Sorrow Letter

March 05 [Wed], 2014, 16:22


私の心を抉じ開けたのはあなた。
気付かないなら気付かないままで良かった
私の気持ちを気付かせたのもあなた。
きっとあの日の過ちが無ければ、
こんな風にあなたを求めることなんて
無かった筈なのに。


彼女いるくせに。
あたしなんて遊びのくせに。


何度罵っても、恨んでも、
あなたがあたしの中から
消えてくれそうにない。
今日あたしと愛を交わしても
明日はまた別の女と愛を交わすんだ。

その度にあたしは哀を知る。

どれだけ言葉を紡いでも、
どれだけ身体を繋いでも、
どれだけ駆け引きをしても、

きっと最期は私を捨てる。

そんなことわかってた。

でも、捨てられるとしても一瞬でも
傍にいてくれるだけで良いって、
例え一番じゃなくても良いって、
思ってた。
惚れた弱味をまざまざと感じさせられた。


こんなにも痛いのか。
身体も心もあなたの面影を追い求めては
微かに感じる残像にまた瞳を潤ませ、
胸をジリジリと焦がす。


こんなにも辛いのか。
誰かを心から愛するということは。
そんな風に感じてた。


でも、やっぱりそんなの嫌だって
脳味噌が悲鳴をあげてる。
あたしから発しているこんなにも
絶える事なんか無い悲鳴は
あなたの胸に一切届いていない。


少しでも、
ほんの少しでも良いから、
あたしの声が聞こえるなら
どうか気付いて欲しい。



あなたはあの朝、
澄み渡った快晴を見て言った。


「外国の空もこんな綺麗なんかな。」


その時に見せた哀しそうで
まだ見えない未来に期待を寄せた瞳に
あたしはぐっと我が儘を堪えて、


「外国の空はもっと澱んでいますよ。
こんなに綺麗なのは、日本だけです。」


微笑んだ。


そしたらあなたも、


「せやな。」


笑った。



あたしの気持ちをわかってるくせに。
わざと一言で終わらせた。
あたしの覚悟も気付いてるくせに。
わざとあたしから瞳を反らした。
本当に狡い人だ。
本当に、もう、どうして?


「行かないで」


ってあたしがあなたを引き留める
権利なんて無いことも、
あたしがあなたの未来に居ないことも、
全部全部わかってたから、
だからこんなにも苦しかった。
痛かった。
歯痒かった。
あなたに自由に触れられない事が
こんなにも。


知らなかった。
あなたに出会うまで自分が
こんなに誰かを心から愛せるって事。


気付いた時にはもう遅くて、
あなたはあたしの知らない
誰かのものになっていて、
出会うのが遅すぎたのもあって。


きっと彼女よりもっと早くに
出会えていたらあたしが一番に
あなたの傍にいれたのかもしれない。
4年の空白は大きくて、
あたしの溢す涙なんかで
埋める事なんて出来ないから。


だからあたしは必死で背伸びをするんだ。
あなたに近付きたくて、
少しでもあなたの見てる世界に
入り込みたくて。
それでもやっぱり目線を揃える事に
疲れてしまう。


そんな時、心に穴が開いてしまったような
気がして虚しさが押し寄せて来る。
会いたいのに会えない苦しさが
あたしの自由を奪う。


「俺は女に邪魔をされる運命やねん。」


だったら男になるよ。
男に成りきれないなら
邪魔をしない女になるよ。


「俺は変人やからな。」


そんなこと知ってるよ。
あたしとあなたは似てるから。
あなただけは誰にも譲れない。
こんなにも心を震わせられるのは
あなただけだから。


「あたしはあなたが好きだって思うもの
全てを好きになります。」


相当の覚悟を決めて言った言葉。


「お前凄ぇな。」


って、
本当はそんなこと言って欲しく無かった。
本当に欲しい言葉は絶対にくれない。
ギリギリの言葉を選んでは
繋ぎあわせてるだけ。


「初めて会った時、真っ黒やなって思った。
でも、ただ黒いだけじゃなくて
黒くなんかないのに黒く染まろうと
してる。お前はそんな子じゃない。」


泣きそうになった。
たった1ヶ月しか一緒に
過ごしてなかったのにこの人は
あたしをちゃんと見てくれてるって思った。


誰よりも、何よりも。
だから迷いもあった。
あたしはちゃんとあなたを
見れているのかって。


でも、
あたしの言葉もちゃんと受け止めて、
噛み砕いて、理解してくれる。
そんな人初めてだった。



「仕事では尊敬してるけど、
男としては尊敬してません。
...でも、好きですよ。」



この"好き"にあたしの全てを詰め込んだ。
したらね、
すっごく優しい顔をして笑ってくれた。
また泣きそうになった。
あなたは嘘つきだ。
でもその嘘がとっても優しいから。
辛い。
身動きが取れなくなる。


こんなにも好きなのに。
こんなにも大切なのに。
あたしの想いが邪魔だとも
言ってくれなかった。
本当は邪魔なくせに。
あたしの想いを突き放しても
くれなかった。
本当は要らないくせに。


「あなたは狡い。」


精一杯の皮肉。


「人間は狡賢く生きなな。」


ほら、そうやって
あたしの精一杯の抗いさえ
自分の物にして、相乗して、
投げ返してくるんだから。


あたしはあなたの一番になりたいのに。
なれないよ。
いつもあなたが上手だから。


諦めたくない。
諦められるはずなんて無い。
なのにあなたとあたしの空白の時間を
知れば知るほど距離は、
隙間は、
開いていく。


どう足掻いても塗り潰せない。
あたし一人じゃどうにも出来ない。
あなたなんかいっそのこと
死んでしまえば良いのに。
いっそのこと感情なんて
無くなってしまえば良いのに。



ねぇ、

あたしは今日もあなたを
想いながら生きてるよ。

あなたに少しでも近付ける
道だけを探してるよ。

あなたの背中だけを頼りに
歩き続けてるよ。


あなたの瞳にあたしが
映り込める日まで、


ずっと、ずっと...



プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:rey
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:1991年4月27日
  • アイコン画像 血液型:O型
  • アイコン画像 現住所:兵庫県
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