円高に影響されないEUR/LVL 

2010年10月18日(月) 20時18分
おもしろい通貨を発見しました。

EUR/LVLです。

実はこのLVLはラトビアラトといってラトビアの通貨で、ユーロペッグ制となっています。
以前、ドルペッグについて香港ドルやオマーンリヤルの記事を書いたかと思いますが、それのユーロ版のようですね。

ラトビアラトは、正確には2005年5月にERM IIに参加しているのですが、このERM IIというのは、為替相場変動幅の固定という概念に基づき、ユーロとの定められた変動幅において為替のレートが決まるというもののようです。
定められた変動幅といのは、プラスマイナス15%と決められているようですが、実際には、ほとんどの国はプラスマイナス1%の範囲で動いているようです。

確かに、月足チャートを見ると、2005年からはほとんど一直線になっていますね。
これはERM IIに参加した時期と一致しています。

ちなみに、ユーロを導入していないEU加盟国は、ユーロ圏入りの最低2年前までにERM IIに参加することが求められているようで、ERM IIに参加してから何年か後には、ユーロ導入という流れになるようでが、必ず2年と決まっているわけではありません。
実際、ラトビアは2008年のユーロ導入を目指していましたが、カルヴィーティス首相は、「2012年、または2013年より前にはならないだろう」
と述べているようです。
ユーロ導入のインフレ基準が達成できていないのが原因です。

ところで、このEUR/LVLのスワップは69円となっていますが、ここ数日見ていると、かなり変動するみたいです。
1週間ぐらい前は1日180円ぐらいのスワップがついていた時もありましたし、もっと以前には、マイナススワップだった時期もあったようです。

でも最近はだいたい60円100円ぐらいの間が多いようです。
ちなみに、私がおもしろいなと思ったのは、ユーロペッグで為替変動を気にせず、スワップだけがもらえるという理由だけではありません。

ここ最近、一直線だったチャートが少し上に動いていますよね。
今までとは違う動きをしているわけです。

今年の2月に一度上昇していますが、4月にはまた通常のレートに戻っています。
そして、8月にまた上昇して現在に至っているわけですが、これって同じように、またある程度時間がたてば、通常のレートに戻るのではと思ったわけです。

つまり、今売っておけば、そのうち通常のレートに戻った場合には為替差益もGETできるし、それまでのスワップももちろんGETです。

しかも高いレートで売っておけば、いつスワップがマイナスに転じてもいつでも決済できますしね。
(多分今後もスワップはかなり変動しそうなので)

さて、次回は実際にEUR/LVLのリスク(またスプレッドが問題になってきます)
や変動幅、またはレバレッジなどについて、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

前回香港ドルの時などに、いろいろ鋭いコメントをくれた皆様方、ぜひ今回もいろいろと一緒に検証していただけると助かります。
もちろん、賛成意見や反対意見など、鋭くなくても何でも結構です。
検証の材料にしていきたいので、よろしくお願いします。
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