最期の声は届かない 

2006年08月28日(月) 21時11分
         じゃあね




君はいっていたね



         俺は「じゃあ」っていうのは好きじゃない



だから君は言わなかった



でも僕は言った








振り返らなかった

振り返れなかった



もしかしたら君がこっちを見ているかもしれない


その希望にすがり付いていたかったから








辛かったのは僕

後悔したのは僕






「じゃあ」なんて嫌

「また」なんてない




もう一度だけ呼びたい



君の名前を






こっちを見てくれなかったら


そのときは




















          じゃあね

その瞳に宿る光りの理由 

2006年08月12日(土) 1時15分
泣いた

苦しくて泣いた

辛くて泣いた

悲しくて泣いた


一番涙を見せたくなかった人の前で


心配されるのとか
励まされるのが嫌いだった

だから泣いた

たぶんあなたは困っただろう

あなたの前では見せたくなかった

あなたは優しいから

心配してくれる
慰めてくれる
励ましてくれる



でもそんなのいらないの






静脈が切れた

痛みはなかった

真っ赤になった

涙が出た




なんで






だってもう会えない


覚えてないだろうけど


あの日から全部始まったんだ


覚えてないだろうけど











忘れないだけじゃなくて

思い出してほしかったよ





知らずに出会って

あなただけは好きになってはいけない

そう気づいたときは遅かった













それでも
君に会いたいよ

脆く醜い砂の城 

2006年07月04日(火) 0時58分
君を想って涙を流した






随分久しぶりだね




ジャックは微笑んだ






そう
本当に久しぶりだったのに

君を想わない夜が続いていた

笑っている日々が続いていた

幸せだと信じてた

楽しいと信じてた

今の自分が好きで

今の自分が幸せで










終わった

始まってもいなかった






何も変わっていなかった

君を想わないように我慢してただけだ









悲しくて

苦しくて

辛くて

寂しくて






盛り上がる肉の隙間から流れ出る

赤く濃く

温かい

止まらない








これは僕の想い


君への僕の想い





































止まる日は来ない

きっと

ずっと

「こころ」が尽きるまで















君には見えない

きっと思い出してもいない

君がいない夏 

2006年06月18日(日) 2時37分
僕は君の事を何も知らない


でも僕は君を想う




君は僕の事を分かってる


でも君は僕の事を思わない





ちがうんじゃないかな

もしかしたら




そんな風に自分をだましてきたけど




わかっちゃった

まちがいない





もう遅い

僕には聞こえてしまった



君の「声」









メイワク
ウザイ
イラナイ
シツコイ




キライ














聞きたくなかったよ

知りたくなかったよ



君がそれを隠してきてくれただけなんだって





でも聞こえてしまった





辛い
苦しい
痛い


寂しい











僕のこと分かってくれた君はもういないんだね

もう僕の苦しみは届かないんだね











お願い

嫌わないで

嫌わないで

嫌わないで

なぜ闇を恐れるの 

2006年05月30日(火) 1時59分
闇は優しい

全てを許してくれる

全てを包み込んでくれる

全てを隠してくれる



あなたについた嘘も

あなたへの想いも


あなたの姿も




闇は全てを葬ってくれる



嬉しいことも  
辛いことも





それは光の影




それは生命の影

身辺整理 

2006年05月12日(金) 3時00分
久しぶりだね

ジャックがそっとキアイを抱き寄せる



ここに来ちゃったんだね


最近はずっと来なかった


だからキアイは幸せだったんだ


そう思ってたよ


でもやっぱり駄目だったんだね


待ってたよ











今日から身辺整理をしよう


いつキアイがここに来てもいいように


もう二度と目覚めなくなる時のために


キアイに愛をくれた人たちが困らないように


身辺整理をしよう









それは来るべき
光なき明日へのために

あなたはいい 愛されてるから 

2006年04月16日(日) 0時21分
友達になりたかった



最初は
ただそれだけだった


本当に


それでよかった

それ以外考えたこともなかったのに







離れていくなら近づかないでとはよくいうけど



それでもいいよ
かまってよ
優しさでも同情でもなんでもいいよ




ほしかったものはもうない

もう友達にはなれないんだから

ついた嘘を貫き通す、それが罰 

2006年04月10日(月) 17時02分
拒絶されることを極端に嫌うくせに



嫌わないで

僕を見て

僕にかまって



僕の中に入ってきたくせに


僕を中には入れてくれないんだね





僕の中の君より
他人の君のほうが優しかった


引き離そうとする
嫌わせようとする


なら優しくしないで

それとも僕の勘違いなの

優しさなんかじゃないの

自分が恨まれるほうが楽だって分かってるから

自分の中の痛みを他人に転嫁できるほうが楽だから





僕は離さないよ

君を

君についた嘘を





君が好きだからじゃない

君といる自分が好きだから

散りゆく花と共に朽ちていけ 

2006年04月03日(月) 23時59分
人というのは生きるための自己防衛手段を生まれながらに備えている


忘れる力、そして、美化する力




身を切られるほどに辛いことは忘れればいい


涙か枯れるほどに悲しい思い出は美化したらいい





忘れられなければ身を切り裂けばいい??

洗い流せない思いは全てを憎み蔑めばいい??





さくらのように

人も簡単に散り逝ければいい

待てど来ぬ、それだけが真実 

2006年03月27日(月) 22時04分
壊したい

壊したい



まずは電話を壊そう

これであなたにつながるものはない




指を壊そう

これであなたに紡ぐ文字はない




瞳を壊そう

これであなたを追う視線はない




耳を壊そう

これであなたの言葉は届かない




喉を壊そう

これであなたに伝える言葉はない




心を壊そう

これであなたを映す思い出はない





・・・・・・・





まだたりないの?




じゃあ

あなたを壊そう




これで私を苦しめるものはない




私の全てもない