産業カウンセラーの求人
January 01 [Sat], 2011, 16:55
産業カウンセラーという資格がある。
私は6年前に養成講座に通い、5年前にとった。
そのころはまだ「初級」産業カウンセラーといっていた。
この資格は、玉石混合の数あるカウンセラー資格の中でも古株で、もともとは厚生労働省の公的な資格だった。小泉政権により民営化されちゃったけどさ。
実技指導のカリキュラムに一定以上の定評があり、指導者も、理論に呼ばれる先生方も、各界の大御所ばかり。
カウンセリングを学べるところはいろいろあるけど、きちんと実技指導が受けられるところってあまりない。
7ヶ月でみっちりとトレーニングされ、ゆえに取るのが結構大変。
メンタルヘルスへの関心が高まり、受講者は年々増え、資格ホルダーつまり産業カウンセラーを名乗ってもいい人はどんどん輩出されている。たぶん、年間数千人。
でもその中で、実際に「産業カウンセラー」として仕事ができている人は少ない。
考えてみればわかることだと思うが、カウンセラーという就職は求人自体そんなに多くない。
企業にだって、よほど大きな規模でない限り相談室はないし、病院や学校には産業カウンセラーではなく、臨床心理士がいる。(中には、産業カウンセラーもいるけど、ほんの少し)
人事部門とか、ハローワークとか、自治体とか、もともと相談業務をしている人が、もっともっと相手の話を「聴く力」を磨くために資格をとったなら、すぐに仕事に役立てる。
でも、純粋にこの資格だけでカウンセリングの仕事ができるほど甘くない。
このことを、資格の主催団体である日本産業カウンセラー協会のせいにする人がけっこういる。
よその団体は仕事を斡旋してくれるのに、協会ではそういうのが薄いってわけだ。
うーん。。。
よその団体といっても、本当に斡旋があるのはとても限られたところだ。
CDAとGCDF。
二つともキャリアカウンセラーの資格だが、ここは母体が派遣や企業の研修を請け負う大会社。もともと営業先がある。
産業カウンセラー協会は社団法人だから、営業担当なんていない。
でも、それこそ外部(公的なところや大企業)からのオーダーは入るし、そんなときは実力者が派遣されている。
要は、自分が実力をあげなければ、話にならないと思うのだ。
だって、相手の話が聴けるようになるのは基礎の基礎でしょう。それだってなかなかできないから、あんなに手厚い実習があるんだもの。
「初級」の名前が取れたからって、産業カウンセラーの資格はスタートラインにすぎない。
せめてその上の資格を取るなり、自分の専門領域を作るなりしなければ、仕事がないなんて、大きな声で言えないんじゃないかなあ?
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