雨降りでした。
ザーザー降ったり、ちょっとおさまったり。
雨の中、豊田市美術館へと、『ヤノベケンジ - ウルトラ』展を観にいってまいりました。
ここ→
ヤノベケンジ−ウルトラ展 豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art)
稲荷は、こんな気持ちになったのは初めてかもしれません。
凄く、怖い思いをしました。
それも、表面的な、意識できるような怖さではなくって
もっと、深い感じ。なんというか、身体の奥から危険信号が出されているような。
そういう、怖さを体験しました。
なにかというと、ヤノベケンジの最新作、《ウルトラ―黒い太陽》を見て、感じたことなのですが。
その作品は、
ここに載っている、トゲトゲのイラストを立体化したものなのです。
作品には大きな丸い窓が数箇所開いていて、空洞になっている真ん中に
人の身長よりも大きく見える、そんなサイズのテスラコイルが立っています。
「ただ今より作品『ウルトラ 黒い太陽』を起動します。大容量の電力が必要なため展示室の照明を落とします。携帯電話やコンピュータなどをお持ちの場合は、強い電磁波による故障の可能性がありますので電源をお切りください。」
と、いうテープレコーダーで再生されるような、女性のナレーションが入ります。
そして、地鳴りのような、重低音のBGMと共に、照明が消されて。
モーターの回る音が響き始めて、テスラコイルは青白く発光し。
落雷を間近で受けたときのような凄まじい音と、走る電磁波、青紫の稲妻。
一度目の電磁波を見た瞬間に、後悔しました。
ものすごい恐怖と、絶望感と、それから不吉な感じを受けて、展示室から退出したくなりました。
踏み入れてはいけない領域とか、創り出してはいけない造形物とか。
そういうものが一気に襲い掛かってきたようなショックを受けました。
脆い人間なんて、簡単にバラバラにしてしまいそうな。
造られたは良いが、その後制御されずに全てを崩壊させそうな。
そういう恐怖です。終末的な。そういう。
そういえば。
帰宅してから、昼寝をしたのですが、悪夢に飛び起きました笑
真っ赤な夕焼けの寝室で、わたしは窓の外を眺めているのですが(いつもと変わらない風景です)
不意に、どこからか「かごめかごめ」を歌っている男の子の声が聞こえます。
それがたまらなく不安な気持ちにさせて、慌てて窓から離れます。
祖母が言います。
「いまどきあんな歌を歌ってる子が居るなんて、珍しいね。」と。
わたしは慌てて目を覚ましました。
どうしてだかわからないけれど、すごく嫌な感じを覚えたからです。
例えば間接的に生命に関わるような、そういう類の危険を感じて、急いで急いで起きました。
それは「ウルトラ 黒い太陽」を見て感じた、不吉な感じとそっくりでした。
…なんて書くと、わたしがいやな気持ちになっただけのような文章ですが!笑
この『ヤノベケンジ - ウルトラ』展は、とてもよかったです。
機会があれば、またヤノベケンジ作品を見たいなあと、そう思っています。
ただ、あまりに衝撃が強かったので、パニックになっているのかもしれません笑
稲荷の感じる「恐怖」のキーワードど真ん中の、何かに当たったのでしょうかね。
*稲荷に何か言ってやる*