あなただけの世界 

September 19 [Mon], 2005, 18:09
あまりにもあなただけを見ることが辛くなってしまった。
だから、あたしはもう少しずるくなる。

ねえ、一千万であたしに好きと言って。

あなたではない男に放たれたセリフ。
あたしはこの先その不確かな約束を確かな目標にして進むだけ。

いつかあなたをちゃんと忘れてしまおう。

札束とあなた 

September 09 [Fri], 2005, 5:34
ねえ、この世に確かなものなんてあるの?
どんなにあなたとの時間や関係を重ねても、確かなものがみつからない。
いつだって怖いの。
だってあなたの気持ちなんてわかるわけないから。

でも、いいの。
私は、いいの。
だって決めたんだもの。
私なんてどうにでもなればいい。

あなたがいない夜、私は夢をみたわ。
お金なんて全部あげる。
別にそんなもの全然惜しくない。

金だけがすべて。

あなたはそう、言い放ったよね。
じゃあ、私があげる。
たくさん稼いであなたに全部あげる。
札束をあなたの前において、私、笑ってるわ。
もし、わがままを一つ言うなら、そのお金で南の島にでもあなたと行きたいけれど。
それが私のささやかな夢よ。

でもね、私知ってるのよ。
ほんとは愛が欲しいんでしょう?
捨てられるのが怖いんでしょう?
だから私が立証してあげる。
いつだって、私はあなたのそばにいるわ。
愛する人はあなただけ。
この世に確かなものは無いかもしれないげれど、私が稼ぐのはあなたのためよ。
それだけは確か。
あなたさえいればいい。
そんな思いを札束で表現できるなんて思っちゃいないけど、何もしないよりはましだわ。

目に見えるものに満たされたら、目に見えないものが欲しくなる。
札束にあふれかえったら、あなたは絶対愛が欲しくなる。

その時は、私をそばに置いていて。
一瞬でもいい、私をそばに置いていて。

札束分のかりそめの愛でも、私は目をつぶって信じているわ。

呼吸 

September 04 [Sun], 2005, 1:22
今日と明日。
絶対にあなたが家に来ないとわかったとき、なんだか急に怖くなった。
あなたがこのままあたしの前からいなくなっちゃいそうで。
あなたに抱かれて眠る夜ほどあたしが安らげる時はない。
どんどんあなたさえいればいいと思うようになる。

テキーラと大音量の音楽

あなたを忘れるためにそれに溺れる。
何もしていないと電話をかけてしまいそう。
何回もメールの問い合わせをして、電話帳をスクロールする。
でも絶対にあたしは、発信ボタンを押しちゃいけない。
どんなにあなたと繋がりたくても、あたしは平気なふりをしなくちゃいけない。
重たくならないように、あなたの負担にならないように。
うざい女になった時、あなたとの関係は終わってしまう。

何度も何度も切なさと虚しさを胃に流し込む。
何度も何度も無理と我慢を便器に吐き出す。
あたしなんかどうにでもなっちゃえばいい。

ぐらぐらの自分のままタクシーに乗る。
化粧も落とさないままベッドに倒れこむ。
そしてあなたの名前をつぶやく。
一体あたしはどうしたらいいの?
あなた以外にいあたしを動かすものがみつからない。
この世の中のすべての前向きな言葉に反論したくなる。

ただあなたの何気ない言葉だけが、あたしの呼吸を楽にしてくれるの。

おかえり 

August 28 [Sun], 2005, 22:48
「俺の彼女になればいいじゃん。」

あなたは、あたしを抱きしめながらそうつぶやいた。
だんだんあたしの家に来る回数が増えて、
だんだんあなたの生活がわかってきて、
そしてだんだんあなたは優しくなった。
でも、まだあたしは怖い。

「本当にそう思ってるの?
しかも、付き合ったところで何が変わるというの?」

今のあたしは、本心とは逆の言葉しか言えない。
あたしがあなたに本心を告げたら、あなたがどこかにいっちゃいそうで怖いの。

「重たい。」

いつかあなたがあたしに言った言葉が頭をよぎる。
欲張っちゃいけない。
心に歯止めをかけないと、あたしはどこまでもあなたを求めてしまう。

本当は、毎日何回でもメールをしたくて、
今日だってあなたに会いたい。
でも、怖いから何も言わない。
ただ、あなたの気分があたしに向いた時に、
あたしはあなたを受け入れるだけ。

急に聞こえる鍵を開ける音に反応して、「おかえり」って言うだけよ。

一人ぼっち 

August 23 [Tue], 2005, 22:41
誰かに寄りかかりたかった。
寂しさを誰かの胸で紛らわせたかった。
誰かを心の底から信じたかった。
思い切り泣ける場所が欲しかった。
あたししかいないって言って欲しかった。

でも、それは無理だった。

私が求める相手はいつも私とは違う方向を見ていたから。
所詮人は一人よ・・・
なんて強がりを言って、お酒をあおった夜。
涙がとめどなく溢れていた。

寂しくっても一人で泣いた。
幾夜も一人で気のすむまで泣いた。
そうしたら、少しだけ強くなった。

強がりも、続けていたら強さになる。
思い切り泣いたらあとは笑うだけだから。

自分の弱さを見て見ぬふりするために会うだけの男なんていらない。
心から自分が愛しいと思える男しかいらない。

諦めではない一人ぼっちを受容したとき、人は何倍も強くなれる。
そして、誰かを強く愛することができる。

砂漠 

July 25 [Mon], 2005, 2:12
「お前は何も求めてこないね。」

あなたの帰りを待つのはあなたが私に電話をしたときだけ、
私からあなたに会いたいと言ったことはない
デートの約束も、先のことも何も話さない
あなたが食べたいものはちゃんと作って待って、
あなたがして欲しいことは全部やる
でも、あたしはあなたには何も頼んだりしない

「お前は何も求めてこないね。」

その言葉にあたしは何も言わず静かに笑うだけ

あたしが何かを求めても、
あなたはいつものように家に来るかしら?
あなたのプライベートを詮索しても、
あなたはいつものように家に来るかしら?

わがままを考えればたくさん出てくる
でも、それをこらえているからあなたはあたしに会いに来る
そう思うからあたしは何も求めたりしない
今、あなたの温もりを失ったら、
あたしはどうしていいかわからなくなるから

期待しなければ、泣かなくてすむ
求めなければ、とりあえずの慰めがある
心を砂漠にしていれば、楽
なんて思うけど、
一人になると涙が出てくるのはなぜだろう
どんなに頑張っても、心はどしゃぶりで、砂漠にはなってくれない

あなたが隣りにいる夜は、あなたの腕に抱かれて眠る
強く抱きしめたら、強く抱き返してくれるあなた
彼氏という肩書きも、誕生日のプレゼントも、
お昼間のデートも、甘い言葉も何もいらない

だから気が向いたら、あたしをぎゅっと抱きしめていて

変わらないもの 

July 25 [Mon], 2005, 1:55
「どうしたの?また一人?」

真夜中のコールバック
重たいことが嫌いなあなたが電話をくれた

「もう少し早く電話くれたら行けたけど、もう家だよ。
今度は、夕方くらいに今日は一人になりそうってメールしな。
そしたら行くからさ。」

あなたの前では、泣いたらだめだと思ってた
寂しいから一人にしないでって言ったら、
めんどくせえってあたしの前からいなくなりそうな気がしたから
なのに今日は、受話器ごしに涙ぐむ私にあなたは優しかった

変わらないものが欲しい
あたしがどんなあたしでも変わらないでいてくれる人が欲しい
あたしのわがままも、めんどくささもすべて包んで、
あたしはいい子だよって言って抱きしめて
あたしが寂しくて仕方がない夜は、ずっとあたしのそばにいて
でも、そんなことはやっぱりあなたには言えない

「近々行くよ。」

そんなあなたの優しさがすごく嬉しかった夜
今日は一人で頑張ってみるよ

あたしの猫 

July 17 [Sun], 2005, 23:13
あたしの猫知らない?
目とシッポが七色に光る黒い猫
ヒロがお誕生日にあたしにくれたの

一週間前、それはヒロの口元で光っていて、
なにそれ?って聞いたら貸してくれた

あたしの手のひらにのせられたそれは、
よく見たら猫の形をしているバッヂだった
とてもかわいくて、あたしはそれをくわえて朝まで踊った

来週、誕生日だからちょうだい
そういうと、ヒロはじゃあ来週ねって笑って言った

来週はあっという間に来て、
ヒロはあたしにおめでとうって言って猫をくれた

すごく嬉しかったの
なのに、いなくなっちゃった
少しだけ、テーブルに置いていただけなのに、気づいたらいなくなってた
何回探してもなくて、あたしは泣いた

テキーラがますます私を侵食してゆく

あたしは何に泣いているんだろう?
ヒロのことが好きだから?
違う
猫をなくしたから?
違う
あたしはVIPルームのイスに身を任せ、朦朧とした意識の中でその答えを探す

「ねえ、今日、メール返信してくれなかったでしょ。」
「ケータイ今日持ってないんだよ。」
「そうなんだ。」

いつか交わしたヒロとの会話
でも、ヒロは、その後すぐにケータイを取り出して誰かにメールを打っていた

「うそつき、ケータイ持ってるじゃん。」
「別に、お前にホントのこと言う関係じゃねーじゃん。」

真夜中の六本木
テキーラ
トランス
タバコ
見知らぬたくさんの人
そしてヒロ

どうしてあたしはそんなところに私の居場所を欲しがったんだろう?
どうしてあたしはヒロにとっての特別になろうとしたんだろう?

ヒロからお酒をもらう女とあたしの間に何の差があって?
何もない
だから、猫がすごく嬉しかったんだ
だって猫は一匹しかいなかったから

寂しかったんだ
あたしがいてもいなくても、
きっとこの世界は流れていく
愛とかそういうことではなくて、ただ欲しかったんだ
あたしがそこにいたという証拠と、誰かの中の一点にあたしがあったという証拠を

忘れてしまえ
自分の誕生日も
ヒロのことも
そして猫も

テキーラをもらって一気に飲み干す
そしていつものようにトイレに駆け込む

一番目
寂しさを吐き出す
二番目
虚しさを吐き出す
そして何も吐き出すものがなくなてしまったその瞬間だけが
あたしのパラダイスになる

あなたの好み 

July 09 [Sat], 2005, 16:57
どうしてあなたの選ぶものは、私の心を揺さぶるのだろう?

「俺、人生で一番好きな本があるんだ。何回も読み返したよ。」

本なんて読まないと思っていたあなたがつぶやいた。
私は興味本位でその本を買って読んだ。

あなたのことをバカだと思いたかった。
あなたには血も涙もないと思いたかった。
でも、私は、あなたの大好きな本を読んでそうは思えなかった。

カラオケでもそう。
あなたはいつもしっとりした曲を歌う。
そしてドリカムの未来予想図Uが一番好きだという。

ねえ、どうしてそんなものを選ぶの?
愛なんて信じないんじゃないの?
重たいことなんて嫌いなんでしょう?

あなたが選ぶものすべてに、私は揺さぶられてしまう。
あなたの心の奥底には、
今まで会ってきたどんな男よりも、
優しくて温かいものが私には流れているようにしか思えない。

嫌いになれないじゃんかよ。
あなたを知れば知るほど、
嫌いになりたいのに嫌いになれない。
いつの日か、私とずっと一緒にいてくれることを夢見てしまう。
どこかで表に出さなくなってしまったものが、
いつか私の前では溢れるんじゃないかって期待してしまう。

うんざりだけど、愛してる。
とりあえず、あたしはあなたからの一方的な連絡を待つだけ。
気まぐれで、自分勝手で、もううんざりなのに、
あなたはあたしの口からサヨナラを言わせたりはしないの。

忘却 

June 25 [Sat], 2005, 12:21
体はぼろぼろのはずなのに、たまらなく飲みたくなるときがある。
記憶は全部ある。
飲んでいるときもきちんとある。
でも、テキーラを飲み続けていると何かが変わる。

ふらふらな自分をしゃんとさせて、
カウンターで踊る。
手すりが私の命綱。
離したら一瞬でおしまい。

10センチ以上のヒールを履いて、5時間は踊る。
駅まで歩くのがだるいとタクシーを使うくせに、
そんな時は足の痛みも、だるさも何も感じない。

刹那な光と、体中に響く重低音に身を任せる。

好きだと言うくせに、全然私に会おうとしないあの人にバイバイ

自分が暇な時だけ連絡してくるあいつにバイバイ

風邪で寝込んでたはずなのに、日焼けしているあんたにバイバイ

4年間付き合っていた彼女とのことを、初デートで話すお前にバイバイ


人間が、忘却という特技を持つ生き物でよかった。
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