もしくはXの悲劇。(2)

2009年04月03日(金) 21時33分
前回記事からの続き。異常に長いのは相変わらずです。
 実際は犯人指摘パートは選択肢形式だったのですが、
 読み物風にリライトしてみたら、フレさんの捏造度が
 前回に比べ飛躍的に高まりました(´_ゝ`)ゴメンナサイ

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 バストゥーク 大工房食堂
   《容疑者A:ロマンスへの聴取》



あなたが例の事件に関して聞きたいっていう坊やね。
可憐な乙女、ロマンスよ(*^-^*)
アタシを疑うなんてどうかしてるわよねえ!
さて、何が聞きたいのかしら?

――被害者・ザナドゥさんのことをどう思っていますか?

そうね…この際だから正直に言うけど、大っ嫌いだわ。
どうしてもムシが好かない、ソリが合わない人っているでしょう?
アレよ。

――それなのに隣席に?

仕方ないじゃない。
部屋に入った時、ソコしか空いてなかったんだもの。
それに円卓のシェフとして参加している以上、私情は挟まないわ。
料理の腕だけはお互い認めていたしね。

――あなたはララブミートボールを作ったそうですが、
それを作る時は1人でしたか?


ええ、そうよ。
・・・というか、料理はあらかじめ作ったものを持ち寄るから、
みんな基本的には1人じゃないかしら。
誰が何を作ってきたかは、円卓に並んだ時に初めて分かる。
それぞれ自分のコードネームのアルファベットを冠した
料理を作るんだもの、署名しているのと同じだしね。

あら、そろそろ時間だわ。ごめんなさいね。
・・・そうだ。事件に関係あるかは分からないけれど
不思議に思ったことがあるの。

あの日食べたガトーオーフレース・・・まあ、毒入りだった
わけなんだけど・・・今まで味わった事がないくらい、
とっても美味しかったの。
まるで雪降る聖夜に見る夢のように繊細で――。
いやん、アタシったらポ・エ・マー☆
だけどきっと気のせいね。
すぐにザナドゥが倒れたから一口しか食べられなかったし。

さ、今度こそさようならよ。
ダンディ以外に犯人がいるなら、がんばって見つけてちょうだい!


 サンドリア港 錆びた碇亭
  《容疑者B:ギャングスターへの聴取》



へ〜、兄さんがマカロニの言うてた探偵さんか〜。
例の事件について、うちに聞きたいコトあるんやて?
あんまし時間あらへんけど、何でも聞いてえな。

――ザナドゥさんのことをどう思っていますか?

どうて言われてもなあ…まあ、好きや。
真面目やし、人当たりも悪くない。
ザナドゥを嫌いな人の方が少ないんと違う?

――事件当日あなたが作ったのはグリーンキッシュでしたか?

せや! うちの十八番や。
兄さんも食べたらほっぺた落っこちてまうで〜。

――ガトーオーフレースではない?

さっきも言うた通り、うちはグリーンキッシュしか作ってへんで。
だから必然的にケーキを作ったのはザナドゥ本人やと思うけど。

・・・あ、もしかして疑うてはる?
実をいえば、アフタヌーンティータイムにガトーオーフレースを
切り分けたのはうちや。
せやけど皿は適当に回してもろたし、一皿だけ毒を入れて
ザナドゥを狙うってなややこしい事、したくてもできへんよ。
犯人は毒を隠し持ってたダンディで決まりやないの?

・・・ただ、ちょっとひっかかっとることがあってな。
あの日、なんでザナドゥは裏切り者の告発を15:00の
鐘が鳴るまで待ったんやろか。
そうせなならん事情があったんかなあ。

あ。うち、そろそろ配達に行かなあかんわ。
探偵さん、せいだい気張りー!


 途上にて
  《容疑者C :ダンディからのメッセージ》


“やあ。捜査は順調かな?
 一つ思い出したことを伝えたくて、見張り番の目を盗んで
 このメッセージを書いている。
 あの日の朝、ザナドゥは平たい箱を持っていた。
 あれは多分、トマトの香り・・・。
 この小さな情報が手がかりになるといいのだけれど”



************************************************

――錬金術師が関係者たちから得た証言は以上だよ

そう言って学者は口を閉ざした。
からめた両指に顎を乗せ、眼鏡越しに挑戦的な視線を
投げかけてくる。
“さて、犯人は?”――無言の切り込みを俺は真っ向から受け止めた。

真犯人はヤツしかいねえ

もしくはXの悲劇。(1)

2009年03月27日(金) 8時19分
 注意事項 

・フレさん作・クエストの御礼として自作したクエを、以前に書いた
 記事の架空キャラクターを使って読み物風にした記事なので、
 これ単体では意味不明かもしれません。(参考記事:) 
・実際にFF内でクエをやってくれた方にあたる人物が出てきますが、
 フレさんの名誉のために断っておくと、内面描写など一部ねつ造です。
とにかく異常に長い。(←最重要警告) そのくせ見え透いたオチ。

以上、楽しいのは書いた人だけな下記文章のご注意でした。

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俺の名はEGAH(エガー)。
ハードボイルドな私立探偵だ。
気に食わねえ野郎はどんな相手でも容赦しない――とりわけ、
俺の名を逆から読んだ奴には例外なく地獄を見せてきた。
しかし俺は今、小娘相手に絶体絶命の窮地にたたされている。

謝罪中に考え事だなんて、しばらく見ない内にずいぶんおつむの
 キャパシティが増えたようだね、エガー?
いや…だからお前のことを考えていてだな…

聞きようによっては甘いセリフだったが、安楽椅子に足を組んで
ふんぞり返った小娘――活字中毒者で探偵仲間の通称・学者
――は頬を赤らめるでもなく、鼻で笑い飛ばした。

ふん。『私のこと』ではなくて、『一昨年の暮れの借りを返さないまま
 音信不通になった理由をどう言い訳するかということ』だろう。
 物事は常に正確に表現してほしいね

言いながら学者は優雅に脚を組みかえる。
意識的にか無意識にか、つま先が床に積み上げられた書籍の
山の中腹辺りに触れた。
とたんに分厚く硬い本が幾冊もなだれ落ち、その角が90度に
腰を折って頭を下げ続けていた俺の鼻先をかすめていく。

――っぶねえ…! 確かにあン時は俺が悪かったよ。
 だからこうしてちゃんとブツを土産に、頭を下げてるじゃねえか
このエメラルド写本、確かに本物のようだ。でもおあいにくさま。
 1年と3ヶ月、およそ11000時間は長くはないが短くもない。
 例えばその間に私は有能な従僕を雇ったし――

学者は机上にあった瀟洒なベルを2,3度軽く打ち鳴らした。
ややあって奥の扉が開き、エルヴァーンの優男が静かに現れた。

お呼びですか?
紅茶を淹れてくれないかな。ブレンドは任せるよ
かしこまりました
この男の分はラムかウォッカで割っておけばいい。
 どうせ味なんて分からないんだもの
かしこまりました

黙れ、かしこまりビーバー野郎。
俺の心中の罵りなど全く届かないらしく、従僕は床に散乱した本を
綺麗に積みなおした後、入ってきた時と同じ静けさで退室していった。


それに、と学者が何事もなかったかのように言葉を継ぐ。

それに、私の助手を務めてくれる得がたい友にも出会った。
 彼女はすばらしい人物だよ。絶対君には紹介したくないな

俺だって紹介されたかねえよ。

――そして1年3ヶ月で私が読み終えた本はざっと数千冊。
 その中にエメラルド写本もあったんだ。
 知人の錬金術師が快く貸してくれてね
おい、待て。じゃあ俺が持ってきたコイツは用無しか?
端的に言えばそうなるかな。…さてと。
 君はこのツケ、どう返してくれるんだろう

可愛らしく小首をかしげてみせられたところで、その中身を
熟知している俺にとっては忌々しいだけの仕草だった。

Shit!! 1年かけてようやくごうつくババアから譲り受けたってのによ
…まさかとは思うけれど、今までの無沙汰はそれが理由だとでも?
当たり前だろう。いつまでたってもお前は力仕事を頼んでこない。
 となりゃ約束のブツを用意するまでは、顔出せた義理じゃねえ

深いため息が学者の口から漏れた。

まったく――君はろくでなしのくせに存外義理堅いね。
 だからお父上にも遊ばれるんだろうに
あ?何か言ったか?
…私と遊ばないか、と言ったんだよ。賭けをしない?
 君が勝ったらツケはちゃらにしてあげる
どんな風の吹きまわしか知らねえがお優しいことで。
 後悔すんなよ。
 ギャンブルならお前とは踏んだ場数が違う

手近な椅子を引き寄せて座り、テーブルを挟んで学者と
向かい合った。
余裕たっぷりに手振りでゲームの開始をうながす。
学者は不敵な表情で語りだした。

これは写本を貸してくれた、知人の錬金術師から聞いた話だ。
 彼はひょんなことからとある殺人未遂事件に巻き込まれ、
 はからずも探偵の役回りをつとめるはめになった。
 今からその事件について、彼が得たのと同じだけの情報を
 君に語る。
 それを基に論理的に犯人を指摘できたらエガーの勝ち。
 できなかったら――

そこで言葉を切って、学者はうふふ、と笑った。
…怖ぇ。

さあ、どうする? ベット or フォルド?
もちろんベット――いや、レイズだ。
 俺が勝ったら1件、力を借りたいヤマがある
上乗せ、ね。蘇生魔法の方にならなければいいけど

今の内に好きなだけ憎まれ口を叩いておくがいいさ。
最後に笑うのはこの俺だ。

それじゃゲームをスタートしよう。
 ・・・始まりは一通のメッセージだった。
 差出人は以前、彼がちょっとした頼みごとをした人物で――

報告書:D‐090109

2009年01月09日(金) 0時01分
俺の名はEGAH(エガー)。
半年振りにお目見えのハードボイルドな私立探偵だ。
おっと、久々だからって俺の名を逆から読むなよ?
スノーマンに突っ込まれて、間抜け面をストリートでさらしたいなら
話は別だがな。
・・・さて、今日の仕事にとりかかるとするか。
ん? なんだ、この変な人形は?

“おーっほほほほほほ!”

気味の悪い人形はけたたましい高笑いをあげた後、
イカレたマシンガンのようにまくしたてた。

“愚かにもわが国ウィンダスに潜入したスパイがいるんですの。
泳がせるだけ泳がせて黒幕をつかんだ後、サンダガVで
もろともに消滅させてさしあげてもよろしいのだけれど。
この頃、他のゲームでブチ切れるのに忙し−−こほん。
わたくし自ら出張るまでもない小物のようですし、あなたに
お任せしますわ。
報告書は不要ですのよ、この子さえ連れて行ってくれたら。
もちろん従順に、迅速に、確実に成果をあげてくださいますわね?
では、ごきげんよう” 


それきり人形は沈黙し、二度と口を開くことは無かった。

依頼ではなく命令。
国家間のもめごと。
タダ働きになりそうな予感。

気に食わない要素しか見当たらねえが、どうしてだか断れば
俺の命が危ない気がしやがるな・・・。
この手の第六感には従うべきか。
そう判断した俺は人形を引っつかみ、ウィンダスへと飛んだ。

それにしてもこの国は広い。
怪しい奴ったって、そうそうそこらには――


いやがった!
umm...思わず脱力しちまったじゃねえか。

幸先の良さそのままに、この仕事はあっけなくケリがついた。
俺は捜査手帳を開き、落ちこぼれスパイを尾行した3日間の
覚え書きを読み返した。


 【尾行1日目】
 奴にLという通称をつけた。Loser=ヘタレ野郎の頭文字だ。
 天の塔でミッションを受ける程度には上手く立ち回っているらしい。
 こんな奴にだまされる役人もどうかと思う。

 L、サンドリアへ入国。
 王国のスパイである可能性が高い。
 宰相としばらく話し込んだ後、ゲルスバ野営陣でオークNMを
 1匹撲殺していた。
 腕力に要注意。

 【尾行2日目】
 L、サンドリアを後にしバストゥークに入国。
 まさかサンドリアをも裏切っているのか?
 大統領府から出てきた時には2本の片手剣をぶらさげていた。
 「アントスサイフォス(追加効果:水ダメージ)+ファイアソード
  (追加効果:火ダメージ)+エンサンダー。
  ど・れ・が・で・る・か・な〜♪」
 などと浮かれていた。
 思ったとおり頭が悪そうだ。

 パルブロ鉱山内でジャックのランタンをかじっているのを最後に、
 姿を見失う。
 しばらくして虫の息のLを発見。
 右手の人差し指で書いたと思しき血文字は、
 “スリプルがレジられた・・・”と読める。
 これが噂のダイイングメッセージってやつか。

 【尾行3日目】
 L、バストゥークへ逃げ帰り生き延びる。しぶとい。
 再びパルブロ鉱山へ。
 今度の尾行は完璧だ。
 奴につけた盗聴機から仲間との通信が漏れ聞こえた。

 ● :ドラゴン戦、きっと誰かが手伝ってくれるはず(*'-')
 L :いやいや、申し訳ないし赤ソロでやってきますよー('∇')
 ● :え、ソロで?^^;

 どうやら仲間からも若干引かれているようだ。
 
 Lは鉱山の最奥、妙な広間で足を止めた。
 そこではミスリル銃隊士の美人を相手に、目玉のバケモンと
 ゾンビみたいなドラゴンが暴れていた。
 ヤグドリを一気に飲み干したLはドラゴンを寝かせ、
 目玉に殴りかかった。
 目玉をつぶした後、ドラゴンをつついて起こす。
 そのまましばし切り結んでいたが、段々LのHPが減ってきた。
 ケアルしようとして何故か慌てて詠唱を中断する。
 不審な動きだ。何らかのスパイ行為を働いているのかもしれない。
 そうふんで盗聴機のボリュームを最大にしてみた。

 「鞄につめこんだハイポをちょっとでも消費しとかないと><」

 Damn it! 石化しちまえ!
 
 そんな俺の願いもむなしく、Lはドラゴンを屠ってウィンダスへ
 帰国した。
 どうやら今のところはまだ尻尾を出す気はないようだ。
 例えその尻尾が丸見えだとしても。


この件に関する記述はそこで終わっている。
だが、いまいましい人形はまだ俺の手元にあった。
こいつを通じて全てを見ていた魔女の哄笑が、しばらく耳から
離れそうにねえ。

“ご苦労様。
思ったとおりの小物で捨て置いても問題無いようだし、わが国のために
とことんまで利用しつくしてから始末することにしますわ。
それにしてもあなた、意外に使える下僕のようですわね。
これからもひいきにしてさしあげてよ。おーっほほほほほほ!”


【せっかくだけど遠慮します。】

転んだ後の杖。

2008年06月21日(土) 19時53分
     Ricky & Lolla SHOW

R :こんばんは!今夜もリッキー・ローラ・ショーへようこそ。
   君のためにHOTなアイテムをたくさん用意したよ。
L :こんばんわ!TVの前のあなただけに贈るサプライズ・プライス。
   どうぞ楽しみにしていてね。


R :――さて、お次が本日最後のアイテムだね。
   ところでローラ、ちまたで大人気のカンパニエだけど、
   サンドリア軍の「ヒャハハハ!まとめてコキュ〜トスに堕として
   やるぜ」なんて叫ぶ、クレイジーな暗黒GUYを知ってるかい?
L :ええ、見かけたことあるわ。
R :友人が『コキュートスって何?』って尋ねてきたから、
   うろ覚えの知識で答えたのさ。 
   『神話に出てくるんじゃなかったかな。地獄的な場所で』
   友人は感心してくれたけど、もちろん、僕はこう付け加えるのも
   忘れなかった。『違うかもしれないけどね!』
L :予防線を張っておくなんて、相変わらずチキンねえ、リッキー。
R :手厳しいな、ローラ。でもね、その後きちんと調べたら、ギリシャ
   神話に出てくる地獄にある死の川だったんだ。
   ハドソン川って何だい?と問われてNY州と答えたようなものさ。
L :間違ってはいないけれど、的確でもないわね。
R :だろう?知ったかぶりで大恥をかくところだった。だけど予防線の
   おかげで、心理的ダメージを大して受けずに済んだんだよ。
L :転ばぬ先の杖、ってトコかしら。
R :Yeah!僕が言いたいのはまさにソレさ!! 
   そして皆に紹介したいアイテムも、実は“杖”なんだ。


L :……
R :どうしたんだい、そんな不思議そうな顔をして。
L :ねえ、リッキー? 確かに素敵な一品だけれど・・・。
   なんていうか、もう持っている人がほとんどじゃない?
R :そうだね、でもそれは大した問題じゃないよ。重要なのは、皆が
   コレを欲しいと思ってくれるかどうかさ。2本目でも3本目でも、
   それこそ収納と鞄にぎっちり300本でもね。
L :OK。それじゃ、まず私を夢中にさせてくれるかしら?
R :お安いご用さ。これを見てくれ。


L :戦士――いえ、違うわ。白魔道士…よね。
   全く癒されない感じだけど。
R :そう、彼女は今、過去ウィンダスの連続クエをソロで進めている
   ところなんだ。これは「憂国の使者」で必要な108節のキープス
   というアイテムを、ソロムグ〔S〕で取っていた時の映像かな。
L :確かこのアイテムって、すっごく手に入れにくいのよね。
R :そりゃあ虎の子の機密文書だ。ヤグードだって、おいそれと落とす
   わけにはいかないさ。彼女は2、3日こもったあげく、最後に
   ヤケで“たまには白魔らしくバニシュIII〜(*⌒∇⌒*)ノ”で
   トドメをさしたら出たらしいよ。女神アルタナのご加護だね!
L :……その白々しい顔文字の頬の赤み、返り血に見えるんだけど。
R :気づかない振りをしてあげるのも優しさだよ、ローラ。
   ともかく彼女はクエストを進めることができたんだ。
   そして次の「降臨、異貌の徒」へ向かった。
   カルゴナルゴ城砦でヤグードの群れと戦うのさ。
L :彼女は無事に勝てたの?
R :それがね・・・・。


L :あらあら、無残なことに。
R :奮闘むなしく、あと数匹を残して彼女は倒れた。
   リレイズで起きたものの、衰弱が治る前に哀れ時間切れ!
L :まるで見ていたように語るわね。
R :ローラ、彼女の最大にして唯一の失敗がなんだったか分かるかい?
L :えーと、BCにソロで挑むほど人望が無かったこと?
R :HAHA、惜しいけどハズレ。
   答えは“アーススタッフ”を使わなかったコトだよ。
L :まあ!
R :Wikiに書いてあった、『何もしなければ5体ほどしかかかって
   こないが、範囲WSを使うと一気に襲い掛かってきて危険』

   という記述を鵜呑みにしたんだ。
   だから片手棍で一体一体倒していたんだけど、結局5体の
   うち1体倒しても、見物のヤグードがすぐ補充で駆けてくるから、
   意味がなかった。そしてMPはジリ貧&時間も無しって寸法さ。
L :で、次にアーススタッフを使ったのね?
R :そうなんだ。アースクラッシャーを使える上にVIT+4 と
   物理ダメージ-20%もついてるし、サポ赤でファランクス&
   ストンスキンで耐えるにはうってつけと考えたんだね。
L :私、わくわくしてきたわ! リッキー、それでそれで?!
R :おっと、そんなに慌てるなよ、ローラ。
   再度BCに入り、ヤグードの群れに突っ込んだ彼女のTPが
   溜まる。 炸裂するアースクラッシャー。
   そして一気に流れるは、“ヤグードは倒れた”という複数のログ!
L :Wow、すてき!
R :アーススタッフ×アースクラッシャーは最強さ!
   これで短時間で雑魚を一斉に駆逐できて、最後は余裕でボスとの
   一騎打ちに持ち込めたそうだよ。
   彼女の場合は転んだ後の杖になっちゃったけど、これを見てる
   君ならまだ間に合う!
   転ばぬ先の杖、君のピンチを救うのはコレだ!


L :襲い来る破廉恥漢を一網打尽にできるなんて、考えただけでも
   うっとりしちゃう! ――あぁん、私も欲しくなっちゃった。
   どうせならテラスタッフがいいな。 ね、リ・ッ・キ・ー
R :やれやれ、バイオレンス・ローラにおねだりされちゃ仕方ないな。
L :チキン・リッキーが頼りにならないからじゃないの!

R :老若男女をトリコにするアーススタッフ、NQもHQも
   ワールド最安値でお届け。
   さらに今なら君好みの種族フィギュア(水着仕様)がついた
   ストラップもプレゼント!
   ご注文はいつもの番号まで。受付時間は今から3時間だ。
   それじゃまた来週、この時間を楽しみにしていてくれよ。
L :次に会えるのが待ち遠しいわ。
R&L:Bye−Bye、See you!





「Hello?RLSで観たんだが、アーススタッフを一本。
・・・ああ、NQでいいんだ。フィギュアはミスラでな。
何?ミスラは在庫切れだと?
それじゃ野郎とガルカ以外で残ってるのは?
Ah、じゃあエルメスで。
俺の名はEGAHだ。おっと、逆に読んで復唱するなよ?
住所は――」

報告書E-080317

2008年03月18日(火) 17時33分
俺の名はEGAH(エガー)。
ハードボイルドな私立探偵だ。
おっと俺の名を逆から読むんじゃねえぜ?
いくら固ゆでにしたところでタマゴはタマゴ。
もろい殻みたいにあっさりと潰されたくなけりゃあな。
――さて、今回の依頼はコレか。

“今春も「エッグハント」が行われるらしいんです!
実は、僕、珍しい家具に目がなくて。
このお祭りで、今までに無い家具が手に入れられるって情報を
つかんだんですが、急な予定が入っちゃったんですよねえ。
申し訳ないんですけど、僕の代わりにその家具を
全て集めてくれませんか?”


Hey、俺は探偵であって何でも屋じゃねえんだが・・・。
まあ、久々に童心に返るのも悪くないさ。
俺はとある筋から大量のカラフルエッグを入手し、
イベント熱に浮かされた群れの一員となった。
首尾よく家具全てを手に入れられたのは、イニシャルを
集めるためのPTの誘いに快くのってくれた美女達の
おかげだと強調しておく。

上機嫌で事務所に帰った俺は、目前に並んだ家具に
添える報告書を書き上げた。



“例年と同じく、最初は自分の名前の頭文字3文字からなる役、
ファースト3を作るところから始まる。
これをモーグリに渡すと、新しい家具がもらえるリージョン名の
最初から五文字を渡す役、リージョン5を受け取ってもらえるようになる。
そのリージョンの支配国によって3種の内どの家具がもらえるかが
決まり、獣人支配である場合は獣人変身するだけとなるので
注意が必要だ。
なお、その他の役およびもらえる物は今回の依頼対象ではないので
割愛する”



後日、現物を受け取りに現れた
依頼人は、ニヤけながら
H・A・Gのタマゴを
差し出してきた。

「感謝の印の追加報酬です。
貴方の名前の、頭文字から
3個目までのエッグですよ^^」

――ヤツの末路は語るまでもねえな。
俺は初めに忠告したはずだぜ。
そうだろう?

報告書:K-071230(謎解き編)

2007年12月30日(日) 21時28分
※続き作文なので前々回前回を読まないと意味不明注意報。
――――――――――――――――――――――――――――――

“蜃気楼のライ麦揺れる石橋
 羅針盤に従い南に9歩、東に6歩
   ――追伸:ひんがしの友は居ながらにして”


この文章の謎を、あと数時間の内に解かねえと、
あのムカつく陰険野郎の鼻っ柱をへし折ることができない。

気ばかり焦る俺とは対照的に、学者はのんびり本をめくったり
地図を広げて「ああ、やっぱり」「なるほど」と独り言を繰り返す。
やがて、「疲れちゃったな」とぼやいて紅茶を淹れ出しやがった。
――ジーザス、ちょっと待て。

おい、一休みの前に、些細な手がかりくらいは
何か分かったんだろうな?

とっくにだよ。・・・手がかりじゃなく、もちろん答えがね。
EGAHレベルに合わせてくれたのか、露骨なヒントが多いんだもの


確認作業をしてたのさ、とふくれっ面で言われては
開いた口がふさがらない。

それじゃあ紅茶も淹れたし順番に解説していくよ。
――どうぞ、熱いから気をつけて


俺の前にもティーカップを置いて学者は語りだした。

バストゥーク在住の売れっ子作家ザリンシャーが書いた
『ライ麦橋で捕まえて』を読んだことは?

ザリガニは食わねえし、ライ麦パンは好きじゃねえな
・・・オーケー、よく分かった。
まあ、簡単に言えばライ麦橋で待ち合わせをした恋人達が
なかなか出会えない不思議を描いた作品なんだけど――


バストゥークの地図がさっとテーブルに広げられる。

このライ麦橋は実在するんだ。
バストゥーク港と商業区を繋ぐ橋だね。
ほら、地図にもちゃんと書いてある



学者が指し示した場所には確かに“Rye Bridge”と記されていた。
名前までは知らなかったが、俺自身バストゥークに寄った際は
頻繁に利用している。

小説の元になったのは冒険者達の間でまことしやかに
ささやかれている、奇妙な現象だ。
商業区から入る時、橋はもちろん見えている。
港から入る時も同様に。だけどね――」



その上を実際に歩けはしないんだ

意味が分からなかった。

・・・・どういうことだよ?
いざ橋を渡ろうとすると目の前が暗転し、気づくと橋の終点にいる

そんなバカげた話があるか。
おおかた白昼夢でも見てたんだろう。
俺の反論を学者は手で制した。

真実かどうかはともかく、冒険者にとっては『現実』なの。
そして謎解きにはその現実、冒険者の視点こそが重要でね。
石橋に蜃気楼のライ麦が揺れている所――地図にRye Bridgeと
書かれている座標は
D10。これが1行目のカギ

俺はローティーンの少女の如くカップを両手で持ち、
小首をかしげてご高説を拝聴するしかなかった。
熱弁は続く。

次に2行目。これこそ、そのままだよね。
羅針盤=コンパスの表示に従えば、南はS、東はE。
つまり表れるカギはS9E6


なんとなく読めてきた。ということは、だ。

お宝はその3つの座標にあるってわけか!
よし、バストゥークなら鉱山区に行きゃツルハシは腐るほどあるな。
早速掘って――・・・・って、いや違うな。おかしい

その青い刺青の下に、多少は灰色の脳細胞があって僥倖だよ。
そう、あくまでも冒険者の視点にたてば、座標にSはありえない


ああ、もう、どういうコトだ!?
バリバリと頭をかきむしるが、さきほどのささいな
思いつきで力尽きたのか脳細胞は沈黙したままだ。

ここでようやく追伸の親切なヒントが生きてくる。
『ひんがしの友は居ながらにして』は、君のように調査のため
寒空の下を奔走しなくても解ける謎だということを示すと同時に、
謎を解くための最後のカギを含む。
すなわち東の国、だね


地図を器用にくるくる巻いてしまうと、今度は脇に
置いてあったカタログを俺の目の前につきつけてきた。
第12回万国工業品博覧会出展目録、らしい。

んー、この辺りに・・・ああ、これこれ。
東の国の文字に対応したタイプライターだよ。
キーをよく見て。アルファベットだけじゃないでしょ

なんだ、このぐにゃぐにゃした文字は?」
”ひらがな”。
サンドリア王子の文字に似てるけどね。
D・1・0・S・9・E・6のキーそれぞれに書かれているひらがなを
訳すと、“し・ぬ(!)・わ(を)・と・よ(ょ)・い・お”。
これを意味が通るように並べ変えてみると――


さすがにこれだけお膳立てしてもらえば腐っても探偵、
俺にも答えが分かった。
この上なくフザけやがった陰険ジジイのメッセージがな。
俺はカードをぐしゃりと握り潰して暖炉に放り込み、立ち上がった。

お前のおかげで助かった。すまんが急ぐんだ。茶、ありがとよ

本の塔の狭間をすり抜けて玄関に急ぐ。
事務所に戻るのが早いか、日付が変わるのが早いか。
学者は引き止める素振りも見せず、
定位置の安楽椅子に沈み込んだ。

エメラルド写本、近い内によろしく

おっと。

・・・・うっかり忘れてたんだが、アレはとっくに債権者の
ごうつく婆さんが持ってったんだった。
悪いなあ。
万が一、お前のトコに賭博の胴元を締め上げろって
依頼がきたら、タダで力を貸すからよ


言い終わると同時に玄関の扉を閉める。
学者が何かわめいていたようだが、まあいいさ。

              *

厩舎一速いチョコボを借りられたお陰で、事務所に
最短の時間で着くことができた。
中に駆けこんで真っ先に時計を確認した。
22:51。
間に合った。
引き出しから闇色のパールを取り出しコールする。

Hello?

応答したのは例のセクシーヴォイス――ではなく、
残念かつ腹立たしいことに陰鬱なしわがれ声だった。

“よいお年を!”とは気の利いた皮肉だったな。
あんたのせいで年末の予定は滅茶苦茶、
気づいたら今年もあと1日と1時間しかねえ

おや、解けたのかね、おめでとう。
年に一度、君が私の余興に付き合ってくれるこの時期を
思う存分楽しみたかっただけだ。他意はない


Asshole、ほざいてな。
この野郎の俺への悪意は明らかだ。
あの日からずっと、それは証明され続けている。
俺は怒りを押し殺して事務的に言った。

・・・成功報酬とやらをいただこうか

――二十数年前、俺がこの世に生まれ落ちたあの日。
俺をEGAHと名づけたソイツは、いかにも心外だとばかりに
ため息をつき、猫なで声でこう言った。

君が心安らかに新年を迎えられるよう願ったメッセージ、
その親心こそが何よりの報酬だ。
ありがたくて涙が出そうだったろう?
――なあ、我が息子よ

報告書:K-071229(謎合せ編)

2007年12月29日(土) 22時32分
※続き作文なので前回を読まないと意味不明注意報。
――――――――――――――――――――――――――――――

昨晩、意気込んで事務所を後にし徹夜で調査に当たったものの、
成果の程は芳しくなかった。
今日一日の出来事と言ったら、靴紐が切れ、黒猫が目の前を横切り、
ついに太陽まで地平線に消えた。
そもそも、ドラッグの密売ルートを洗い出してぶっ潰したりするのが
俺の得意分野であり、こういうなぞなぞは守備範囲外なんだ。

・・・・やべぇな。
クソジジイの設定したタイムリミットまで、あと数時間しかねえ。
俺は致し方なく最終手段を取ることにした。
困った時の同業者頼みってヤツをな。

その事務所を訪ねると、窓からランプの光が微かに漏れていた。
留守でなくてラッキーと思うのは間違いだ。
ここの探偵は事務所から――もっと言えば、座った安楽椅子から
動くことが極めて少ない。
日がな一日本を読んでいる姿を皮肉って、仲間内では
“学者”と呼ばれていた。

荒く扉をノックして来訪を告げ、返事を待たずに上がりこんだ。
玄関先にまで書物があふれてタワーを作っている。
獣道のようなその隙間を突き進むと、終点に巨大な安楽椅子が
鎮座していた。
学者は案の定、柔らかなクッションに埋もれて読書に没頭していた。

よう、生きてたな。相変わらず恋人も作らず引きこもってるようで
何よりじゃねえか

相変わらず名前コンプレックスを解消できない頭部のようで
何よりだね、EGAH


少女めいた風貌に似合わず、学者の毒舌は容赦ねえ。


それに名誉のために言わせてもらうなら、本を開いた時の
匂いよりも、私をわくわくさせてくれる男が居ないだけだよ。
もちろん匂いだけじゃない。装丁から考えれば――

あーあー。そういう変態・・・いや、フェティッシュな話題は
同好の士としてくれ


強引に、理解しかねる話の腰を折って本題に入る。

仕事を頼みたい。ある文章の解読を
報酬次第だね
限定豪華桐箱入りミラテテ様言行録と私家版ランペール戦記

思いっきり蔑んだ目で見られた。なんでだ。
ペントハウスとプレイボーイなんつったわけでもねえのによ。

シュルツの戦略論、ギヌヴァの戦術指南、バルラーンの深省録。
列挙していった書物に学者はことごとく首を振る。
Shit! 下手に出てりゃいい気になりやがって。
・・・いやいや、ここで切れるのはまずい。

・・・・なら、借金作ってとんずらこいた古本屋から
差し押さえたエメラルド写本でどうだ

――のった

ようやく手を差し出してきたので、例の文章が書かれた
カードを渡す。

「 “蜃気楼のライ麦揺れる石橋
 羅針盤に従い南に9歩、東に6歩
   ――追伸:ひんがしの友は居ながらにして”
か。
・・・・ふぅん、なるほどねえ

声に出して読み上げ、まるでチェシャ猫のように学者は
ニヤニヤ笑う。
中指で押し上げた眼鏡の銀縁が暖炉の炎を照り返し
鈍く光っていた。

報告書:K-071228(謎掛編)

2007年12月28日(金) 22時56分
俺の名はEGAH(エカ゛ー)。
猫より気まぐれに現れるハードボイルドな私立探偵だ。
おっと、名前を逆から読むのはよしたほうがいい。
好奇心は猫をも殺すって言うだろう?

さて、今回の依頼は――。
ん?なんだ、この封書は?
宛名も差出人も書いてねえじゃねえか。
暮れのクソ忙しい時に、イタズラにかまってる暇はない。
封も切らずシュレッダーへ直行させようとしたが、
ふと思いとどまった。
第六感が働いたとでも言うしかない。
俺は引き出しを開け、ずらりと並んだリンクパールの中、
ほぼ一年ぶりにつける闇よりもなお暗い色のソレを取り出した。

コールを送ると程なくして女が出た。
秘書だろう。無駄に色気のある声音と息遣いだ。
・・・相変わらずいい趣味してやがる。

EGAHからだと言えば分かる。つないでくれ

セクシーヴォイスが「お待ちください」とビジネスライクに告げる。
保留音はルーウェンハートの出世作か。
――すかした野郎め、地獄に落ちろ。
心中で中指を突きたてた瞬間、陰鬱な声が耳に這いこんできた。


数少ない顧客はせいぜい大事にしたまえ
・・・何のことだ
私に対して『地獄に落ちろ』と、君はまた飽きもせず
願ったに違いないからな


畜生。

ところで何の用かね
Ha!何の用かときたもんだ。俺の事務所に、礼儀知らずの
ラブレターを投げ込んだのはあんたじゃないのかい?

――ああ、その件か。開けては?
いねえよ。物騒なモンでも仕掛けられてたらコトだしな

ククッという忍び笑いがパール越しに響いた。

そんなくだらぬ悪戯はすまいよ。
ちょっとした挨拶を兼ねた、退屈をもてあます老人の余興さ。
謎解きのリミットは・・・丸一日あれば充分だな、名探偵君?
成功報酬は約束しよう。
――では


それきり音信は絶えた。
クソッ!
不吉なパールを引き出しに叩き込む。
クソジジイの思惑に乗るのは気に食わないが、
逃げたと嘲笑されるのはもっとしゃくにさわる。
件の封書をつかみ、引きちぎるように封を破った。
中には飾り気のない白無地のカードが一枚。
それには意味不明の文章が記されていた。

“蜃気楼のライ麦揺れる石橋
 羅針盤に従い南に9歩、東に6歩
   ――追伸:ひんがしの友は居ながらにして”


なんだ、こりゃ。
さっぱりわからねえが、まあいい。
早速調査にかかるとしよう。
青色の刺青にかけて、必ずお宝は掘り当ててみせるさ。

報告書:O−070815

2007年08月15日(水) 20時25分
俺の名はEGAH(エガー)。
忘れた頃に現れるハードボイルドな私立探偵だ。
おっと、俺の名を逆から読む禁忌だけは忘れるんじゃねえぞ。
お前さんもまだ、死神とキスしたくはねえよな?

さて、バカンス前に、前回あっぷる氏から依頼されていた件
でも片付けておくか。


=調査依頼=
通称「太っちょ親父」彼らは何人兄弟でしょうか?
(例)バス港:Yazan ・ナシュモ:Awaheen
※報酬はリズガル義兄妹から徴収のこと



〜〜Damn it!!
プルゴノルゴ・ビーチでPussycatsが俺を待ってるってのに、
小太りのおっさんのケツを追い掛け回せってか?!
・・・いや落ち着け、クールにいこう。
プロであるからには私情は殺せ。

俺はすぐさま、腹が突き出た中年男全員の身辺調査に取り掛かった。
“In for a penny, in for a pound”
昔惚れてた女の口癖だ。
「100ギルぽっちの報酬で引き受けちまったら、100万ギル
ふんだくれる仕事をしな」――やるからには徹底的にってよ。
そんな美学の下、まとめたのが以下の報告書だ。


中年男性ヒュームNPCはヴァナ全土にその姿を確認できるが、
フェイスタイプは4つに分類される。
※ヒゲの有無は別フェイスと認定。 帽子の有無といった服装上の
 違いは分類しない。


統計によれば、
Aタイプ・・・・11名 Bタイプ・・・・19名
Cタイプ・・・・16名 Dタイプ・・・・11名

以上合わせて57人兄弟であることが確認された。
各人の名前、よく見かけるエリアとその座標、
フェイスタイプ、特記事項は別紙参照のこと。



依頼者に報告書を手渡す目処が
ついたところで、支払い代理人
として指定されていた人物2名に
コンタクトをとった。
分厚い報告書に見合うだけの
調査費・諸経費プラス、おっさんの
ストーカーをせざるを得なかった
精神的慰謝料。
莫大な額の請求書を前に、
そいつらは異口同音に
泣き喚いた。

「「こんな大金払うなら、世界の
ガルカ調査に使いたい;;」」


・・・むろんお断りだ。


《報告書:O−070807 添付資料》

※備考は各人の職業や関連する代表的なクエ・ミッション名。
クエスト名等を参考にさせていただいたサイト → eleMen
間違いに気づけば随時修正する。

報告書:Z−070430

2007年05月20日(日) 18時44分
俺の名はEGAH(エガー)。
季刊雑誌とほぼ同じペースで現れるハードボイルドな私立探偵だ。
おっと、俺の名を逆から読むんじゃねえぜ。
くだらねえ雑誌みたいに、ドブ川でふやけたくは無いだろう?

・・・さて、早速だが依頼内容を聞こうか。

“某所で年代物の貴重な手袋を手に入れたんだが、
 それ以来身の回りで不幸が続く。
 どうやら呪われた手袋だったらしい。
 頼む、呪いを解く方法を探してくれ!”


Ha-ha! こいつは最高にイカしたジョークだな。
――本気で言ってるんだとしたらイカレてやがるが。
「探偵」と「祈祷師」の違いを辞書で引いてから出直しな。
・・・だがまあ、これも仕事だっていうなら、やってみるさ。

俺は時の古今、洋の東西問わず、呪術と名がつくものに
片っ端から当たっていった。
すると呪いを解く方法は驚くほどスタンダードな場所に
転がっていることが分かった。
その答えがこの写真付報告書だ。
(※プライバシー保護のため写真には目隠処理を施した)


この世界には四神やHNMと呼ばれる怪物がいて、
時に“免罪符”という札を持っている。
本件の場合呪われた手袋であるので、対応する免罪符を
手に入れるには下の玄武という巨大な亀を倒す必要がある。



運良くそれを手に入れられたら、
北サンドリア大聖堂内の小さな書庫にいる怪しげな修道士に、
免罪符と呪われたブツを渡す。
するとアルタナの奇跡とやらで手袋は輝き、
発光が止むと共に本来の姿を取り戻し、ゼニスミトンとなる。



なお、調査に協力してくれた冒険者によれば、解呪の際の
エフェクトは上位ケアルにそっくりであるとのこと。
免罪符さえあれば呪いは解けるのに、
サンドリア国教会派が威信のため
儀式を演出している疑いが浮上
するも、真相は闇の中である。



以上を依頼人に報告したところ、
そいつはくだらねえジョークを
飛ばしやがった。

「なるほど。
ゼニスミトンにかかっていたのは、
“のろいゼニガメの呪い”
だったのか!」
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