Radioheadと篠崎愛

August 23 [Sun], 2015, 1:17
 人生凡そ八十年。
 人ひとりの人生のうちに、進学労働恋愛友情その他数々の経験を積むことによって学び成長していく。その過程で、趣味趣向が変わったり
価値観が変わったりすることがある。
 嫌いだった食べ物が好きになったり、好きだったものが食べれなくなったり。嫌いだった科目が好きになったり。
 私は幼少時食べ物の好き嫌いが激しく、嫌いな食べ物を挙げだしたらノートを見開き埋めていくほどだったが、今は茄子と貝類、虫以外はおそらくおいしく戴けるようになった。
 嫌いなものが好きになるのは、人間の記憶構造の素晴らしさを感じる。「これは口にしても人体に影響が無い」と繰り返し記憶することで苦手意識を克服していく。私は極度のチーズ嫌いだったが、繰り返し少しずつ口にすることで徐々に克服していった。小学校の時に「全部食べるまで居残り」とかいう最悪の風習により14時の放課後まで泣かされてチーズを食べさせられ、結局吐いたのは日本の精神論で何でも解決させるという馬鹿臭い教育の問題点である。納豆も二十歳ぐらいの時に「金がない。何でも良いからとりあえず栄養を」という自らへの鍛錬により、いつからかご飯の友と相成った。
 あるいは味覚の成長もあるらしい。苦味の塊・ゴーヤが身体が大きくなるにつれ勝手に好きになって行ったのは興味深い。大人の味だ。もし給食にゴーヤが出てきていたらたちまち皆が暴れ出し、担任教師と差し違えていただろう。
 好きだったものが嫌いになるのはトラウマというのだろうか。私は今、冷やし中華が食べられない。とある夏、一学期も終わりの頃、昼食頃に帰宅すると、両親不在の日であり、作り置きの伸びきった中華麺とハムやきゅうりやたまごなどの具材とが用意されていた。冷やし中華は少年にとっては暑い夏に、さっぱりしていながらパンチもある程度ある、攻守に手堅い逸材。料理の番人である母親にとっても、麺を軽く茹で、具材を千切りにしてスープは出来合いのもので様を成す、素麺と双璧を成す夏の表ローテーションだ。
 空腹に餓えた少年飯田は玄関から入るやいなや散らかした服や鞄をよそに嬉々として麺具をお気に入りの平たい大皿にセットした。グラムにして300グラムぐらいだろうか。二郎の小、大勝軒の中盛り、一覧の大二杯分ほどに当たる量、すなわち健康体の中学生の普通盛りを目の前にして、箸がひとりでに動くのを少年飯田は微笑ましく思った。
 一瞬の出来事であった。テーブルに神器が置かれ、席に着いた途端、少年飯田は掻き込んだ。味は後から付いてくる。親鳥が雛に餌を与えるごとく、餓える胃袋に流し込もうとした。四倍速で観るアダルトビデオはどこか儀式的で神秘だ。自我以上の働きで右手が、箸が残像を描きながら口へと麺を導く。
 そして、反動は訪れる。時間にして10秒であろうか。胃袋へ我先に、我先にと向かった麺であったいまや麺の形を忘れた犠牲者たちは思いもかけぬ潮流の中混乱を極めた。ー「レンタル作品を返却の際は先頭まで巻き戻して返却ください」との文言を青年飯田は頑く守っていた。自動巻き戻し機が導入されていないレンタルショップで借りるアダルトビデオはどこか、社会と繋がりを見いだせない青年飯田が「どこかでだれかが本能と理性を葛藤させながら生きているんだ」という変な感慨を引き起こさせた。ー巻き戻しによって、麺たちは食道や口から平たい大皿という大地へ再び降り立った。死を覚悟した特攻隊たちの生の帰還は少年飯田を涙させるには充分だった。「悲しくなくても涙は流れるのだな」と深く感動を覚えながら少年飯田は吐き気の果てに椅子から崩れ去った。淡くなっていく意識の中、300グラムの亡骸たちはゴミ箱へ社会的に葬られた。伸びきった麺というのは糞ほどまずいのだ。さらに爽やかな酸味は腐った果実を人間の古の記憶から想起させる。食欲の化身である中学生であってもだ。何が麺の王だ。メンヘラと掛けているのか。
 それ以来、冷やし中華は食べていない。酸っぱいものも嫌いだ。
 価値観が180度変わった奇跡の体験として、RadioheadのOK Computer、篠崎愛という2つの事件があった、ということが書きたかった。(いつか続く)

オトリプルファイヤー

January 26 [Mon], 2015, 23:56
2位
トリプルファイヤー「スキルアップするで」
何て熟練した音楽家なんや!「ちょい自閉的な奴らでビッチリ髪型もキメてへんしキラキラしとるもんまったく身につけてへんけど、めっさ輝いてはんねん!」って1ヶ月半前に書いたんやけどな。
そしたら彼ら含めた日本のツイッタラーがな、プルファイがオランダで知られることに驚いてたみたいやん。
せやで当たり前やん。ほんでな、ワイらの国でギグしてくれへんかなー。ワイが呼んだりたいなー。
ダッチ野郎どもにモノホンの革新的な音楽っちゅうもんが何か見せてやって欲しい。
ダッチ野郎ども、彼らのCD欲しいんやったら日本から輸入しいや。ほな。

1位
otori 「アンタのノイズになりたいんや」
ワイにとってこのバンドは2014のサプライズや。
絶叫してて、攻撃的で、セカセカしとって、まあ何て言うたらええかわらんねんけど、彼らは気が狂うとる。
妥協なく、高潔で、チョコマカしとって、活気あって、めちゃめちゃエキサイティングな音楽やねんよ。
タイトな曲群、完璧なタイミング、驚きに満ちた装飾(たぶんギターノイズの話だと思います)、刺激的な間奏や。
言うまでも無いんやけど、躍動するリズムがこの曲たちをギンギン駆動してるんや。itunesでダウソしたってや!


拙訳・飯田

読後感
トリプルファイヤー、オトリ、大大大好きなバンドてす。ぼかぁ嬉しさと羨ましさが錯綜してますね。
この東京が誇る10年代2大オルタナバンドに幸あれ。他のトップ10も気になりまくるので気が向いたらなんかします。大麻をキメながら聴くとキマるランキングなんですかね。

引用 http://www.frontaalnaakt.nl/archives/the-best-albums-of-2014.html

おっとり

October 17 [Fri], 2014, 15:40
Tight, fierce and electrifying, Otori are one of the standout bands of Tokyo’s current alternative generation.
While many indie bands these days seek to escape the confusion of modern life by disappearing into jokes or dreams,
Otori dive headfirst into the chaos and make music out of it.
There are echoes of 70s New York (DNA, Contortions, Teenage Jesus & The Jerks ) and the result is brutal,
physical and utterly thrilling.

Ian Martin(Call And Response Records / The Japan Times)

タイトで荒々しく、しびれるようだ。
otoriは今日の東京のオルタナ世代の代表的バンドのひとつだ。
昨今の多くのインディーズバンドが冗談や夢に紛れて現代の混乱を逃れようとしているが、otoriは混沌の中に頭から飛び込んで、そして自分たちの音楽を作り上げた。
DNA, Contortions, Teenage Jesus & The Jerksのような70年代ニューヨークを彷彿とされる音は粗暴で肉体的で全くスリリングだ。

拙訳 飯田

http://otorijpn.jp/album.html

大阪

October 07 [Tue], 2014, 23:48
otoriのレコ発をはやし立てるために、難波に行ってきた。
遠征に慣れていない我々Emily likes tennisはレンタカーか、夜行バスか、揉めに揉めた。
結論から言えば、断然バスの方が優れている。一つの地点に移動するにあたって、レンタカーの方が優れている点は、皆無である。
東京から大阪まで、たかだか550kmの移動にそんなに労は厭わないはずだ。

我々はレンタカーという選択肢を選んだ。
レンタカーを選んだ我々は必要以上の苦労を伴った。
なぜレンタカーという手段を選んだのか。その問いに対する回答は、『思い出を作る』。それ以外には見つからない。

『思い出を作る』。それだけのためにレンタカーを選んだ。ガソリンの値段が跳ね上がっている今、レンタカーのメリットなど皆無だ。

ヤミニさんには改めて感謝したい。ヤミニさんがいなければ今回のミッションは果たし得なかった。早くバンド浪人をやめてクレイジーなバンドを始めて欲しい。
かく言う俺も完全にバンドへの興味を無くしてバンド浪人してからEmily likes tennisに入って遠い視点から見れるようになっていいバイブスがあるので充電っていうのは大事かもしれない。

レンタカーは無駄な気苦労があった反面、長い時間メンバーと呼吸を共にしたので前より深くメンバーを見ることができた。
俺は今まで自分の長所とか書くことなかったけど、たぶん人をじっと観察するのが長所なんだと思う。自分のことはあまり見えないが。

難波ベアーズは死力でライブしていた。内心キレていたのがいいスパイスになっていて好評いただいた。本望ではない。大阪は本来こんな苦しんで来るような程じゃない。ライブ後は控え室で死んでいた。運転のことばかり頭にあって無理やり寝た。otori含めて対バンはもう見れていない。本望ではない。テツニャンがいちいちジョンのギターを弾くのでたまに起きた。
寝るか対バン見るかしろよと俺に言いたい。
こんなことにならないために次からバスにしよう。
 
帰ってきたら東京は台風の予兆で嵐になっていた。浜松あたりの、南から台風が迫ってくるあたりの恐怖スリルはヤバかった。
スピッツは神のように思えた。

新宿に着いて、もう話す気力はなかった。最寄り駅に着いて傘を開いたら一瞬で傘が飛んでいった。この傘は三時間の命だった。
嵐に吹雪かれながら歩いていたらウンコを漏らした。限界ってこうやって肛門から来るんだなと思った。
家についてウンコの処理をしていたらあたりはすっかり晴れていた。

セッティングメモ

September 22 [Mon], 2014, 16:33
セッティング変えたのでメモ。
まあ八年くらいほとんど変わってない。弦を変えたのが一番大きな変化。

こないだまで
Fender Japan JB-75US + ダダリオProsteels
BOSS ODB-3 (ディストーション)
MAXON CP-9PRO(コンプ)たまに逆にする
CRYBABY BassWah(気分で)
BOSS GEB (ローパス)
MXR M80 (プリアンプ+ブースター)
BOSS BF-2B (コーラス+フランジャー)
GUYATONE MD-3(ディレイ)



MUSICMAN Stingray ダダリオニッケル
L7M6H8
Boss ODB-3 (ディストーション)
MAXON CP-9PRO(コンプ)潰しすぎない
CRYBABY BassWah (気分で)
MXR M80 (クリーン+クランチ)L6M5H7
BOSS BF-2B (コーラス+フランジャー)
GUYATONE MD-3 (ディレイ)




ギャリエンでピッタリ来たけど、アンペグでうまくいかなかった
フランジャーのマニュアルつまみの意味を昨日知った。

8/30雑記

August 31 [Sun], 2014, 1:13
日が落ちるとそよいだ夜風が四肢を撫でるようになり、無性に全裸になりたくなる衝動に駆られる時季は過ぎたと感じさせられる8月30日、僕は自分が音楽が好きだなと再認識させられた。

朝、都内郊外某所で無料スタジオがあるらしいということで、行ってきた。子供たちや、社会にうまく溶け込めない方たちが利用するための施設の中にそれはある。

ドラムセット二台、グランドピアノ、チェロ、フレットレスベースなどが備わっていて、僕が訪れた時は子供が数人エンジョイしていた。

僕も混じって一向にセンスを感じさせないドラム、20年ぶりくらいに対峙したグランドピアノ、結局フレットレスベースに落ち着いたわけだが、一番音楽で楽しい瞬間はこれだよ!言葉にできないハートを楽器という心のピックアップ&アンプリファーで伝えあうんだよ!と思いながら、子供たちとセッションを楽しんだ。

将来こういうスタジオを作りたいんだ、と、自分が漠然と考えていた空想が現実の眼前に広がっていた。稼ごう。スタジオ作るために。

午後になり、モギフェスに向かった。スタジオなど所用が細々あり、見たいものすべて見れたわけでもないが、ゲバ棒、パイプカツトマミヰズ、Z-Z言語「ウ」は見れた。

パイプカツトマミヰズは贔屓的に大好きだが、今日も変わらず最高だった。

モギくんの所信表明みたいなものをさっき読んだ。泣いた。物理的には全く泣いていないが、形而上泣いた。

自分は不器用に生きてきたと思うが、モギくんはさらに信じられない暗い不器用なんだろう。モギくんが感じているだろう、『なんとなく抱く、なんとなくでしか感じられないからこそ苦しむ生きることへのプレッシャー』を浅くながらも理解てまきてしまう。人に苦しみを説明しようにも漠然としたものだし、説明できても理解されない苦しみは僕も感じてきた。でもモギくんが違うのは、でも不器用でも、現実でヒト、モノを動かしているということ だ。この熱意、尊敬している。

経済の三要素はヒト、モノ、カネだ。やはりカネは大事だ。
熱意をどこかに忘れその後はただ生きるために生きようと心に決めた身として、せめてもの気持ちとして、ゲストで入れたけど、2500円を払った。こんな話は人にするような話ではないが、モギフェスが来年も開かれるのを期待しているからあえてたった2500円分の気持ちが届いて欲しい。君へ届けっ!!

午後五時過ぎ、ドムスタへの移動中、外の空気が、小学校の時、放課後校庭で遊んだ後、ヘトヘトになって帰っている情景を思い出した。そのまま家に帰るとスーパーニュースで安藤裕子がニュースを読みながら、母親が夜ご飯を用意していて、俺はドラクエ5を進めるのだがセーブポイントが見つからずご飯に間に合わなくてめちゃめちゃに怒られるのだ。デジ田は始業式の帰りを思い浮かべて、エンリケはプールの帰りを思い浮かべた。同じ景色を見ても、人は違うものを見てる。

夜は殺生に絶望企画。
井手健介さんも殺生に絶望もなんて心地いいものを作れるんだ、と思った。
深く音楽を考え、深く音楽を愛しているな、と感じた。自分はこんなに音楽を愛しているのか、愛せるのか。
井手さんの時は、疲れもあり半分寝てしまった。退屈だから寝たわけでは決して無い。心地よすぎて寝てしまった。これはすごいことだよ。

終始外がアッパーでブーミーでクソ邪魔だった。しかし、だからこそ、目の前に広がる音の羽毛布団の暖かさをリアルに体感できた。

ダブルブッキングは正直申し訳ないと思ったし、見れないものも多くて残念だったが、得たものは大きかった。

August 27 [Wed], 2014, 16:10
部屋を片付けるという作業は、最も苦手とするもので、そして、もっとも頭を使うものだ。
部屋の中は頭の中の投影と聞いた。ゴミを片付けよう。必要なものの整理だ。

日記的なもの

June 30 [Mon], 2014, 18:50
6/28.29サーティーン企画、最高でした。

途中用事で退出せざるをえませんでしたが、どのバンドも最高だった。

1 ザ・ナムル棒
オープニングアクトのザ・ナムル棒。うまい棒にナムルを詰めたような暴力的なダブルギターのハーモニーはロンドン的でもあり、グラスゴー的でもある。

2 スライディングが普通の歩き方
もう、すごかった。初めて見手、オールドスタイルなミクスチャーって感じだったが、それがものすごくヤバい。そう、ヤバい。

3 Emily likes tennis
急遽代打のこのバンド、本当にヤバい。最高。スライディングの後でヤバいよヤバいよになっていたが、それでも意地を見せられたか。ベースの人がもう、超良い人。

4 研修それは苦しい
よくわからないバンド、研修それは苦しい。最後はボーカルのイイダ氏のプレゼン大会と化した。見せ場は唯一それだけだったが、その唯一の見せ場は涙を誘う。

13 サーティーン
唯一新曲だけ聴けた。あーあーエキセントリックショウネーンのメロディーをオーディエンスとともに歌い上げるJG氏はまるで便所の蓋の裏のようなテイストを醸し出していた。次こそ全部見るぞファックザ研修。

14 レッドホットチリブラジルズ
大トリはやはりブラジルのリオデジャネイロからやってきたラテンファンクメタルバンドで決定打だ。。リヴィングカラーにサルサの不規則な音の重なりを加えたようなリズムの圧力に、筆者は失禁した。



雑記

June 23 [Mon], 2014, 16:12
6/22、横浜某所。
Emily likes tennisは最近溜まってきてきていた新曲群をデータに遺すべく、レコーディングを慣行した。これはEmily likes tennisの愛と感動と筆者の懺悔の後記である。

9:00
横浜まで2時間かかる筆者の起床すべきジャストなタイムである。鳴るアラーム、そして寝る筆者。福本豊が引退を決意したときの心境がすうっと染み入ってくる。ああ、もうええんや。休もうや。せや。筆者は寝た。鳴り響くアラームは隣のピアノ教室から聞こえてくる粗雑な旋律と重なりあって、グッドスリープを約束した。

12:00
スタジオ集合時間である。他者にとっては意味のある時間であっても、筆者に意味があるわけでは無い。いや、意味があったはずなのだ。しかし、意味というものは時とともに薄れ行き、そして新たな意味が支配し始める。とにかく筆者はこの12:00という数字の羅列の意味を理解しかねた。もうすでに引き返すことのできぬ旅路を進んでいた。グッドスリープ。

13:00
意味とは、時として急にその事象から引き裂くように飛び出して、瞬間に意味として目の前に飛び込んでくることがある。8:00、9:00、10:00には意味を成さなかった携帯のメロディーが、いま筆者に意味を認識させた。意味とは、主者と他者との関係で初めて浮かび上がるのである。他者とはいわば社会の座標である。グッドスリープしていた筆者は一瞬にして、本能の世界から、感情と理性の世界に引きずりこまれた。着信に出ることもままならない状態で、起床三分で家を飛び出した。外の世界も良いものだ。

14:00
おおよそ新宿にいた。ブルジョアジックに湘南新宿ラインに乗り継ごうという魂胆だ。湘南新宿ラインは東口の端にある。西口から乗り込んだ筆者は距離と人混みに辟易した。休日の新宿民はおよそ流れに沿って歩くという社会人のマナーがまるで成ってない。焦る気持ちと裏腹に身体はボロボロになっていった。湘南新宿ラインのグリーン車から追い出された。

15:00
到着した。最寄りのバス停から10分はかかるという立地の横浜革丸大学である。筆者は痙攣する太ももにピックを突き刺し前進しつづけた。モチベーションはもう遠くから聞こえる甲高いギターの音と引き算を知らないドラムの音だった。悲痛な叫び声だった。待っていろ。俺はお前らを全員生きてクニに返すんだ。段々と近づく叫び声はロッ研スタジオの中から聞こえていた。ここだな?ここにいるんだな?待っていろ、すぐに助け出してやる。筆者は最後の力を振り絞りドアを開けた。やはりか、時は既に遅かった。三人は既に声もあげれない瀕死の状態だった。さっきの叫び声は、死に瀕した者の魂への福音だったのだ。エンリケは筆者への生前の恨みつらみを重ねた。筆者は黙って聞き耐えるのみだった。スティーヴ(アヤミニ)は背中で語る。もう遅いんだ。遅すぎたんだ君は、と。荻田は完全に沈黙していた。手元には大好きな漫画が添えられてあった。筆者は慟哭するのみだった。もう、もうやるしか無い。筆者は楽器をセッティングをした。今から最高のレクイエムを奏でてやるからよ。

16:00
1曲目はすんなり終了したが、2曲目に苦戦。遅刻のためBPM3倍で録音してマスタリングで1/3に落とす手法を採用したのでかなり集中力を削がれるのだ。スティーヴが慣れた手付きで作業を続ける。無言の背中が俺たちのハートを鼓舞する。

17:00
3曲目あたり。疲労はミスを誘い、ミスは疲労を誘う。和やかなムードはもう無い。ギリギリの緊張感はバンドサウンドをソリッドに仕立て上げる。緊張感さえも音に昇華させてしまうスティーヴの手腕たるや。

18:00
バンドレコーディング終了と前後してツサカ参上。何という時間の読みの鋭さ。ツサカレコーディングが始まる。投入された途端、一瞬で空気を変えてしまった。これがハマのドログバ、現代のロックスターなのか。緊張から解き放たれた筆者とエンリケはキャッチボールをしに外へ出た。笑ってしまうから。そして、遅刻してきた奴のせいで野球練習できなかったから。でもスティーヴはずっと作業していた。スティーヴには感謝と労いの言葉しかない。

19:00
ツサカレコーディング中盤。ライブでは30%ぐらいしか伝わらないスタジオのグルーヴが、80%くらいは詰められてるんじゃ無かろうか。いつでも本気を出すツサカには脱帽だ。そしてほとんどアドリブだ。

20:00
不慮の事故もあり、3時間押して無事終了。
会心の出来では無かろうか。すべて泉のせいでこうなったが結果オーライだ。
One for All, All for One
完成が楽しみである。

てづか企画楽しかった

June 10 [Tue], 2014, 1:18
3月は自分の人生を揺るがすベスト3な出来事があった。一気にやる気を無くした。
そこからままあった。2003年くらいいろいろあった。
2004はいろいろ希望があった。
2014年も希望があるかもしれない。

新しい出会いと、古い友人と偶然の再会がいろいろと連続した。兄弟も偉大だった。

自分はこのままのたれ死ぬかと思ったことは多々あるが、いつも誰かがいた。

そのみんなの思いを込め、ベースぐらいしか才能が無いのでエフェクターをまた増やした。

エフェクターは元来1つも必要ないかもしれない。

しかし、人はエフェクターというペルソナ無しでは生きてはいけない。

人が肩書きを背負って生きていくように、
私はエフェクターを背負っていきていくのだ。

無駄なものは美しい。

人はなぜ生きていくのか?
私は思う。
エフェクターとエフェクターが偶然に作用しあうことに細胞の1つひとつが狂喜乱舞するからだ。

そこに意味などない。意味などあってはいけない。

アン直は安直だ。
必要なエフェクターだけ厳選するのは愚直だ。

バンドマンは合理性を求めていいのか?

俺は、全ベーシストに問いたい。
「使い道のないエフェクターをちゃんとつないでますか?」

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