行列のできるブログ 丸山法師の徒然草

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大遺言

フランソワーズ・ヴイョンのバラードに大遺言と言うのがある。法律的には今遺言流行りだが皆さん人生の遺言作りに心がけてはどうですか?歴史上は立派な遺言があったり見事な辞世の句が残されたりしてる。やはり昔の人は生き方に味があるな。自分は50才で書いてみたがありふれたもの。大遺言書ならぬ中遺言書でもいずれ書ければ本望だ。

独坐の会を開催します。

リーダーはいらない

アラブの春もウォール街の占拠もリーダーを擁しない運動だった。今議会制、代議政治が機能しなくなってると世界中の若者達が感じだしてきた。リーダーも統一組織も運動綱領もない運動にして参加者全員が平等の発言権を持つ。このようなエネルギーが今後世界を揺るがしてゆくだろう。IAM THE 99% はウォール街占拠で1%が富を独占することにたいする参加者の連帯感を簡潔に表現している。

続報

段々と力が湧いてくる不思議

新春遊泳

恒例となった年頭の初泳ぎを瀬戸内海新舞子浜で行った。約50名の男女が寒風をものともせず新春の海に駆け込んだ。初参加の者は不安と恐怖におどおどしながらも自己の秘めたる力を確かめんとしながら前に進んでいた。真冬の海に30分入った事実が彼、彼女に不思議な自信を与えたようだった。世の不満を訴えるだけでなく、自己の不遇を嘆くだけでなく如何なる境遇にあろうとも自らの力のみを頼みとして生きるしかないのが人の生涯だと言うことを、このような小さな体験を通してでも体得するなら馬鹿げた行いも一顧に値するだろう。

政治に思想は必要か

当たり前の事ながら余りにも思想性を感じさせない政治家が多い。また国民も政治家に政策ばかりを期待し政治家そのものの思想性を問おうとしない。そこに政治家の質が向上してゆかない原因の一端があると僕はつくづく感じる。政治思想に無縁の政治は所詮場当たり的政策のばらまきにすぎず、政治も漂流してゆことになる。秋頃から政治家が徒党を組まず思想を持って一人行動してゆく事についてじっと考えた。頭山満の一人でいて寂しくない人間になれとの言葉は重い。これが出来ずに皆群れたがるんだ。政治家に限らない。写真は全然別だが独りで岩壁の上に石の劇場を築いた女性ロウエナケイドの作品ミナックシアター

独裁者に定年無し

文芸春秋2007周恩来秘録をこれから読む。自らをマルクス・始皇帝と称した毛沢東に君臣の関係で仕えた周恩来。毛沢東は権謀術数の達人にして稀代の陰謀家。勿論ナベツネとは万倍の差がある。

早稲田政治祭

田原氏の司会で江口克彦氏と早慶戦を真似て討論。1000人以上の聴衆を前に大盛況。早慶戦と言うものの息の合う討論となる。福沢諭吉と大隈重信ー思想家と政治家の違いという観点から切り込んだ。然し両面の合体こそ必要という意見で一致した。政界の中で恐らく異色の二人。多くの者は思想や哲学を語れない中で。

上山信一氏からの指摘

昨日大阪都構想の理論的指導者である上山信一氏から私のブログを読んだ所感として[自分は弱肉強食主義者でない]との指摘を受けた。私もそう思っているわけでは決してないので以下の返事をした。それを引用する。 上山信一先生 ご指摘ありがとうございます。上山先生が弱肉強食主義者とは決して考えておりません。が、グローバル競争自体はやはり世界的弱肉強食の側面を免れ得ず大阪都構想はその意味ではそのような世界的競争の中で勝ち残る大阪を作るための構想であると、私は拝読したうえで理解し、その私の理解を述べたものです[そして私はこれを是と捉えています]つまり、弱肉強食に負けないということであり弱肉強食を推進するということではありませ。これは明治の維新時の心情的背景にも通ずるものありと思っています。しかし読みようによっては上山先生の説とも読み取れるかもしれません。そうだとしたら私の文章力の限界かもしれませんね。いづれにせよ、先生のご意見を拝聴させていただくのは大歓迎です。
機会を作りましょう。尚、先生が弱肉強食主義者でない旨はブログに明示しておきます。

大阪秋の陣

■大阪秋の陣

一昨日、投開票された大阪ダブル選挙(通称「大阪秋の陣」)が行われた。結果は、大阪市長選には橋下徹前知事が当選、大阪府知事選には維新の会幹事長の松井一郎前府議が当選した。大阪市長選の投票率は60・92%で、07年の前回市長選(43・61%)より17・31ポイント上昇した。大阪市の将来像を巡って現職市長と前知事の一騎打ちとなり、関心が高まったためだろう。

結果については、はっきり言って候補者が出揃った時点で分かっていた。むしろ注目はどのタイミングで当確が出るかだった。
開票の20時、私は丁度ニコニコ動画の大阪特番に生出演していたのだが、開票直後に当確が出るほどの圧勝の結果となった。

橋下氏と平松氏のマニフェストを読み比べたが、やはり根本は大阪都構想だよ。これはつまり府と市の二重行政から来るあらゆるムダ、非効率を排し、効率重視で強くて稼げる大阪を作ろうというもので、そのために市をつぶすというもの。例えて言うならば、大阪という重病の患者に対して、橋下氏は「手術しか治る方法がない」と言っているのに対して、平松氏は「対処療法-食事療法で治しましょう」と言っているようなもの。大阪は言わば末期の状態(経済の沈下等)で変化を求めているので、どうしても橋下氏が有利になる。その辺りは橋下氏は表現がうまいな。これに対して平松氏はその辺りが悪く言えば地味だった。もっともこの都構想は上山信一氏の持論で橋下氏がこれに乗っかっているんだ。

ところで実を言うとご存知のように、私にも出馬の打診があった。「関係者の理解と協力体制ができるなら出馬を検討する」と回答したのみなのだが、勝手に「出馬宣言」と報道されるやら、後になると勝手に「出馬断念」やら報道された。つまり自民党大阪府連の対立構造から倉田でいこうという連中と、倉田では到底勝てないから思い切って丸山でゆこうとする連中の内ゲバがあったんだ。そうしているうちに丸山でゆこうとした連中(主に国会議員)も、「丸山を出せば勝てるが、ここで勝ってしまうと、次の衆議院総選挙で大阪維新の会を敵に回してしまう可能性が高いからむしろ倉田で行って負けた方が自分にとって無難だ」という連中も現れるようになり、これらの動向が自分にも分かってきたもんで、これでは一肌脱いでやってやるだけの値打ちもないと思ってバカバカしくなってやめてしまった。

今回の選挙では橋下氏に既存政党が一丸となって立ちはだかったと言われているが、どの党も本気で動いてない、とりわけ自民党は平松氏が民主党だった経歴から、実際は全く動いていない。野中氏と柳本氏が(やや個人的義侠心から)独立して動いたくらいだろう。民主党にしても形だけの支援で本腰をいれてはいない。とくに大阪選出の国会議員は今の政権中枢にいながら気が入ってなかった。形だけの応援だよ、あれは。共産党にいたっては対立候補を出さなかっただけだ。

肝心の「手術」にあたる「都構想」だが、 「稼げる大阪を作る」ための手段で、こうすれば儲かる、ということを重視した政策だ。弱肉強食の世界の中で大阪が闘っていくためのもの。住民が幸せになれるかどうかは二の次で、都構想目的自体ではなく、それは区長の責任としている。これは大阪都構想立案者で橋下氏のブレーン上山信一氏もそう明言している。

正直言って、都構想に関しては、大阪市と大阪府が緊張感を持って喧々諤々の議論をしつつ進めていくべきだと思う。その意味だと、大阪府知事は松井氏のような傀儡ではなくて私のような橋下氏と堂々と渡り合える人間が緊張感を持ってやった方がよかったかもしれない。出馬しなかったわけだからそれ以上言っても話にはならないからこれで止めておくがね。

ところで、具体的に「大阪都」を実現するには法改正が必要になるのだが、橋下氏は大阪都構想の実現に向けた取り組みについて、「国に法改正を働きかけても動きそうもない場合には、年内にも国政選挙の候補者擁立の準備に入っていく。近畿一円で国政選挙での候補者擁立を考えている」と述べ、政府や主要政党の協力が得られない場合には、次の衆議院選挙で大阪維新の会の候補者の擁立を目指す考えを示した。

民主党は既に、世論を意識して、付和雷同的にこの考えに賛同する意向を示したようだ。
はっきり言って信念も何もあったもんじゃない。

未だ総理への野望を持っている石原都知事もあわよくばという一縷の夢を抱いて若い橋下氏を取り込もうとしているようだ。橋下は橋下で中央政界への足掛かりにこれを利用しようとしていると見える。まあこうして政界再編になるならそれも悪くない動きのひとつだ。しかし、再編したら全てよくなるというもんでもなくて、再編された政党が再び体たらくに終わる危機すらある。これは日本の政治自体の、或いはそんな政治を選択させている国民自身の責任だ。今回の大阪だって大胆な選択だが、本当の良い選択をするだけの力量が府民にあったとは思えない。つまり「何か大胆に変えて下さい」という選択をしただけで、その程度の民意だ。都構想にしろ、新自由主義的競争原理主義にしろ、世界の中の大阪の位置付けにしろ、どれだけ分かって投票したかとなると、ほとんど考えてないで投票しているに決まっている。

橋下は大阪都をやり次は国政に出ると思うよ。まあそのあたりから真価と真偽がもっと分かってくるだろう。いずれにせよ俺はおもしろく観察しながら彼と付き合ってゆくつもりだ。

■「大阪秋の陣」後の民主・自民・公明を批判する。

 それにしても、既成政党があきあきされるのも感情的によくわかる。
 A候補を掲げて負けると「はいさよなら」とばかり対立B候補(当選側)にすり寄る姿勢そのものに信のなさを見抜かれ、更に不信を強めていることすらわからないのだろうか。
 それでも「恥」知らずというか、「いや民意が選挙で明らかになったから、今度はそれに従うのが当然だ」との屁理屈で変節するに到っては、プライドも何もあったものではない。日本の国全体を覆う暗雲はこの無秩序な漂流にこそあるのではないだろうか。
 このような態度は、日本文化の柱のひとつであるいわゆる「武士道」に照らしても誠になげかわしい限りである。

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丸山和也の義憤熟考」は、世の中と人生についていろんな視点から本人が思いを発してゆく勝手気ままなメールマガジンです。弁護士の視点、政治家の視点、市井の個人の視点等々から日々感じることなどを本音で語り、掘り下げていきます。その週に起きた時事問題の分析、読者からの質問に答えるQ&A、生き方に関するコラム等で構成し、毎週木曜日に更新する魂のウィークリー・マガジンです。
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プロフィール

丸山 和也
丸山 和也 Kazuya Maruyama

1946年兵庫県生まれ。69年早稲田大学法学部卒業、上級職試験合格後法務省を経て、70年に司法試験に合格。75年渡米。ワシントン大学ロースクールに入学し卒業(LLM)、その後ロサンゼルスの法律事務所に3年間勤務。80年に帰国後、弁理士登録を経て特許事務をも扱う。企業間の紛争・交渉等を中心とした国際法務を得意とする他、各種特許紛争および個人の問題も幅広く取り組む。07年、参議院選挙に当選。
現在、「丸山国際法律特許事務所」代表。主な著書に、「正義の判決」(小学館)、「行列のできる丸山法律塾」(小学館)、「丸山法律相談所」(二見書房)、「ビジネスマンが行列する法律相談所」(学研)、「蓮の花は泥沼に咲く」(新紀元社)、「臨終デザイン」明治書院、「だまされる人の共通点」主婦の友インフォスがある。
写真:「生活情報誌読売ファミリー」提供

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