日本作法学K『お屠蘇(おとそ)の作法』

2007年12月31日(月) 12時03分
皆様、御立寄り頂きありがとうございます


平安の頃中国より渡ってきました
御屠蘇(おとそ)

平安貴族は、
普段からこの生薬酒を頂いていらしたようですが、
江戸期に入り、武家や庶民に取り入れられ
次第にお正月に頂く
一年の健康を祈願する儀式としての
意味を持ってゆきます。



●大晦日の夜、
みりんを合わせたお酒に
屠蘇散(とそさん:生薬類をあわせたもの)を浸して、
お飾りをつけたお銚子(おちょうし)を、
鏡餅の前に御節(おせち)の重箱と供えておきます。

●元旦の朝、まずは、
若水(わかみず:朝一番に汲んだ水)で身を浄め、
初日の出や神棚、仏壇などを拝んだあと、家族全員そろって新年の挨拶。
そして、雑煮やおせち料理をいただく前に、お屠蘇を頂きます。

●重ねてある三つ組杯(みつぐみはい)の上の杯から、
小→中→大の順に杯をあげます。

●いただく順番は、年少から年長

通常の宴席とは逆ですが、
若い者が毒味をする昔の思想や
若さにあやかろうという意味が残っています。


●右手で銚子(ちょうし)を持ち、
左手を銚子の口元にあてて
第一の言葉を唱えましょう!

「ソビ・マビ・ソビ!」

※「鼠尾(そび)、馬尾(まび)、鼠尾(そび)」

はじめはねずみのシッポのように細く、
だんだんとに馬のシッポのように太く、
そしてまたねずみのシッポのように細く
注ぎ方をあらわした作法です。

●男は左手で、女は右手で杯を持って
一家揃って東(日の出の方角)に向かって飲みます。

●そして第二の言葉 。

「一人これを飲めば一家くるしみなく、
一家これを飲めば一年病(やまい)なし」



これで御屠蘇(おとそ)の語源の通り

「蘇(そ)」→悪鬼を
「屠(ほふ)る」→やっつけて、


家族みんなが今年一年健康で暮らす「契約」儀式の
完了です。

皆様どうぞ健やかなる新年をお迎え下さい。


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とても多いので、過去ログをまとめました。

御参考になれば幸いです


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