shoes 

February 04 [Thu], 2010, 0:18
あぁ、この幸せは、
キュウクツな靴みたいなもんだ。

足を入れた瞬間は、
しっくりくるような、包まれるような。

でも、
本当は、ちょっとキツくて、
でも、
それを認めたくなくて、キレイなその靴に無理矢理足を入れる。

ほかに、サイズはないのかと聞くと、
それで最後です、と返事が来る。

これを、逃したら、もう、出会えないかもしれない。
ちょっとくらい難があっても、なれるだろう。
履いてるうちに大きくなるだろう。
だから、ここで、自分の物にしよう。

それから、気に入って履いて。
でも。
小さな靴は、小さいまま。
足の至る所を圧迫。
摩擦でこすれて、水がたまって。
赤くなって、こらえられずに、破裂。
それを何度も繰り返して、
足がぼろぼろになって、

あぁ、自分にはあわなかった

と、後悔する。
履いているときはあんなに幸せだったのに。
破裂した傷は、
のんびりなおっていくけど。
傷跡はずっとのこる。

いつか、
この幸せを、後悔する日が、くる。

eleutheria 

January 27 [Wed], 2010, 15:42
制限つきの自由だ。

矛盾してる。
でも、それが一番しっくりくる。

どこまでも自由に。
でも、不自由に。
君を振り回して、
君に振り回される。
本当に失いたくないものは、君じゃないって、
きちんと理解できてるから。

情はあるけど、恋はない。
恋はあるけど、情はない。

対極にあるから、こんなにも満たされる。

でも、幸せにはなれないね。
どちらとも。

でも、今、信じられないくらい幸せなんだよ。
だから、他はいらない。

私を求めて。もっと。深く。

eleutheria,eleutheria
赦せ。

10$ 

January 21 [Thu], 2010, 13:56
こんなにも激しく求められて、いやといえるはずがない。

細いからだ、抱きしめる腕は強い。
中に吐き出された欲望は、赤と強くまじった。

おぼれている。
夢中。
愛している。

どんな言葉も陳腐。
これだけ体が深くつながってしまったら。

欲望の代償に払うのは、なに。
お金。
軽くなった財布に、代わりに入ってきたのは、
罪だよ。きっと。

君が愛をささやく度に、
私の頭が疑心でうまっていく。

あと、いくら君に払えばいい。
どれほど払えば、君は私にうその幸せを与えてくれる?

頭が、おかしくなりそう。

ふりむくな 

December 20 [Sun], 2009, 23:26
裏切ったのは、私。
信じきれなかった。
未来を。

捨ててと手渡されたのは、モノじゃなくて思い出。
もう二度とあいたくない、と、
彼は、どんな人なの、と、
説いた君の顔は、今までのどれよりも大人っぽかった。

優しい人なら、いい。

だなんて、皮肉にも悲しみにもとれる笑顔を残して

おきざりにされた
とけいも
こうすいも
はぶらしも
したぎも

思い出も。

部屋の中にずっととどまって、私を責める
ほんとうに置き去りにされたのは、私

彼を、最初に捨てたのは私なのにね
どうしてこんなに涙が出るのか

私の体から、思い出がこぼれ落ちる

いつまでだってすきだから、
忘れられない
未練ばかりだ
今夜だけ一緒に居てもいい
同情はしないで

きっと、私が、手を伸ばしたら
君は、簡単に手をとるんだろう

でも、君を幸せにすることは、
私にはできない
私を幸せにすることは
君にはできない

さようならは、
いつだって言えない

また、会いたいな
ほんとに、すきだった

パズル 

August 10 [Mon], 2009, 1:08
おどろくほど、ちぐはぐ。
まるで、正反対のタイプ。

二つの異なるパズルのピース。
私の隙間を埋めるピース。

埋めていた、はずだった。

いつのまにか。

一つのピースはだんだんと大きくなっていって。
私の中の隙間のほとんどを、埋めてしまった。

押しやられたピースは
いびつに、ちいさく、ゆがんで
忘れられたように、隅に。

小さなピースは、本来、大きくなり得た。

変われなかったね。
ただ、その言葉だけだ。

ないもの 

May 08 [Fri], 2009, 3:54
どこが、気に入らないのだろう

高い身長
清潔な身なり
整った体型
大きな手
自立した精神
十分な稼ぎ
大人の優しさ

少しのはじらい。

きっと、この人は、
深い愛情で、私を包んでくれる。
不器用だけど、ちゃんとした家庭を、作ってくれる人。

一歩、踏み出したら、幸せが待っている。

でも、違う。

この人は、どんな食事にも、感動したりしない。
改札で、止められない。
会話が無いからと、拗ねたりしない。
すがるように、私を抱き締めたりしない。


誰と、比べているのか。

不安定な雲が、感情を、揺らしている。

枯渇 

March 27 [Fri], 2009, 0:03
どうして、乾かないのだろう。 もう、どこにも、私の中に水なんてないはずなのにね。 何度も、何度も、何度も、 繰り返して その度に、次は、って思った。 でも、もう次はないのかもしれないって、初めて思ってしまった。 二つの線は、どこ待っていっても交わることはなくて、近づいたと思った距離は、本当は離れていただけなのかもね。 お互いに、お互いの距離がわからなくて、交わろうとするほど、すれ違ってたんだ。 ”いつか”なんて、”いつか”は、きっと永遠にこないよ。

告白 

March 23 [Mon], 2009, 3:25

「もし
もっと稼げるようになったら、
そのときは」

小さく、息をついて。
部屋はいつになく静かで、声は眠たげで。
少しだけ、戸惑いがあった。

そして、のどまででかかった言葉を、飲み込んだ。

「思いっきりバカにしてやる。」

子供っぽくいった言葉に、どことなく苦々しさが残る。
精一杯の、背伸び。
その先の言葉は、まだ先に。

わたしを、じゆうに。

焦点 

January 13 [Tue], 2009, 1:33
ポケットに入れたその手を握ったら、
この人はどんな顔をするのだろう、と思った。

細く白く長い指を、絡めたら。
どんな顔で私を見るのだろう。

感情を表さないこの人の、戸惑う顔は、どんなものだろう。

そこまで考えて、

あぁ、たぶん、私は、このひとのことを好きなるのだろうな。

と、漠然と思った。

じっくりと、低い温度で、暖まる。
そんな、恋をするんだろうと。

冷たい風の吹く、寒い冬の日の思い出。

信心 

November 21 [Fri], 2008, 22:42
信じまい、と思った。
もう、誰も、信じまい、と。

私には、父も母も、もはや血のつながった兄ですら、居ないのだ。

突然のことに、怒ることも、悲しむことも、
できなかった。
ただ、あきれて、とにかくむなしくなった。
電話越しの感情的な声が、やけに私を冷静にする。

お前の理論はただしい。
でも、俺は納得がいかない。
絶対に。

携帯を握った指が、冷えてかじかんだ。
寒さだけのせいじゃない。
震えが、止まらない。

結局、私のことを思ってくれる人など、もう、身内には居ないんだ。
すべてが、利害関係。
父と母以外は、私に無償の愛をくれる人物は居ない。

思い出すのは、つらい記憶ばかり。

いつになったら、幸せになれるのなんて、
希望の言葉も、ただただ、むなしく。

今夜も、眠れずに、
脳が腐っていくような、そんな感覚に悩まされている。
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