軋兎 

2005年10月30日(日) 10時03分
ざあざあと、まるで刺すように降り注ぐ雨。
悲観的に捉えてしまうのはあの五月の日からだ、という思考をすぐに拭った。
ならこの雨が俺のしてきたことをすべて洗い流してくれると言うのだろうか。

「・・・・・下らねえよな」
濡れるのも厭わなかった。ばしゃばしゃと音を立てる地面が面白くなくて、駆け出すように脚を蹴った。


「・・・・・・・−−街、かい?」
飛んでいた意識をブンと引き戻すような声。
それが世界で一番嫌いな、あの男のものだと気付くのにそう時間はかからなかった。
「・・・んだよ。何でこんな処に居るんだ、お前が」
白。
あいつはいつも通りに高潔とも言える筈の白色を纏っているにもかかわらず、少しも奥底に潜む穢れを隠せていなかった
いや、かくすつもりも無いのだろう。
「別に。ただふらふらと歩いていたらこんな処まで来てしまっただけだよ。」
「・・・・・・濡れてんじゃないかよ」
「それは君も、だろう。」
「・・・・・家が近い。何の義理もねえが、そのまま死なれたらあいつに顔向けできねえからな。・・・上がってけよ」



「随分と優しくなったもんだね。それは彼を失ってからなのかな」
「うるせえよ」

「殺すから。殺すからだよ。そんな事をするから連れて行かれるんだ。双識くんだって、はは、馬鹿だなあ。そんなことしなければ死ぬことなんて無かったのになあ。全く、馬鹿だ」
やけに扇情的な目線に思えた。自分が馬鹿
「きみは、人を殺すんだろう」



街害というよりは軋兎スタンスかなあ。。。。ちょっと出かけるので後で

蓮 *蒼害 

2005年10月29日(土) 18時55分
そのものが生命を持ったかのように電気信号を送り続ける無数のコード
それらは彼女が飽くまで働き続け
・・・同時に、何秒何日何年と共にした時間すら忘れ去られて廃棄物となるんだろう
そう思うと自分と重なって見え酷く笑えた。代替であった自分がいっそ清々しかった
下らない考えをめぐらせその束を跨いで、数個のディスプレイが光るそこへと足を踏み入れた

「・・・・・・・・・・・・・死線」
俺の声に耳も寄越さず、一定のリズムで踊る指
まあ別に珍しくもなく気にするのも今更、程度の事なのでそのまま暫く待った
少し経って、あの美しい旋律を刻むキータッチの音が途絶えた

「害悪細菌」
「何でしょう?」

振り返った小さい幼い体が呼ぶ。あの高貴なる声が、どこの誰だかが勝手に俺に貼り付けたような名を、小さな唇を以って、刻んだ。それだけの事実がどうしようもなく身を震わせた。

「いーちゃんに何を言ったの?あの日おまえと話してから、少しばかり様子が可笑しいんだけど」


千日紅 *兎いー 

2005年10月29日(土) 16時58分
「生まれて生涯、全く歪まずに少しのひずみさえも受け入れずにただただそのカタチを保ったまま在り続けるような、そんなモノが、存在するとでも思っているのかい?」
「・・・・・・まさか。ぼくをそんな夢見がちな理想主義者と認識しているんですか?それこそ戯言も甚だしい、」
「なら君が玖渚友に抱いてる感情それは一体何だと言う?彼女に微細な変化が有った位で子供のように慌てふためいて、どういう視線で見たって君は彼女の成長を、進歩を、望んでいるようには見えないな、許容すら、出来ていないだろう」
ぱりんと何かが音を立てた。
そんなことは、ない 


「悪循環だな、どうも。表面上の、カタチだけは綺麗に小さくまとまったそんなモノばかり追っていて、一体何を得られると言う?なんの価値もない、俺をしたって壊す価値もないようなガラクタ同然の塵だねそんなもの」
「何度言えば判るんですか?は、ぼくだってそんなものを見れば下らないとそう思いますよ。その視点は何もあなただけのものじゃない、」

刻一刻。着々と蝕まれている日々が、その代償を以ってして過ぎ去る過去を輝かせているとしても。



「・・・・・・・・・・・・・ぼくは傍で何かが壊れるのを見るのが怖い」


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兎吊木垓輔―戯言遣い
(一点の曇りも無いだろう)




(だいぶ不完全燃焼な感じが否めない 随時追筆

苔の生やしたこんな代は *兎吊木夢? 

2005年10月24日(月) 19時28分
「死んじゃえばいいのに」

例えば人の願う全てを請負うことを生業としている人間がいるとしてそれを介した上で本当に死は叶うの?求めるものが完全なる虚無だとしたら、そこに人を媒介した時点でもうそれは絶対なる零度を喪っていくらかの、下らない温度を得てしまう

「沈んじゃうよ。ソレは重くて、何より精神を縛り付ける」
例えば負の温度を忘れた青色がいたとして、彼女に出来ない事はなんなの?

「簡単。忘れる事でしょう。何もかもを記憶して記録して、書き換えることさえ叶わずに全てが覆い重なって、溺れてしまうのに」
例えば感情も表情をも欠落した透明が在って、それは他人に何かを宿す?何かに、及ぼされる?


「嫌だ」
何もかもを壊してそれを畳んでさらに壊して、こなごなになって歩けなくなってそれでもあたしを縛って止まないような、どうしようもなくあたしの中の大きな位置を占める、そんな破壊屋にも





わたしは、なにも、



「可哀想に。兎のあざを宿す俺にしてみればそういうのは俺が負うべきモノなんだろうけどね。君は1人で生かされて、全てを与えられて・・・おっと失礼。きみは、きみたちは、愛情だかなんたらとかそういったものまでを生きる糧に数えるんだったっけね?絶対なる安定?ハッ、そんな下らない。取るに足らない些細じゃないか、そんなモノ。君はそんなモノから日々痛みを受けているのかい。全く下らない。いいかい、君は最早俺の支配下だ。1人泣く事も傷つく事も俺なしでは叶わないんだ。日々じっくりと、揺さぶって、蝕むように、壊してあげるよ。」



(あたしから奪って要らない感情を)
「何が怖いんだい?」

12:ひこうきぐも(舞双 

2005年09月18日(日) 20時57分
12:ひこうきぐも

どうしようもなくひとりで。例えば毎晩眠る時に夜空に言えたおやすみなさいも、結局は生きる事を客観視していることの表れで。あの日から自分を真ん前に捕らえて生きるようになったわたしにはもう言えないことば。

あの日。双識さんに出会った日。そしてお兄ちゃんが死んだ日
あの日からわたしはどこか精彩を欠くぼんやりとした過去と一転して突き進むように掻き分けるように生きた
逃げる日々を棄て求める毎日を得た
今まで十七年間という年月をふらふらと過ごした、あのにぶいそらに一筋の標が走ったから

それは流れた血でどこまでも繋がるわたしを導くようで。

**
だってひこうきぐも難しい(言い訳祭り
単語として捕らえるのではなくて歌詞のほうで考えてます。
みじかいな!!

こっこ 

2005年09月18日(日) 20時36分
 1:星に願いを

 2:わがままな手

 3:愛の歌

 4:カウントダウン

 5:眠れる森の王子様 〜春・夏・秋・冬〜

 6:羽根

 7:強く儚い者たち

 8:遺書。

 9:白い狂気

10:しなやかな腕の祈り

11:Heaven's hell

12:ひこうきぐも

13:裸体

14:SING A SONG 〜NO MUSIC,NO LIFE〜

15:風化風葬

16:走る体

17:Raining

18:ウナイ

19:焼け野が原

20:うたかた。

21:つめたい手

22:歌姫

23:首。

24:やわらかな傷跡

25:星の生まれる日。

番外:ポロメリア



お題をしんこうしようとおもいます。
P R
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