'07夏 奥只見釣行 7

August 12 [Sun], 2007, 20:06

〜 その後とあとがき 〜


釣りはタイムアップまで続くゴルジュ帯で2匹の岩魚を追加。
他にチェイスやバラシもあり魚影の濃さも実感できました。


その後はキャンプ地の檜枝岐村まで移動し、温泉、バーベキュー、岩魚の塩焼きで、まったりキャンプを満喫です。

ハードな釣りで疲れた体に染み渡るのはアルコールだけではありません。


そして、檜枝岐の夜はとても涼しく、優しい眠りももたらしてくれます。


こうしてキャンプは幕を閉じました。


今回ほど自分の想いと体力がかけ離れてることを気付かされた釣行はなかったかもしれません。

源流師への道は遠く離れてしまいましたが、情熱だけは失わずに釣りしていきましょう。


まずは次回、さらなる上流へ。









'07夏 奥只見釣行 6

August 11 [Sat], 2007, 18:17

釣れないのは僕一人ってことで、先頭を歩かせて頂きました。

二人に感謝!感謝!!


なのに釣れませんけど。


ルアーもスプーンに変えたりしましたが、チェイスすらありません。


しかし、カレコレ一時間程釣り上ってくると、徐々に渓相が変わってきました。
岩が切り立ち、樹木が迫り出し、高低差もでてきて、まさに渓流です。

釣れそうな匂いもプンプンしてきました。


そして、ようやく僕にも待望の瞬間が訪れようとしています。


間違いなく“イル”と僕のセンサーが反応する、岩魚の好みそうな岩が点在しています。

10M先の岩と岩の狭い間は魅惑のリトリーブロード。
クイックミノーのシンキングでタイトにアップストリームで狙います。

キャストが決まり、4lbの極細ラインで操られたミノーが岩影を縫った直後、ミノーを追い掛けて黒い魚影が走りました。

岩影に潜み、静かに捕食の時を待っていた岩魚が獰猛な本性を曝け出す瞬間です。

それは、ロッドにも強い衝撃を与えました。


アワセを入れる間もなく、美しい魚体がフックを外そうと水面に踊り、ロッドに弧を描かせます。

冷静と興奮の差は紙一重にすぎません。

岩魚の意を感じながらの丁寧なやりとり、近づく魚体に冷静を装いキャッチしたそれは尺近くもあり、ヒレは大きく、その引きの強さの実証として申し分ありませんでした。


野性味あふれるその美しい姿を見ると、あ〜本当に来て良かったと、安堵感より満足感いっぱいですべてが報われた気持ちです。



“奥只見の大岩魚”は僕の“冒険の書”に確かに記されました。
そしていつか、冒険を忘れた自分がいたらこのページを開いてあげようと、この岩魚にそっと誓ったのでした。

   〜 おしまい 〜









'07夏 奥只見釣行 5

August 10 [Fri], 2007, 11:10

15分程歩くと、川の音が近くなってきました。
そして、流れは眼下にその姿を現しました。

「初めまして。」感動のご対面です。

こうなるとダチョウ倶楽部のコントなどやってる場合ではありません。
“2時間歩く作戦”など即放棄し、いそいそと川へ降ります。


川は本流チックで山岳渓流の様相もあります。

しかし何よりの驚きは、その水の透明度です。
水深のある淵のような所でもはっきり底が確認できます。

おそらくこれより上流に砂防ダムどころか堰堤もないのでしょう。


感動もそこそこに釣り開始です。
どんなに美しい流れでもサカナがいなければなんの意味も持ちません。


僕はパイロットルアーに川幅と水量を考えて、飛距離のでるシルバークリークを選択。
熱いキャストとリトリーブを繰り返しながら釣り上がっていきます。


そんななか、最初にサカナを見せたのは中村さんです。

まだ開始早々でした。美しい岩魚です。

初めての川で、しかも広く開けた感じだったので不安もありましたので一安心です。
さらに時間を待たずにエハマ副隊長が尺近くあろうかってのをヒットさせます。

しかも中村さんが同サイズのを連発!!

瞬く間の3匹!!


なんなんだ、ココは!?

で...!?

なぜなんだ、オレは!?



一人取り残された私、どうなる〜!?









'07夏 奥只見釣行 4

August 09 [Thu], 2007, 10:14

林道を歩きだすと、肌寒いくらいの涼しさで爽快でしたがそれも束の間、恐怖のア奴らに我々は見つかってしまったようです。


そうです、アブの猛攻が始まりました。


私の周りを10匹近くの奴らが取り囲み、隙あらばと刺しにきます。

肉体的ダメージもさることながら、精神的なそれは確実にココロを折りにきます。

“お出かけ用VAPE”も歩行中ではCMのような効果は望めません。


しかし、勝ち目のないアブとの死闘を続けてるうちに我々も一つ気付きました。

どうやらアブ達はその習性から先頭を歩く者により多く取りつくようです。

アブとの勝負はウチなる勝負に変貌を遂げ、3人は突然“ダチョウ倶楽部”化、「どうーぞ。どうーぞ。」と先頭を譲り合いだします。

「じゃあ、俺が。」とは誰も手を挙げなかったけどね。


なんのこっちゃ!?









'07夏 奥只見釣行 3

August 08 [Wed], 2007, 17:10

林道は日本百名山の一つ、平ケ岳の登山口になっていますが一般車は通行できない模様です。

道路脇の駐車スペースにはすでに車が一台停まっていて、出発の支度をしている人が一人いました。

巨大なリュック、ヘルメット、熊除けの鈴...。


源流師!?


挨拶をして話を伺うと、やはり源流師でこれから一泊で単独釣行し上流の枝沢に入るとのこと。


カッケェー!マジカッケェーッス!!


むかーし、私と副隊長は源流師に憧れていて、そちらを目指すべく雑誌や本を読みあさっていました。

テント道具背負って、滝を登り、沢を泳ぎ、テンカラで源流イワナを釣るわけです。
究極のストイックフィッシングです。


しかし、よ〜く考えてみると、今回の我々の装備はウェーダーのみ。同じスタート地点に立っていていいのだろうか。
しかも聞くと新聞記事の場所までは2時間程歩くとのこと。


そうこうしているうちに源流師は支度を終え、「お先に〜。」と林道を登っていきました。


我々も得意の“まぁなんとかなるだろう。”とお決まりのテキトー戦略で、“2時間歩いて、2時間釣りして、2時間歩いて帰ってこよう。”などとテキトーを越えた、無謀な作戦を立てて出発することに。


気合い十分というより、腹を括ったって感じです。


はてさて...!?









'07夏 奥只見釣行 2

August 07 [Tue], 2007, 17:40

車は順調に関越道を走り抜け小出へ。

時刻は日付も変わって午前2時、朝食調達のコンビニでポツリ、ポツリ...雨です。
そして、瞬く間に本降りに。

週のあたまに現れた台風5号は最強雨男シュウシュウの不参加表明とともに反れていき日本海へ抜けましたが、ここにきてUターン、東北直撃はまさにシュウシュウの執念でしょうか!?


奥只見は新潟県(旧湯之谷村)と福島県(檜枝岐村)の県境に位置しています。
ピンポイントで天気予報をチェックすると新潟側は傘マーク、福島側は曇りの予報です。
標高が高いので山一つ越えるだけで天気が変わるのかもしれません。

我々は半ばあきらめながら奥只見経由でいつもの檜枝岐村を目指します。


あまり奇跡なんてものは期待してませんでしたが、奥只見ダムへ抜けるシルバーラインのトンネルを越えると、雨も小降りになってきました。

もしや...!?

そして午前4時前、奥只見湖畔の目指す川がある林道前に到着。


雨はあがりました。




'07夏 奥只見釣行 1

August 06 [Mon], 2007, 20:10

当初、先週末のキャンプテーマは“涼”と“癒し”で、温泉・ビール・スイカ・バーベキュー・花火といったベタベッターな夏キャンプが目的でした。


ところが、金曜の午後10時、横浜を出た私、エハマ副隊長、中村さんの3人を乗せた車は、なぜか“涼と癒しの檜枝岐”の東北道ではなく、“ハードな奥只見”の関越道へ。

予定は未定はいつもの規定路線ですが、エントリーが少なかった今回、逆に高まった機動力を生かそうと副隊長とコッソリ話し合った結果です。

思い起こせば、昨年9月もこの3人で奥只見にいきました(渋滞・迷子・通行止め等、右往左往のドタバタ劇でした。昨年の奥只見釣行)が今回は同じ奥只見でも沢を変えて、ズバリ新規開拓です。

しかも目指す場所の資料は数年前に頂いた新聞の切り抜き一枚だけ。

はたして...!?

P R
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