August 15 [Fri], 2008, 17:21
あれから親のいない私は先生の家に住むことになった。
もちろん学校側には内緒。この関係のことも。

「そういえば春さ、背中にある大きな傷どうした?」
「・・・ないよ、そんな傷」
「そうだな、ないな」
久し振りに聞く先生の困った笑い声。
怖くて私は言いなおした。

「・・・嘘、この傷ね、お父さんにつけられたの。」
「お父さん?」
「うん、お父さんね、すごい嫉妬深かった人なの。
小さい頃お母さんに懐く私が憎かったみたいで、
凄いほどの虐待たくさん受けたの。手首にだってリストカットみたいな傷あるし、
背中には大きな傷。お腹にある火傷みたいな跡はお父さんにタバコおしつけられたの・・・」
「・・・そうか」
先生は優しく抱きしめてくれた。
抱きしめる腕は私の父親に対する怒りに震えてた。
誰にもはなしたことなかったから、私は味方になってくれる人がいるようで
本当に心から嬉しかった。

「嫌いになった?汚いよね・・・?」
この傷のせいで嫌われるのが怖くて思わず問いかけた。
「嫌いになるわけないだろ?大丈夫、俺が守ってやるから」
先生はやさしくキスをくれた。
泣き虫な私の涙を拭って小さく微笑みながら。
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