追憶2.5 

January 12 [Thu], 2006, 21:18
「あんたが後悔すると思ったから。」

だから、死んでは駄目だ。と少年は言う


(奇麗事か)

そう呆れた矢先、少年が口を開く

「…あのさ、えーっとお兄さん。少し話さない?_」

「…いいですよ。」


死のう、そう思っていた
だが漆黒の目と髪を持つ少年をまじまじと見ると見とれてしまう

(もう少し、あなたを見たい。もう少し、あなたを話をしてみたい)

初めての感情。
人に興味を持つのは初めてだ

「話すならさ、こっちこいよ。其処危なっかしいから、そこで話すのは厭だ」

自分から誘ったくせに、と思ったが何となく少年の言う事が分かり
俺は少年が居る場所へと移動し、座る。


「暑いなー…夏って感じだよね」

「そうですね」

「夏って海に行きたくならない?」

「いいえ」

「かき氷とか…好き?」

「取り分け好きじゃありません」




全く会話は続かない。
(呆れて俺を見捨てるんだろう。どうせ)
だが、少年は気にせず喋る。

楽しそうに




(…落ち着)





俺は見知らぬ少年に安らぎを与えられた
見知らぬあなたに俺は救われた





イメージは体育座り

追憶2 

January 12 [Thu], 2006, 21:17
フェンスを乗り越え、真下を眺める
死の後を考える

(誰も同情してくれないだろう)

俺は色々な人を傷付けすぎた

(いいんだ。俺は誰も信じていない。誰も愛していない)




早く、墜ちよう。



此の汚い世界、生活から逃れるんだ



「追憶2」






少し、死は恐かった。
だがそれ以上に目の前にある現実が恐い

(悪あがきだ)



今更何に怯えている
人は生きて、死ぬ。当たり前の事だ
当たり前の事をしようとしているのだから今更怯える事は無いだろう


「あんた、死ぬんだ?」


後ろから。男の声が聞こえる。

(誰だ)

振り返ると、15歳から17歳ぐらいの少年が立っている。…悲しそうに

「えぇ、死にます」

だから早く俺から離れて下さい。
こんな狂人の死を見たいんですか?


そう問うと、少年は微笑んだ

「狂人?あんたが。…あんたが狂人ならおれは何なんだろう」

笑みを浮かべた顔が一瞬自虐的な笑みに見えたのは気のせいか

「…あなたは誰ですか」

かなりの物好きな少年だ。
人の死を見ようとするなんて

「あんたと同じ狂人…あんたの死を止めようとする狂人だ」

「何故、止めるんですか」


ああ、早く死なせてくれ


追憶 

January 12 [Thu], 2006, 20:20

あなたは、幸せだったんですか。


少年は微笑んだ







「追憶」




初夏。
こんな昼間だと言うのに、人々の声は絶えず聞こえる。

(夏休みか?)

やけに子どもが多いのはその所為だろう。


蝉の声が、煩い
短い命だと言うのに何故こうにも懸命なのか。
暑さの所為で、首筋に汗が流れるのを感じる。


此が、生きている証拠。


忌まわしい、証拠

(死のう)


生きてても意味が無い。
リストラされ、金目当ての女に振られて…エリートの道から一気に外され、
俺自身蔑んでいた負け犬コースへと移動した


生きる意味はなんだったのだろうか。

人とは一体なんだろうか。
上辺だけで信じ切る、彼ら

汚いものだけが見える。


「死のう」


ああ、死のう。
元々俺は生きる事を見出せなかったのだから。





死。死。死。
俺の頭にあるのは其の考えだけ。
思考を巡らせ、何も考えずにエレベーターに乗る。
ついた先は屋上

見栄えの良い景色。
何事も無い、青空
雲が一面に広がっている


初めて見る景色では無いはずなのに、見惚れる

(美しいものなど無いと思っていたのに)






真っ直ぐと進むと、視界に広がるのは青空と地面。
あの道に血が飛び散るのか。そう考えると思わず笑い声が漏れる


自殺なんて珍しくない


哀れな、弱い人間と思えば良い




(俺が望んだ)



もう、誰も干渉しないでくれ…。








絶望。



其れしか、残っていないのだろうか。



****

ハグハグ!中吊り 

December 25 [Sun], 2005, 9:28
どうやら昨日はハグ祭りだったようです。
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ハグハグ
 ⊂彡

昨日は出かけててハグ漫画買ってないよorz
けどまるマの漫画は買いました。

感想↓







毎週Asukaを買って見てたんで今更なのですが


ゆーちゃん体めっちゃ華奢(*´Д`)
あんな体でよく野球出来るなと小一時間問いつめたいw
プーは今まで通り女の子っぽい。
グウェン受けくせー(感想になってない)
次男の目はやはり厭らしかったですw
恰もメイトで売ってる吸血鬼の下敷きのように(細かい)
ゆーちゃんの紐パンを凝視してる次男ははっきりいって変態です笑
むむむ、海軍次男ヤバイです。やはり下は葉っぱなのかと気になって仕方ない







虚勢 

December 07 [Wed], 2005, 19:04
たった一言の言葉で君は辛そうな顔をした。


たった一度の言葉だった。




偽りは真実と異なり。 

December 04 [Sun], 2005, 11:34




(――――――そう、結局はそれなんだよね。)

ん?言ってる意味がよく分からないって。
だから言ってるじゃないか。君は間違っていると。
いい加減其の無意味な我が儘止めた方が良いと思うよ。
彼ら――国民は、君の言葉を信じちゃうからね。君が真実なんだよ。分かる?
宗教、信仰って恐いね。正しくないものまで真実(まこと)と崇められてしまう。
君はその事をよく分かって行動しているんだよね?

(――いい加減にしてくれないか。もう君の我が儘に付き合うのは懲り懲りなんだよ)

ああ、そうだね。渋谷で遊んでて君は楽しいのか?
言っただろう、僕は渋谷を気に入っている、其れこそ汚い欲望と一緒にしないでくれ。
僕が渋谷を大切に思ってるのはもっと別の感情なんだよ。
何て言うか、好きとかそんな感情じゃない
君には一生分からないと思うけどね


又今度話し合おうじゃないか。
そうだね、今度こそ僕は本気で行くから。









君だって大切な人を守りたいと思うだろう?
幾ら捻くれている君でも。





***

眞王と賢者の因果

夢魔 

December 02 [Fri], 2005, 17:30

絶え間なくシャワーの音がバスルームに響く。
血の匂いが充満し、気分が悪くなる。

横たえるのは既に息絶えた守るべき主。


「……馬鹿げていますよ」



後悔が波寄せるが、喪失感が余りにも大きすぎる


(望んだんだ)


否、望んではいない

(分かっていたはずだ。彼がこうなる事ぐらい)

(気付いていた筈だ)







ほら、此が俺が望んだ現実だろう?


目を背けてどうする



「貴方を殺したい程、可笑しかったんですよ俺は。」


何時か此の汚れきった手で殺める筈だったのに自殺してしまった。

「何に対して苦しかったんですか。」

「王として担うべき責任が重くてですか、戦場に送り込まれた人々の事が気になって仕方なかった?」

いいや違う

「俺が原因なんですよね、そうだね。俺が原因だ」


また失った。守るべき人を。だがもう如何でもいいのだ
所詮何時か失う命。そう悲観する事は無い

「……貴方に何を伝えられたんだろう。」

「貴方は気にしていたんですよね、」

「記憶なんて必要無いのに。辛かったでしょう…?」

そっと髪に手を伸ばす。
いつもなら軽く梳くと眉を寄せ擽ったそうにするのに、もうしない

(ああ、此が死と云うものか)


動くはず無い。死に絶えた物



此が俺が創り出した世界
望んだ世界。


きっと





「死ほど魅了的なものは無い。何時だってそうだ、皆が先に死んでいく」

「貴方ほど残酷な人は居ない。ねぇユーリ、分かりますか今の俺の気持ち」

「一緒に死ねたらどんなに楽だったか……今は出来やしないけど」



知っていましたか、ユーリ
俺はずーっと死に縛られていたんだよ。ジュリアが亡くなった時残ったのは激しい後悔と喪失感。
でもねユーリ、今残っているのは絶対的な虚無だけなんだ。


虚妄しか抱けない俺をどうか許して









そして紅い血が、舞う

日々淡々と2 

November 28 [Mon], 2005, 17:20


こんこんこん

「失礼するよ」

返事を待たずに、部屋の扉を開ける。

(ほうら、やっぱり)


女を連れ込んだりしていなかった。


(ドラマみたいな展開は期待出来ない)



「猊下……何の用ですか。」

あからさまに嫌な顔
僕だって嫌なんだけど

「用無し……って云ったら君に斬り殺されるかな?」

「ははは、猊下相手に出来るわけ無いですよ。仮にもあなたは猊下だ」

嫌みが混じる声で爽やかに笑う

(ふーん猊下って云う立場じゃなければ斬り殺されていた訳か)

「相変わらず君は性格が悪い」

「猊下には負けるなぁ…」

「僕も君には負けるよ」

「ご冗談を」

お互い笑う。


(ストレスが溜まる一方だ)


「唐突だと思うけど、やっぱり僕は君が気に入らない」

「えぇ、凄く唐突だ。」

「だから渋谷と付き合ってるのは許せない」

「…」

明らかに殺意の籠もった瞳を僕に向ける

(不愉快だ)

「僕も渋谷が好きだ。」

「俺もです」



全く食えない。




(此じゃ負け犬の遠吠えだ……)




少し自己嫌悪。




(僕だって君が好きだ。そして君の好きな彼は吐き気がするほど嫌いだ)



失笑するほどアンバランス


-----------------------------


「まぁ、猊下の気持ちは分からなくも無いのですが…」

俺だって貴方とユーリが付き合っていたら許せませんよ。と笑顔で

「じゃぁ別れて」

「無理な話ですね。」

「やっぱり」

「やっぱりなら云わないでください」




何時まで経っても平行線




-----------------------------



(人の感情ほど、不可解なものは無いだろう)


つまらない展開。


「コンラッドー村田と何話してたんだよ。って何やってんだよおれは
プライバシー覗かないー聞かないー見ないー」派だから。

あああああああ。と耳を押さえる


実に微笑ましい光景だが。


(視界に入るウェラー卿が邪魔だ)


あちらもそう思ってるようだ






妙な所で意見一致。

(お邪魔は退散すれば良いんだろう?)



嗚呼つまらない

けれど
(渋谷が幸せななら仕方ない)


何時だってわき役は邪魔者



end

日々淡々と 

November 28 [Mon], 2005, 16:29
全く不愉快だ。
何で渋谷はあんな奴が良いのだろうか。

「気に食わない…」

渋谷は騙されている。
彼は純粋だから騙されるのは仕様が無い、だが

(こんな風に自分勝手に解釈してる自分が厭だ……)


「まったく、この世の中は不可解で出来ているよ」

誰だってこんなもの


-----------------------------


「どうしたんだよ村田。んな顔して」

業務中の休憩に渋谷が心配そうに顔を歪ませる

(原因は君)

とは言えず

「別に、只あの過保護渋谷大好き次男が居ないなぁって思ってね。珍しいね彼が居ないなんて」

いつもならベタッと気持ち悪いぐらいに張り付いてるのだが

「あーコンラッドね。確か用があるらしくて自室にいるって」

「ば…ふーん、そうなんだ」

馬鹿正直だね、君は。と云いそうになったが寸前の所で止めた



本当に君って正直だ。…と云うより純粋
(少しは疑う力も持とうよ)
普段ちょっとやそこらの用事で渋谷の元から離れない彼が
ちょっとやそこらの用事で自室に籠もってるんだよ?
(浮気に疑いも考えようよ)
女を連れ込んでいるとかさ。

(まぁ無理な話だけどね)

彼が渋谷以外の人間に興味を持つとは思わない


だが

(他人は違うんだからね渋谷。…
ウェラー卿は君にぞっこんだから浮気とかしないんだよ)


本当に馬鹿みたいに。






友人が心配で堪らない。

(僕は親みたいだ……)

『メルカトルと美袋のための殺人』 

November 27 [Sun], 2005, 12:18
『メルカトルと美袋のための殺人』面白かったです。
麻耶さんの本は個人的に好き。神様ゲームから入った訳ですが…
神様ゲームは最後すっきりしなかったような…けど面白かった。
麻耶さんの本を読んでると舞城さんの本読んでいる様な気分になる。

メルカトル鬼畜だなぁ……。美袋が少し可哀想。でも面白い
赤に捧げる殺意にのっていたメルカトルと美袋のコンビの話。あれも良かった。
立場を交換って…またもやメルカトル鬼畜。美袋可哀想(*´Д`)

久し振りに楽しめた本でした
P R
最新コメント
http://yaplog.jp/joruno/index1_0.rdf
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:joruno
読者になる
Yapme!一覧
読者になる