チョン・ミュンフン指揮N響 マーラー交響曲第3番 

February 14 [Mon], 2011, 0:26
3連休の初日の2月11日(金)に突然思い立って、東京のNHKホールまで出かけてきました。
聴いてきたのはチョン・ミュンフン指揮するNHK交響楽団のマーラーの交響曲第3番です。

NHKホールに来たのは今回で2回目で、前回はちょうど一年前にビシュコフが指揮するNHK交響楽団のマーラーの交響曲第5番の演奏会を聴きました。そのときは3階席の最上段あたりに座ったのですが、音があまりにもデッドでさらに金管ばかり聴こえるバランスの悪さにちょっと残念な思いをしたのを覚えてます。今回は2階席の左側奥に座りました。

今回の演奏会は、感動までいかなかったですが、いろいろ満喫することが出来たので良かったです。特にコンマスの篠崎さん率いる弦楽アンサンブルの素晴らしさは特筆すべきものだと思いました。ただし、もう少し奏者の思いが一つの方向を向けば、感動の量が倍増するだろうにと思いました。またアルトの藤村美穂子さんの独唱は、惹き込まれるものがあり、今回の演奏会のMVPと言いたいです。また第3楽章のポストホルンも天から降り注ぐような音色で、素晴らしかったです。またホルンの松崎さんのソロや第一楽章のトロンボーンのソロも聞き惚れる部分がいくつもありました。

ちょっと残念だったのは、第6楽章の一回目の盛り上がりの後のトランペットを中心とする金管アンサンブルです。トランペットのトップは首席の関山さんだったのですが、もう少し静謐さが欲しいと思いました。DVDなどでは布をかぶせて吹いたりしている場合もあるのですが、関山さんは普通の音量で、演奏されていて、ちょっと場違いな感じがしました。僕の特に好きな部分なだけに残念でした。また、ティンパニも少し盛り上がりにかける気がしました。もう少し要所要所でスケール感を出して、絞めるところところは絞めて欲しかったです。これは座席の影響もあるかもしれませんが・・・。

チョン・ミュンフンの指揮は、以前に他の演奏を聴いたときも思いましたが、たっぷりと思い込めるところと淡白に流すこところの対比が激しくて、特に後者は『こんな部分どうでもいいんだ』と言ってるようにも聴こえるぐらいの興味の無さを感じる部分がありました。それは、チョンが韓国人だからかもしれないのですが、彼のアイデンティティというかナショナリティというものから発生しているのではと思っています。もしチョンがヨーロッパに生まれて、西洋音楽を生まれながらに体得した人生を歩んでいれば、ちょっと違っていたのではと思っています。

僕が持っているマーラーの交響曲第3番のCDは、@アバド&ウィーンフィル、Aアバド&ベルリンフィル、Bブーレーズ&ウィーンフィル、Cベルティーニ&ケルン放送交響楽団 です。なかでも@とBはお勧めです。どちらもそのときのウィーンフィルの素晴らしさが表れています。

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