bright 第3曲目 その2人 

April 23 [Sun], 2006, 17:02
「えー?誰それ。俺知らないよ?」
「私だって知らないよー…」
「仕方ないなぁ……」

そう言って、
お兄ちゃんは厨房から出て行った。
私もお兄ちゃんの後に続く。

「司ー誰?」
「この人達です」

お兄ちゃんは不審そうな目で2人を見た。

「初めまして。音野葉 真さんですか?」
「えぇそうですけど…」
「俺達、真さんの後輩の宮前 紀です」
「村田 渚です!!初めまして!!!」

村田 渚と名乗ったその人は、
明らかにさっきと態度が変わっていた。

「後輩?何しに来たの?俺に用?」
「俺等バンドやってて!!先生が会ってみろって言ったんです!!!」
「落ち着け渚…詳しく話しますと……」

この人達は、
テレビとかにも良く出てる『bright』と言うバンドをやっている人。
私も名前なら聞いた事あるなぁーって感じ。
それで、
つい最近ボーカルとドラムが辞めちゃって、
村田さんが学校の音楽の先生に相談したら、
「音野葉 真に聞いてみろ」って言われて此処に来たらしい。

「あー…喜田下先生?」
「そうっす!!覚えてるんすか?」
「まぁ、あの人が俺の人生変えた人だからねぇ…」

全く話しが掴めない私と司くんは、
勝手に盛り上がっている3人をただただ見ていた。

暫くして司くんが口を開いた。

「あっあのー…」
「何?司」
「話しが全く掴めないんですけど…」

お兄ちゃんはえ?っとした表情をして、
そっかぁーと言って笑顔になった。

「2人には話してなかったねー」
『……?』
「俺実はギタリストなんだよ?」
「えーっっ!?聞いてないよお兄ちゃん!!!」
「悪い悪い」
「結構有名だったんだよ?」
「知らないです…」
「はぁ!?有り得ねぇだろ!!おめぇら「コトカナ」ってバンド知らねぇのかよ!!」
『コトカナ??』
「うわぁー…」

つまり…
そのコトカナって言うバンドのギターをやってたの?
お兄ちゃんがぁ!?

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bright 第2曲目 出会いは突然に… 

April 21 [Fri], 2006, 18:50
「2人共お疲れー水持って来たぞー」
「わぁーありがとうお兄ちゃん」
「ありがとうございます」

1番混む時間帯のお昼時を過ぎて一段落。
やっと自分達のお昼が食べれる時間になりました。

「さー子供達よ!!今日のお昼は何が良いー」
「私オムライスー♪」
「じゃぁ俺はたらこスパゲッティーで」
「よっしゃ任しとけーぃ☆」

そう言って、お兄ちゃんは厨房に消えて行った。

「今日も疲れたねー」
「そうだなぁ…日曜は何時もより沢山くるしな」
「平日のお昼はどの位来るんだろうねー」
「俺ら学校だから分かんねぇもんな」

(って言うか…平日ってお兄ちゃん1人でやって行けてるのかな?)
(此処って結構人気店だもんな…大丈夫なのか?マスター…)

私たちがそんな疑問にかられて居た時。

「カランカラーン」

入り口の鈴が鳴った。

お昼過ぎは、
自分達のお昼を食べる時間を作るために、
1時間だけ営業中止にしています。
この辺に住んでる人は知ってるはずなんだけど…

「悪いんですけど、今休業中です」

司くんが少し大きな声で言うと、
ドアの向こうから男の人の声が聞こえた。

私達は目配せをして首を傾げた。

「あっ…あのー…」

私は恐る恐る近付くと、
背の高い男の人が2人立っていた。

「休業中なんですかー?」

にこっと笑いながら言ってきたその人は、
もう1人の人より背が高くかっこいい人だった。

「俺ら別に食いに来たんじゃねぇんだけど」

店の中をきょろきょろと見回しながら、背の低い方の男の人が言った。

「何か用っすか」

何時の間にか私の後ろに立っていた司くんが、
ツンケンしながら言った。

「俺達此処に居るって聞いた音野葉 真さんに会いに来たんだけど…」
「お兄ちゃん?」「司さん?」
「妹さんですか?」
「いえっ!私のおじです」
「そっか。それで…真さんは居ますか?」
「はいっ!ちょっと待ってて下さい!!」
「はーい♪」

私は、
厨房にお兄ちゃんを呼びに行った。

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bright 第1曲目 忙しい毎日 

April 21 [Fri], 2006, 18:06
何時もの様にお店の前に「OPEN」の看板を立てる。
外は、昨日の雨が嘘みたいに快晴だった。


「おはよう壮」
「おはようお兄ちゃん」
「今日は日曜だから沢山客来るぞー!!」
「頑張ろーねー☆」

私、
言奏 壮は、小さい頃にお父さんとお母さんを亡くして、
お母さんの弟の音野葉 真に引き取ってもらって現在。
お兄ちゃんの営業しているレストラン『コトカナ』で、
バイトとして手伝いながら学校に通っています。

「カランカラーン」

「おはようございまーす」
「おはよう司」
「おはよー☆」
「……朝から元気っすね2人共…」

今は、最近雇ったアルバイトの神上 司くんと3人で営業中。

事件は
そんなある日。
突然起こったのです。

キャラ紹介 

April 21 [Fri], 2006, 17:42
bright
主人公→言奏 壮(ことかな そう)15歳 ♀
店の主人→音野葉 真(おとのは まこと)27歳 ♂
バイト→神上 司(かみうえ つかさ)17歳 ♂
バンドっ子→村田 渚(むらた なぎさ)17歳 ♂
        宮前 紀(みやさき とし)19歳 ♂

壮→バイト・歌上手い
真→通称マスター・実は天才ギタリスト
司→働きながら学校に行く人・ドラムができる
渚→普通の高校2年生・ギター担当
紀→大学1年生・ベース担当

☆ストーリー☆
小さい時に、お父さんもお母さんも亡くした壮は、
お母さんの弟に引き取られ、真が営むレストラン
コトカナ
を手伝いながら中学校生活を送っていた。
最近では、アルバイトで入って来た司と3人で営業中。

そんなある日、真に会いに渚と紀が店にやって来た。
実は真は、かなり有名なギタリストだったのだ!!!!
そんな真に、「良いボーカルとドラム知らないか?」
と聞きに来た2人に、
「壮と司が良い」と薦めた真。
早速2人の実力を見せてもらい、
「俺たちのバンドに入ってくれ!!」と誘って来た。
しつこく誘ってくる2人に負けて、
渋々渚と紀のバンドに入る事に………
名前→山南るい 誕生→19・・年 9月13日 性格→ヲタクだけど、綺麗なもの大好き☆ 人間・動物問わず、自分よりちっこいもの大好きです。 ☆ブログの説明☆  オリジナル小説を書いていくブログです。  最新のものが上に置いてありますので、  初めて来た方は1番古い記事に戻って読んで下さい。
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