情報解禁

June 13 [Tue], 2017, 9:06
八月の出演作が情報解禁になりました。

能×現代演劇 work#03

「韋駄天」




能演目 「舎利」 を、現代演劇と合わせて上演致します。

古典芸能である能を新たな角度からのアプローチでお楽しみいただけます。




山本能楽堂

8月20日(日)

17:00〜



半能  「舎利」

林本 大 ほか


現代演劇  「韋駄天」 

作、演出 林 慎一郎

出演 小笠原 聡 ほか

一般前売:3000円
一般当日:4000円



お能と現代演劇とのコラボレーションです。

前回うちの岡部と小池がお世話になってましてその第三弾で前ふたつとも観てますが、試み自体とても面白いもので、両方好きな作品です。




林さんの作品や演出には以前からとても興味がありました。

というのも、彼の作品はなにを観せられたのか全然わからないのに面白いからです。


観劇後一緒に飲んだ時、一度に沢山の質問を浴びせかけてしまいました。

鬱陶しく思われたのではないかと後悔したのですが、ずっと冷静に根気よく作品について説明してくれました。その時に感じたのは膨大な知識の裏付けからのシンプルで素直な物の見方と、飾らない人柄でした。


そして自分には無かった演劇の見方を教えてもらって衝撃を受け、その後の自分の観劇が大いに変わりました。


演劇に対していつも俯瞰で見ていながら、大胆に奥深くに踏み込んでいく。僕は林さんにそんなイメージを持っています。

演劇を広く見つめることが出来るのに決して逃げない。


そこが林さんのかっこいいところだと思います。



飲んで結構毒も吐く林さん(笑)。


とても楽しみです。

夏が来る

May 28 [Sun], 2017, 17:09
映像の現場が終わって一息。


その間に蓄えておかなければと思い、歌のレッスンを受けたり映画を見て感想を書いたり。


でも営業の仕事をしたり教員の仕事をしたりして人とコミュニケーションをとる時間の方が、自分の演技を見つめる機会としては良いのかもしれない。


だから僕の場合失敗を恐れず、必要な仕事を選ぶべきなのだ。


いろいろとあくせくやって来たけど、この間の現場で自分が思うように積みあがって来ていなかったことがわかった。それと同時に積み上げたいと思っていたモノは、少しだけど純粋な状態で自分にあることもわかった。



舞台で長く培ったものと同じくらいの経験が今映像にあればいいのだけれど、やろうと思ってやらせてもらえることでもない。


好きな俳優三人の演技を食い入るように見た。

映像現場で演技する俳優が見えているはずのものを想像してみていると、どんどん化け物じみた俳優たちに見えてくる。つくづく同じ場所にたどり着けそうもなく感じる。

演技の基礎の組まれ方が違うのはわかるが、選ばれた人にしか出来ないことのように見えてしまって絶望する。たとえそうであったとしたら、自分がそれになるしかないこの悲しくも楽しい感覚はあんまりわかる人はいないかもしれない。



この夏は特殊な舞台に立つ。


中身についてはまた書こうと思うが大きな試練になりそうだ。



違い

April 30 [Sun], 2017, 15:19
今の映像の現場もいよいよ大詰め。

これまでやってきたことはとりあえずやってはいる。

しかし出来上がりが全く予測も想像もできないほど自分がどう撮られているのかわからない。正確に言うと、どう映っているのかわからない。

この現場のあるベテラン美術家は、役者はその瞬間を生きればいいと言った。もちろん90分ワンカット長回しである舞台をやっていてもそう心がけていたが、映像だと瞬間を切り取ってもらえるかというとそうではないから難しい。


メインキャストが精神的にも体力的にも追い込まれる中で自ら演技を切り取り奮闘しているのを見て、どうやら自分はまだまだ演技というもののとらえ方が狭く甘かったと気づいた。




舞台では本番が生なので、日々のステージを委ねられるのは演出家ではなく役者。

しかし映像ではそれが逆になる。


毎日必死こいてこなした仕事は最終的に監督、

あるいは編集に丸投げするしかない。

{会社の仕組みによっては監督は編集に口出しが出来ない}


俳優が提供した演技は作品をよくするための部品だが、舞台では毎回新しくできる。映像ではそれも出来ず、しかも稽古なしでほぼ一度で悔いのない演技を残さなければならない。さらにその演技はアングルが変わるたびに狂いなく繰り返す必要があり、どこからでも自分で切り取ることが可能でなければならない。

これらのことを知らなかったわけではないが、実際にそれをやりきるストレスは想像を超える。


こんな大層に書きながら、それを要求される役は僕ではない(笑)これは考察として書き残すものである。




話は戻って舞台では稽古の方がそれに似ていて、執拗に何度も繰り返す。違うのはよりベストなものを求めて変えていこうとする力の方向だ。俳優も演出家もより面白くなる可能性を求めて何度もアイデアを出し合い作品を高めてゆく。

たぶん僕はこの方がストレスが少ない。




しかしながら「あたり」が出るまで映像では待ってはもらえない。ここに自分の力の無さを感じるのだ。


「あたり」の手ごたえがないままにシーンが埋まっていく。

そのもどかしさにいつも気が変になりそうである。




しかし実はそれは同時に救いでもあるかもしれない。





それは、ちょっと他人任せで無責任でもあるが、「あたりの手ごたえ」なんて、所詮独りよがりな感覚のハナシで、もしかしたらそれがない方が監督の目には良く映ってるのかもしれない、ということである。更に言うなら自分の出てるシーンが全カットになっても、それが作品の為なら良しとしなければならない。

まあそう思うのは至難の業ではあるが。

北村想さんは、「作品を役者の演技で左右しようなんて考えない方がいい」、という意味のことをご自身のブログでおっしゃっていたのを思い出した。

さっき出てきた「瞬間を生きる」とは、そのシーンの出来事をしっかりとした準備と居方を確立した上で捉え反応することである。それゆえに簡単なことではないし、撮影初日には特に思ってもみなかった動きがついたり、行ったことのない場所が自分の家だったりするのでそれは難しいというよりほぼ不可能である。

だったら可能な限りの想定と準備をした上で、あとは「立ってみる」しかないのではないか。



そう思ったら少し楽になった。



準備が出来たら立ってみるしかない。

もしそこで感じたり反応できなかったら演者として未熟、もしくは人間としても未熟だということをさらけ出すことは確実である。


そんな怖いことを続けていくことが、なんで楽しいのか。

最近飲み屋で何度か言われた言葉。



「人前で演技なんて気が知れない」



うん。確かにそうだ。

そしてその恐ろしさにぶつかっていった結果が、良かったのか悪かったのか出来上がるまでわからないのだから本当に何やってるのかわからなくなる。


今回は映像の現場としては特殊で異例だということだから、ほかの現場に行けばまた別なことを思うだろうが、新しい演技演劇をのとらえ方を獲得して一気に成長するつもりだ。あ、これ毎回かいとるな。








偏り

April 17 [Mon], 2017, 13:10
いま、映像の現場にいる。

これまでやったことがないくらいの現場に。


今までの経験があまり役に立たないもどかしさに苛まれながら、

何とか日々の撮影をこなす毎日。


思えば舞台を数こなしてきたところで、映像の演技にはほぼ関係ない。

言い換えれば映像に必要なことをほぼ知らないと言っていい。



最初からハードルが高いことはわかっていたがここまで自分が無力とは。

OKがかかっても、自分は納得が出来ていないことが多い。


でも作品の中に自分の演技が間違いなく残っていく。

どんなに下手でもどんな映り方をしてもそれはそのまま残る。


台本に書いていない部分を想像し、稽古を重ねて創っていく舞台と、多くの前準備をして初日から一度も合わせたことのない人物とぶっつけの本番が始まる映像とでは違って当たり前である。

即興の力を多く必要とする場所でビッグネームと対等に渡り合わなければならないこの厳しい状況で、自分の無力感に負けるのかそれとも、大きな成長を遂げて見せるのか。


苦しんでいては良い芝居などできはしない。

この状況をいかに楽しむか。







毎日自分に欠けているモノに気づくことが多いため、
持っているものを見失いそうになる。

台本の先のことや、何がカメラに収められようとしているか、だれが何をしようとしているかなど、掴んでいなければならないことは山ほどあるが演技は一瞬であり、今起きてることを受け取っていないと大変なことになる。


緊張すら忘れるほどいっぱいいっぱいである(笑)


こんなにも成長できる可能性をもった現場は初めてであり、その作品の中の一部分を自分が埋めている幸せな現実とそれを担う責任を同時に感じながら、やれることやれそうなこと全部試してやろう。

と言えば前向きで頼もしいが、それしか道がないことも事実である。




希望の言葉

March 28 [Tue], 2017, 23:21
メイシアターのファミリーミュージカルが終わりました。

稽古参加が遅れて、全体に迷惑がかかりました。


しかし最後にはぎりぎりでみんなと力を合わせられた手応えがありました。


やっぱり僕はこれがないと嫌なんだと改めて思いました。舞台や映像の諸現場でも、みんなで創ってると思えない場所ではやってる気がしないというのは甘えかもしれないけど。


いつかは無くなってしまうものを忘れないために、いろんな思い出を作っていこう、一緒に居られる今を大切に過ごそう。

今回はそんなことがテーマでした。


改装工事で来年まで休館するメイシアターに向けて贈る、心を込めた芝居でした。


32年間の締めくくりの大役を空晴に任せてくださったこの公演のゲストもまた、素晴らしい人たちでした。初めてご一緒できた人から、何回も一緒にやってる人までみんな心の通わすことが出来る人たちでした。

だからこそ手応えのあった公演になったと思います。


二年連続参加の子供たちの成長や、大人たちの生活を背負った上での頑張り。元ダッシュメンバーの二人も頼りがいのある復活ぶり。あの頃の二人をあの頃の存在として思い出す、不思議な感覚を覚えました。


今回もやはり簡単ではなかったのですが、そこで劇団メンバーの奮闘があり、座長の貫禄のまとめ方が冴えわたった公演でもありました。

そして空晴のいつものスタッフさん。

空晴とは比較にならない大変さ。

でもホンマにすごさを再認識できる瞬間です。




観に来たお客さんの中に、自分も過去にこのメイシアターの舞台に立ったことがあるという方々がいっぱいいて、出演者の親御さんにも、知り合いのおっちゃんおばちゃんも、とまあなんとかかわったことのある人の多いこと。

32年の間。この劇場がやってきたことは文化の普及だけではなく、公民館としての人々の交流を手助けする役割を果たしてきたことがよくわかる。


いつでも変わらずそこにあって、あたたく迎えてくれる場所として、これからもずっとメイシアターがありますように。

これからふとした瞬間に胸がギュッとなるような思い出を、あの音楽とかわいいムーブメントと共に思い出すんやろなあ。

関係者の皆さま、お客さん、僕の友人たち皆さん、豊かな時間を一緒に作って下さり、本当にありがとうございました。


もっと頑張ります。



まぶしいひとたち

March 11 [Sat], 2017, 10:52
オーディションか約半年。

多くの収穫を得た公演が無事終了いたしました。





私は公爵という役をいただき、

久しぶりに自分の年齢より高い人物をつくりました。

この稽古写真の壇上にいるのが裁判長の私です。


前でボーズをとる女性が剣幸さんです。




ピッコロ劇団の孫ちゃんともまた同じ舞台に立てましたし、

またほとんど毎晩飲んで(笑)

右近さんやパンダちゃん、りえねーさんとも意気投合。

これがとても嬉しかった。


この芝居でまた多くの人と出会い、つながりが出来ました。




鄭さんの脚本家と演出家としての視点、

剣さんや右近さんの技術と経験値、

殺陣の栗原さん、振付のうらんさん、音楽の久米さんの

第一線で活躍する一流の仕事に、

直に触れることが出来た濃密な二か月でした。






演劇の現場に簡単なものはなく、楽なものもない。


でも楽しくなければみんなやらない。


一人一人の素晴らしい仕事や姿勢に感動し、

お客さんの喝采にあずかって、また次をやる力を得る。



次のメイシアターでやるミュージカルはもうすぐそこ。



今月の25.26です。


さあ、得たものを出せるチャンスがもうやってきた。




はじまる!

February 24 [Fri], 2017, 8:24




ピッコロシアタープロデュース

「歌うシャイロック」

本日初日が開きます。

とにかくゲストのお二人が、作る段階から素晴らしかったこと。

ピッコロ劇団は素晴らしい環境で芝居が作れること。

鄭さんの演出が何を求めているかということ。



ほぼ毎日稽古に出続けて、

たどり着いた景色をお客さんと一緒に共有したい。



そんな気持ちです。



今日から3/6まで、神戸アートビレッジセンターにて。



きらびやかで賑やかで、そしてせつないこの芝居に関われたことに感謝しながら、気迫のこもった演技をお見せしたいなあ。


2017年

January 15 [Sun], 2017, 14:11
年が明けましたね

新年最初の観劇は、大阪城。

一昨年「真田風雲録」で戦国時代に関わってから、ずっと縁がある真田。

自分なりに感じていた戦国とはかなり違ったが(笑)

歌があって殺陣があって花火が上がって、屋外舞台での派手な演出で若者が躍動する姿も素晴らしく、心がぱぁっと華やいだ。







そして新春コンサート。


共に「真田風雲録」で戦国を駆け抜けた有田君と、万歳一座の「肥満男」で共演した丸山君が、途中の音楽劇に出ているので珍しくクラシックを聴きに行くという、高尚な日となった。

あの「山の声」のリーディングでご一緒させてもらったバイオリンの西村さんに頼まれて役者を探したら、二人が快諾してくれたのでとても嬉しかった。

二人は大活躍で、演奏ももちろん素晴らしく、大阪の音楽イベントならではな、笑いの多い楽しいコンサートだった。







そしていま、伊丹のアイホールで行われている「演劇ラボラトリー」。

今月21.22の本番。

いよいよ岡部尚子の最新作がアイホールの舞台の上に乗る。

えらそうに教えているが私は演出助手的なことをしている








こうやって2017年が始まっていくが、


今年は歌を本格的に習い、ミュージカル出演に向けて動いていくつもり。どこまでやれるかわからないが、新しい気持ちでやれることがあるのは良い。

まずは「歌うシャイロック」。一つ一つ、楽しもうと思う。



さて、収穫

December 23 [Fri], 2016, 20:53
2016年が終わるなあ。


今年も新しい環境に自分の身を置けたのはよかった。


芝居の演出をはじめから終わりまで体験できたこと。



それによって支持を得て、大きな自信につながったこともあるが、


演劇という分野で自分が出来ることを新たに発見できたことが何より収穫だった。



俳優として演出を経験することは、マイナスになるとは思わないし、

かといって演出を本格的にやろうという意識もない。



ただ自分が俳優という立場で関わってきた劇そのものが、

こんなにも違う顔を見せたことがとても新鮮で強烈な

体験だったことは確かで、終了直後はやみつきになりそうな

予感さえあった。


この経験はそのあとの内藤さんの「肥満男」出演の体験へとつながり、

じろうさんとの空晴での共演で、ちゃんと実を結んだと思う。



攻めていいか引いていいかわからない現場で

役者、演出家、役と個人の役割にアンテナを張りながら、


これだと思った表現を決断し、繰り出していく。



そこには必ず「俯瞰」(ふかん)という視点が必要で、

今年初めに演出を体験していなければ、もっと苦労していた。



そのあとの「歌うシャイロック」のオーディション。

これは歌の審査があって、これまた新しい体験だった。



技巧に走るとその人の一番いい部分が消えてしまうのは、

演技と同じやなあ…

なんて思ったら練習してきたことを全部捨てたくなって、もうどんな歌い方したのか忘れたいほど恥ずかしくなった(笑)



現在、アイホールの演劇ラボラトリーと、メイシアターのファミリーミュージカルにおいて受講者の指導をしているが、そんな経験から自分も途上であるのに偉そうにものを言う自分が面白くてならない。

指導者を演じる力も上がってきて思わずいい気になりそうな自分が滑稽で、

それを神妙な面持ちで聴いてくれている彼らと、

まるでそんなお芝居をしているかのようにも思えてくる。


もちろん心からのセリフしか吐いてはいないけど。



今年はそんな体験と共に新しい仕事を受けたことで、新しい出会いをする機会も多々あって、これからどう広がりつながっていくのか楽しみに来年を迎えようと思う。



どうぞよいお年を。





10回忌

November 27 [Sun], 2016, 16:49

ともちゃんが亡くなって九年と二日がたちました。


会えない時間が延びていくほど会いたくなっていく。

いまだ犯人は捕まらず、どこかで普通に生活している。




クマやトラやライオンがいる場所に足を踏み入れたわけでもない。


なのに命を絶たれることになった気持ちを推し量ろうとして

いつも同じ思考を繰り返す。



芝居を続けながらいろんな人と出会って、

新しい自分と出会って、

多くの知らなかった価値観に触れて、

常に新しい時間を体験する我々をともちゃんは



正直うらやましく思うことだろう。



でもそれを超越した「悟り」を手に入れ、

どこかから優しく見守る彼女を想像して、


我々は安らぎを覚える。


それが出来ない者はただ一人。



この罪に見合った罰など無い。しかし

このささやかな天罰だけでも犯人に下っていることを願う。


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