BOSS

June 29 [Mon], 2009, 15:58
今期木曜10時と言えばこのドラマとkazutoは思ってしまう。
「BOSS」というフジテレビにて放送されていた連続ドラマ。これは原作があるわけではない。

ストーリーは、かつて男のために出世を棒に振ったことから警察幹部ににらまれ、事実上の左遷として研修に出されていた大沢恵里子が米国から帰国するところから始まる。彼女は、多発する凶悪犯罪に対応するために作られた特設対策本部という新たに作られる警察組織のBOSSとして配属される。
彼女は警察キャリアとして、頭脳明晰・頭もキレて・仕事もできるいい女。まぁしかし、男心は全く読めない独身女性。そんな彼女が室長を任されるようになった、特設対策本部に配属されてきたのは一癖も二癖もある変わり者ばかり。そう、特別対策本部とは、能力はそこそこあるものの、素行に難癖のある問題児を厄介払いするために設立された部署なのである。

さて、そんな対策本部に集められた面々とは…
「知識」と「情報収集」のスペシャリスト。科学以外には全く興味がなく、朝起きることが出来ないなど、社会適応能力・協調性が皆無の木本真美。
警官になることを夢見ており、ドラマ『24』に感銘を受け昇進試験を受けた熱血刑事。熱意と素直はあるのだが、ひどく抜けている花形一平。
さまざまな格闘技を習得している肉体派刑事。粗暴でケンカっ早い性格から問題を起こすことも多かった岩井善治。「ゲイなのでは?」との疑惑あり。
チームの中ではベテラン。「落としの山さん」の異名をとるが、実はこれ、「警察庁一、落し物が多い」との説がある山村啓輔。
常にクールで、必要以上に熱くなることはない刑事。以前は捜査一課に所属していたが、ある事件をきっかけに、定時で帰宅するようになる。射撃の腕はピカイチだが、撃てなくなったとの噂もある片桐琢磨。
それぞれが個性的な性格で、最初はチームワークのなかった面々が、様々な事件を通して一つのチーム、仲間になっていく。それは確実に恵里子が与えた影響が大きいのである。

彼らが担当する事件は決して簡単な事件ではない。
爆弾のついたベストを着せ、ケータイで被害者を脅し、爆死させる連続殺人事件。
自ら起こした殺人の現場をインターネットの掲示板に公開し、神と名乗る人物が起こす連続殺人事件。
人気雑誌モデルが襲われ、その犯人とされていた男が殺された事件。
若い男が次々に変死し、そして対策本部の真美が誘拐された連続事件。
自宅マンションで殺害された高校教師事件。
ある男を殺害したとされる犯人が、取り調べ中に亡くなった事件。
片桐が拳銃を撃てなくなった理由とされる事件の関係者が起こした連続殺人事件。
児童虐待をしていた父親が殺害された連続殺人事件。
そして、様々なトリックが仕掛けられていた、連続爆破事件。
それぞれのストーリーに様々なトリックが仕掛けられており、犯人を演じる役者も豪華だ。
ここでは最終回のストーリーを少し…
都内のカフェなどで、ごみ箱が連続で爆破された。そこに仕掛けられていた時限爆弾の置時計から恵理子の指紋が見つかってしまう。真美と花形は、彼女の取り調べを行う。恵里子はその時計は彼女の彼氏である、池上に渡したものだと証言する。そして彼の弟が、反政府集団「黒い月」の仲間とされ逮捕され、つい先日釈放されたいう。そして、黒い月が次に狙うのは、警視総監だと恵理子たちは推測する。
そんな中、片桐は、ある雑誌記者から、「警察内部の裏金」について聞かされる。そして対策本部はその裏金をプールするために作られた組織だという。そんな中、片桐とともに裏金を追いかけていた小野田がさされ意識不明の重体に陥ってしまう。
そんな中始まった、感謝状贈呈式。シャッターが開かないなど、トラブルはあったものの、無事に開始される。しかし、そんな中、ホールの入口が爆破されてしまう。そして、警視総監が野立とともに誘拐されてしまう。
はたして、裏切り者はだれなのか…野立は本当に裏切り者なのか…

最終回は本当に様々なトリックが随所に仕掛けられていた。どんでん返しかと思ったら、またどんでん返し。本当に息つく暇もないぐらいのスピード感でストーリーが進んでいく。もちろん最終回だけではないけれど…本当に面白いとしか言いようがない。ほかに当てはまる表現がないのである。
BOSSはキャラクターも個性的と書いたが、やはり、とびぬけて大沢恵里子という人物だろう。彼女のような上司だと下がついてきやすいような気がする。確かに彼女はきつい言い方もするが、その中にふと見える優しさや、何も言わない中で背中が語るたくましさなど、彼女には様々な魅力があるように感じる…ぜひ第2期をしてほしいものである。

「みんな、事件だから!!」

本当は知らない

June 23 [Tue], 2009, 22:00
薬屋シリーズ第7弾!
今さら初期設定を説明するのもどうかと思うので、ざっくりいきます、初期設定。
主人公は三人組。リベザルと秋と座木。三人とも妖怪の設定!表向きはなんでも治すことのできる薬屋さんである深山木薬店。ある合言葉を言えば妖怪専門の探偵さん。妖怪が絡んでいる事件は妖怪が解決する。これはそんなお話。

今回は今までに出てきたキャラクター総出演。豪華だけれど…これだけを単品で読むのはオススメしない。何故なら彼らの今までの経緯を知らないとわからないことが多いからだ。
一言で言えば面白い。スピード感が抜群で400ページという長編ではあるが、それを感じさせることはない。

今回は3つの謎にそれぞれ挑む薬屋の面々。1つ目は大きな総合病院からの患者失踪事件。2つ目はネット上から消えた管理人や常連さんと怪しげなカキコミ。3つ目は内蔵だけが発見される奇妙な惨殺事件。接点はどこにもないはずのバラバラの点。なのに解決に向かって事件が進むにつれ、それぞれがひとつの線となっていく。その様が見事に描かれ、読者は釘付けになって小説のページをめくるだろう。

薬屋の大きな特徴のひとつに、妖怪というキーワードがからんでいる。妖怪、一言で言えば化け物とも言えるだろう。薬屋では妖怪が絡むことによって、絡んでいる可能性があることで、トリックが2重3重にもなっている。まともに推理していてはいっこうに正解にはたどり着かない。
今回の事件でも展開が2転3転する場面をいくつも見ることが出来る。

「充実した人生を。
映画のような人生を。」
をキーワードにいくつもの謎が交差する。
内蔵だけをおいていく残虐な犯人。消えたネットの管理人。失踪した患者達。
バラバラだった事象を繋いで、物語が動き出す。

犯人はいったい誰なのか。動機はなんなのか。
「本当は僕も知らないのさ。」

連殺魔方陣

June 19 [Fri], 2009, 18:26
天才・龍之介がゆく!シリーズ第7弾!!(文庫版書き下ろしを含む)
そして、龍之介シリーズでは2作目となる長編だ。
今回、龍之介一向が巻き込まれるのは、大企業「亀村家」でおこる連続毒殺事件。

まずは彼らがどうして亀村邸を訪れたのかをお話しよう。彼らは今回、晩餐会のゲストとして、その場に居合わせる。彼らを招いたのは、吾妻達臣という芸能人。吾妻家は亀村家の親戚にあたる。彼の母親の姉が亀村に嫁いだのである。ちなみに、彼と龍之介たちの出会いは、同シリーズ「十字架クロスワードの殺人」にて描かれている。
そんな彼に誘われて出席した、大企業の晩餐会。彼らはそこで、青酸カリを使った毒殺事件に遭遇する。達臣の義理の父親・忠一が予告通り殺されてしまう。青酸カリは素行性の毒物。それは晩餐会で出されていた食事の中に混入されていた。達臣から“絶対犯人を見つけてほしい”と頼まれた龍之介一向は捜査を開始する。
そんな折、第二の殺人が発生してしまう。またしても、使用されたのは青酸カリ。そして予告状が発見された。殺害されたのは、亀村家当主の永志郎。亀村家、吾妻家の何人かでティータイムをしていた時に、急に苦しみだしたという。
二つの事件に関係している青酸カリ。しかし、そのどちらもが衆人環視の中で起きている。出された食事、使用しているお皿も同じ。その中で、どうやってターゲットだけに毒を飲ませることが出来たのか。これが今回の推理の中での最大の謎となるだろう。一体、誰が、どうやって?そして動機は何か?
そして、今回の事件で大きなキーワードとなるのは「魔方陣」。今回の舞台である亀村家は、その昔、九星気学を扱っていたとされる、中国の名家の子孫。魔方陣が関係していてもおかしくはない。
魔方陣に潜む殺意とは何か?龍之介は犯人を捕まえることができるのか?いまIQ190の頭脳が殺意の連鎖を止めるべく動き出す。

さて、ここからはkazutoの感想。
面白い!というのが一番の感想。どうしても、解説から読んでしまう癖があるkazuto!まぁ今回もそうしかけたのだけれど…それよりも、裏表紙読んですぐに読み始めた。長編は苦手と以前にお話したかもしれないが、そんなの、言ってるヒマもなかった(苦笑)読み出したら止まらない…続きが気になって仕方なかった。それもこれも全くわからないトリックのせいなんだけれど…
龍之介シリーズでは二作目となる長編。まったく飽きることなく読み進めることができる。というより、手が勝手に動く感じ。
「長編本格痛快ミステリー」なんて書かれている本書。本格と聞くと、どうしても難しいと思ってしまう。でも、そうじゃない。この龍之介シリーズは、確かに様々な知識がくみこまれているが、きちんとわかりやすく解説している。
今回は、魔方陣について、かなりマニアックな方向に龍之介が話をしている。まぁ確かに、その辺を言われるとわかりにくいといわれても仕方ない。kazuto自身、読んでいて「ん?」と思うこともあった。が、ついていけなくなる前に、龍之介のいとこである光章がバッサリ切ってくれる(苦笑)彼と彼の彼女である一美は読者とほぼ同じ視点で進んでくれる。だから、一般人にもわかるように、龍之介は説明をしてくれる。
さてさて、今回は連続毒殺殺人事件であるが、まったくトリックを読むことができなかった。さすがは柄刀一。毎度ながら最後の最後で驚かされる。まぁ毎回のことなんだけど…。
誰が一体どうやって毒を仕込んだの。それが今回の事件の大きなカギ。キーワードは魔方陣と時間差。
ラストに明かされる驚きの事実。容疑者は14人。一体誰が犯人なのか?衆人環視の中で行われた完全犯罪に、素朴で純真な龍之介が挑む!!

皆さんも、衝撃のラストを体験してみてはいかがだろうか?

ガリレオ〜容疑者Xの献身〜

October 13 [Mon], 2008, 23:20
変人ガリレオこと・湯川学を主人公とする、東野圭吾の代表作、ガリレオシリーズ第3弾。容疑者Xの献身が映画になる。それはドラマが最終回を迎える前から言われていたことだった。

小説では湯川と草薙のコンビ。ドラマ・映画では、湯川と内海のコンビ。ドラマのスタッフから草薙を女刑事に変えるという提案を東野先生が聞いて、新作に登場させた内海という刑事がドラマ・映画では湯川のパートナーとなった。

草薙はドラマの中では、冷静沈着で、傍観者に徹している普通の人。でも、内海が困っている時などは、頼れる先輩になる。内海は、草薙とは正反対の、熱血刑事だ。湯川はそんな二人に巻き込まれながら、事件協力をすることになる。

今回、映画化された容疑者Xの献身だが、ガリレオシリーズ初となる、長編になっている。

物語はある女性逹が元夫を殺害するところから始まる。どうやって隠せばいいか…それを悩む彼女逹に悪魔の囁きがなされる。
囁いたのは彼女逹の部屋の隣に住む、高校の数学教師、石神。彼は彼女、靖子に恋をしていた。なんとしても彼女と彼女の娘が起こした事件を隠さなければ…彼は「処理は自分がする。僕の指示にしたがって動いてほしい」と靖子逹に言う。
曖昧なアリバイ・燃え残った衣服・盗難された自転車に残された指紋・潰された顔と焼かれた指紋…様々な情報が絡み合い、内海・草薙をはじめ観客までもを混沌の海へと誘っていく。
湯川は言う。「すべてのことがもし犯人の計算だったら、間違いなく強敵になると・・・」
そんな湯川と、石神は大学時代知り合いだった。湯川が唯一、認めた天才。湯川が初めて自分と話が合うとさえ思った人物。
映画の中にも二人で酒を酌み交わすシーンが出てくるが、湯川の意外な一面を垣間見ることができる。あまり声を出して笑うことのない湯川が声を出して笑い、普段より饒舌に話をする。そんな一面を見ることができるのもこの映画の魅力だろう。
人に対しての深い愛情。あっと驚くトリックの数々。天才VS天才の勝負の行方。湯川と内海のなんとも言えない関係。そして、見たこともない人間らしい湯川。

小説と比べると、シーンが違ったり、ないシーンがあったりと物足りなさを感じる部分もあるけれど、これはこれで、いい気がする。根本的に、湯川のパートナーが小説とは違っているのだから、その分おもしろさも変わってくるだろう。小説と比べるというより、まったく別の、ミステリーと考えるととても面白い作品だ。

今までのガリレオは、科学を用いたあっと驚くトリックが売りだった。しかし今回は、重い人間ドラマも一つの魅力となっている。
今回、湯川自身が内海たちに協力する姿勢を見せない。それは今回の事件をといたとしても誰も幸せにならないことを知っているから。珍しく、声を荒げる湯川を見ることができる。

人はどこまで人を愛することができるのか。最後に待つ結末の悲しみは何とも言えない。そして、今回の湯川の悲しげな表情はいつまでも離れることはないだろう。
「友達として聞いてくれるかい」といった、湯川のなんとも言えない表情が頭に焼き付いている。

福山雅治・柴崎コウ・堤真一・松雪泰子など、豪華な役者陣も魅力の一つだろう。

今まで、誰にも弱さを見せず、あまり人間らしい表情を見せなかった湯川の、人間らしいところが見れる今回の映画。
悲しくも愛おしい世界へ誘われに映画館に行ってみてはどうだろうか…

西遊記

October 13 [Mon], 2008, 23:01
去年の夏、大ヒットした映画がテレビで放送された。
去年の今頃、母と一緒に、観に行った映画だ。

西遊記といえば、水滸伝などにならぶ中国四大奇書の一つだ。
岩から生まれた大妖“孫悟空”を中心に、玄奘三蔵とともに、八戒、悟浄と西にある天竺を目指す物語。
あまりにも有名なこの話。その中でも有名な戦いである金閣と銀閣の物語。今回はそれを、描いている。

大ヒットしたドラマの映画版。面白くないわけがない。そう思ってみた記憶がある。確かに面白かった。涙あり、笑いあり、大迫力のバトルあり…子どもから大人まで楽しめる映画だと思う。
大迫力のCGと演技派の役者を揃え、脇を固める役者陣も豪華だ。

何よりも仲間の大切さがわかる作品だ。悟空のセリフで印象的なものがある。
「人間は弱い生き物だ。足が痛いとか、疲れたとかそんなことばかり言う。けど、人間は力を合わせることができる。なまかと力を合わせることができる。」

確かに人間は弱い生き物かもしれない。自分中心でしか動けない愚かな生き物かもしれない。
でも、人間は誰かと力を合わせることで強くなることができる。誰かと協力することで、買えない相手にも勝つことができる。人間は、弱いけれど、醜いけれど、愚かだけれど、でも、誰かと力を合わせることができることは何よりも美しいことじゃないだろうか。

悟空たちとともに、天竺を目指してみるのもいいのではないだろうか・・・
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