報告 

May 08 [Fri], 2009, 13:04

とりあえず形だけ出来ました
形だけです
http://lyze.jp/noisemarch/


あ、短編集部屋作るの忘れてた…←

この身を焼き殺します 

April 15 [Wed], 2009, 14:40


 たまたま立ち寄ったCDショップで見かけたインディーズの歌手。彼女は一人ぽっちで詩を錬り、メロディーを生み、声を与えていた。しかしそれも全ては過去形。相棒の弦楽器は棄てられた。それは彼女の分身であり、半身であり、子どもであったのに。



「よっ。久し振り。」
「本当に久し振り。」
「最近は忙しいってわけじゃねぇのに、会わなくなったな。」
「そうね。」



 煙草をふかす花鶏は空になった蝶プリントの箱をぐしゃりと握り潰す。セーラー服のスカートにそれをしまってから、白い煙を吐き出した。



「臭くない。」
「………今更。」
「そうだね。あんたはいつまでそれを吸い続けるつもり?」
「あたしの狂気があたしを殺すまで。」
「……あたし、昔はあんた嫌いだった。」
「過去形か?」
「過去形よ。」
「なら気にしねぇよ。」
「でも、あたしの恋は一生実らない。」
「この話の流れは関係あんのか?」
「カーマインもあんたも、赤い色なのにどうしてあたしは黄緑色なのかな。」
「組織が付けたんだ。知ったこっちゃねぇよ。」
「ずっと狡いと思ってた。」
「…………」
「変な顔。」



 ふふふっと可愛らしく微笑むクロームに対して花鶏は確かに変な顔をしている。眉間の皺を深くしているのに、口はへの字と一の字をいったりきたりしているのだ。



「クローム、」
「なに?」
「知ってた。多分、カーマインも気付いてたぜぇ?」
「…………嘘。」
「真実は闇へ葬られた、ってな。」
「もっと早く言いなさいよ。馬鹿。」
「あたしのせいかよ。」








(だいはない) 

April 12 [Sun], 2009, 15:22


俺と君とそれから全部を足して引いて割って掛けたらどうなるんだろう

頭がいたくていまにも割れそう
だから君の頭を掛けてしまって

ホワイト・マグカップ 

March 22 [Sun], 2009, 13:01

※会話で普通に余所のお子さん出てきます


 時は春休み。夕希は組織から定期的な検診を受けるよう言われていて、稀にその帰りに花鶏の家へ寄ることもある。どんな検査をうけているのは干渉出来ない花鶏なりに心配をしているらしいが、それを素直に言うことはない。



「夕希、なんか飲むか?」
「そんな、お構いなく。」
「つっても緑茶か紅茶しかねぇけど。」
「じゃあ、緑茶で。」
「おう。」



 ピンポーン。
 花鶏が台所に向かってすぐにインターホンが鳴った。一瞬にして空気が張り詰めて、銃を用意する音が聞こえると夕希は慌てて花鶏の方へと向かおうとした。だがすぐに何事も無かったようでさほど大きくもない可愛らしい包みの宅配便を持ってリビングに戻って来た。



「ただの宅配便だ。えーっと、送り主は……秋良だ!」
「秋良君から?」
「わざわざなんだろうな。」
「ホワイトディのお返しじゃないでしょうか。秋良君、律儀な性格そうですし。」
「マジか。渡すの遅れたしクロームに頼んだってのに、悪ぃなあ。」



 せっかくの包みを豪快にあけだす花鶏に思わず止めようと夕希の腕が伸びたがポイッと床に落とされてしまい、行き場の無くなった手はゆっくりとおろされた。開けられた箱の中には、柔らかいチョコレート色に淡いピンクとカフェオレ色のシンプルなデザインのマグカップが一つ。二人でそれを眺めれば、花鶏は上機嫌に持ち上げた。



「可愛いですね。」
「こういうデザイン好きだぜ。秋良の奴判ってんな!」
「もう一つ入ってるみたいですよ。ほら。」



 箱の半分は蓋が分かれていたために花鶏は気付かなかったが、夕希が横から蓋を開けた。そこにはまったく同じマグカップがもう一つ。花鶏は首を傾げて、気付かなかったカードを見付けて拾い上げる。



「同じのが二つ? あたし一人暮らしだって知らねぇっけ……カードに『夕希と仲良く使ってください』だと。」
「え、僕ですか?」
「みたいだな。っつーかこれツインか。」
「ツイン…」
「ちょうど良いや。これに茶、淹れるから待ってろよ。」
「はい!」
「今度っから、これお前専用な。」



 ニッと笑いキッチンへと姿を消す花鶏を見送った後、顔が熱く耳や首まで真っ赤にした夕希は低いテーブルに俯せて顔を隠した。お揃いのツインのマグカップ。花鶏の家に自分専用の物があると考えただけで嬉しくて恥ずかしくて、なかなか顔の熱はひきそうにない。





(秋良君、有り難うございます!!)















『今すっごくつまんないことが起きてる気がする。』
「なに。どうした?」
『花鶏のことで、なんかすごくイライラする。会いたい!』
「家を知らないんだから我が儘言わない。それより行くぞ。」
『今度は何処ー?』
「この近くの廃ビル。人柱をたてた跡と、骨とかの発掘。」
『死体作った方が簡単なのに。』
「行くよ貴。」
『はぁい。』



 人身事故が多い自殺の名所で見つけたなにかを一つ一つタオルや瓶に詰めてリュックにしまうと、ピンセットをジャケットに入れて立ち上がった。次は向こうだ、と指差す瀧が歩くままに貴は付いて行く。イライラは治まらないまま。







↓仲良くなれそうだと思った二人




「秋良の奴っ! 浮気だぁぁぁぁぁ!」
「あののっぽ! 花鶏とペアなんて許さないっ!」
「…………」
「…………」
「同盟組まないか?」
「その話のった。」



▽▽▽

蒼良マナトさん宅でホワイトディ小説を読んで心臓はぜました←
だってだって!
二人にツインのマグカップだなんて!
デザインも素敵です可愛い!私が欲しい!
夕希が大変喜んでおります、こやつの初恋実るのか…有り難う御座います。
最後の落ちにルヴァさんすみませんなんかこの二人仲良くなれるかもと思ってすみません。
楽しかったです後悔も反省もしません怒られるまでは!


ホワイト・ボーイ 

March 15 [Sun], 2009, 6:31

※普通に余所のお子さん出てきます







「ったく、あのエノキ……いや、マッシュルーム野郎、マンションの窓ぶち破りやがって! おかげでまたハックのお返し粉々だったじゃねぇか…しかもマグカップ………。接着剤あって助かったぜー。それに…それにヒットさんと買い物ッ…! 今日はなにがなんでも仕事いれなくってグッジョブあたし! へへへ、あれは宝物箱いき決定だな。」



 遅れに遅れたバレンタインのお返しに来てくれたのはリバ・ハイルオールとヒナ・ヒットレグの二人であった。犬猿の仲である二人に大人を一人入れただけで最悪の事態は免れたわけだが、それでも花鶏のマンションの窓ガラスがそれはもう盛大に粉々になった。普通に玄関から入るという選択肢は無いらしい。キレた花鶏とホワイトデーのお返しを渡しに来た雰囲気ゼロのリバの間にヒナが割って入り、此方の世界で買い物をして歩いた。ヒナからは模様のデザインがシンプルながらに可愛い物を、リバは来れないメンバー数人と自分からはなにかを渡してきた。中身には(いろんな意味で)期待はせずに、ヒナからも何人分か受け取ると二人に礼を言った。
 荷物を一度部屋に置いてから、晩御飯の買い出しに出掛けようとマンションを降りた花鶏はエントランスに立ち尽くす黒い影を見つけた。見覚えのあるマフラーが目について、自動ドアを通り近付けば誰だか判る。


「烏。」
「あとりんっ! あ……あの、俺さ、」



 いつも馬鹿明るいテンションはどこへ消えてしまったのか。それとも別人なのか。向き合えばクロウがなにを言うか待つ花鶏に、うーとかあーとか唸って、かなり聞き取りづらい声で、




「今、行ってきたばっかりって知ってるけどさ、俺もあとりんと買い物行、きたい。」



 今時古いと知っているのか、両手の人差し指をトントンとぶつけ合わせている。ちらりと花鶏を見れば、全く変わらない調子で腕組みをした。なにかを考えているらしいと思えば、どこからともなく薄ピンク色のブタの貯金箱を取り出して差し出すように見せる。



「お金はほら、今日のためにブタさんに貯金してきたし!」
「ぶはっ!」
「!?」
「だははははははは! ブタちょき! 今時ブタちょきか!」



 実に女の子らしくない笑い声である。腹を抱えてその場にうずくまると、これでもかと言わんばかりに声を抑えない。何故笑われてるのか判っていないクロウは困惑してクエスチョンマークを辺りひ散りばめた。



「可愛いでしょ?!」
「腹痛ってぇー。ああ、可愛いな。」
「…だめ、かなぁ……?」
「湿気たツラしてんじゃねーよ。買い物、行くんだろ。」



 笑いすぎたせいで目から涙が出てきたのを指先で拭う。漸く落ち着いたのか立ち上がり、呼吸を整えれば膝丈の紺色スカートをはたいた。クロウは目をまん丸く見開いて数秒、なんの反応も出来なかった。



「え、いいの?!」
「んだよ。行かなくてもいいのか?」
「行く! 行く行く!」
「よーっしゃ。さっき行かなかった店に行くか。」
「うん!」



 こっちだ、と前を歩き道案内をしようとする花鶏を追いかけて、クロウはその隣に並んだ。すっかり上機嫌に調子を取り戻した様子にふっと笑みを零した。








「あとりんー。」
「で。いつまでその呼び方してやがんだ。」
「痛い痛い抓らないで! あとりんだって烏って呼ぶくせにぃー!!」
「あたしは良いんだよ。」
「りっ理不尽ー!」




▽▽▽
ヒットレグ兄弟が好きです。
しかしヒットさんと弟の間には越えられない壁ではなく次元が存在します。
いや、イトウさんのお子さんは皆さん大好きなんだドストライク!!
勝手にお借りさてすみませんでしたすごく楽しかったです反省してませんしません!←
リバ様はこっち来ると必ずガラスを割って登場。これ約束。


花鶏とクロウのペアって案外仲良くやっていきそうだと目覚めました。



作者の戯言 

March 06 [Fri], 2009, 16:51

友人に勧められるがままに数年振りにゲームをしました。
FFCC
とかいうのを。
結構面白いのですが慣れてなくて死にまくりです誰か不死鳥の尾を下さい。
そして魔法楽しいのに前線で切り刻む方が性に合ってる様子。
頭使うのが苦手です。

しかし残念ながら友人の家のゲームなので自宅で出来なくて残念です。
ソフトも無ければキューブもアドバンも持ってない。


ちょっと欲しいなぁ………。
戯れ言でした。

座談会バトン 

March 06 [Fri], 2009, 1:13

一、まず左隣に座ってる方を紹介
蘇芳「可能な限りとか無茶振りねぇ。隣はアタシの相棒よん。」
白菫「………後輩…。」
クローム「直属の上司。」
シロ「同僚、で良いのかな? グランパ。」
ブラウン「ほっほ。その愛称は懐かしいの。ほれ、次は儂の可愛い部下じゃ。」
ビリジアン「憧れる上司様ですわ。」
クロ「退屈させてくれない部下ですね。」
花鶏「あたしの守るべきもの。」
夕希「ちょっ! なんで分裂してるんですか?!」
瀧「俺の片割れー。」
貴「あんた誰? 花鶏に代わってよ。」
カーマイン「そんなコト言われてモ困りマス。あ、兄デス。」
灰音「紹介してまうとネタバレなるんで、堪忍な。」
歌姫「しらないひとがいっぱい…」



二、どういう関係?
花鶏「殆どが『カラーズ』っていう組織の知り合いだったりなんか。」
瀧「俺達は同級生。」
貴「恋仲。」
夕希「ちっ違うでしょう!」
灰音「うちらは敵や敵ー。」
歌姫「てきー。はいね、てきってなに?」
カーマイン「ワタシは昔の仲間デスね。」



三、この中で一番可愛いのは?
蘇芳「アタシで決まりでしょう?」
ビリジアン「私だって負けてませんのよ。」
夕希「僕は……村上さんが」
貴「花鶏に決まってるだろー。お前らバッカじゃないのー?」
花鶏「馬鹿はお前だ馬鹿。クローム可愛いよな。」
クローム「は…どさくさになに言ってるの?」
灰音「うちの姫さんが一番やっ!」
クロ「シロみたいな外見で少々いえ至極残念でなりません。」
シロ「ちょっと。」



四、この中で一番格好良いのは?
シロ「グランパじゃないかい?」
クロ「ですかねぇ。」
蘇芳「あんたらも充分美形って判ってるのかしら…。」
白菫「定義、が………ち、がう…。」
カーマイン「格好良いのト美形は違うのデスネ。」
灰音「うちはどない?」
歌姫「はいね、かっこいい?」
花鶏「知るか。」



五、皆さんが登場する小説または絵を描いて
花鶏「人が多すぎる。ついでに時間軸の関係で無理だ。」
クローム「仕方無いの。諦めて。」
カーマイン「そーゆーコト。」
灰音「完璧にうちらのせいやん。」



六、最後に回す人を五人あげて下さい
夕希「今回すごい大所帯でしたね。」
花鶏「疲れるっつーの。そういやぁさっきなんか言いかけてなかったか?」
夕希「い、いえ!なにも!」
花鶏「そうか?なら良いんだけどよ。」
カーマイン「お疲れサマ。」
シロ「回す相手は決まっているよ。」
クローム「まずはリターンで、イトウミズキさん宅の廃置き場全メンバーで是非。」
灰音「次に蒼良マナトさん宅の喫茶店メンバーを全員で宜しゅう頼んますわぁ。なんやったら今一番ハマっとる版権でも良えでっせ。」
歌姫「はんけん?」
灰音「版権っちゅーのはやなぁ、」
花鶏「イトウミズキさんトコにはあたしが伝えに行くな。つーか行かせろ。」
シロ「別に構わないよ。」
瀧「そんなに血相変えてどうしたの?」
カーマイン「先月渡せナかったチョコ持ってムグッ」
貴「花鶏のチョコ?!」
夕希「今年は僕も貰ってないのに…!」
花鶏「許せ! どーしてもヒットさんに渡すんだ!!」
クローム「それでこっちは蒼良マナトさん所の秋良って子で良いのね?」
花鶏「クローム頼んだぜ!」
クローム「はいはい。」


クロ「此処まで読んでいただき誠に有り難う御座います。渡された方はスルー可能ですので気が向いたらやってみて下さい。
さぁ、皆さんおひらきですよ。」
蘇芳「あー肩凝ったぁ。仕事行きましょ。」
白菫「…そ………う、だね………。」


花鶏「今年はヒットさんとハックとエノキと烏とディアトニカさんとー、キティルトさんにリアルテッド…は彼女いるから要らねえのか。」
夕希「村上さんソレで良いので僕に…っあいた!」
花鶏「馬鹿。ちゃんとあっから早とちりすんな。ほらよ。」
夕希「っ……有り難う御座います!」
花鶏「んじゃ行ってくっから!」


ブラウン「イトウ殿、素敵なバトンを回してくれて礼を言いますぞ。」
ビリジアン「また宜しかったらお相手願いますわね。」



報告 

February 09 [Mon], 2009, 8:11

ご無沙汰しております8です。
今後の「ハザマ」についての連絡をばしたいと思います。



パソコンサイトは無理なので携帯サイトにしてみようかと。



しかし何分、機械音痴なために四苦八苦中でして夢に終わるやもしれません。
まずまだテスト期間中ですし。
ええ、大学生なのにまだテスト期間中。
言ったら人に驚きまくられるわけですが…いやいやそんな話は良いのです。
もし携帯サイトが上手く作れたらアドレスは乗っけるつもりです。
その時にはサイト名と管理人の名前がリニューアルされちゃってますのでご注意下さい。






小説コンテンツ(予定)
・恋して赤い糸
・喫茶虹―――ナナイロ
・Velonica
・一話オンリー短編集


こんなかんじかと。
ではまたなにかありましたら報告致します。





無題 

February 02 [Mon], 2009, 7:46


 その日のパソコン画面はテレビの役割をしていた。そこには国民に選ばれたそれなりの地位の者達がずらりと並び、様々な議題について話している。作業の片手間で聞いているだけのシロが手を止めたのは、話す声が自分と同じになってからだ。横目で見た後に溜息をついてそちらを見れば、黒スーツに眼鏡のまだ若い議員が飄々とした態度で話している。思わずシロは無意識に眉間に皺を寄せてまた溜息をついた。



「悪趣味め。」



 眼帯の上に眼鏡は邪道。
 そうテレビ画面に吐き捨てると興味も無く作業に戻る。画面には最近起きた事件をリストアップし、それに関する情報とデモデータを纏めている途中、暗い部屋のどこかで携帯の着信音が鳴り響く。ぴたりと手を止め、それから左手のみを器用に動かし中指と人差し指を絡めて引っ張ると、見えないワイヤーによって携帯が書類の山から発掘された。それを自分の所まで投げると受け取りと同時に通話ボタンを押した。



「はい。こちら白崎です。編集長、次はなんの仕事ですか?」







無題 

January 28 [Wed], 2009, 15:30


 深夜の繁華街、そこにある古びた電気屋のショーウィンドーには型も古く埃をかぶったテレビが積まれている。ノイズ混じりに同じ番組を映していた。
 この国を背負う者、その代表者、選挙によって選ばれた者が各々スーツを着て議題を話し合っている。途中で意見に反対する者が大声を出したり立ち上がったりする。街歩く国民の殆どはそれに興味を注ぐことなく早足で過ぎ去って行くというのに、テレビの中ではそれに気付けない。



 スーツを着込んだ一人の男が、にこにこと笑みを浮かべて高級かつ座り心地が素敵な椅子に深く腰かけていた。騒ぎの近くに居ながらも聞こえてないかのような爽やかさだ。話し合いは蟻一歩ほども進まず、とうとうマイクの前の男が困った顔をして椅子に座っている男を振り返った。それに気付いた眼鏡の男は立ち上がり、代わりにマイクの前に姿勢正しく立つ。興奮おさまらない反論する年配の男性を指差せば、一瞬をして目を細める。



「人の話は最後まで聞くようにと、お母様に教わらなかったのですか? 大人しく話が聞けないという行動パターンは、近年児童に見られる落ち着きのなさと同じですよ。首相。貴方も国を背負う立場ならば弁えて国民の手本になるような言動を無さって下さい。このような若輩者に説教されたくなければ、ですが。」



 くすくすと忍び笑いが所々から湧き上がり男性は顔を真っ赤にして口をぱくぱくと開閉する。まるで金魚のようだ。



「そちらには欠席の方もいらっしゃいますが、登校拒否もまた国の問題の一つですね。しかし大事な会議に参加せずマスメディアの前でコメントすればお金が入ってくるのですからさぞ良い御身分でしょうね。確か首相、お隣はそういうことを改善すると掲げた方では御座いませんでしたか? 国の代表がこれでは国の衰退は防げませんでしょう。此処は大人が我が国のため真剣になるべき場所です。覚悟が無いのならば辞めてはいかがでしょう。他国にも、国民にも愛想尽かされ嘗められたくないのなら、まずは御自分が変わられたらいかがでしょう。」



 その場が静まり返る。ひそひそとした話し声すらも聞こえてこない。いつの間にか顔に黒い陰を落としていた男はにっこりと微笑み、マイクの前からまた椅子に戻った。足を組み、先程まで困り顔だった男にどうぞと声をかけた。








 議員、黒崎の話である





P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:8(はち)
読者になる
自分の日常がネタ。不器用な人間。小説を褒めてくれる人にはほぼ無条件で尻尾を振る。
なにかありましたらメールフォームまで。
メールフォーム

TITLE


MESSAGE

2009年05月
« 前の月  |  次の月 »
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
Yapme!一覧
読者になる