資源小国日本の切り札と期待されるメタンハイドレートとは

April 06 [Sat], 2013, 12:49
「脱資源小国の期待の炎」(産経新聞3月13日)と話題になっているメタンハイドレートとはどういのものなのでしょうか。

網状の構造になった水の分子が他の分子を包み込んでいるものをハイドレートといいますが、メタンガスが網状の水分子に包まれて結晶化(固体化)したものがメタンハイドレートです。この構造は低温・高圧の条件下でないと維持されません。永久凍土の地下や深海の海底地下にだけ埋蔵されているのはそのためです。

化石燃料ではありますが石炭、石油に比べて燃焼時の二酸化炭素排出量が二分の一程度と少ないのが特徴です。

低温・高圧の環境でメタンハイドレートは見た目が氷に似ているので「燃える氷」とも呼ばれています。永久凍土地帯の地下数百メートルから千メートルにあるメタンハイドレートは埋蔵量が限られていると考えられているので、現在注目が集まっているのは海底のメタンハイドレートです。

海底の有機堆積物からメタンガスが発生しハイドレート化するには、大陸辺縁の水深5百メートルから2千メートルの海底の地下数百メートルが好条件だとされています。

日本周辺にはこの条件に当てはまる海域が多く、西日本太平洋側の南海トラフトにもっとも埋蔵量の多い地帯があると推定されています。そのほか北海道、新潟、南西諸島沖の海域にも豊富にあると考えられ、トータルでは天然ガス国内消費量の100年分ともいわれます。中国の尖閣列島の領有権主張の狙いはメタンハイドレートだとする見方もあります。

メタンハイドレートは常温・常圧下では急速にガス化するので、石炭や石油のように採掘すればよいというものではありません。日本は「低圧法」というメタンハイドレートから安定してメタンガスを取り出す技術を開発して、この分野では世界をリードしています。

今後生産技術が輸入エネルギーとコスト競争できるまで向上したら、まさに脱省資源国の切り札になるでしょう。

東京都港区の税理士事務所

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