おしゃべり。苦しみの上の愛情の形。

October 31 [Tue], 2006, 2:10
今日は突然
大学が全て休講になった。

だから、
絶対に逢えない月曜日に
彼とデートした。

ピザを買って
大きな公園へ行って
芝に座ってランチ。

空は抜けるように青くて、
雲は僅かに流れてて、
優しく吹く風と
暖かい日差しの中で、
2人でのんびりまどろんでいた。



最近のあたしは
落ち気味。

だけど、
気が付けば彼とのおしゃべりに
夢中になっている自分がいて、
久しぶりにこんなに無邪気になっていた。



何も考えることはあるまい、
そう思って、今、
夜中になって振り返ってみて、
それでもなんだか
もう落ち込んでいるんだ。





彼は
先週の火曜日に
あたしといるときに
奥さんに電話をかけた。

遅くなる口実を
伝えるためだった。

でも、
彼は
彼女に
「大スキだから大丈夫だよ」
って言った。

あたしは隣にいて、
頭をなでられていたんだ。

それから
彼は
あたしに弁解をした。

あたしだけを愛してると。


でも
あたしには
違うものまで見えてしまった。

彼の奥さんが
一人の女として
一人の男性に愛されようと
必死にもがいていること。

あたしだって
わかってた。

わかってたはずなのに
意味のわからない優越感と
傷つけている意識のない行為で、
あたしは奥さんが感じる苦しみを
見えないようにしてきたのかもしれない。

いくらわかっていると
これまで口にしてきても、
罪の意識なんて
ほとんど芽生えてなんかなかった。

でも、
電話越しに
彼に愛情確認したい奥さんを知って、
あたしは何がなんだか分からなくなってしまった。

奥さんだって
きっと苦しい。

必死に彼を繋ぎとめようとして、
つながっていることを確認しようとして、
だから
彼に
どうしても言って欲しかったんだ。

どうして
それを今まで見ない振りをしてきたのだろう。

あたしはあたしを許せなくなってしまった。

人を傷つけて
その上に成り立つ幸せの上にあたしはいる。

そんなあたしを
あたしは絶対に許せない。

どうしようとも、
許されるべきではないのは、
あたしなんだ。





愛しているのはあたしだけだと、
彼は言ってくれた。

沢山沢山言葉を羅列して
必死に心のうちを伝えようとしてくれた、
きっとそうだと思う。



愛しているって言うのは
その人の嫌なところとかがもう嫌ですらなくなって、
全てをひっくるめてその人を大好きになって、
その人の存在そのものが愛しくなることをいうって
彼は言った。

そう思っているのは
あたしだと言ってくれた。



嬉しかった。

そして、
とても重くあたしに罪悪感を与えた。

とても、
喜べる気分では
なかったんだ。

あたしは
もうあたしを許せないから。




そして、
愛してるといってくれて、
彼に冷たくあたったあたしを
心底反省した。




彼は
「もうこんな生活いやだ」と
電話を切った後、
冗談にして言った。

『自分で始めたんだから
そんな事いわないで。』

『嫌にならやめれば良い。』

そんな風にあたしは怒ってしまった。
そんな風にあたしは泣いてしまった。
彼を追い詰めてしまった。

だけど、
きっと彼だって苦しかったんだ。

いつでも自信満々な彼でも、
見えないようにして
いつでも悩んでるんだ。



あたしは
きちんと
受け止めるべきだったんだ。

彼に
優しい言葉をかけるべきだったんだ。

どうして
もっと気付いてあげられなかったのだろう。

あたしと彼は
あんなにも似てると知っていたのに。

悩んでなんかない振りしながら、
心が張り裂けそうなくらい
抱え込んで
悩んでしまっている、
そんな彼の内なる部分、
あたしもそうだからこそ、
似ているからこそ、
気付けたはずなのに。



翌日に
あたしは彼に謝った。

ちゃんと
顔を見て
伝えた。

彼が
あたしと同じように苦しいこと、
もっとあたしが受け止めるべきだった、と。

あたしは確かに傷ついたけど、
それでも彼を抱きしめるべきだった、と。

背を向けて
責めるべきじゃなかった、と。

もっともっと言葉を沢山重ねて。





きっと
それが今でも苦しい。

彼を傷つけてしまったこと。

もちろんこれからは、
受け止めていく、絶対に。

だけど、
傷つけた分だけ、
自分も苦しいって言うのは
本当みたいだ。




だけど
彼のことはもう手放せない。

矛盾だらけだけど、
あたしはあたしを許せないまま
彼を愛していくんだ。

どこに辿り着くなんて
途方も先のことなんて
何一つ見えないけど。
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june13
>Aさん
コメントありがとうございます。

この先、正直、どんな未来が来るのかはわかりません。
彼と歩む未来は、明日だって確かじゃない、それが事実なんです。
だけど、彼の言葉を信じるなら、
あたしに彼を愛する気持ちがあるなら、
側にいるほかない、というのが2人の有り方で。

今でも、未来でも、あたしはこの時間を考えると思います。
でも、ただ、一つだけわかるのは、
「彼と」出逢って「彼と」恋愛をしたことは
きっと後悔になんてならないって事。
うまく言葉には出来ないのですが、
たとえ騙されていようとも、
『「彼と」出逢えたことが、
あたしの人生をこんなにも豊かにした』
それは間違いない事実だと思っているんです。
だから、Aさんの彼がAさんを逃げ場にしていたなんて
思って欲しくないな、と思ってしまいました。
何も知らないあたしですが、
2人の関係が全くの嘘偽りだったと思ってしまっては、
2人が過ごした時間は意味のなかった事になってしまう。
2人で過ごした時間に意味がなかったなんて事は、
決してないと思います。

偉そうにごめんなさい。
でも、もしよかったらこれからも見にきてください。
落ち込んでばかりで、等身大でしかものを書けないあたしですが、
あたしはあたしの愛し方を書き綴るつもりですので。
October 31 [Tue], 2006, 3:14
A
最新記事をのぞいて来てしまいました。
私も…一年ほど前同じでした。今は彼と別れ一人であの時間の意味を考えています。
私だけだと言ってくれた彼。でも…それは…真実ではなかった。
奥様の流産がきっかけだったと。私は単なる逃げ場所でしかなかったのかな。

お二人はこれからどのような道を歩いていくのですか?ごめんなさい。私は馬鹿です…老婆心とはこの事ですね。
October 31 [Tue], 2006, 2:29
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