わる縫製作業には、半分以上の30時間を要する

December 15 [Thu], 2016, 12:00
ルルッティをヒモ解く数字 405,544km
1人の職人が1年間に移動する距離

「シュール・ムジュール(ビスポーク) スーリエ」(スーリエとは短靴の意)は、職人との対話から始まる。〜カスタマーの足に実際に触れることによって、より深く理解する〜。
シャネルiphone7ケースこれは120年以上続くブランドの伝統儀式だ。



1895年創業の「ベルルッティ」は、見た目だけではなく、足への体重のかかり方、左右の均衡、幅、土踏まずの反り、甲の高さなど、ゲストの足をあらゆる角度から観察し、究極の履き心地を作り上げていく唯一無二のシューメーカーだ。
エルメス iphone7ケース1足の靴を完成させるには、累計約50時間(ブーツの場合は約150時間)という長い時間がかかる。

納期までの6〜9ヵ月の間に行われる打ち合わせは、採寸とフィッティングの3回。
シャネルiphone7ケース採寸を担当する3人の職人たちは、世界中の顧客の要望に対応するため、日々彼らが住む都市を往来している。その移動距離は1人につきおよそ405,544km。
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この地球10周分にも相当する数字は、「世界にたった一つだけの靴」を作るためには決して欠かせないものなのだ。

■かつての夢は今も世界中を旅している

創業者であるアレッサンドロ・ベルルッティが、イタリアの小さな村セネガリアを出立したのは1882年。
シャネルiPhone7ケース Chanelその13年後、彼は男性用レースアップ靴の金字塔ともいえる「アレッサンドロ」を創り出す。一枚革で外観上はステッチすらない滑らかなスーリエは、以降ブランドのアイコンとして君臨することになる。
ルイヴィトンiphone7ケースその靴のエスプリは、今も職人たちの手によって世界中を旅し続けている。次回の日本セッションは11月後半から。
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まだまだある! 数字がもつブランドのヒミツ
「ベルルッティ」というブランドは、たくさんの数字でヒモ解くことができる。とくにさまざまな工程を経て作られるビスポークは、その宝庫ともいえる。
グッチiPhone7ケースシュール・ムジュールは4つの手、つまり、シューメーカーとカスタマーの両手からなる作業といわれている。

靴底、裏地の色、シューツリーを決めたあとは、レザーの選択。
エルメス iphone7ケースその後はタトゥー、掻き傷、イニシャル、パティーヌなど多種多様なカスタマイズ工程に移る。

<250>
靴型職人、型紙職人、裁断職人、製甲職人…。
グッチiPhone7ケース完璧なものを作り上げるためには、さまざまな分野の専門家たちが、あわせて250工程もの作業をす思っていた以上に、バングラデシュで安定した品質を保ち、確固たる信頼関係を作るのは至難の業だった。できあがったバッグを段ボール箱に投げ入れたり、はさみを投げて渡してきたり。
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 工場を転々として、最後にくだした決断は、「自分の工場を持つ」という、もっとリスクを取る選択だった。

 このときも「日本での販売さえままならないのに、途上国で現地法人を作って、自分の工場を持つなんて、馬鹿じゃないか!」と言われた。
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 それでも退路を断った人間には、奇跡を呼び寄せるチカラが宿る。

 信頼していた現地のパートナーが工場を去り、誰も頼れる人がいなくなったときのこと。
グッチiPhone7ケース“奇跡の出会い”があった。今の工場長マイヌル・ハックと出会ったのだ。
シャネルiphone7ケース彼は絶望的な状況でも逃げ出さず、共に汗を流してくれた。

 そして、彼がモハメド・アブドゥラ・アル・マムンという現在の生産マネジャーを連れて来てくれたこと。
最新iphone7ケースさらにマムンが、モルシェド・アラムというバングラデシュで最高のサンプルマスターを連れて来てくれたこと。絶望の淵に立たされたとき、奇跡は起こる。
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■どこにも近道はなかった

 奇跡の出会いがさらなる奇跡の出会いを呼び、3人からはじまった工場は、現在約200人になっている。そして、みんなが家族のように温かく、切磋琢磨しあう関係であることには、うそ一つない。
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 こうやって文章にすると、あっという間の出来事のように思えるが、どこにも近道はなかった。

 よく、「信頼関係がどのように作られたか?」と聞かれることがあるが、何か一つの出来事がきっかけだったわけじゃない。
シャネルiphone7ケースピンチのときも、苦しいときも、彼らと「一緒にいた」事実がそれを作ってくれた。よりよいもの、新しいものを生み出すために、汗を流してきただけだった。
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 年間、多いときは7割の時間、バングラデシュの工場にいた。今でも1年の半分はいる。
マイケルコースiphone7ケースだから、自分のホームがどこなのか聞かれると、半分バングラデシュだって答えている。

 振り返ると1000種類以上ものバッグを作ってきた。
最新iphone7ケース売れる商品を作れたときもあれば、眠れぬほど悩んだ商品でも、まったくお客さんに届かなかった時期もある。それでも、いいときも悪いときも、彼らと一緒にいた。
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 3人ではじまった小さな家「マトリゴール」(ベンガル語で「マザーハウス」)は、温かい温度感を保ったまま、少しずつ大きな家になっていった。

 バングラデシュのスタッフが140人くらいのとき、ピクニックに行った。
エルメス iphone7ケースなぜかみんな、「マトリゴール」と書かれた水色のオリジナルTシャツを着て参加してくれた。そんな、思いもよらない予算の使い方に、一致団結力を見せつけられたのだった。
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 そしてもう一つ。「デザイン」の道のりも、毎シーズン、新しいドラマを私の人生に与えてくれた。
ルイヴィトンiphone7ケース改めて言うと、私には「代表取締役」と「デザイナー」の二つの肩書がある。デザインの話はマニアックすぎるので、ここでは深くは書かない。
Michael Kors iphone7ケースしかし、その話だけでも、一冊本が書けるくらい、悩み、もうだめだという、絶望を何度も感じた。
また笑顔を作りたい
 起業当初は、新しい物を作るのは、単純に楽しい挑戦だった。
ルイヴィトンiphone7ケース心のどこかで「どうせ売れないだろう」と思っていたからだ。しかし、少しずつ、お客様が新作を楽しみに、期待してくれるようになった。
グッチiPhone7ケースとてもうれしいことだったが、そんな気持ちになれなくなったのは、「ソラモヨウ」というシリーズの大ヒットからだった。そのシーズンは、前年比で150パーセントアップという、驚異的な結果を出し、「ソラモヨウ」は売り上げトップを独走していた。
最新iphone7ケースしかし、本来ならば大喜びなのに、お店からの日報を見ることが苦しい作業になった。

 次のシーズンでは空振り。
グッチiPhone7ケースさらに次も空振り。もうだめだと思い、ヨーロッパへ放浪の旅に出たこともあった。
シャネルiPhone7ケース Chanel自分のせいで、会社の足を引っ張っている気分になり、「モノが作れない私なんて、何の役にも立たない」と思えた。

 それでも「また作ろう」と思えたのは、お店に立てば、お客さんの笑顔がそこにあったからだ。
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 「また笑顔を作りたい」

 そんな素直な気持ちが、少しずつよみがえってきた。そして、2015年の秋冬のシーズン。
Hermesエルメスiphone6ケース「ヨゾラ」という新作で、久しぶりのヒットを生むことができた。

■挑戦は続く

 2008年、私はネパール、カトマンズに行った。
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 『裸でも生きる2 Keep Walking 私は歩き続ける』に詳しく書かれているが、バングラデシュとはまったく異なる国民性と、流れる時間の早さ、お祭りを重んじるライフスタイルなど、面食らってジタバタしながらも、ようやくネパールが誇る「シルク」「カシミア」といった素材に焦点をしぼり、ストールの生産を続けている。

 現在ネパールでは、蚕からの育成に乗り出そうとしている。
シャネルiphone7ケースこんなふうに、バングラデシュとネパールの生産地、日本の販売組織、デザインと、紆余曲折がありながらも、私の挑戦は世界を舞台に続いている。

 そして販売地も2016年12月には、日本、台湾、香港と、28店舗になった。
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 10年、続けてこられたのは仲間がいてくれたことと、お客様が支えてくれたからだ。一人だったら経営もデザインもとっくにやめている、と自信を持って言える。
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 「お店が増えるほどに型紙が切れなくなるのは、どうしてだろう……」る。

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1足の靴を作り上げる製造期間はおよそ50時間(ブーツの場合は150時間)。
ルイヴィトンiphone7ケースなかでも皮革を縫い合わる縫製作業には、半分以上の30時間を要する。

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アトリエに3人しかいない靴型職人が特別な粗削りナイフで少しずつ削り、採寸したサイズに合わせてスーリエの足型を形作っていく。
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靴作りに携わるシューメーカーは12人。その職人が、新宿伊勢丹メンズ館1階で行われるポップアップストア(11/23〜12/6)期間中に来日予定。
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P R
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