当たり前な幸せ 

May 06 [Tue], 2008, 23:29
今日は高校のときの後輩の
応援団の練習を見に行く予定だったのに、
お父さんの様子がおかしかったから変更。


お父さんは目が虚ろで、話しかけても生返事だった。


あたしのお父さんは病気にかかってる。
でもそれは、ちゃんと薬を投与してれば日常にはなんの影響もないもので、
昔も一度だけ同じようなことがあった。
でもそのときは時間が経つとすぐに治ったから、
そんなもんかなと思ってたけど、今回は違った。


急に床に寝転んで、
タンを吐きちらした。
吐くのかと思って洗面器をわたすと、
それで床を叩きだす。
もはや目が焦点を定めてなかった。

「どうしたの!?」
と聞いても何も答えない。
終いには、持っている靴下をあたしに見せて、
「これ何?」
って聞いてきた。


お母さんは今実家に帰ってるから、
どうしたらいいかわかんなくて電話したのに、繋がらない。
仕方なく叔父さんに電話したら、

「救急車を呼んで、
保険証といつも使ってる薬を用意しておきなさい」

って言われた。
そのとおりにして救急車を待った。
するとすぐに到着して救急隊の方がお父さんの容態を見てくれた。


そしてお父さんに、いくつかの質問をした。

でも、お父さんは自分の生年月日も、家族の名前すら答えられなかった。

お父さんは自分の名前しか言えなかった。


そしてすぐに救急車に乗せられ、近くの病院に搬送された。

病院に着くと、お父さんは奥の部屋に運ばれ、
あたしは受付の椅子に座って名前を呼ばれるのを待った。


昔お母さんが言った言葉を思いだした。

「お父さんは一度でも意識を失って倒れたら、もう戻ってこれないから」


すごく怖くて、
涙が止まらなかった。


死んだらどうしよう‥


でもそれ以上に、
いつもと違う、まるで別人みたいになったお父さんを目の当たりにしたことが、
すごく怖かった。


30分くらい経って、看護師さんが呼びにきた。

「ご本人が、お話されたいそうですよ」

そう言われて、お父さんの病室に案内された。
お父さんはベットに横になって点滴をうっていた。

「何?」

って聞いた後の、
お父さんの第一声は、

「家の戸締まりしたか?」

だった。

「お前ふざけんなよ!?」

っていう気持ちと同時に、いつものお父さんに戻ったことに安心した。


原因は血糖値が低くなったからということだった。
朝、注射をうってからすぐに運動したせいで、体内の糖分が不足したらしい。


「その点滴終わったら、
すぐに帰れますよ」

そう言われて、点滴が終わるのを待った。
そして受付をすませて、病院をあとにした。


お父さんはパジャマのままだったから、それを気にしてタクシーで帰った。

「大変だったんだよ」

って言うと、

「知らないよ、まぁ
いい経験になっただろ」

って答えた。
病院に着くまでの記憶はないらしい。
てゆ−か、もう二度と経験したくないから。



家族って、いつも近くに居るから、すごくウザく感じることがある。
でもこういう事が起きて初めて、
いつも近くに居るっていう当たり前なことが幸せなことだって気付いた。

親孝行するときに、
親はなし!

いつも親に感謝できる自分でいたい。
P R
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