劇症肝炎 (げきしょうかんえん) 

2006年05月22日(月) 16時54分
急性肝炎発症後、8週間以内に肝細胞が広範囲にわたって壊死し、急速に黄疸・肝萎縮・出血傾向などの肝不全症状が現れた状態です。原因の約90%は肝炎ウイルスによるもので、その他としては薬物の副作用があります。死亡率が高く、回復しても肝硬変や慢性肝炎へと移行することが多いため、予後は不良です。全身の各機能にも異常をきたし、腎不全や急性膵炎を誘発することもあります。黄疸出現後1週間が経過しても全身症状が強く現れている場合は劇症化が疑われます。初期症状は急性肝炎と類似していますが、それらに加えて腹水・浮腫(むくみ)・頻脈・筋肉や関節の痛み・低血圧・意識障害(肝性脳症)などの諸症状があらわれます。病状が進行するにつれて精神錯乱や昼夜逆転状態が見られるようになり、異常行動をとったり、意味不明発現を繰り返したりするようになります。やがて羽ばたき振戦(手をばたばたと振るわせる)が現れ、昏睡状態に陥ります。治療としては、血漿交換法、グルカゴン・インスリン療法、人工透析などの全身管理を行い、絶対安静の状態を保ちます。その他合併症の治療など、複数の治療を組み合わせて行います。
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子宮頚管ポリープ (しきゅうけいかんぽりーぷ) 

2006年05月21日(日) 7時34分
多くが子宮頚管炎の慢性化により子宮頚管の粘膜組織が増殖し腫瘍ができる病気です。症状はおりものが増えたり、性交時の出血、少量の不正出血がみられます。治療は腫瘍を切除して良性か悪性かを調べます。但し、子宮頚管ポリープには悪性のものはほとんどありません。良性か悪性化の判断は痛みもなく簡単ですから安心してください。
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腎盂腎炎 (じんうじんえん) 

2006年05月20日(土) 17時39分
腎盂や腎杯におこった炎症が腎臓そのものに及んだ状態をいいます。炎症は細菌感染によるものですが、ほとんどの場合、膀胱炎を起こした菌が尿管を通って腎臓に運ばれてきます。膀胱炎の症状に加えて、寒気を伴う高熱が出ます。背中や腰の痛み、吐き気や嘔吐もみられます。抗生物質を用います。慢性の場合は、長期にわたり、抗生物質や抗菌薬を飲み続けなければなりません。慢性化する原因に、尿路結石、前立腺肥大症などの泌尿器の病気のほか、糖尿病があると慢性化しやすくなります。
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急性肝炎 (きゅせいかんえん) 

2006年05月20日(土) 5時24分
急性肝炎とは、肝炎ウイルスやその他のウイルスによる肝炎や薬の悪影響によって引き起こされる薬剤性肝障害などの、急性の経過をたどる肝炎のことです。肝炎ウイルスのうち日本でよくみられるのはA型、B型、C型で、それぞれ感染経路や予後に違いが見られます。急性肝炎の症状としては、全身のだるさ・吐き気・嘔吐・発熱・腹痛・食欲不振・眼球の白い部分や皮膚が黄色くなるなどがあります。
A型急性肝炎は、A型肝炎ウイルスの経口感染(主に糞便汚染された食品、生ガキなどの生の食物や生水が原因)によって発症し、冬から春にかけて発生率が高くなります。潜伏期間は2〜6週間ほどです。予後が良好な場合が多く、およそ1〜3ヶ月で完治しますが、ごくまれに劇症化することもあります。治療は安静と栄養補給が基本となり、栄養バランスの良い食事、特にタンパク質中心の食事をとることが大切です。症状が強い場合や黄疸、劇症化が見られるケースでない限り特別な薬物療法は行われません。
B型急性肝炎は血液や体液を介してB型肝炎ウイルスに感染することによって発症します。感染経路を具体的に挙げると、性行為、覚せい剤のまわし打ち、刺青を彫る際の針の使いまわし、腎透析、垂直感染、皮膚の傷口からの感染などがあります。 潜伏期間は60〜160日ほどです。症状はA型急性肝炎とほぼ同様で、成人での感染の場合は予後も良好です。しかし、ごくまれに慢性化、劇症化することもあります。治療法もA型急性肝炎とほぼ同じです。慢性化した場合は抗ウイルス薬のラミブジンやインターフェロンによる治療を行います。
C型急性肝炎はC型肝炎ウイルスに感染後、2〜16週間の潜伏期間を経て全身のだるさや発熱、食欲低下といった症状があらわれ発症します。A型、B型の急性肝炎と比べて症状は軽めですが、慢性化してしまう割合が非常に高く、注意が必要です。感染経路はB型肝炎とほぼ同様ですが、垂直感染はB型肝炎に比べて非常に少なめです。治療法は他の急性肝炎とほぼ同じですが、慢性肝炎への移行が予測される場合や重症例では抗ウイルス薬のインターフェロンを使用することがあります。慢性化した場合はインターフェロンを用い、抗ウイルス薬リバビリンを併用することもあります。
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肝硬変 (かんこうへん) 

2006年05月19日(金) 17時02分
結節形成を伴い広範囲にわたり肝が繊維化した状態をいいます。主々の原因(ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、ウイルソン病や糖原病などの代謝性疾患など)によって起きた慢性肝障害により肝細胞の破壊と再生が繰り返されると、破壊された細胞を補うための繊維が作られます。繊維が増えていくと元来柔らかい臓器である肝臓は固くなり構造がゆがんで萎縮します。
初期症状は無いことが多く、症状の進行とともに全身倦怠感、疲れ易い、体重減少、食欲低下、浮腫、腹水、吐き気や嘔吐などがあらわれます。さらに、ヘソ周囲から四方に広がる静脈怒張、手の平の周囲が真っ赤になる手掌紅斑、前胸部や背中にクモが足を広げたような赤い斑点があらわれるクモ状血管腫、食道静脈瘤などがあらわれ、さらに症状が進むと黄疸や肝性脳症による意識障害があらわれます。とくに、食道静脈瘤破裂は致命的となる場合があり危険です。また、肝硬変は高い確率で肝ガンを合併します。
治療としては、諸症状の改善と合併症の治療を行います。薬物治療(選択薬剤は症状によって様々)や食事療法(高カロリー食、高タンパク食。脳症の疑いのある場合は低タンパク食)などがあります。
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