看護学校がない! その2

October 10 [Sun], 2010, 19:06
 私はお寺で教えてもらった不動産を頼りに学校を探し始めた。H不動産はすぐに見つかったが学校の跡地は見つからない。どこが入り口だったかなあ??
 学校の周りの記憶が全くなく不思議な気持ちになった。見覚えのある細い道を歩いてみると角に犬を連れたおじいさんがいた。おじいさんに聞いてみると「ああ、看護学校、今はないけどね、あの辺りだったよ。」と指を刺した。
 そこは分譲住宅地になっていた。建売の途中らしく空き地もあった。学校の面影は全くなかった。奥の竹林は校舎の裏に竹林があったから同じ竹かな?と思うくらいだった。
 おじいさんは「あの学校は元々借りた建物だったからね、廃校になったら不要になったからすぐ取り壊されたよ。H不動産が買い取って宅地で売り出したんだ。このぶんじゃもうすぐ埋まるね。」 とおしえてくれた。
 頑張って受験して通った学校がなくなり、大切なものを奪われた思いだった。忘れていることも多くて自分の記憶からも薄れ行く最近だが、こうしてあったものがなくなると残念でならない。
 人生の途中で、ふと帰りたくなる時代、確かめたくなる瞬間が誰にでもあると思う。それを失うことはこんなにもつらいことなのだと思い知らされた。
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