キャリア女性 

February 09 [Sat], 2013, 0:00
女性が生涯にわたって働くことが当たり前になってずいぶん経ちました。

長引く経済の不調から、就労者の給与は頭打ちです。結婚した女性は寿退社するものという幸せな時代もあったと思いますが、これはいわゆる人口増生産増の順回転が生み出した高度経済成長という突飛な時代の徒花だということで、日本の有史以来、女性の地位は意外に高かったということが言えます。つまり、男だろうが女だろうが、食わなければ生きていけず、食うためには稼がないといけなかったのは昔も(高度成長期を除く)今も同じということなのです。

さて、わが国では女性の管理職や経営者はまだまだ少ないです。そしてそれを示すように世界経済フォーラムがまとめた2012年の男女平等ランキングによれば、日本はなんと135国中101位という体たらくです。ほかの先進国に比べ、企業幹部に女性が少ないことが響いています。多様性が受容されている組織からはイノベーションが生まれやすいという観点から考えても、これは意識的に改善されていくべき課題だと思います。日本は民族的にも文化的にも多様性からは遠いので、勢いそうなってしまう点はあるのですが。

仕事において男も女もないですし、女性(男性)というのは、こうだというように、性別で決め付ける考え方は嫌いです。性別よりまず人間として、ビジネスへの「プロ意識」ということが求められていると考えます。

そして、ほとんどのビジネス女性のつまづきは、このプロ意識の意識付けだと思うのです。ビジネス社会の暗黙の掟を単に知らないというだけで、機会をつかみ損ねたり、つまずいたりしているケースがあまりにも多く残念です。

たとえば、感情が高ぶったときこそ低い声でゆっくり話すべき、とか、プレゼンのときはダークスーツを着るべきとか、そういう小さな暗黙の、ビジネス社会としての決まりごとを知らないだけで損をしている方が多いようです。そしてその知識の欠如が「ビジネス上の信頼」不足を招いているのです。

そうして、キャリアを「意識的に」構築することが必要です。終身雇用の時代は、極端にいえば、結果を出すのはローマのユリウス・カエサルの如く50代以降でも構いませんでした。カエサルは40代の元老院議員の時までは、単なるハゲの女たらし、という浮名でしか有名ではなかったのです。カエサルは時代が抜擢しました(そして暗殺されますが歴史には残りました)。しかし今の時代、抜擢される人になるには、人より早回しで成長する必要があります。なんせ世界人口が70億人の世の中です(そして今世紀中には世界人口が減り始めます)。20代がインプットの時代だとしたら、30代からはインプットと並行しながらそれを拡張していき、遅くとも40代からは結果を出すことが求めらるのです。自分の今の仕事が将来につながっているという意識をもって仕事に取り組めばきっと途は開けるでしょう。
P R
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