初めに

December 31 [Thu], 2015, 19:53
知ってる人は知ってる感じのついった企画に参加しているプロ忍二人の作品倉庫。
管理は合同です。どちらかが気まぐれに投稿します。
小説多め。絵や漫画を投稿することも。シリーズものはカテゴリからどうぞ。
CP以外も投稿予定です。



基本設定


*室町*

・おこめ…19歳。フリーのプロ忍。豆太郎の母代わり。辻斬りだった自分を拾い人として忍者としての生き方を教えてくれた姉と兄がいる。色んな意味で姉兄には敵わない。

・椿…19歳。フリーのプロ忍(半忍)。花柳界の検番に籍を置く検番芸者。技芸の中では能の舞が得意。おこめに命を助けてもらったもののその胸中は複雑。隈取に似た化粧をしている。


*ホストパロ*

・おこめ…会員制カジノ&ダーツバー『Bar arroz』店長。元ホスト。ここでも姉と兄には敵わない。

・椿…現役ホスト。おこめのホスト時代に同じ店で働いていた後輩。



*大正(軍)パロ*

・おこめ…軍の大将を務める。気まぐれに軍の食堂のメニューをお米だらけにしたり大将印を飼い猫の肉球で押したりとフリーダムな反面、軍の情報漏えいや革命軍の動きなどを至極てきとうにあしらい、思惑と手の内をその笑みに隠している。大将として表に出るときは影武者を立て、外では身分を隠して振る舞っている。

・椿…時代の流れとともに減少傾向にある陰間茶屋に身を置く男娼兼芸者。時々きては話すだけで何もせず帰っていく妙な客が実は大将であることを知る数少ない人物のうちの一人。




その他設定

・椿おこ…どこまでも椿→→→おこめな一方通行CP。好意50殺意50の愛憎模様がぐるぐるしている(椿の一方的な感情)。色々な意味で一線は超えているものの所詮『それまで』。

・おこめと元恋人…おこめが忍務で行ったとある港町で出会う。同棲時期もあったが諸事情により現在は別れている。10年後にはよりを戻し共に生活をしている設定。


椿おこ/椎名林檎『ギャンブル』
おこめと元恋人/元ちとせ『六花譚』 ポルノグラフィティ『横浜リリー』


在りし日のまほろば(椿+おこめ)

December 10 [Mon], 2012, 0:31

「………まほろばの夢」

その薄い背に隠された下弦の月に残り香が翳る。灯した蝋燭、かの自尊心の群がりは付かず離れずの甘い笑み、むくりと熟れた甘い果実を思わせた。吐息を漏らせば急ききる幸福が存在を交わわせて、嗚呼、いったいこの幻想はどこからの後ろめたさというつもりか。

「ひとでなしの正義すか」
「違いないね」

どうやら咀嚼したところで間違いはないようだ。飲み込んだ理不尽さと積み木崩しかと紛うかのようなそれは確かに在りし日のまほろばで、しかしまた屍体にしては抱えきることのできぬ極彩色の景色でもあった。ああ、ああ、なんとはしたなき抱擁。綺麗事で沈めた毒など密に溺れて浮いてしまう、ただそれだけのことだというに。恍惚とした鎖骨に歯を這わせるような艶やかな寂しさを、それでも貴方は笑って誤魔化しちまうようで。

「誰だったかなぁ。それはとても被虐にまみれていたんだよ」
「鮮やかすねェ。どうせ最期は鬱さえ共に欲しがるくせに」
「めくらの夜だよ。大層なことじゃない」
「知ってやすかィ、叶わねェからこそ願うんすよ、人ってなァ」

ねェ、だからこそ呼吸をするのでございやしょう。その爪先を掴んでいたくせに、あわやもう飛べやしないと嘆くつもりなのだろうか。馬鹿馬鹿しい、だから息が軋むほどの修羅などさっさと捨て置いちまえばよかったものを。徒花をも卑下する合わせ鏡の裏側に、ああ、でもどうして、その仮初めの笑みを向けるのか。

「嘘つきの舌がよく回る」

陽炎の花に吸わせた血など、贋作の美しさでしかないというのに。



(執筆:椿)
まほろば。きっと椿にとってのまほろば。
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