『永すぎた春』三島由紀夫 

2007年03月21日(水) 13時44分
在学中に付き合いだし、卒業後に結婚の約束をした結婚前のカップルのすったもんだの物語です。それにしても三島の物語の主人公は東大生ばっかだなぁ、と思います。
実はこの感想を書く前に『仮面の告白』を読んじゃったのですが、三島の本の中では告白的な文章よりは物語的な文章の方が好きな気がします。

『ブランコのむこうで』星新一 

2006年07月20日(木) 21時51分
もらいものの本でした。読み終わったって言ってくれてんけどね。
最初はファンタジーだな〜と思って読んでいたんやけど、途中から実は奥がかなり深いんじゃないかと思い始めて一気に読みました。
「僕」が自分にそっくりな人間を追い掛けているうちに、(寝てる間に見る)夢の世界に迷いこんじゃうって話。
いろんな人の夢に入って行って、その人の現実と夢の両方の描写があるのが面白かったんだけど、一番印象に残ったのは現実では寝たきりの男の子が夢の中では王様になってる場面。夢の世界は狭くて無限ループになっているところも、人間の心を写し出していて面白いと思いました。
だって人間の心も右端にいると思ってたら、いつのまにか左端にいたりして…。

『潮騒』三島由紀夫 

2006年07月08日(土) 12時38分
これを買ったのは大学の吉田ショップ。三島を読破したいと思って新潮文庫の文豪ナビというやつをみたところ、「オススメ三島ライン」で最初が『潮騒』ってなってたんでそっから読み始めました。
時系列的にはそれが古いわけじゃないということに後々気付いて少し後悔したのですが、内容が明快でシンプルな恋愛物語ということで、三島初心者用にラインをくんでいてくれたのでしょう。

内容は、伊勢湾の小さな島で生まれ育った漁師の青年と、この島で生まれ本土で育ち、本土から戻ってきた娘の出会いから始まります。
三島は構成力がすごいという話を聞いていたのですが、その通りでテンポ感が非常に良かったです!しかも薄いのですぐ読めました。

『ガリウ゛ァー旅行記』スウィフ =?ISO-2022-JP?B?GyRCJUgbKEI =?= 

2006年07月08日(土) 9時38分
まずは購入場所。これは確か今出川通りの銀水の横のコミックショックで買いました。実験のバイトにちょうどいいなって思いまして。
ここ最近、ずっと石田衣良ばっかり読んでて、少し食傷気味になっていたんで外国文学でも読もうかと。
春から読み出して、読み終えたらもう六月になっていましたね。
内容はというとよく知られているように、船医だったガリウ゛ァーが乗っていた船が難破して、全てのサイズがミニチュアのリリパット国に漂着して…、という感じです。リリパット国とその隣国は卵を上から割るか、下から割るか、で戦争を始めるわけですがこれはスペイン継承戦争を暗示しているわけですね。
こんな風に、ガリウ゛ァーが様々な大陸に漂着して自分の国の説明し、現地の住民(巨人や馬や魔法使い)に戦争や政争の無意味さを指摘される形で社会批判を行っていたわけです。
スウィフトはアイルランド人聖職者だったんですが、飢饉の時には新聞に「飢饉なら赤ん坊の肉を食べればいいじゃないか」と投書していたそうです。すごい聖職者ですね。

『池袋ウエストゲートパーク』石田依良 

2005年12月23日(金) 11時33分
確か石田依良のデビュー作。ドラマにもなってみんなも知ってると思いますが、池袋を舞台にしてトラブルシューター・マコト、Gボーイズのタカシが駆け回るヤツ。ドラマと違ってマコトは何かを考えるときにそのトラブルにちなんだクラシックを聞くという設定。これをきっかけにオレもクラシックを聴き始めてみようかと。

『幸福な王子』ワイルド 

2005年12月23日(金) 11時30分
ワイルドって誰?という人は電子辞書の広辞苑でも使って調べて下さい。コミックショックでタイトルが気に入って買いました。本のタイトルにもなっている『幸福な王子』は有名かな。生きていた時には幸福しか目にしたことの無かった王子が死んで銅像になって世の中の不幸を初めて目にする。哀れに感じた王子は自分の目として使われているサファイアを雀に持っていかせるが…。って感じ。ラストに毎回一癖あって、ただの「めでたしめでたし」では終らせてくれないところが個人的にワイルドらしいと思ってます。

『スローグッバイ』石田依良 

2005年12月23日(金) 11時30分
石田依良でオレが読む初の恋愛短篇集。でも実を言うと読んだのがかなり前であまり感想が定かじゃない。良かったのはおばあさんと孫娘ぐらいの年の若者とのネットを通した恋物語。

『エンジェル』石田衣良 

2005年10月08日(土) 22時10分
この本はドコで買ったっけ?忘れたわ。読み終えたのも先月やしね。まぁまぁおもしろかった。今回もミステリーって言っちゃミステリーやねんけど、それよりも心の葛藤が主になっていた。
内容としては、犯罪に巻き込まれて殺された青年実業家が、幽霊となってこの世に戻ってきて自分が何故殺されたのかを調べるハナシ。でもこの幽霊、全然ネガティブなヤツでは無く毎晩映画館に入って映画を見たり、コンサートホールでオーケストラをピアノの上に座って聴いたり…。生きてたときより人生を楽しんでいて、何だか皮肉ですね。
ラストは最も悲しい結末になるんやけども、気になったのはかなり重要人物であるこの小説のヒロインの心情が全く主観的な立場からは描かれていないこと。凄く気になるけど、主人公から見たヒロインの姿ばかりでヒロイン視点はほぼ無かった。そのせいで、ヒロインを凄く嫌な女と考えることも出来るし、逆も考えられる。読後すぐは可哀想な女と捉えてたけど、しばらくして考え直してみると嫌な女であるかもとも思えてきた。でもやっぱ思い直した。主人公も同じように考えてたけど、それでも信じようと思ったんやな。と考えるようになったから。
奥が深い小説でしたね。

『うつくしい子ども』石田依良 

2005年09月04日(日) 8時10分
今回は新風館の雑貨屋でウロウロしてたら石田依良コーナーがあって、おもしろそうな本帯を選びました。いつも感想しか書いてないので、分かりやすいように今回から内容をもうちょっと多めに書こうと思います。
今回の本はあの『池袋ウエストゲートパーク』の原作者の小説ですが、物事を自分の中の尺度で感じ、理解し、行動しようとする主人公がサバサバしてて読んでてやっぱ気持が良かった。
内容としては、ある平和な新興住宅地(いわゆるニュータウンやね)で13歳の少女が殺される。その猟奇的殺人事件の犯人が、14歳の主人公の実の弟(13歳)。っていう話。物事の主題は、弟がなぜそんなことをやったのかの理由を兄が探して分かってやろうというところにある。 感想としては、「良い小説やな〜」って。そんな重いテーマやのにグロテスクばっかりじゃなく、軽いタッチで書いてて良かった。こういう類の小説では、「読まなかったら良かった」っていうのがあることがあるけど、この小説は読んで良かった。
何かこの小説を読み終えた後に感じた感覚が、友達の相談に乗った後に感じるような感覚に似てた。見えなかったものが見えたような感覚に。なんだか、何でもしてやりたいとは思うけど、結局何にも出来ないやりきれなさの感覚に。石田依良ファンになりそうです。
(本文より)
なぜ弟があんなことをやったのか理由を探そう。
追い込まれたにしろ、自分から突き進んだにしろ、
あの状況にカズシを向かわせるにはなにかがあったはずだ。
人を殺すことは感嘆には理解できないだろう。
でも理解しようという気持ちをなくしたらだめだと思った。
最低の人間だって、誰かがそばに寄り添ってあげてもいいはずだ。

JUMANJI 

2005年09月02日(金) 23時51分
たまに金曜ロードショウとかでやってるジュマンジです。
ジュマンジとはさいころを振って、出たマス目に書いてることがそのまま現実で起こるすごろくのことです。例えば、そのマス目に「ライオンが出る」と書いていれば、現実世界にライオンが
現れます。
そういう話。
塾でバイトしてた時に高1の生徒から教えてもらった映画やねんけど、ひたすらおもろかった。そんなんが起こるのか〜、っていうのがおもろかった。話がすごくシンプルで、分かりやすかった。