小さいころパパんが話してくれたお話。
暇だったら読んでね♪
あるところに、オタミナンダスと言う男の子がいました。
オタミナンダスは、毎日のように、おばさんのうちに行きました。
するとおばさんはそのたんびに、「お母さんにおみやげですよ。」と、言って何かくれました。
ある日、オタミナンダスが、おばさんのうちに行くと、おばさんは、大きなケーキを一切れくれました。
黄色くって、ふわふわしていて、おいしそうなケーキでした。
オタミナンダスは、そのケーキを、指でギュウーっと握り締めて、うちにもって帰りました。
すると、うちに着いたときには、ケーキは何処へやら…指の間に少しくずが、くっついているだけでした。
お母さんはそれを見て、「オタミナンダス!その指についてるのは何だね?」と聞くと、
「ケーキだよ。もらったんだ!」と、答えました。
「ケーキだって?…オタミナンダスや、オタミナンダス…おまえは、ほんとに頭がないねえ。
ケーキをそんなふうに持ってきてはいけないよ。
ケーキをもらったらきれいな葉っぱに包んで、それを帽子のなかに入れて、それから、その帽子を頭の上にのっけて、そうっと歩いて帰ってくるもんだよ。」
「うん!!!わかったよ!。おっかちゃん。」とオタミナンダスは答えました。
次の日もおばさんのうちに、行きました。
すると、おばさんはお母さんに届けるようにと、出来たてのバターをくれました。
黄色くて、つやつやしてて、甘そうなバターでした。
それを、きれいな葉っぱに包み、帽子の中へ入れ、帽子を頭の上にのせ、そーっと歩いて、うちに帰りました。
その日は、とても暑かったのでオタミナンダスが、まだいくらも歩かないうちに、バターが溶けはじめました。
バターは、とけて、とけて、とけて、オタミナンダスの額にも耳のうしろにも、首すじにもたれてきて、ついたときには、オタミナンダスはバターだらけになっていました。
お母さんが「あんれまあー。おまえはいったい、何を帽子にいれたんだい?」
「バターだよ、おっかちゃん。おばさんがくれたんだ!」と、答えました。
「バターだって?…オタミナンダスや、オタミナンダス…おまえは、ほんとに頭がないねえー。
そんなことをしたら、バターがだめになっちゃうのが、わからないのかい?
あのねバターをもらったら、キレイな葉っぱにつつんで、小川に持っていき、冷たい水でひやして、そっと手にのせて、持って帰ってくるもんだよ」と、言い聞かせると、
「うんわかったよ。おっかちゃん。」
しばらくして、オタミナンダスは、またおばさんの所にいきました。
すると、おばさんは、生まれたばかりのかわいい子犬をくれました。
オタミナンダスは、その子犬をきれいな葉っぱにつつんで、小川に持っていき、水につけて冷やし、水の中につけては冷やして、そーと手に載せて、持って帰りました。
かわいそうに…うちに着いたときには、子犬は半分死にかけていました。
「オタミナンダス!何をもらってきたんだい?」
「子犬だよ!おっかちゃん。」と、答えました。
「子犬だって?…オタミナンダスや、オタミナンダス…おまえは、ほんとに頭がないねえ。
子犬をそんなにして、連れてきて・・・・・・。
子犬をもらったらね、子犬を地面において、長い紐を持ってきて、一方の端を子犬の首にもう一方を、自分がもって、ひっぱってくるもんだよ。」
「ああー。わかったよ。おっかちゃん。」と、答えました。
その次の日、オタミナンダスは、またおばさんのうちに行くと、おばさんは、お母さんへと、焼きたてのパンを一本くれました。
こんがりとやけた、おいしそうなパンでした。
さて、オタミナンダスは早速、パンを地面におき、長い紐を持ってきて、パンの端にくくって、もう一方をもって、ズルズル、ズルズル、パンを引きずって、家にかえってきました。
うちにつくと、紐の端には、なにやらきたない物が、ぶら下がっています。
お母さんは、それを見て、「オタミナンダス、その紐のはしにぶらさがってるものは、何だね?」
「パンだよ。おっかちゃん!おばさんがくれたんだ。」
「パンだって?!?!」お母さんは叫びました。
そして、「オタミナンダスや、オタミナンダス…おまえは、本当に頭がないねえー。
おまえの頭は生まれたときから、カラッポで、これから先、死ぬまでカラッポに違いない。
わたしゃもう、おまえに何を言うのもやめたよ。
そのかわり、これからは、おばさんのところに行っても、もらってこないでおくれ。
これからは、自分で取りに行くよ・・・」
「あっそうだ!、最後にもうひとつだけ、言っとくことがあるよ。オタミナンダス。
そこの、戸口のところに、パイが、六つあるだろう。
さっき、私が焼いて、いま、さますためにそうやって、並べてるんだ。
言っとくけどね!オタミナンダス。
パイの上を通るときは、足の踏み場によーく気をつけておくれ!わかったね。オタミナンダス。」
「うん。わかったよー。」と、オタミナンダスは答えました。
それから、オタミナンダスのお母さんは、帽子をかぶり、かたかけをして、籠をさげて、おばさんのところに、出かけました。
六つのパイは、戸口のだんだんのところに、一列にならんで、だんだんに冷えていました。
そこで、オタミナンダスは、パイの上を通るとき、足の踏み場にきをつけました。
オタミナンダスは、一つ、一つのパイの、真ん中を、踏んで歩きましたとさ…。
おしまい。
お、お母さん…諦めちゃダメだよ…。
きっと頭よくなるから…。
って思うシュールなお話です♪
久々に思い出して読んでみたけど面白いね。