9月22日(土)
この日は楽しみにしていた「氷河特急」に乗る日です。
チューリッヒを経由してクールまで行き、クールからは氷河特急でチェルマットまで行く、約8時間の長い電車の旅になります。
チューリッヒからクールまでの特急電車では、運よく「ファミリーカー」に乗ることができました。
この車両は、中にすべり台などのたくさんの遊具があり、自由に遊ぶことができます。
あゆむお兄ちゃん、ことちゃん、たっくんの3人は乗り込んだ途端、すべり台に夢中になっていました。
クールに到着してもすべり台から離れない3人を引き連れて、氷河特急のホームに移動しました。
やがてパノラマ車両が到着すると、あゆむお兄ちゃんやことちゃんも「かっこいいでんしゃ!」と機嫌を取り戻しました。
天気もよく、ボートでの河下りを楽しむ人たちにも出会いました。
とても気持ちよくなってきたのですが、ここでハプニング発生!
お昼近くお腹も空いてきたため、レストランカーで昼食をとろうかということになり、まず、Sおねえさんとチチが様子を見に、最前部のレストランカーに向かいました。
満席だったため、ひとまずは席に戻ることに。
今度は、後ろのほうの車両にもレストラン車があるのかも、と後ろの車両に向かいました。
すると、途中から何となく車両の雰囲気も変わり、そのうちに各テーブルにおいしそうな料理が運ばれているのに気づきました。
「いいなー、こっちの車両は席でも食べれるんだー。」とか話しながらも、まだ先にレストラン車があるのでは、と懲りずに進むとやがて行き止まりに。
係員らしき人に「こちらにはレストランカーはないんですか?」と聞くと、「あなた達はこの電車の乗客か?どこから来たのか?」と逆に聞き返されました。
「前の車両の乗客ですが・・。」と答えると、「前と後ろは別の電車で、5分後に次の駅で切り離しになりますからすぐに戻って!」と言われて、あわてて自分達の席に戻ったのでした。
しかも、戻る途中で、チェルマットで会うことになっていたTさんCさんペアに声をかけられ、はじめてこの列車(食事つきの豪華車両の方)に2人が乗っていたのを知ったのでした。
それにしても、おいしそうな食事でした。
仕方ないので、自分達の席に戻ってもう一度最前部のレストランカーを見に行くと、何とこちらのレストランカーも次の駅で切り離されることが分かりました。
仕方ないので、サンドイッチと飲み物を買って席に戻り、みんなで少しさみしい食事をしたのでした。
でも、2000mのアルプス越えのすばらしい車窓を見ながらの食事も、いい思い出になることと思います。
あゆむお兄ちゃんは、日本のパパに電話して、うれしそうに様子を報告していました。
さすがに電車にも少し疲れた頃に、ようやくチェルマットに到着しました。
ホテルに入る前に、屋台でフランクフルトを買って、ホテルの部屋(ベランダ付!)でみんなで腹ごしらえしたのでした。
夕食は、TさんCさんに加え、Hさんも加わり、みんなで楽しく食事とお話を楽しむことができました。
最後に、レストランの外で3人を見送るときには、花火まで上がり、楽しい1日が終わりました。