あの京都府警、ネット犯罪捜査を支える“愛妻の手書きツイッター”(産経新聞)

June 16 [Wed], 2010, 19:25
 情報通信の発展とともにますます多様化、巧妙化するハイテク犯罪に対し、先駆的な摘発事例で手腕を発揮する京都府警のハイテク犯罪対策室。個性的な捜査集団の先頭に立つ室長補佐の木村公也警部(53)は、今年4月から警察庁の広域技能指導官に選ばれ、最前線の捜査とともに後身の育成にも力を注ぐ。今年で警察官生活30年。地道な仕事の支えとなっているのは、毎日欠かさず届く妻からの励ましのメッセージだった。(浅山亮)

 ■匿名の壁に無力感…励まされた2500通

 深夜、自宅で開いたパソコン画面。次々とアップされる音楽や映画の違法ファイルを前に「どこかに突破口がないか」と考えをめぐらせる。

 妙案が浮かばないまま布団に潜り込むと、傍らで眠っていたはずの妻、みのりさん(47)が「ご苦労さまでした」と声をかけた。「自分にも『ゲゲゲの女房』がいるんやな」。NHKの連続テレビ小説に出てくる献身的なヒロインが、ふと頭をよぎった。

 昭和32年生まれ。大学の水産学科を卒業後、55年に京都府警に入り、親子3代の警察官となった。

 まだインターネットが普及していなかったころから、パソコン通信などに、児童ポルノ販売など犯罪情報があふれていた。だが、当時は法的に適切な捜査手段がない。「目の前で犯罪が横行しているのに、何もできない状況が悔しい…」。日常業務の合間に、独学でさまざまな方策を探った。

 平成13年4月、京都府警にハイテク犯罪対策室が設置されたころには、ネット空間はファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」により、著作権を無視した違法世界に染まっていた。「警察に対する挑戦や」。怒りを胸に毎晩遅くまでパソコンに向かい、格闘した。それでも超えられない「匿名性」の壁。何度も無力感にさいなまれた。

 ある夜、みのりさんにつぶやいた。「もうやめようかな」。すると翌朝、パソコン台にメッセージが書かれたカードが置いてあった。「2階に上がろうとする熱意がハシゴを生み出す」−。以降毎日、励ましの「格言メール」が届くようになった。

 地道な捜査を続け、15年11月、ウィニーの違法ユーザーを全国初摘発。16年5月には、著作権法違反幇助(ほうじょ)容疑でウィニーの開発者を逮捕した。開発者の公判は今も続いているが、以降もさまざまなハイテク犯罪を果敢に摘発してきた。

 捜査手腕が評価され、今年、表彰を受けた。真っ先に浮かんだのは、連れ添って24年になる妻の顔だった。心の支えとなってきた妻からのメッセージは、約2500通を数える。

 「ハイテク捜査に必要なのは情熱だけ」。ネット上には、Twitter(ツイッター)などの新しいサービスが次々と登場する。「子供が落とし穴にはまらないように整備するのがわれわれの使命です」

 今日も携帯電話にメールが届く。「愛すべきは、その未熟さです」。メッセージをそっと胸にしまい、パソコンの画面に向かった。

 【用語解説】京都府警ハイテク犯罪対策室

 京都府警のハイテク捜査は平成6年、生活安全企画課生活安全特別捜査隊の捜査員3人で本格スタート。13年に対策室が設置され、現在約20人が所属する。ファイル共有ソフトの違法ユーザー摘発などで手腕を発揮。今月14日には動画投稿サイト「You Tube(ユーチューブ)」に人気漫画の加工動画を違法に投稿したとして男子中学生を逮捕するなど、新サービスの取り締まりにも力を入れている。

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鳩山首相「菅直人、大変切れすぎて…」に爆笑(産経新聞)

June 11 [Fri], 2010, 12:17
【菅氏は頭が切れすぎる】

 −−理系、理系博士がどのような場面で必要とされるか

 「理系のみなさんが私は先ほどから申し上げているように、なぜ自分がここで理系の分野でがんばっているかと。その根性というか、意思と強さがあれば、それをどこに生かし切るかも自分なりに見えてくると思っております。これから人の命を救いたいと思って研究にいそしんでいる人たち、学生さんからすれば将来はノーベル賞でも取ってやるぞという思いで努力をされていかれるべきだと思います。ただ、今日の話の中で申し上げたいのは、むしろ理系も、文系も、あまりにも遠い存在にお互いに見過ぎてしまっていると。企業においてもトップになる人たちは文系の人たちが中心であり、官庁も同じだという壁がある。それがこの国を硬直化させてきているんではないかと思います」

 「私のような理系の人間が今回、総理をさせてもらった。この後も菅直人という、私よりも十倍も千倍も頭の切れる、まあ、時々切れすぎるというのが…(会場笑い)。大変切れすぎて…。次の総理の方に何を言っているんだと…(会場笑い)。切れる方が総理になると。いわゆる理系の人が続いて、いわゆる国のトップの仕事をさせてもらえるということが、私はこれからのある意味での、たとえば官公庁もそうでありますし、あるいは企業もそうだと思いますが、その仕組みというものが変わっていく可能性があるとそのようにも思っております。自分自身のことを申し上げるつもりはありませんが、流れが着実に変わりつつあるという思いもありまして、理系の人たちがなかなか入ってこれなかった分野にぜひ挑戦をしてもらいたいと。そのことによって、この国をもっとソフトパワーを高める原動力になると思うからでありまして、ぜひ挑戦してもらいたい。もし壁があると思ったときは、私や、あるいは次の総理に直訴して、ここを直さなきゃいかんぞという思いをぶちまけていただくとありがたい。じっと黙っていると世の中は結局何も変わらない」

 「私はちょうど8カ月挑戦してみて、あまりにも変わらないことが多すぎる。そして変わろうとすることに対する抵抗力というものが日増しに強くなっていくということを感じたところであります。これからぜひ、その抵抗に、さらに強く戦っていけるような体質をみなさん方にも持っていただきたいと思っておりまして、ぜひ、あらゆる分野において、みなさん方は活躍できる素地を持っていると。そこに萎縮(いしゅく)を絶対にしないでもらいたい。むしろ力強く私の方からお願い申し上げたい。そのように思っております。がんばってください」

【評価される生きざまを】

 −−時間の関係上、最後に私から質問させていただきます

 「…(右横の司会者を見て驚くようなポーズをとる。会場笑い)」

 −−これから博士を目指す学生に期待することやメッセージをお願いします

 「ええっ?、突然横から飛んできました(会場笑い)。安心しちゃいけないな。これからいわゆるドクター、博士を目指すみなさん方に、あなた方の未来が、この国などという小さな話ではなくて、アジアの未来を切り開くか、決める立場にいると自覚をしていただきたい。一人、一人のソフトパワーはそれほど大きなものではないかもしれない。しかし、結果として一人の力が相当大きなこの国を、世界を動かしてきたと信じております。人の命というものを救うために死ぬ気でがんばるのもよいと思います。よりよい社会を作り上げていくために努力する方々も結構だと思います。自分の意思を研究の中で見いだしていただきたい。ドクターを取りたいからドクターになるんだ。博士になりたいから博士を取るんだという思いだったら取らない方がいい。取った先に生きざまを多くの人が評価をしてもらえるような生きざまを、自分自身の意思の中で見いだしていただきたい。そこにみなさん自身の幸せを感じることができると思いますし、人の幸せを自分の幸せと感じることができるような社会を作り上げていくことができる。博士を取るという意思というものを社会の中でしっかりと見いだしていただくことを期待をしております。以上です。よろしいでしょうか。ありがとうございます」

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