねっとりとした上品なお味。
まずまずの出来だ。
次もマグロでいってみよう!
びんとろ」だ。



このくらいのレベルの寿司が189円で味わえるというのだから、やっぱり回転寿司ってのは安いもんだ。
105円、137円、189円までの皿もなかなかに充実しており、これだけも相当に満足できるはず。
高級感溢れる店ながら激安ですませることもできるのだから、意外な穴場店かもしれない。

続いては「旬の三貫盛り」。
生サバ、すずき、ハマチとのって368円。



よろしいんじゃないでしょうか。

本日のおすすめに「さより」もありますね。
旬は春先だが、この時期から姿を見せ始める魚だ。
いわゆる初物ということでいただいてみる。



春遠からじ、ってなところでしょうか。

ここで創作系にもいってみましょうか。
ねぎ塩まぐろ」。



うーん、マグロとねぎ塩の相性はもうひとつかな。他にもねぎ塩シリーズはタコとイカがあるので、そちらの方がよさそうな気がする。

終盤戦は貝シリーズで行きましょうか。
まずは「活ほっき」。



この時期の貝はいいですね。
続いては「活さざえ」でいってみましょう!
サザエはこのところ回転寿司屋で繁盛に見かけるネタなんだが、初夏と冬が一番美味しい時期のようだ。



ここのサザエはご覧のような豪華版。
サザエのコリコリ感もほどよく、にぎり寿司としての旨みは十分。
525円ならこれも十分にコストパフォーマンスが高いといえそうだ。

〆には「中トロ」でいきました。



368円なら納得の味です。
ごちそうさまでした。

なんだかイブであることをすっかり忘れていたが、ちゃんとしたデートにもつかえそうな店であると思う。
普段は100円寿司のカップルが記念日なんかの時に懐を気にせず行ける、ちょっといい感じの回転寿司屋としても利用してもらいたいものだ。

「回転鮨 福松」
ジャンル 高級志向・居酒屋系
東京都葛飾区新小岩1-48-1
03-5661-2772
11:00 〜23:00

高級感溢れる店ながらコストパフォーマンスにも優れる
総合評価 3
味 3
雰囲気 3
サービス 3
コストパフォーマンス 3.5


の数 10皿
今日の一番皿 活さざえ
今日のがっかりさん ねぎ塩まぐろ 相性、いまひとつか

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小倉淳の早起きGood Day」(ニッポン放送)の電話インタビューに出演します

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