吉崎の難波

April 18 [Mon], 2016, 9:12
技術の低い歯科医に当たってしまうと、せっかく手術したインプラントがグラついたり外れたりするケースもあります。もちろんベテラン歯科医がオペしてもそういったことは起こりえますが、その確率の差は言うまでもありません。万一に備えて保証の有無やその内容は手術に入る前にしっかりとチェックしておいた方がいいでしょう。
インプラント治療のメリットはデメリットを凌駕します。自由診療のために費用がかさんでも、治療期間がとんでもなく長くなっても、外科手術が必須であっても、それ以上に大きなメリットを享受できます。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは歯の機能自体を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事が味わえます。味は言うまでもなく、歯ごたえの違いや料理の温度まで再び感じられるようになります。固くても平気で噛めますので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は自分の歯の80%まで回復します。
インプラントは自由診療なので、高額な治療費が必要です。でもだからといって、値段を最優先させてインプラントを選んでしまうときっと後悔します。実際の請求額と表示金額に違いがあったり、品質に大きな問題がある場合もあります。インプラントを選ぶときに優先させるべきものは、第一に信頼できる歯科医かどうかをチェックすることです。
インプラント手術は1本からでもできますが、実際は数本の手術となるケースが多いです。高齢の方がインプラントを希望する場合が多く、埋入する必要があるインプラントが1本ではない方の方が圧倒的に多いからです。また、多くの歯が抜けている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではall-on-4といった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、歯がほとんどない方に行われるインプラント手術の最新技術です。これまでの方法ではインプラントと歯の割合は1:1でしたが、all-on-4では4:16となります。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントの埋入本数によって、all-on-8などと呼ばれることもあります。
近年では歯医者さんでもインフォームドコンセントを意識しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、長期にわたる治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当たり前のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が長引く理由としては、顎の骨に埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。GBRなどの骨造成を行う場合には更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、完了後には生活の質が一変します。
インプラントはなくした歯を取り戻すための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、一見しただけでは歯が揃っているようには見えます。ですがそれはあくまでも体裁を整えただけで、噛むという歯の本来の機能があるかと言えば、そんなことはまったくありません。見た目だけを気にするのか、それともしっかり噛めるかどうかを気にするのかは希望だけでは判断できないかもしれません。
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