厳戒「神戸ビーフ」守れ 但馬牛の種牛を分散移動(産経新聞)

June 01 [Tue], 2010, 17:00
 宮崎県で発生している口蹄(こうてい)疫の感染が収まらないことを受け、「神戸ビーフ」の産地、兵庫県では厳戒態勢が続いている。素牛ともなる「但馬(たじま)牛」を感染から守るため、県は26日午後から種牛を、県立農林水産技術センターの畜産センター(加西市)と北部技術センター(朝来市)間で相互移動する作業を始めた。兵庫ではこれまでに感染は確認されていないが、「県内への感染は、そのままブランドの消滅の危機になる」と畜産関係者は神経をとがらせている。

 ■秀吉の時代から続く伝統牛…九州から「買いたい」相次ぐ

 畜産センターで管理している種牛の中でも基幹の雄種牛全12頭のうち3頭を北部センターに移動。北部センターからは基幹牛に次ぐ待機牛3頭を畜産センターへそれぞれ相互移動させる。一方が感染しても、もう一方が生き残るよう、リスク分散する。

 畜産センターによると、県内で毎年生まれる雄牛約6千頭の中から16頭を選抜。この牛から凍結精子をつくり、雌牛との受精に使用する。種雄牛になる子牛は県内全体でも数十頭しかいない。

 種雄牛が上質な肉とおいしさを保証するが、万一、口蹄疫の感染が確認されれば、宮崎のように殺処分は、種雄牛や将来を担う待機牛にも及ぶ。畜産センター研究主幹、野田昌伸さん(54)は「種雄牛が絶えれば、ブランドを引き継ぐ牛がいなくなり、ブランドが消滅することになる」と話す。

 一方、産地の一つ、淡路島にある「淡路家畜市場」(淡路市)には、宮崎県と隣接している熊本県や鹿児島県の畜産業者から「牛を買いたい」との問い合わせが5件入ったが、市場関係者は「(九州から)業者が来ること自体、県内への感染拡大につながる恐れもあるので断った」と話す。

 同市場は問題が表面化した直後から、牛を運搬するトラックへの消毒作業を開始。淡路畜産農業協同組合連合会の山口誠治さん(52)は「政府の対応は遅すぎる。自分たちで、できる限りの対応をしなければ、とんでもないことになる」と心配する。

 畜産業者らも“自衛”に懸命だ。黒田庄和牛(西脇市)の生産農家でつくる「黒田庄和牛同志会」は、会員17戸全体で部外者の立ち入りを禁止し、徹底した消毒を続ける。山崎寿一会長(59)は「太閤秀吉の時代から続く歴史ある但馬牛。感染を絶対に阻止したい」という。

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