放射性ヨウ素、50分の1外部に=総量推計、2号機が最大か―福島第1原発・保安院

February 16 [Thu], 2012, 12:59
放射性ヨウ素、50分の1外部に=総量推計、2号機が最大か―福島第1原発・保安院
福島第1原発事故で、経済産業省原子力安全・保安院は14日、東日本大震災で原子炉が停止した際に1〜3号機にあった放射能量について、放射性ヨウ素で計610万テラベクレル(テラは1兆)だったなどとする推計を発表した。 12日に保安院が発表した総放出量と比較すると、放射性ヨウ素で約50分の1、放射性セシウムで約120分の1が外部に放出されたとみられる。 保安院は1〜3号機の個別の放射能量を推計しているが、「全体像を示すことが重要と考えた」として総量のみを発表。放出量は2号機が最も多いとの見通しを示した。 保安院によると、推計は1〜3号機で生じた放射性物質について、格納容器内への沈着や水への溶け込み、圧力低下のために弁を開放した作業による放出や漏出などを考慮し、放出率を解析した。 燃料の構成などはモデル化された値を基に計算しており、保安院は今後、実測値などを踏まえて、各号機の詳細な放射能量を見直すとしている。<福島第1原発>放出された放射性物質 炉内の2%程度の量
陸上自衛隊がヘリで撮影した福島第1原発2号機=2011年3月27日、防衛省提供 東京電力福島第1原発1〜3号機から外部に放出された放射性物質は炉内に元々あった量の2%程度との分析を、経済産業省原子力安全・保安院が14日、公表した。今後さらに精査し、事故原因の解明や対策に役立てる。【福島第1原発】周辺の累積線量を見る 圧力容器内で沈着する放射性物質や蒸気の放出(ベント)、格納容器からの漏れなどを考慮して実施した。 その結果、東日本大震災で原子炉が停止する前にはヨウ素131が610万テラ(1テラは1兆)ベクレル、セシウム137が71万テラベクレルそれぞれ炉内にあったと算出。このうち放出されたヨウ素131は2%の13万テラベクレル、セシウム137は0.9%の6100テラベクレルだった。保安院は「原子炉格納容器の一部が壊れた2号機からの放出が最も多いのではないか」としている。 また保安院は同日、3号機の格納容器のふたと本体の接合部付近の温度が、12日には170度だったが、14日には254度に上昇したと発表した。計器故障の可能性もあるが、西山英彦審議官は「監視が必要」としている。 このほか、保安院は余震などで炉内や使用済み核燃料プールへの注水が中断しないよう、予備タンクなどを整備する方針を示した。【関東晋慈、足立旬子】
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