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韓国の団体が「親北・反国家人物100人」発表、波紋広がる / 2010年03月13日(土)
 韓国の保守派団体「国家正常化推進委員会」が12日、記者会見を行い、「親北・反国家人名辞典」の第一巻に掲載する親北派人物100人を発表した。中には現職議員3人をはじめ、学界・宗教界・文化芸術・マスコミなど、各分野の著名人が多数含まれており、大きな波紋が予想される。

 2008年6月に結成された「国家正常化推進委員会」は、「過去の親日問題よりも現実の親北問題がもっと重大である」とし、「親北・反国家人名辞典」の制作を推進してきた。この人名辞典は、北朝鮮の主体思想などに同調し、韓国の国家アイデンティティーを揺るがすような活動をするいわゆる「親北派」を収録するもので、「北朝鮮当局やマルクスレーニン主義の路線を正当化し、これに基づいて憲法や国家法案法に違反する行為を扇動したり、行ったりする」ことなどを収録対象の基準にしている。

 この名簿に含まれた民主党の崔奎植(チェ・ギュシク)議員は、異議申し立ての必要性さえ感じられないほど呆れたものと述べ、「名簿のみなさんは、民主化と朝鮮半島の平和に努めてきた方々、私がその中に含まれたことを光栄に思う。李明博政権になって民主主義が後退していることが再度確認された」とコメント。ネット上でも、『親日人名辞典』の発刊当時と同様、賛否両論に分かれ、攻防が繰り広げられている。
  
 韓国では、日本植民地時代に日本に協力的だった、いわゆる親日派を収録した『親日人名辞典』が09年11月に公開されたばかり。「国家正常化推進委員会」の高永宙(コ・ヨンジュ)委員長は、盧武鉉前政権時に「親日反民族行為真相究明委員会」が設置されたときから構想していたもので、『親日人名辞典』への応戦ではないとしている。しかし、「親日反民族行為真相究明委員会」の姜萬吉(カン・マンギル)委員長や『親日人名辞典』を発行した民族問題研究所の任軒永(イム・ホンヨン)所長も含まれており、『親北人名辞典』はそれに対抗するものであるとの見方が強い。

 同委は今回の発表後、異議申し立てを受け再度検討を加え、8月15日をめどに第一巻を発刊するそうだ。『親日人名辞典』には故人が収録されているのに対し、『親北・反国家人名辞典』はあくまでも現在社会的に影響力のある人物を収録する。いずれにしても、韓国社会では依然として左派と右派の対立が目立っているようだ。(編集担当:金志秀)

【3月13日14時42分配信 サーチナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100313-00000008-scn-kr

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